カテゴリ: FIGHT SONG

今日もサウジアラビアを刺激する記事をアップした、デジタルメディアのファイター、ボクシングシーンから。

サウジを批判する記事はさておき「Naoya Inoue: The new 'face of boxing?」を簡単にご紹介。

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Want a bold takeaway from the three Cinco de Mayo fight cards?

シンコ・デ・マヨの3試合から思い切って超大胆な仮説を披露しましょうか?


井上尚弥が新しいボクシングの顔になる、そういうと誰もが驚くでしょう。

しかし、歴史的に少ない手数、つまらない勝利を手にしたカネロ・アルバレスと井上、どちらが優れているかはさておき、どちらのスタイルが好きですか?


▶︎まず、頭の中をPFP的概念で真っ白にしましょう。

つまり、そこには米国ボクシングで我が世の春を謳歌するメキシカン(メキシコ人なら誰でも良いわけではありません)と、日本がアジアのどこにあるのか、台湾と韓国、日本の区別もつかないボクシングファン(そういえばトランプもわかってませんでしたね…ボクシングファンは忘れません)。

「メキシカンと日本人」という差別をとっ払いましょう。

次に、日本人以上によく知らないジュニアフェザー級(このブログでも「なんでそんな古い呼称を使うのか?」という人も少なくなって残念です。Tモバのチケットが「めちゃめちゃ売れてる」と直前まで叫んでいる人もいましたが可哀想すぎます…)と、よほどの特殊事情がない限りライト級(英語では「軽量級」という意味です)以上がボクシングと考えている欧米のボクシングファンの「人気階級と不人気階級」という差別もとっ払いましょう。

頭の中は真っ白になったでしょうか?

「井上は不人気階級の日本人」「カネロは人気階級のメキシカン」ではなく、2人とも「プロボクサー」というだけ。

先日の試合を引き合いに出すのは不公平かもしれませんが、2人のボクシングを見比べて、純粋にどちらが面白いか?

もちろん、「メキシカンのスター選手を応援したいだけで、他の人種はちょっと…」「いくら面白いと言われても層が薄くて貧弱な小さい人が戦ってる軽量級はちょっと…」という人が圧倒的多数派の米国市場でこんなことを言っても仕方がないのかもしれません。

「井上尚弥」では、うまく伝わらないかもしれません。「井上尚弥」を「ゲンナジー・ゴロフキン」に置き換えるとどうでしょうか。

カネロとの差は人種だけです。

もし、GGGがメキシカンなら間違いなく、カネロを圧倒する、とんでもない人気者になっていたでしょう。


He might have some defensive liabilities

井上は防御面で複数の欠陥を抱えている。


オレクサンダー・ウシクやテレンス・クロフォード、カネロ・アルバレスと比較すると、井上がディフェンスやクロスレンジの戦い方で欠点を持っているのは、誰にでもわかります。

ウシクやクロフォード、カネロは年に2度もダウンしません。

彼らは危険地帯に足を踏み入れるようなことはしません。もちろん、井上も自分の欠点をしっかり把握していない、そういうふうには見えますが、確かなことは彼は楽して勝とうとは考えていないということ。

井上がウィルアム・スカルのような相手と戦ったなら、間違いなく倒しにかかるでしょう。

非常に面白いファイターです。欧米のボクシングを「世界のボクシング」とくくるなら、軽量級であることが最大の残念です。

そして、メキシカンでも、英国人でもないことが残念です。

ヘビー級なら最高でしたが、中量級でも彼が英国人ならリッキー・ハットン2世、メキシカンならカネロを凌ぐスーパースターになっていたのは間違いありません。







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昭和も昭和、今から50年以上も前のお話。

王貞治はベーブ・ルースやハンク・アーロンの記録を抜き、ホームランの世界記録を作りました。

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具志堅用高はジュニアフライ級の連続防衛記録を次々に更新、その数字を世界記録の13にまで伸ばしました。

半世紀以上も前に、日本列島を熱狂させた王と具志堅。

王は新設された国民栄誉賞の第1号に選ばれ、具志堅もその俎上に乗りました。

しかし、当時の政府は、具志堅への国民栄誉賞を見送ります。「ボクシングは国民の支持が薄く、特に青少年の支持が希薄」というのがその理由でした。

ーーーあの当時ですら、ボクシングのステイタスはすでに崩落していたのです。

ボクシングマガジンの読者投稿欄では「確かに王貞治と比べたら具志堅のインパクトはやや小さかったかもしれないが、(二人目の受賞者)古賀政男は国民と青少年の支持が厚かったとでもいうのだろうか?」と、至極真っ当なド正論も展開されていました。

