プロボクサーになる前、オスカー・コラーゾが描いた将来の夢はニューヨーク・ヤンキースのショートストップになることだった。

ヤンキースがドジャースに勝つにはどうしたら良いのか?

そう聞かれて、コラーゾは頭を抱えた。

Finding a way to beat a powerhouse like the Dodgers in the World Series would seem as difficult as Collazo’s even more personal mission of bringing greater visibility and respect to the 105-pound division. 

ドジャースのような強豪にワールドシリーズの大舞台で勝つことは、コラーゾが直面しているストロー級の知名度を上げ尊敬されるという宿命と同じくらいに難しいことだ。

In fact, the same issue he’s running into now is the same one he had in his pursuit of a career in Pinstripes: People think he’s too small.


結局、彼の前に立ち塞がる問題はいつも同じだった。ヤンキースのショートになることも、ボクシングで注目を集めることも、人は必ずこう言った。「君は小さすぎるんだよ」。

日本時間の今日、リング誌/WBO /WBA王者コラーゾはエドウィン・エルナンデスとの防衛戦を行う。

DAZNが配信するこのイベントで、ウィリアム・セペダとテビン・ファーマーのWBC暫定ライト級タイトルマッチとダブルヘッダーにセットされたが、実質セミファイナル。

リング誌王者でもなく、PFP10傑入りが取り沙汰されることもないセペダとファーマーは、専門家の実力評価ではコラーゾよりもずっと下だが、商業的価値では逆転する。

The arguments that strawweights, or any of their neighbouring lower weight classes, lack excitement or power punching is at best rooted in a lack of familiarity, and at worst willful ignorance. 

ストロー級や軽量級が非力で面白くないと決め付けられているのは、多くの場合は軽量級を見てもいないカジュアルなファンの思い込み、食わず嫌いに起因している。

軽量級の悲哀だ。

実際に、コラーゾの戦績は11戦全勝8KO。数字上は到底、非力とは言えない。

また「ライト級と比べたら非力だ」というのなら「ヘビー級と比べたらライト級も非力だ」。

「ストロー級はアクションに乏しく面白くない」という人は、2014年にフランシスコ・ロドリゲスJr.と高山勝成が1913発のパンチを交換した試合を見てもいないばかりか、知りもしないだろう。

コラーゾは「重岡兄弟と戦いたい。人気階級の盛り上がりを支えるライバル関係をストロー級でも繰り広げたい」と望んでいる。

We suffer, we box, same as the 140, 147-pound fighters. We suffer too. The punches hurt the same,” said Collazo.

「私たちは140ポンドや147ポンドのファイターと同じように痛みに耐えて殴り合っているんだ。わたしたちと人気階級もやってることは同じ、消耗の激しい厳しい戦いに身を晒しているんだ」(コラーゾ)。




明日、コラーゾはメキシコのカンクンで、重岡優大が愛知県国際展示場でタイトルマッチのリングに上がります。