カテゴリ: スポーツよもやま話

ワールドシリーズという名の「アメリカン・シリーズ」と、日本シリーズという名の「日本シリーズ」が今日、開幕しました。

日米、同時開幕。

太平洋の向こう側はミルウォーキーがタンパベイを3−2で制して戦勝。「ドジャースが負けるはずだわ」というしたたかさを見せつけました。

そして、太平洋側のこっち側も大接戦で福岡と横浜が延長に突入。福岡が3−1で競り勝ちました。

しかし…巨人も阪神も飲み込んだ福岡が、横浜には飲まれてる、横浜を必要以上に大きく感じてるように映りました。

余裕がないのは、福岡の方。これは、巨人や阪神が相手ではありえない、福岡の動揺でした。

ナメるのは論外、でも警戒しすぎるのも…とはいえ、実力差は紙一重の世界。勢いがある方が勝ち、飲み込まれたら負けの短期決戦です。

横浜のCS6連勝の勢いは、数字上は止まりました。もともと、レギュラーシーズンを勝ち切る力がないチームです。福岡とは地力が違います。

それでも、まだわかりません。


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すみません、問題の出し方が悪かったですね。

「米国で人気のあるスポーツの1番はNFLですが、2番目は何でしょう?」にすべきでした。これでもわかりにくい、悪問ですね…。

この話の流れで考える問題、この話の流れで答えがわかる問題のつもりでしたが。申し訳ありません。



1. クイズに挑戦します 2026年10月23日 21:44


観戦スポーツだと
一番目がアメリカンフットボール
2番目がバスケットボール 
というのが素人感覚ですが、クイズ
にする位ですから何かあるのでしょ
うか?

➡︎これを不正解にすると、毎年起きている入試の悪問と一緒になっちゃいます。正解です。




2. hisa  2026年10月23日 23:30


1番目と2番目という言い方ですら実情に即していません。
フットボール(アメフト)とそれ以外です。

➡︎まさしく「実情」をとらえています。




3. hisa  2026年10月23日 23:51


とはいえ、1つのスポーツだけを好み、応援する人は少なく、同じ街のNFL、MLB、NBA、NHLのチームを応援する人は多いです。それぞれのメジャープロスポーツのプレーヤーが、別のメジャープロスポーツチームの試合を観戦する姿は珍しくありません。

➡︎ カジュアルなスポーツファンの姿は、まさにその通りですね。昨年も、NHLが絶大な人気を誇るトロント(カナダですが)の街がMLBに熱狂しました。日本では野球、サッカーと種目縦割りの傾向が強いですが、米国は「野球を応援するというよりもトロントを応援する」という地元意識の強さが際立ちます。


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https://www.youtube.com/watch?v=G6FuWd4wNd8



悪問の答え。

一番人気はNFL。hisaさんが「フットボール(アメフト)とそれ以外」と指摘してくれたように、それが米国の現実です。

そして、2番人気は「大学のアメリカンフットボール」です。

スポーツを取り巻く環境でも、米国と日本にはいくつも違う点がありますが、国土の巨大さもその一つ。

米国の4大スポーツを見ていると「チーム数が多いなあ」と感じますが、もともとアメフトとバスケは学生スポーツも大人気。

そしてプロチームを持たない地方都市は、あちこちに普通にあります。

そこで「野球を応援するというよりもトロントを応援する」という意識がどう作用するか?というと大学スポーツに行くのです。〝アメフト事業〟の収益で2億ドル(約320億円)を超える強豪校まで存在します。

尺度は違いますが、NPBでは純利益で10億円を上げると最高の経営とされます。2026年開幕前の選手年俸合計で最多はソフトバンクの81億2000万円です。

NCAA(全米大学体育協会)が一括管理していた放映権は裁判を重ねて、大学やリーグ(カンファレンス)が独自にテレビ局や配信会社と交渉できるようになり、地方都市の人気大学でもNPBよりも優良な収益体質を構築しているのです。