そして、その投稿欄には「具志堅の国民栄誉賞内定のニュースを聞いたときは、これがボクシング復活のきっかけになると期待したのに」という声も。

当時は私がボクシングに興味を持ち始めていた頃。毎日のようにボクシングの試合が中継されていた時代は終わっていても、世界タイトルマッチには今とは比較にならない国際試合の緊張感があふれているように感じました。



あれから幾星霜。

距離を偽った箱庭球場に圧縮バット、飛ぶボールで作られた記録。そして何よりも米国で使い物にならなかったポンコツが大活躍していた日本プロ野球のレベル。

具志堅の世界記録も、現在と同じく欧米では層が薄くレベルが低いと見下されている軽量級で作られました。

もちろん、当時もそれを指摘する人はいました。そして、王や具志堅に熱狂していた人々も薄々気づいていましたが、昭和も昭和、1970年代にそれを言うのはナンセンスでした。

王が凄いことに何ら変わりはない。具志堅が尊敬に値するファイターであることも疑いようがない。そんな2人を〝世界記録〟で讃えようーーーそんな心の余裕がある時代でした。


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これ⬆︎は、今朝の朝日新聞スポーツ欄です。

「井上、無双の世界戦23KOへ〜元世界2階級制覇王者 亀田大毅氏に聞く」。

なにわの弁慶が初っ端から飛ばします。「プロボクサーの中で世界戦にたどり着けるのは数千、数万人に一人」。

最も多くの競技人口を抱えるライト級〜ウエルター級で、2500人前後。一つの階級に4団体の王者がいますから、それだけでも600人〜700人前後に1人。

1200人未満のバンタム級なら300人に1人、1400人程度のジュニアフェザー級でも350人に1人。

そしてこのベースになる数字には4〜6回戦レベルがほとんど、上位のボクサーでも当たり前に本業を持っているパートタイムボクサーです。

しかも、これはあくまで「王者のカウント」。「世界戦までたどり着く」という角度で挑戦者を含めると、300人は150人になります。

王者が防衛を重ねたり、当たり前に行われている決定戦、1人のボクサーが何度でも挑戦している現状を踏まえると「世界戦までたどり着く」のは述べ人数で100人に1人を大幅に割り込むでしょう。

また、1人のボクサーに何度も世界挑戦のチャンスが与えられることも珍しくありません。


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お昼休みには関係がありますが、本文とは全く関係ありません。

それにしても…。

井上に取材した形跡が全くない記事で、おそらく会話したことすらない亀田大毅に語らせる朝日新聞のセンスは皮肉ではなく非常に面白いと思います。

もう少し突っ込んで、彼らの言い分にも踏み込んだ発言を拾えたら良い記事になったはずです。

後出しの批判は簡単で、朝日の記者もいろいろ聞いていても大毅が「そんな質問に答えるならもういいです」と機嫌を損ねたので、とりつくった結果、あの記事が出来上がったのかもしれません。

また、今後を考えると井上はもちろん、亀田とも良好な関係を築きたいというのも、ジャーナリストではなく、企業の立場、本音もあります。


週末、気が向いたら、この記事の流れで、勝手に〝リライト〟してみます。



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米国に友人・知人がいる人なら「井上尚弥が全く無名」ということは簡単に理解できるでしょう。

いや、日本にいても普通に海外のボクシングを見ていたなら、普通に気づくはずです。

彼を取り上げるのは、ボクシング専門メディアにほぼ限定され、スポーツ全般を扱うスポーツ・イラストレイテッド誌などが扱うこともまずありません。

もちろん、大谷翔平が何度も大きく特集されているタイムやニューズウィークなどの一般誌での井上尚弥は完全に存在しない扱いです。

当然です。

完全マイナー競技のボクシングの中でも、さらにマイナーで人気のない軽量級、そしてアジア人…米国で興味を持たれる要素が何一つないのです。

「サッカーのバロンドールにあたるFighter Of The Yearを受賞したじゃないか?」。サッカーは超メジャー競技、例えば久保建英がバロンドールを獲ったとして、その世界に与える衝撃度は、比べてしまうと井上があまりにも不憫、可哀想です。

2012年にFighter Of The Yearに輝いたノニト・ドネアが、いみじくも吐き出しています。「本音は(中立の)米国で戦いたいが、私や井上の米国と日本での商品価値は全く違う。日本以外の開催は考えられなかった」。

ボクシングはマイナー競技、軽量級はよほどのコアなマニアしか興味を示さないマイナー中のマイナーなのです。

「PFP1位になったじゃないか?」。そういうあなたはいつからPFPを知りましたか?井上は一瞬PFP1位でした。それよりも、はるかに長い間、PFPキングの椅子に座り続けたのがゲンナジー・ゴロフキンやワシル・ロマチェンコ、ローマン・ゴンサレスでした。

