カテゴリ: プロ野球

ワールドシリーズという名の「アメリカン・シリーズ」と、日本シリーズという名の「日本シリーズ」が今日、開幕しました。

日米、同時開幕。

太平洋の向こう側はミルウォーキーがタンパベイを3−2で制して戦勝。「ドジャースが負けるはずだわ」というしたたかさを見せつけました。

そして、太平洋側のこっち側も大接戦で福岡と横浜が延長に突入。福岡が3−1で競り勝ちました。

しかし…巨人も阪神も飲み込んだ福岡が、横浜には飲まれてる、横浜を必要以上に大きく感じてるように映りました。

余裕がないのは、福岡の方。これは、巨人や阪神が相手ではありえない、福岡の動揺でした。

ナメるのは論外、でも警戒しすぎるのも…とはいえ、実力差は紙一重の世界。勢いがある方が勝ち、飲み込まれたら負けの短期決戦です。

横浜のCS6連勝の勢いは、数字上は止まりました。もともと、レギュラーシーズンを勝ち切る力がないチームです。福岡とは地力が違います。

それでも、まだわかりません。


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日本スポーツ史上で、最も注目された監督就任会見でした。

スポーツに対する扱いが違う時代でしたが、長嶋茂雄でもここまでではなかったでしょう。

松井秀喜が長嶋茂雄との約束を実行しました。

このタイミングかという思いは、いやこのタイミングだとすぐ打ち消せました。

来年は球春のキャンプインから、ジャイアンツが話題を引っ張ってくれるでしょう。


ドラフト会議。阪神ファンと公言していた松井が来てくれたらと願ってました。

現役時代の凄まじい打力には、戦慄されっぱなしでした。

名門ヤンキースの最後のワールドチャンピオン、最後のMVP。

私のとって松井秀喜の偉大さは、たった二つのシーンです。

巨人時代。ブラッシュボールを続けられた松井に巨人ベンチが激昂、ピッチャーマウンドに向かって飛びかかろうとするコーチや選手たちに手を挙げて制した姿。

人格者か!とため息をつきました。

ヤンキース時代。松井がブラッシュボールを続けられると、ジョニー・デーモン外野手が怒り狂って投手に詰め寄ったことがありました。

どんだけチームメイトから愛されとんねん!とため息をつきました。


タイガースファンから見ると、巨人でも歴史的な強打を誇る四番ですから天敵です。しかし、元阪神ファンで人格者。嫌いになる理由はありません。


松井がいなくなってから、阪神にとって巨人はどんどん特別な存在ではなくなっているような気がします。

今年はレギュラーシーズン最終盤で阪神巨人の一騎打ちになりましたが、強豪の激突という空気は全く感じられませんでした。

「勝った、勝った、よーわい巨人にまた勝った」…お決まりの合唱も、強い巨人に勝ったからこそ。

松井が監督になったから強くなるーーーそんな簡単な世界ではありませんが、選手もフロントも経験したことのない注目度に晒されることになります。マイナスもあるかもしれませんが、プラスの方がはるかに大きいでしょう。



来春。松井秀喜が甲子園にその姿を現したとき、360度から地鳴りの歓声が沸き起こるでしょう。








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令和8年10月17日。クライマックスシリーズ、セ・リーグ最終ステージ第4戦。甲子園に詰めかけたのは、4万2,648人。

阪神はこの試合に負けて、日本シリーズ進出が消滅してしまいました。

同じような大一番が、いまから53年前の昭和48年、10月22日にもありました。運命の舞台は、やはり甲子園。観客は4万8,000人(主催者発表=当時は実数発表ではなく、かなり盛られた数字でした)。

53年前の相手は横浜ではなく、巨人。首位の阪神が64勝58敗7分、2位の巨人が65勝60敗4分、ゲーム差0.5。両チームとも残り試合はこの1試合。阪神は勝つか引き分けで優勝。巨人は勝つしかありませんでしたが…。

巨人打線が5回まで毎回得点で8点を積み上げ、高橋一三は阪神を完封。0−9の惨敗を喫してしまいます。

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そして、怒り狂った阪神ファンがグラウンドに乱入、巨人ベンチを襲うという暴挙を働くのです。下駄や靴を投げつけ、選手の道具を奪う狂虎(タイガー・ジェット・シンではありません)たち。今朝の産経新聞・産経抄によると王貞治のファーストミットまで奪ったというのです。

53年後のタイガースファンは横浜ベンチを襲撃、牧秀悟にスニーカーを投げつけバットを奪うとかはしないで、勝者に暖かい拍手を送るのでした。

人格者、王貞治は「しばらくすると(道具類は)返ってきました。確かに暴動は良くないけど、あの頃のファンは良心的な部分も持っていましたね。あとで『カッとなって申し訳ないことをした』という気持ちになったんじゃないでしょうか」と、どこまでも寛容に振り返っています。

「あの頃のファンは良心的な部分も持っていましたね」…グラウンドに素顔を晒して怒鳴りながら巨人ベンチに襲いかかったファンは、53年後はSNSの闇から監督や選手に罵詈雑言の毒矢を放つ卑劣な暴徒と化しました。

なんというか、まあ、時代です。警備が厳しくなった現在、グラウンドに降りても相手ベンチまで辿り着くのは至難の業です。万一、ベンチに乱入して狼藉を働くと威力業務妨害罪や暴行罪、窃盗罪などの重罰を科されます。