バスケでもNCAAの超人気トーナメント「マーチ・マッドネス(3月の熱狂)」がCBS・ターナーと年間10億(1500億円)ドル超の放映権契約。4大スポーツにフィールドホッケーやサッカー、ゴルフ、テニス、陸上競技などを加えた大学スポーツのビッグ・テン・カンファレンスはFOX・CBS・NBCと年間12億ドル(1800億円)の7年84億ドル(1兆2600億円)契約を結んで大きな話題になりました。

現行の様々な規制を緩和しても、日本では学生スポーツ、いやプロスポーツでも考えられない経済規模です。

しかし、規制を米国並みに緩和すると箱根駅伝や甲子園、東京六大学野球などの全国区人気のリーグやトーナメント、イベントは現状では想像もできない途轍もない経済的ポテンシャルを抱えています。

すでに、その方向に舵が取られています。

て、何が起こるのか?米国のような大学間の引き抜き合戦や、人気大学がカンファレンスを変わる、コーチも高待遇を求めて大学を渡り歩き、年俸は当たり前に700万ドル(1億500万円)を超える。

マネーゲームの過熱〝奨学金〟の高騰にNCAAは昨年〝奨学金〟は2,050万ドル(30億750万円)と上限を設けましたが、毎年4%(82万ドル)ずつ引き上げられる〝契約〟です。

プロの下部リーグで戦う選手よりも下手くそな大学生が、トップリーグ並みの報酬を得ているのです。

先日、佐々木麟太郎のケースを紹介しました。「野球の実力が上でNPBの2軍で奮闘している同期よりも佐々木の収入が多いのは納得できない」と思うかもしれませんが、彼は野球の実力だけでなくいままで誰もやったことのない挑戦をしたことが商業的に評価されたのです。

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「大学スポーツにボクシングはなんでないの?」マネーの恨み節が聞こえてきそうです。


この2,050万ドル上限はオーナーである大学側が選手に支払う金額に過ぎず、選手たちは独自に肖像権を商業利用する権利も持っています。

「青学大の有名選手が移籍金20億円で早大に移籍」「早慶の引き抜きに弱体化した青学大が駅伝チームへの投資を縮小」「資金力豊富な近畿大学東京キャンパスが箱根駅伝で早慶と三つ巴」…日本のスポーツファンはそんな修羅を好みませんから、米国のようにはならないでしょうが…。

それでも、米国と同じようにマイナースポーツ、マイナー種目の廃部・廃止が、日本でも進んでいます。

かつて、陸上競技の強豪校が居並んだ箱根駅伝は、長距離・駅伝に特化した大学が席捲しています。一応、陸上競技部を持つ青学大も長距離・駅伝では全国No.1の強豪ですが、関東2部校です。

米国までいかなくても「富の源泉が選手」という最低ラインが認められると、年収1000万円を超える学生選手も現れるでしょう。

ボクシングの世界チャンピオンになるよりも箱根駅伝を走った方がカネになるーーーそんな時代が来るかもしれません。


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本文とは関係ありません。






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松井秀喜監督は、コーチ陣についての質問に「現段階で1人だけ声をかけている」と答えました。

その1人とは誰なのか?

イチローなら面白いですねー。打撃コーチはイチローで決まり。

そして、王貞治が助監督に復帰。

ヘッドコーチは落合博満。

投手コーチは野茂英雄。

守備はデレク・ジーターと電撃契約。

巨人の試合はオープン戦からフルハウス。ファンは大声援を送る…選手ではなく松井や王やイチロー、野茂、落合、ジーターに。

そして、巨人戦は地上波に復活、全試合が生中継され、とんでもない視聴率を叩き出す。それを見たNetflixとamazon prime videoとの争奪戦に、なぜかサウジアラビア・総合娯楽庁とイーロン・マスクまで参戦。

トランプは「読売を外してトランプ・ジャイアンツにしろ」と叫ぶが、誰にも相手にされない。


しかし、肝心の試合ではとにかく勝てない。緊張して心休まる暇のない選手たちは、顔をこわばらせてベンチでもどこに座って良いかも分からず、立ったまま。

開幕から極度の緊張と疲労、全員トルネード投法にされた投手は序盤でKO、イチローと落合の打撃理論を聞かされた打者は凡退を繰り返し、ジーターの英語がわからない守備陣はエラー連発でNPBの大型連敗記録を何度も更新しながら最下位を独走。それなのにファンは大喜び、誰もブーイングはしない。