そして、彼らは米国を主戦場とし、井上とは違いカジュアルなボクシングファンにも名前が知られていました。

それでも…。

GGGとチョコラティトはセットでフォーラムやスタハブセンターという、ボクシングをよく識るファンが集うキャパ1万人以下の会場でこそ輝きました。

人気階級のミドル級で戦うGGGはT−モバイル・アリーナでPPVのメガファイト3試合を戦っていますが、これはGGG人気は全く関係なく、対戦相手がカネロ・アルバレスだったから、というだけの理由です。

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人気階級の一歩手前、ライト級のロマチェンコはマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)のリングに何度も上がっていますが、日本のファンも色めきだったギレルモ・リゴンドーとの注目ファイトですら5000人キャパのシアター。

ホルヘ・リナレスとの試合はMSGのスポーツアリーナがセットされましたが、チケット販売が伸びず上階席封鎖で行われました。

井上よりも評価が高く米国での知名度も上のGGG(カネロ抜き)やチョコラティト、ロマですらTモバやMSGのスポーツアリーナをフルハウスにすることは出来ませんでした。

カザフスタン人、ウクライナ人、ニカラグア人の彼らは米国にメキシコ人やプエルトリコ人のようなファンベースを持たないファイターです。

そして、「大橋会長がチケット売上げ好調って言ってる!」と、大喜びし、いつまでも何度でも騙され続ける低脳極まる井上信者の思考回路では「米国で大人気の井上のTモバなのにどうしてPPVがつかないの?」という疑問すらわきません。



井上も身の丈にあった会場で戦えば、本当に興味を持ったファンが集まって健康的なイベントを開催することも出来たはずですが…陣営はどうしても、なにがなんでもラスベガスのTモバにこだわりたかったのでしょう。

「西岡利晃のMGM」と全く同じ構図です…。

いつまでもこんなことをやって、選手に恥をかかせる…可哀想です。




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ラスベガスは「ボクシングのメッカ」と呼ばれることがありますが、野球やサッカーのように専門のスタジアム、アリーナは持ち合わせていません。

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日本の後楽園ホールは、ボクシングや格闘技の興行が過半を超える非常に珍しい、貴重なアリーナです。

そして、おそらくメキシコにはチョロ・ラリオス・アリーナのような純然たるボクシング専門アリーナが普通にありそうです。


話を戻して、MGMグランドガーデン・アリーナはコンサートやイリュージョンの舞台に使われ、T-モバイル・アリーナはNHLベガス・ゴールデンナイツの本拠地。

ボクシングなどのイベントがラスベガスのカジノ&リゾーツで行われる大きな理由の一つがsite fee(招致料)の存在です。

ガーデンアリーナや、MGMグループのT-モバイル・アリーナなどで行われるビッグマッチの場合、カジノ側がプロモーターからチケットを買い取り、顧客リストからピックアップした上客に無料でチケットを送りファイトウィークに招待します。

招致料は予想される興行規模に比例しますが、フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスのメガファイトは1,000万〜3000万ドルと伝えられていました。

メイウェザーvsパッキャオ(2015年)になると、それこそ大橋秀行もびっくりの「天文学的数字」になっていたと考えられます。 

もちろん、この莫大な持ち出し以上に、上客がホテル滞在中にカジノや他の見せ物、食事などにカネを落とすことでビジネスとして十分に成立するのです。

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パッキャオvsメイウェザー。

CNNスポーツがボクシングの試合を特集するだけでも極めて珍しいのに、カウントダウンタイマーまで設置、まるでメジャースポーツのように連日トップニュースで報じていました。

ラスベガスの中心部はもちろん郊外のホテルやモーテルも予約で満杯、宿泊費は高騰。

空港のプライベート・ジェット駐機場も満機、新たに着陸できない状況が試合翌日まで続きました。チケット価格もリングサイドで35万ドルなど、飛んだままない次元まで沸騰。

1万6000人キャパの会場に入りきれない人は、MGM系列だけでなく、他のホテルにもセットされたクローズドサーキットを楽しみました。

そんなとんでもない投資と回収が短期間で行われるラスベガス商法は、プロモーターや選手にも大きく還元されます。

プロモーターや選手がこの砂漠の町で試合をしたいと思うのは当然です。

ところが、いま、このラスベガスを大きく上回る招致料でビッグファイトを次々に開催しているのがサウジアラビア。

ラスベガスよりも明白に高額な選手報酬はもちろん、陣営の渡航費・滞在費の大部分をサウジが負担しているのです。

そこにはビジネスとしての採算などあるはずもなく、シーザース・パレスが「不毛な争いだ」とボクシング・ビジネスから撤退させたMGMを「私たちとは違う単位の予算を待つ相手とは競争できない」と全面降伏させたのがサウジ。