それでも、打率9割を超え、本塁打はシーズン143発ペースで大暴れする選手がいた。



(ここからは本当の話)松井がヤンキースでマイナーリーグを巡回コーチしていたとき、ブライアン・キャッシュマンGMから10人の若手リストを見せられた。「大物選手との交換トレード要員だ。ヒデキが出すべきじゃないと思う選手はいるか?」と聞かれて、ゴジラの指はすぐに1人の名前をなぞった。

「荒削りだけど、しなやか。なによりも野球に取り組む姿勢が素晴らしい。凄い選手になる可能性がある。彼だけは絶対に出してはいけない」。(ここまで本当の話)



ヤンキース不振の責任を1人で背負わされ続けていた元・荒削りは、ニューヨークに辟易していた。松井の「東京で野球をしないか?」という誘いを断る理由はなかった。

アーロン・ジャッジがいなければチーム打率は2割を大きく割り込み、チーム本塁打の90%超がジャッジ…それでもファンは「ジャッジ、1ヶ月ぶりの凡退」に沸き上がる。

「巨人・大鵬・卵焼き」の時代から幾星霜、「巨人・iPhone Duo・長官ボクシング撤退」が流行語に。

閣僚全員が不祥事で入れ替わり、支持率が2%まで落ち込んだ高市政権は、松井・イチロー・王・落合・野茂・ジーター・ジャッジの7人にそれぞれ国民栄誉賞を贈ると発表、早苗は「個人で7人同時というのは史上初めてのことでございます」と気持ち悪く微笑んだが、予想通り全員が拒否。

そして、秋には特別枠でCS出場が決定。MLBからも特別ワイルドカード枠でのポストシーズン出場を打診される…。





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MLBのナ・リーグ優勝決定シリーズ。

3連覇を狙っていた〝悪の帝国〟LAドジャースが、MILブルワーズにまさかのスイープを喰らって轟沈。

NPBのセ・リーグ優勝決定シリーズは、1勝のアドバンテージとホーム開催の阪神タイガースがレギュラーシーズン3位の横浜DeNAベイスターズにまさかの4タテ。

日米ともに相似したリーグ優勝決定戦。

最終戦は大谷翔平が豪快な3ラン、森下翔太が2打席連続アーチとチャンピオンがお目覚め、意地を見せましたが、怖いもの知らずのチャレンジャーに突き放されてしまいました。

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NYはアーロン・ジャッジが故障していなければ…LAは大谷翔平が額面通りの活躍をしていたなら…阪神は主力がシーズン通りのパフォーマンスを見せることができていたら…。

少なくとも、アンダードッグに1勝もできずに舞台を去ることはなかったかもしれません。



詳細なデータが解析され尽くしたビッグネームが集うチャンピオンが、潜在能力と野望を抱くデータの少ない選手たちによって破壊されるーーースポーツは、それを奇跡と呼ぶほど簡単な世界ではありません。




なんでもかんでもデータ収集、なんならAIに解析してもらう、そんな味気ない時代です。だからこそジャイアントキリングが起きやすい環境なのだとしたら、それはそれで悪いことじゃない気もします。





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現地時間10月7日、NYヤンキースは本拠地で行われたTBレイズとの地区シリーズでまさかの3連敗。2026年シーズンが終わりました。

3連敗に沈んだチームに、ヤンキースタジアムのファンは大ブーイング。故障で出場できなかったアーロン・ジャッジにも容赦なし。

世界最高の名門クラブは2009年、松井秀喜の大活躍でワールドチャンピオンになってから、その座から17年も遠ざかっています。

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10月11日、読売ジャイアンツは横浜DeNAベイスターズに2連敗、CSファーストステージで敗退。横浜DeNAベイスターズには3年連続でCSで撃沈されることになりました。

戦い終えた選手たちに、東京ドームのファンは激しいブーイングの雨を降らせました。人気を二分するライバル球団、阪神タイガースがリーグ2連覇、黄金時代を迎える中で、2012年を最後に日本一から遠ざかっています。




先月のアジア大会の女子バレーボールで、ピアスやリップクリーム、ネイルをつけた選手たちへの誹謗中傷が問題になりました。

SNSなどで誹謗中傷するのは論外、一線を超えた内容なら犯罪です。ただし、結果に対してファンがブーイングするのは当然です。




高額な報酬と、他のスポーツとは桁違いのファンの声援を受けるプロ野球選手と〝セミプロ〟のバレーボール選手を同列に語ることはできません。

特に、ヤンキースとジャイアンツは日米を代表する名門ブランド。栄光に彩られた歴史を知るファンにとって、無様な敗退を許せないのは理解できます。誹謗中傷ではない、厳しい叱咤の声は、選手も甘んじて受けるしかありません。

ヤンキース敗退の瞬間、テレビカメラがとらえたのはフードをかぶって呆然とグラウンドを見つめるジャッジの姿でした。


ドジャースは、リーグ優勝シリーズでミルウォーキーに2連敗。

大谷翔平がキャリア最低の不振のまま、LAドジャースが世界一を逃したなら、やはりカメラは大谷の姿を映し、ファンはジャッジ以上の非難を大谷に集めるでしょう。


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活躍したら神様。出来なかったら犯罪者扱い。

こんな極端な価値基準を一般社会で受け入れてしまうと、プルデンシャル生命のように、本当の犯罪に走ってしまいます。

ただ、スポーツの世界で厳しいブーイングを浴びせられるのは「お前ら、こんなもんじゃないだろ!」という期待の裏返しです。

「ま、こんなもんか」なら、誰も激しいブーイングもあげません。


勝てばいいのです。




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サトテル、バース以来の三冠王!と書き出したのですが、落合博満バンザイな内容になってしまいました。

しかし、それでも、この方向で推し進めていくのだ。

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ーーー山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

明治時代の夏目に言われるまでもなく、もうとにかく住みにくい世の中になる一方です。


私の至近なところでも、部署の大半でリフレックスを取って映画鑑賞したことが問題視されて「同一部署・課で過半数が同一時間不在になるフレックスは原則禁止。然るべき理由がある場合は届出制にして下さい」と、わけのわからないルールが下期から新設され「業務に全く支障がなければ、問題ないのでは?」なんて聞くもんなら「業績が良ければなんでも許されるというのは令和の時代は通用しませんよ、最近のニュース見ててもおわかりかと」…まさか俺とプルデンシャルとかを一緒にしてるのか?

もはや、相手にしてはいけない。過半数ルールというなら、そのギリギリのラインを通してやるわ。



前置きが長くなりました。

世知辛いのはスポーツの世界でも同じです。

プロ野球の世界では投高打低の時代が続いていましたが、徐々にその様相が変わりつつあります。

投手は様々な最新機器で効率の高い練習ができる、トミージョン手術の成功度が上がっている…しかし、それは打者にとっても同じ。

「大谷翔平は屋外で打撃練習をしない」のではありません。実は、多くの打者が屋内練習に時間を割いているのです。

投手と同様に、屋内には打者の最新機器があるのです。

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投手にとってのラプソードが、打者のトラジェクトアーク(完コピ投球マシン)。

計測装置のホークアイのデータや、ラプソード、トラックマンの計測機器のデータをトランジェクトアークに入力、対戦投手の回転数、回転軸、球の変化、球速を正確に再現できるそうです。

ラプソードの費用は約50万円〜約100万円で、高校野球チームでも導入されていますが、トラジェクトアートはNPBでようやく導入し始めた最新機器。3年契約で1億円超のコストがかかるといいますから、よほどの強豪校でも導入できません。

NPBでは、今年3月に甲子園球場に隣接するタイガーズの室内練習場にトラジェクトアークが納品されたとき、選手たちは歓声をあげました。

今季、日本を代表するスラッガーに成長した森下翔太は「実際の1打席目が2、3打席目のような感覚になる」と、その効果を実感しています。

そういえば、大阪のバッティングセンターに、140kmを体感できる「堀内ボール」なんてのがありました。130kmで超豪速球だった私ですが、空振りするのは初球くらいでどんどん馴化してガンガン打てるようになります。