さて、井上信者は「米国に需要があって米国に招かれた」と受け取っていますが、果たしてそうでしょうか?この試合に招致料は支払われてると、真剣に考えてるとしたら、ちょっと脳神経がいかれてます。



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井上尚弥のT-モバイル・アリーナ初登場まで、あと2週間を切りました。

対戦相手に選ばれたラモン・カルデナスは全く無名といって差し支えのない不器用なファイター。

この試合のウィリアム・ヒルの見立ては井上の勝利が1/50(1.02倍)、カルデナス12/1(13倍)。

この数字は6月8日に行われるIBFクルーザー級王者ジェイ・オペタイアが地元でクラウディオ・スクエオを迎える防衛戦と全く同じ。

認定団体がそれぞれ我田引水のデタラメランキングを作る時代、一方的な掛け率は珍しくもなんともありませんが、それにしても、です。

あと10日あまり、試合に関するニュースや、ボクシング開催地としてのラスベガスにもクローズアップしながら、日本ボクシング史上最高ファイターの1人を遠く離れた日本から追いかけてみます。

その前に、もう5年も前の記事になりますが、再掲します。

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◾️◾️◾️2019年の年間表彰式で京口紘人は、米国進出を果たす井上尚弥について「ぼくも続きたい。軽量級の選手がラスベガスでメインを張るなんて今までなかったことだから」と発言しました。

実際には西岡利晃が2011年に、WBCジュニアフェザー級王者としてMGMグランドガーデンのマーキー・ボールルームにラファエル・マルケスを迎えて防衛戦を行っています。

さらに、世界戦ではありませんが辰吉丈一郎もミラージュやザ・アラジンなどラスベガスのリングでメインを張っています。

辰吉人気は凄まじく、リングサイドには大応援団が詰めかけ、リングアナウンサーはジミー・レノンJr.、レフェリーはリチャード・スティール、リングサイドにはフリオ・セサール・チャベスやジェームス・トニーらビッグネームを呼ぶなど、下手な世界戦よりも派手にデコレーションされました。

4月25日のマンダレイベイもジャパンマネーをばら撒いて、とにかく豪華に取り繕うでしょう。

ただ…「辰吉のケース」は井上とは少しニュアンスが違いました。網膜剥離の診断が下された辰吉はJBC統括の試合には出場できなかったからです。

一方で、長谷川穂積や西岡、井上尚弥が目指した「ラスベガス」は、ボクシングの〝メジャー〟として、でした。

ラスベガスでメジャーなのはウェルター級やミドル級、ヘビー級の欧米での人気階級に限定されるというのに彼らはなぜかそこには軽量級の需要もあると勘違いしてしまうのです。

「ありもしない世界を妄想する」。

それは、かつての魔裟斗や那須川天心らキックボクサーが〝世界〟を目指したのと同じ思考回路です。

特にこの20年あまりで、ボクシングやキックのトップ選手が「ラスベガス妄想」に囚われるようになったことは、野球のメジャーリーグや欧州サッカーのトップリーグに日本人選手が挑戦し大きな成果を持ち帰るようになったことと無縁ではありません。

ボクシングの軽量級やキックにとっても、〝メジャー〟や〝トップ〟の舞台がラスベガスにあって欲しいという切実な思いが幻覚を呼び起こしてしまうのでしょう。

その強烈な思いが、ありもしない妄想や幻覚、蜃気楼を見てしまうことになりました。

そして「PFPファイターの上位=ラスベガスでPPV・20億円」などというデタラメな方程式が存在するかのようなフェイクの報道を垂れ流す日本のメディアが、思考能力の欠落した長谷川信者や西岡信者、井上信者を蔓延させてきたのです。

長谷川や西岡は「ファイティング原田を超えた」とも言われました。しかし「あれから」10年経って、二人の評価はどうなったでしょうか?

そして、あれだけ騒いでいた信者の方々はどこに消えてしまったのでしょうか?


WOWOWはどうして京口の発言に「西岡選手がいますよ!」と訂正しないのでしょうか?

当時「日本ボクシング史上最大の戦い」とまで報道された西岡のMGMメインはどうして無かったことにされたのでしょうか?