バッティングセンターのボールは軟球で怖さがない、同じタイミングで機械的に投げてくれる(機械だから当たり前、タイミングを外す変化球は来ない…ので当たり前なんですが。

レベルは違いますが、どんなことでも上達するには反復練習。高い精度で再現された相手投手と模擬対戦できる意味は計り知れません。

もはや、トップレベルでは〝初見〟の投手は存在しない時代になりました。

現在の技術では、投手が高度に再現した相手打者と対戦できる打者版の完コピマシンは開発出来ていません。投手は、自分の持ち球の精度を上げる〝内向き〟な研鑽に限定されているのです。

投高打低が顕著なNPBでも近い将来、逆転現象が起きるはずです。



それにしても…人間アスリートにデータをどんどんラーニングさせるのが、上達の近道なのはよくわかりますが、ソフトバンクや巨人、阪神など資金力のある球団とそうではない球団の格差拡大につながります。

高校野球などでもラプソードの導入で、優秀な投手を複数育てられる強豪校でなければ勝ち抜けない環境(投手の球数制限など)だけが進んでいるように見えます。

一方で〝初見〟の相手が完全にいなくなるわけではありません。データが少ない相手、そのデータ取得時点から大きく実力を伸ばした〝初見〟の相手を前にすると、強豪校でも意外なほどの脆さを晒け出す傾向が強まっているようにも感じます。

トラジェクトアークの導入を最も喜んだタイガースの坂本誠志郎の短い覚醒は、最新機器で何度も〝対戦〟した相手投手が目先を変えた結果かもしれません。




もはや、サトテルや落合、三冠王の話ですらなくなった…。


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新聞・雑誌の販売不振が深刻です。

出版科学研究所によると、2025年の紙の出版物(書籍・雑誌)の販売金額は推定9647億円。1975年以来、1兆円を割り込みました。物価の上昇を考慮すると「50年前の水準に戻った」わけではなく、泥沼の市場縮小に悶え苦しみ続けているのです。

ピークの1996年と比べると、市場は4割弱まで縮小。特に雑誌は前年比17.9%減、返品率は5割を上回っています。

雑誌の凋落で象徴的なのは、ボクシング専門誌。21世紀になってからは日本でもマイナースポーツに転落、ボクシング・ビートが廃刊を繰り返しているように、もともとニッチな雑誌でしたが、インターネットの発達の中で速報性の弱い雑誌の存在意義はますます小さくなりました。

ボクシング・マガジンも、極度の販売不振と深刻な返品率に挟まれて2022年に廃刊に追い込まれてしまいました。ボクマガは返品の心配がないムック本を年に1〜2回発行していますが、全く売れずに在庫を抱える書店から非難の声まであがっています。

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海外に目を移しても、ボクシング市場の低迷に歯止めがかかっていません。特に米国では、タイトルと階級の増殖、茶番劇が最も大きな興味をひく状況からスポーツとしての地位まで怪しくなっている始末です。

雑誌メディアでもKOマガジンやボクシング・イラストレイテッドに続いて、リング誌までが廃刊。英国でもボクシング・マンスリーが廃刊、世界でも珍しい週刊専門誌だったボクシングニューズも月刊に移行するなど販売不振は底なし沼。

専門誌は試合展開・結果の速報性で致命的な遅れをとってしまう。しかも、ネットでは無料で情報が手に入る。購読者がいなくなるのは仕方がない…。よく耳にする敗者の言い訳です。

「紙媒体は速報性で劣る」「ネットでは情報が無料で手に入る」というのは事実ですが、「購読者がいなくなるのは仕方がない」のは本当でしょうか?

そしてーーー離れているのは購読者の方だけでしょうか?

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なぜ〝紙のボクシング〟は売れないのか?

せっかくの月刊なのに、表紙は毎月のように井上尚弥。「井上尚を表紙にすると売れ行きが上がるから」というのは目先の話ではありませんか?新規のファンでその雑誌を手にした人がどれだけいましたか?

「市場を支えているのは井上信者のような特定の選手を応援するマニア層だから、井上尚を全面に出すのは間違っていない」…本当にそうでしょうか?


また、せっかくのムック本なのにニュース性に軸足を置いた編集ではネットに太刀打ちできるわけがありません。既存のボクシングファンだけでなく、興味を抱いている潜在的なファンも明らかに存在します。

このスポーツで非常に特徴的なのが、既存のファンの無知っぷりです。「ボクシングは世界的なメジャースポーツ」「リング誌には権威がある」と思い込んでいる長年のファンの多くは、Fighter Of The Year の存在も知らず、PFPに歴史があるとすら勘違いしています。

海外に疎いだけではありません。ボクシングの採点基準すら知らず「ラウンドマスト(どんな微妙なラウンドも10−9に振らなければならない)」とまで思い込んでいるのです。

「耳障りの悪い本当のことよりも、気持ちの良い嘘を聞きたい」というファンを相手にしていては、長期的な発展はありません。

もちろん「ボクシングはほとんどの先進国で超マイナー」「リング誌は万年販売不振でサウジに拾われたゴミ雑誌」なんて事実をいきなり説明する必要はありません。

しかし、長年のファンの間ですら横行しているとんでもない浅はかな勘違いや、染み付いたネット的に短絡的なものの見方を是正して、もっと思索に富んだ世界へ案内することは無意味ではないでしょう。



プロボクシングがWBAなどのサンクショニング・ボディ(認定団体)ではなく、各国(米国では各州)のローカルコミッションが統括している仕組みや、そこに至った歴史を辿るのは、多くのボクシングファンにとって非常に興味深いものがあるはずです。

英国で盛り上がるヘビー、カネロ・アルバレスの人気、井上や西岡らのラスベガスはことごとく失敗…日本のボクシングファンには受け入れ難い事象の背景には、このスポーツがあらゆる側面がローカルという形状をしていることを明確に示しています。

亀田騒動を〝犯罪〟としてとらえて裁判を起こした場合、十分に社会的制裁を受けた亀田一家が主犯だったのでしょうか?亀田一家の単独犯と考える人は、おそらく皆無でしょう。では共同正犯としたら、TBSなどのメディアは教唆犯にとどまるでしょうか?すでに、現実の裁判で結審している事例もありますが、ファンが〝訴訟〟を起こした仮想裁判も、日本のファンには興味深いと思います。

10ポイントマスト・システム(ラウンドマストではありません)のレギュレーションや、10−9ジャッジの弊害、議論を呼ぶ判定の数々、さらに当日計量と前日計量、減量方法の変遷などの紹介も、簡単な経緯と結果だけをチャチャっと知りたいネットが満たしてくれる簡易ニーズへの強烈なカウンターになるはずです。


ワシントン・ポストやロスアンゼルス・タイムスがデジタル化に大苦戦する中で、どうしてニューヨークタイムズ(NYT)は大きな成長を続けているのでしょうか?

リング誌の不振はプリント(紙)だけでなくネットでも深刻でしたが、どうしてTHE ATHLETIC(NYTが買収)は読者から圧倒的な信頼を得たのでしょうか?

読売新聞や朝日新聞が没落一方なのに、日本経済新聞の大健闘はどう説明したら良いのでしょうか?


井上尚が表紙の雑誌が毎月並んで「今月はどんな記事が載ってるのだろう」と楽しみに手に取るファンが何人いるでしょうか?


ボクシングなど雑誌の購読者が離れていったのは、時代が悪かったのでしょうか?

「最初」に〝リング誌〟から、時代と購読者が離れていったのでしょうか?つまり、時代と購読者が〝リング誌〟を嫌ったのでしょうか?