まともなスポーツなら世界王者として勝ち続けていれば「世界最強」と認められます。「弱い相手にしか勝っていない」なんて難癖をつけられる訳がありません。

しかし、ボクシングではオマール・ナルバエスのように無敗のまま2階級に渡って二桁防衛をマークしても、PFP10傑にも数えられない摩訶不思議な「伝説の名王者」(フジテレビ)が存在します。

4つのアルファベット団体が我田引水的に王者とランキングを量産、日本人世界王者も多いときは10人を超えて存在。

他のスポーツで例えると、メジャーリーグで毎年日本人の本塁打王や最多勝利投手が輩出され、サッカーで毎年バロンドールの候補に日本人がノミネートされるような状況です。

ボクシングの世界では Undisputed Champion(議論する余地のない王者)やLineal Champion(正統な王者)という他のスポーツではありえない不思議な称号もあります。

「議論する余地のない本塁打王」「正統なW杯得点王」…そんなの聞いたこともありません。

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プロボクシングの世界で「頂点」とは何なのでしょうか?


対戦相手に手枷・足枷を嵌めさせて勝ち続けるカネロは、卑怯者ではなく頂点ですか?誰も世界最高と評価しない41歳のパッキャオは、ただの人気者ではなく頂点ですか?

それとも、卑怯者や人気者だけが優遇されるボクシングに、そもそも頂点など存在しないのでしょうか?

ムーンショットには月面着陸という具体的な着地点がありました。井上が二つの拳で解こうとしているのはムーンショットよりも難問かもしれません。



そして、ボクシングでは本来なら最も評価されるべき Undisputed Champion の座に一度も就いたことのないフロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオ、カネロ・アルバレスに飛び抜けて高い報酬と人気が集中する、スポーツと呼ぶにはあまりにも理不尽な状況が当たり前になっています。

世界的な統括団体が存在せず、腐敗し切った承認団体が跋扈するプロボクシングという迷宮では、戦士たちは自分で最強を証明するしかないという不条理なゲームが繰り広げられているのです。

目の前の試合に勝ち続けていれば、栄光も評価も自ずと手に入るのがスポーツ…だとしたら…プロボクシングはスポーツではありません。

今なおパッキャオが最高のPPVファイターである現実は、松坂大輔がNPBで最高年俸を得るようなものです。


腐臭漂う摩訶不思議な魔宮の中で、 倒錯した理不尽と不条理の悪霊を切り裂くべく、拳を挙げた戦士3人の3つの物語です。

最初は「2010年4月30日:日本武道館の長谷川穂積」。そして「2011年10月1日:MGMグランドの西岡利晃」。

そして、それから。。。「2020年4月25日:マンダレイベイの井上尚弥」。  

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◾️◾️◾️ 「2020年4月25日:マンダレイベイ」はパンデミックの影響で中止になりました。

さて、時計の針を元に戻します。

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がんばれ。

プロの公式戦だから、本人の中で、いつか笑い話になることは永遠にない。

去年のワールドシリーズの、アーロン・ジャッジとおんなじや。



ただ、ファンの間では簡単に笑い話になる。慰めにもならんやろうけど。

早いこと、笑い話にしてや。

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どうしようもないおっちゃんだらけの東梅田の飲み屋で、クジラとカッパ(牛肉のスジの一種)をあおりながら。


しかし、ウソみたいな安さです。

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プロボクサーになる前、オスカー・コラーゾが描いた将来の夢はニューヨーク・ヤンキースのショートストップになることだった。

ヤンキースがドジャースに勝つにはどうしたら良いのか?

そう聞かれて、コラーゾは頭を抱えた。

Finding a way to beat a powerhouse like the Dodgers in the World Series would seem as difficult as Collazo’s even more personal mission of bringing greater visibility and respect to the 105-pound division. 

ドジャースのような強豪にワールドシリーズの大舞台で勝つことは、コラーゾが直面しているストロー級の知名度を上げ尊敬されるという宿命と同じくらいに難しいことだ。

In fact, the same issue he’s running into now is the same one he had in his pursuit of a career in Pinstripes: People think he’s too small.


結局、彼の前に立ち塞がる問題はいつも同じだった。ヤンキースのショートになることも、ボクシングで注目を集めることも、人は必ずこう言った。「君は小さすぎるんだよ」。

日本時間の今日、リング誌/WBO /WBA王者コラーゾはエドウィン・エルナンデスとの防衛戦を行う。

DAZNが配信するこのイベントで、ウィリアム・セペダとテビン・ファーマーのWBC暫定ライト級タイトルマッチとダブルヘッダーにセットされたが、実質セミファイナル。

リング誌王者でもなく、PFP10傑入りが取り沙汰されることもないセペダとファーマーは、専門家の実力評価ではコラーゾよりもずっと下だが、商業的価値では逆転する。

The arguments that strawweights, or any of their neighbouring lower weight classes, lack excitement or power punching is at best rooted in a lack of familiarity, and at worst willful ignorance. 

ストロー級や軽量級が非力で面白くないと決め付けられているのは、多くの場合は軽量級を見てもいないカジュアルなファンの思い込み、食わず嫌いに起因している。

軽量級の悲哀だ。

実際に、コラーゾの戦績は11戦全勝8KO。数字上は到底、非力とは言えない。

また「ライト級と比べたら非力だ」というのなら「ヘビー級と比べたらライト級も非力だ」。

「ストロー級はアクションに乏しく面白くない」という人は、2014年にフランシスコ・ロドリゲスJr.と高山勝成が1913発のパンチを交換した試合を見てもいないばかりか、知りもしないだろう。

コラーゾは「重岡兄弟と戦いたい。人気階級の盛り上がりを支えるライバル関係をストロー級でも繰り広げたい」と望んでいる。

We suffer, we box, same as the 140, 147-pound fighters. We suffer too. The punches hurt the same,” said Collazo.

「私たちは140ポンドや147ポンドのファイターと同じように痛みに耐えて殴り合っているんだ。わたしたちと人気階級もやってることは同じ、消耗の激しい厳しい戦いに身を晒しているんだ」(コラーゾ)。




明日、コラーゾはメキシコのカンクンで、重岡優大が愛知県国際展示場でタイトルマッチのリングに上がります。








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3月29日(土)ー30日(日)に愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO)で開催される〝亀田祭〟

3150×LUSHBOMU vol.4~vol.5。

日本のボクシングファンの亀田アレルギーは、醜いまでに根強いものがあります。

「亀田家」の対角線上に「井上家」を置きたがる低脳極まる人も散見されますが、井上尚弥を突然変異と見ると、全く一緒です。

その井上尚にしても契約書に「強い相手としかやらない」という禅問答みたいな文句を入れたことを信者はいまだに歓迎していますが…それ、まず「アホなの?」と思うのが先だと思うのですが。

もちろん、そこに亀田家に対する強烈な反感が内包されているのは、井上尚の度重なる発言からも間違いありません。


広いボクシング感を持たない井上真吾と亀田史郎は、全く同じ種類の指導者です。子の父に対する圧倒的な忠誠が、成功の最大要因でした。

父親たちが「基本」を徹底させようとしたのも同じでしたが、それは競技者としても指導者としても浅薄な経験に基づくもの。

そんな指導を豊かな想像力で膨らませたのが井上尚でした。このブログでも再三取り上げていますが、彼は「ワンツーだけで世界は獲れます」と断言しています。

間違いなく天才の発言です。

これが、どれほど深奥な言葉かはファン・カルロス・パヤノを失神させた「ジャブクロス」から、ノニト・ドネアを不思議なタイミングで沈めた「ワンを打たないワンツー」まで見れば、誰もが痛感するでしょう。

「ワンツーだけで世界は獲れます」…彼のワンツーの概念は、他の人が考えてるワンツーの世界とは全く違う宇宙です。

井上尚だけが特殊で他の亀田三兄弟と井上拓真は、父親に忠誠を誓うだけで豊かな想像力が欠落した同じ種類の努力・秀才型のファイターです。

もちろん、この4人ともが父親の愛情に感応して努力を積み重ねた、尊敬すべき素晴らしいファイターたちであることは間違いありません。

さて、3150×LUSHBOMU vol.4~vol.5です。




【DAY1】Saturday 29, March 2025


Aichi Sky Expo,:Tokoname, Aichi, Japan
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Koki Kameda (Kameda Promotions)

◾️IBFフライ級12回戦◾️

©️アンヘル・アヤラvs矢吹正道


無敗の王者アヤラは簡単な相手ではないと思いますが、オッズは24歳のメキシカンが13/10(2.3倍)でアンダードッグ。大差はないものの、挑戦者の矢吹が 4/5(1.8倍)。

アヤラはスイッチヒッターのスラッガー。好戦的ですがパワーはなく、ディフェンスにも難がある4Belt -eraならではの王者。

「寺地拳四朗をストップした男」矢吹が過大評価されている空気もありますが、ここは無敗のメキシコ人王者を攻め落としてもらいましょう!



◾️OPBFジュニアバンタム級12回戦◾️


©️ジーメル・マグラモvs横山葵海

アジアの門番〝Pistolero(山賊)〟マグラモに、亀田興毅が「新たな怪物ボクサー」と大絶賛する横山が挑戦。

冒険的なマッチメイクに思えますが…果たして?



【DAY2】Saturday 29, March 2025

◾️WBCストロー級12回戦◾️

©️メルビン・ジェルサレムvs重岡優大

ちょうど1年前の再戦になりますが、初戦で勝ったジェルサレムが7/4(2.75倍)、敗れた優大が4/9(1.44倍)。

このクラスにはPFP目前のオスカー・コラーゾという大魚が君臨しています。

こいつを釣り上げたいですね、是が非でも!!!