順番が間違っています。

取引先を失った担当者がよく口にすることです。「最初」はそこではありません。


〝リング誌〟が時代と購読者を嫌い、そこから離れていったのが「最初」です。



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中日の新監督に元ソフトバンク監督の工藤公康が就任することが決定的と報道されました。球団関係者の話として、正式に監督就任を要請、工藤は受託する方向と伝えられています。

「WBSC U-23野球ワールドカップ2026」(11月:ニカラグア)で、日本代表を杉浦正則が率いることが発表された。

巨人、阪神に並ぶ伝統球団である中日が選手、コーチとしての在籍経験がなく、完全に外部から招へいした監督は1984年の山内一弘だけ。

そして、アマチュア野球の象徴であった杉浦が監督就任するのは、これが初めてです。



指揮官の交代、指揮官を誰にするのかは、選手やファンに対するチームの意思表示。

MLBでは、今年からテネシー大学の監督だったトニー・ビテロがSFジャイアンツの監督に就任。プロチームでのコーチ、監督経験がないにもかかわらず、いきなりMLB監督に起用されるのは史上初でした。

サッカーでもプロ選手経験のないジョゼ・モウリーニョが、レアル・マドリードなど強豪チームを率いて歴史的な成功を収めています。

伝統や格式を重んじるのは時代遅れなどではなく、成熟した時代だからこそ新鮮で、大切にしなければならないことかもしれません。

しかし、それは巨人やヤンキースくらいで十分です。

日本のプロ野球は元一流選手が顔を並べていますが、栗山英樹や新庄剛志を起用した日ハムのような自由な発想があって良いと思います。

それこそ、ビテロのように大学や高校野球の名将をプロチームの監督に起用するのも全然アリなんですが、日本ではいろいろ難しいかもしれません。





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MLBで最も有名なファンサービスの一つが、ボブルヘッド人形の配布です。

ところが、8月11日、シカゴ・ホワイトソックスの本拠地レートフィールドでは来場するファンに奇妙なものが手渡されていました。

それは、中央に白い靴下が配されたローマ教皇の司教冠を模した帽子です。



少年時代からホワイトソックスの大ファンだったことでも知られているシカゴ出身のレオ14世は、2015年のワールドシリーズ初戦(vsヒューストン・アストロズ)にセクション140・19列目・シート2で生観戦。

昨年5月に第267代ローマ教皇に就くと、レートフィールドで祝福イベントも開催されました。

3年連続101敗以上を喫して歴史的弱小球団の落ちぶれていたホワイトソックスですが、村上宗隆の加入などで今季は快進撃。大盤狂わせでワイルドカードでのPS出場を決めました。

"God bless the White Sox!"

AP通信の記者から「昨年3月にあなたはホワイトソックスの帽子をかぶって"God bless the White Sox!"(ホワイトソックスに神の御加護を!)と祈りましたが、あなたがこの〝奇蹟〟をもたらしたのか?」とジョークのきいた質問を受けたレオ14世は満面の笑みを浮かべて「それは言えない。ノーコメントだ」とジョークで返しました。

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ボクシングでは、アルゼンチンでカルロス・モンソン以来のミドル級でLineal 王者となったセルヒオ・マルチネスが当時のローマ教皇フランシスコ(アルゼンチン人)に謁見したこともありました。

さて、今日未明にホワイトソックスはクリーブランド・ガーディアンズとの地区シリーズ初戦を村神様の先制ツーランで勝利!

もし、ワールドシリーズまで制するとバチカンへの表敬訪問はもちろん、レオ14世がレートフィールドに生観戦に訪れるかもしれません?




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国の呼称は独特です。

特に日本においてはイギリス、オランダなど世界的には使われていない独自の呼称が定着しています。


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さて、名古屋・愛知アジア大会でも9月25日の野球(中国vs台湾)で「Taiwan」とプリントされたタオルでの応援が大会スタッフによって制止される〝事件〟が起きてしまいました。

これは、2024年のパリ五輪でも見られた光景で、国際大会では珍しい〝事件〟ではありません。

ほぼ全てのスポーツの国際大会において「中華民国」「台湾」としての参加は認められていません。「Taiwan タオル」は政治的主張にあたります。

〝コト〟の発端は66年前に「台湾は中国の一部」という立場の中華人民共和国(中国)が、「台湾」「中華民国」と一つの国の如く参加するのを強硬に非難、IOCを離脱した1958年に遡ります。

同じ年に、名古屋で開催されたIOC理事会で「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」への改称を求め〝台湾〟もこれを受け入れました。

有名な「名古屋決議」です。

Flag_of_the_Republic_of_China.svgのコピー

⬆︎中華民国(独立国)の国旗はダメだけど、⬇︎これ(中国の一地域)ならOK

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66年前に決着していることですが、まだその火種は完全に消えていません。

現在の台湾でも「明確な独立」か「(独立でもない、中国に吸収されるでもない)現状維持」か「中国へ完全帰属」か3つの主張が入り乱れていますが、私の狭い付き合いでの〝台湾〟の友だち・知人のスタンスは「現状維持」が圧倒的多数です。

本音、机上の空論的理想では「独立」ですが、彼らの思考回路は「共産主義に取り込まれることは絶対にNO」だけど「中国と〝コト〟を荒らげるのは得策ではない」。

「外交関係」という表層的な存在感では、日本や米国が1972年以降、中国を唯一の中国として認め、中華民国を切り捨てまいました。いまでもアフリカや南米で台湾を認めず中国を認める動きが広まっており、彼らは孤立しています。

しかし、深層的には半導体など世界的に必要とされる産業を育成、国家として認めていない日本や米国の大企業を買収するなど、地球規模で影響力を強めています。

シャープを買収した鴻海科技集団や台湾積体電路製造股份有限公司(TSMC)は、日本の社会人なら誰でも知っているでしょう。

彼らと付き合っていると、その思考の異常なまでの柔軟性に驚かされます。

日本人によくある「台湾は親日的」という認識もまたきわめて表層的で、誤解と言っても差し支えありません。もし、彼らが1972年に切り捨てられなければ、韓国や中国と同じように日本政府・企業に「賠償金」を請求、反日教育を実施していたであろうことは疑いようもありません。

1972年以前に設置された史跡の案内プレートには大日本帝国を侵略者として糾弾、それ以降は日本寄りにシフト、多くのプレートでその部分が黒塗りされています。

いまでは、そのプレートや博物館等の案内の多くは差し替えが進んでいます。10年後、彼らに黒塗りの話をしたら「え?何を勘違いしてるの?大昔から変わってないよ」と笑うでしょう。まあ、さすがに、一緒に見ていた私と二人きりになれば、そんなことは言わないでしょうが。

長いこと生きてると色んな人と触れ合います。色んな人と仕事します。嘘みたいに清廉な人もいれば、人としての付き合いから逸脱した仕事をする奴もいます。

そこにあるのは、私の狭い交友や仕事の中でも「韓国人だから」「中国人だから」「米国人だから」みたいな括り方は全くできません。

嫌な奴は、日本人と同じか、はるかに少ない割合で外国人にも存在しますが、逆もそうです。

卑近な例では、多くの日本企業で東南アジアに赴任すると必ずメイドさんを雇わなければなりません。そして、バンコクとジャカルタでそれぞれ1年という短い私の経験でも、あらかじめ注告されていた通りにキッチンからカレーのルウが必ず無くなります、これ必ずです。「あいつらは泥棒」と怒り、疑いを深める人もいますが、これは簡単に解決できます。

常温長期保存できるカレールウや即席麺などは、専用のテーブルの上で保管・管理して「持って帰ったノート」を置いておくのです。そして、どのカレールウがどんなふうに美味しかったか?それとも期待外れだったか?なんかもそこに書いてもらいます。

実際に食べた家族や知人らも呼んでもらって、その感想を詳しく聞いたりするのは、これはとんでもないマーケティングリサーチです。その動画やサマリーをメーカーに見せてあげると…ロングセラーや新商品だけでなく、ときにはありえないはずのテスト品まで送ってくれるようになりました。

「バンコクやジャカルタのアシスタントやメイドは最悪」という括り方は「日本の駐在員は最悪」への裏返しでもあります。

「最悪」と呼ばれたメイドや助手でも、10人が10人彼らなりの言い分を持っています。そして、その中には「最初に悪かったのはこっち」というのも少なくありません。



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