◾️ヘビー級6回戦◾️

但馬ミツロvsギジェルモ・カサス


キャリアの中で非常に難しい局面を迎えているミツロ。

もう、彼が何者なのか、贔屓の引き倒しの最長不倒でも、小さなゴールしか見えてこないことは、おそらく亀田興毅も分かっているでしょう。

今回の相手、カサスは見たことも聞いたこともないメキシコのヘビー級。

これに圧勝しても何も言えません。そして、いまとなっては惨敗しても何も言えません。

ミツロはどこに着地点を見出そうとしているのでしょうか?


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Saturday 8, March 2025
  
Thunder Studios, Long Beach, California, USA
commission:California State Athletic Commission
event name:PROBOX TV
promoter:Robert Garci

matchmaker:Melvin Rivas, Daniel Rubin



2021年からの4年余りで25回のボクシング興行を行っているカリフォルニア州ロングビーチのサンダースタジオが舞台。プロモーターのロバート・ガルシアは著名なプロモーター(Roberto Garcia)とは別人です。


世界ランキングを長らく回遊する32歳のウクライナ人と、すでに3度の世界戦(シャクール・スティーブンソン=WBOフェザー級王者決定戦/エマヌエル・ナバレッテ=WBOフェザー級王者決定戦/IBFフェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス)に恵まれているジョエゴン。

ケガイは、亀田和毅とレラト・ドラミニとの世界戦を巡る三角関係を展開。和毅が5月24日にロペスを倒したIBF王者アンジェロ・レオへの挑戦が地元大阪で内定していますが、ケガイの道のりはまだまだ遠そうです。

そして、セミファイナルに登場するのがニコラス・ウォータース。

2014年にはビック・ダルチニアン、ノニト・ドネアというフライ級上がりの元強豪・現ロートルを撃沈して評価を急上昇させたジャマイカ人でしたが、フェザー級のランカークラスには拙戦を演じてしまうのが本当の実力でした。

2015年11月、ワシル・ロマチェンコとの決戦では心の弱さまで露呈。「このまま続けていたら倒される」と情けない言葉をリング上で吐いて、屈辱の〝ノマスチェンコ負け〟のリストに名前を刻んでしまします。

精神的に深いダメージを負ったアックスマンは、約7年ものブランクを経て2023年にリング復帰、3連勝で明日のルイス・バレンズエラとのライト級10回戦に挑みます

23歳のメキシカンに、39歳になったウォータースが何が出来るのか。

勇敢な戦士と自他共に自負していたジャマイカ人は、ロマチェンコの超絶技巧に醜態を見せてしまったことを後悔しているのかもしれません。

「カネのためだ」とリング復帰の理由を語るウォーターですが、それだけが理由でしょうか?

彼に唯一の黒星を付けたウクライナのハイテクも、もう37歳。勤続疲労と劣化の綻びが見ています。ロマチェンコに残された時間は、2歳年上のウォータース以上に少ないことは明らかです。

ロマチェンコの名前は出さないものの、ウォータースにもしも万一、贖罪のチャンスが巡って来たとしたら、それはちょっとした感動のリングになるに違いありません。


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Monday 24, February 2025
  
Ariake Arena, Koto-Ku, Tokyo
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
 ⬆︎タイトルマッチの2試合は
 いずれも非・帝拳の選手ながら、
 大きな興行での帝拳の独占ぶりには驚きます。
media:amazon prime video

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中谷潤人は「戦うべき相手」が待つ舞台に上がるまで絶対に負けられません。

堤聖也と比嘉大吾は名勝負必至のマッチメイクですが、どっちが勝っても「バンタム独占」には変わりはありません。

注目はやはり、那須川天心ということになるのでしょうか。ここで負けたら多くの人が幻滅するでしょうし、オッズや海外の予想まで考慮すると「勝ち方」まで求められています。

ネット配信の是非はいろいろあるものの、6試合中5試合をカバーしてくれるというのも番組枠に制限が多いテレビではあり得ません。



オープニングカードは、ライト級4回戦。

フエンテス北島(カシアス内藤)は35歳でプロデビュー、キャリア8ヶ月。11歳年下の木内凌佑(セレス)は2勝3敗1分、星を五分に戻さないといけません。

後楽園ホールによく通ってた頃は、メインよりもこういうカードに惹きつけられていました。この試合も胸が熱くなる試合に。

木内が3勝3敗に戻し、北島は2勝2敗の五分に落としました。




◾️スーパーミドル級(73.2kg契約)6回戦◾️

赤井英五郎(帝拳)vs盛合竜也(ワタナベ)

赤井英五郎。リングの中では何者にもなれなかった父親と同じように、彼の実力ではやはり何者にもなれないのは間違いありません。

それでも戦い続けるのです。もっと楽な生き方があるというのに。

AKAIとの試合に応じた盛合にも肩入れしたくなる一戦です。

意外な結末ですが、2ラウンド1分15秒TKO。このラウンド、赤井は右をテンプルに受けて最初のダウン。猛反撃を試みますが、再び足元がおぼつかなくなったところで。主審は続行を許しませんでした。

香川照之と福田直樹、長谷川穂積、山中慎介のBOXING NAVI PREMIUM LOUNGE、これはいいです。亀田興毅は何が違うのか、見てほしいです。



◾️WBAバンタム級12回戦◾️

©️堤聖也(角海老宝石)vs比嘉大吾(志成)


ウィリアム・ヒルの掛け率は堤2/5(1.4倍):比嘉19/10(2.9倍)→3/10(1.3倍):13/5(3.6倍)。

オッズや戦前予想や戦略なんてどうでも良くなる、魂のファイターの激突。綺麗な試合にはなりようがありません。

第4ラウンド、偶然のバッティングで堤が右目上をカット。深いし、血管直撃。

流血の堤、血が目に入ってよく見えていないはずですが、前進を止めません。

前半6ラウンド、採点するのが難しいラウンドが続きました。

第9ラウンド。なんという3分間!

比嘉が左で痛烈なダウンを奪い、キャリア初ダウンから立ち上がった堤に猛攻を仕掛ける比嘉。勝負アリと思った次の瞬間、堤の右で今度は比嘉がキャンバスにうつ伏せに倒れます。

すごい試合、すごい試合、すごい試合。

この試合がFighter Of The Yearにならないとすると、今年私たちはどんなもとんでもない試合を目にすることになるのでしょうか?

全員が114−114の完全ドロー。

この試合には「感動」を注文しましたが、まさかここまでの作品を見せてくれるとは。

ありがとうございました。




◾️ジュニアフェザー級(119ポンド契約)10回戦◾️

那須川天心(帝拳)vsジェイソン・モロニー

天心2/5(1.4倍):モロニー19/10(2.9倍)→天心2/5(1.4倍):モロニー19/10(2.9倍)。オッズは変わらず。




モロニーが青コーナーで待つリングに後から入場、赤コーナーに陣取った天心。もちろん、コールもその順番。

モロニーが積極的に立ち上がりますが、やはり天心のスピードにはついていけない。第1ラウンド残り30秒で、モロニーの右がクリーンヒット。これでモロニーは自信を持ったか。

天心はうまく戦っているが、攻勢はモロニー。パンチの精度は天心が大きく上回っています。

前半5ラウンドは互角。モロニー大健闘です。天心のコーナーから「右のガードだけ」。そうなのですが、調子が良いのでしょう。

第6ラウンドにも右ガードが空いたところにワンツーをもらってしまいます。

しかし、WHのインプレーは那須川がアドバンテージを広げています。採点は接近しててもおかしくないのに、倒されるとしたらモロニーと見られています。

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モロニーも調子は良さそうですが、相変わらずの下手くそさ。しかし、世界戦の勝利は2つだけでどちらもMDだったモロニーが王者だったとは…。

そして、そんなモロニーを倒せない天心。

98−92/97−93*2。天心の正確さが評価された採点でした。

元・穴王者に対して鮮やかなKOを狙っていたであろう天心。そこに隙があったのは間違いありません。

武居由樹戦とは違って、初回で手応えを感じたモロニーをうまく押し返した試合でした。勝利だけに徹していたらもっと楽に勝てたんでしょうが、現時点ではそこまでの実力ということです。




◾️WBCバンタム級12回戦◾️

©️中谷潤人(M.T)vsダビド・クエジャル

中谷が1/7(1.14倍):クエジャルは9/2(5.5倍)→1/9(1.11倍):6/1(7倍)。

じわじわ開いたオッズは、ミスマッチ並みになりました。

しかし、15歳でデビューしたクエジャルが8年間で積み上げたキャリアは28戦全勝18KO。世界基準の相手とは対戦経験がないものの、素質は十分認められる23歳です。

それでも、これから全盛期を迎える27歳のPFPファイターに勝つには、リングの上でこれまで見せたことがない能力を一気に開花させなければなりません。

「クエジャルは中谷の左が見えていません」(村田諒太)。

もうこうなるのは1ラウンドでわかってました。しかし、中谷も油断しましたね。あれだけ左が当たったら仕方がないかもしれませんが。

クエジャルはやはり悪い選手じゃありません。あの左フックは少し色気もあります。しかし、今夜は相手が悪すぎました。



これは、やらなきゃなりません。モンスターは早くしないと…もう遅いかもしれませんが。





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