横浜の選手にも阪神の選手にも暖かい拍手を送るファンのいる今の方が素晴らしいに決まっています。選手にとっても、王や長嶋でなければヘタなタイトルホルダーよりも上場企業の役員の方がはるかに年収が高く、MLBなど夢ですらなかった時代です。

学校でも会社でもハラスメントなんてもんじゃない暴力が横行、男尊女卑も今とは別次元。

私が少年時代を過ごしたのは、そんな時代の残滓みたいな頃で、ハラスメントもコンプライアンスもジェンダーも大谷翔平も存在しませんでした。

小学校高学年〜高校の7年あまりを生活した南大阪や阪神エリアは、暴力が当たり前にある理不尽と不条理がぐるぐる渦を巻いてる環境でした。

まー、考えられないほど無茶苦茶でしたわ。大学時代に完全滅菌室で育ったような同級生らから「嘘ついちゃダメ。日本にそんな町ないから」と言われたこともありました。

それでも、自分が10代に呼吸していた時代です。

「今とどっちが良い時代?」と聞かれたら、迷わず「今に決まってるやろ!なに言わすんじゃボケ!」とパワハラ寸前に威圧するかもしれませんが、「今とどっちが好き?」と聞かれると、答えに困りますね…。

あの頃は、なんだかんだ言っても、みんな良心的な部分も持っていましたし…あ!俺も王貞治クラスの人格者なのかもしれん!!!





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阪神vsソフバン、リベンジ日本シリーズがまさかの消滅…。こんなことがあって良いのか?

もしかしたら、夢を見てるのか?

チグリス、ユーフラテスに並ぶ武庫川やら神崎川やらの流れる地に高度な文明を築き上げてきた阪神エリアに拠点を置くタイガースが、150年前は寂れた漁村だった未開の横浜ごときにスイープされるなんて…こんな下克上が許されて良いのか?!


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BE A TEAM WIN IT ALL(全部剥ぎ取って勝て!)…なんというか、ベイって人の弱みや隙に突け込むのが巧妙なだけの下劣な海賊みたいなチームである。

レギュラーシーズンでは投手も野手もなんのタイトルも取れない、この4試合でもエラーはするし、走塁ミスもあった無能集団のくせに、2連覇のチャンピオンチームへのリスペクトが全く感じられないってどういうことだ?

厚かましいにも程がある。

無能な海賊どものために、レフトスタンドにゲットーのような一画を提供してやった甲子園球場の慈悲深さに感謝の気持ちはないのか?

敵地では重圧に押し潰されなければならない、という国際法があるのを知らないのか?

そもそも、阪神と海賊のファンの総数が勝敗に反映されたら、野蛮人どもは無惨なコールド負けである。

お前らが、どれほどの経済効果を吹っ飛ばしたか、わかってるのか?高貴な阪神と、寂れた漁村のどっちが日本シリーズに相応しいか、どっちの方がより大きな利益を上げて、より多くの人を幸せにするのか、そんな大事なことを考えたことが一度でもあるのか?

それにしても「自分たちは3位」という敗者の奥ゆかしさすら全く持ち合わせていない、どうしようもない野蛮人どもである。

「自分たちはしょせん3位じゃん、おとなしく3連敗して寂れた漁村に帰るじゃん。優勝タイガースさん、日本シリーズ、頑張ってくださいじゃん」とか、殊勝なことは言えないのか?


おい、JPB!来季から3位チームがCSを勝ち上がってきたら、アドバンテージを3勝に変更しろ!優勝のメリットが1勝って、どう考えてもおかしいだろ?…ちょっと待てよ?今回、そのルールだったとしても、それでも負けたということか???えーーーーー!?

もう、即刻CSを中止しろ!!!

いや、アドバンテージ3勝なら、寂れた漁村の野蛮人たちは戦意喪失して、あっさり敗退していたはずだ。そうに違いない。

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ロンドンのウィリアム・ヒルさんが、日本シリーズのオッズを叩いた。2000年以上も前から世界に開かれた港を擁する博多は2/5(1.4倍)、寂れた漁村は2倍。

ウィリアムは一昨年に博多1/6(1.17倍)、寂れた漁村3倍と見立てた。海賊どもがホームで2連敗すると、一時期博多はベットできなくなり、漁村は20倍を超えた。ウィリーにはあのときの苦い記憶があるのだろう。


それにしても、このままCS3位から身の程知らずに成り上がって、10連勝無敗のまま頂点に立つなんてことはあり得ないと思うが、それでも許す。

とにかく4連敗はするな。4連敗なんて、究極の恥だからな。4連敗したら人間性を疑うわ。というか、人間どころか生き物として恥ずかしいわ!セ・リーグの5球団に申し開きも出来ないだろう。



おい、相川。万一、日本一になったら「阪神がとにかく一番強かった」って言えよ。




虚しい…。

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ひたすら虚しいのに、カレーライスは美味い。


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アドバンテージの1勝を入れて、1勝3敗。崖っぷちです。

3敗は全て完封負け。

佐藤輝明と森下翔太がスタメンに戻ってきましたが、手負いの虎。相手マウンドに上がるのは東克樹。強敵です。

先発は大竹耕太郎。先制点は与えたくない…のに、早速1死1、3塁のピンチ。

宮﨑敏郎の犠牲フライで先制許す…フライというか弾丸ライナー。レフト正面で良かった。エンカーナシオンの二塁打、なんとか2点目は防ぎました。

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この試合、ウィリアム・ヒルの見立てはベイスターズの71/100(1.71倍)、タイガース119/100(2.19倍)。まあ、そうでしょうね…。

https://sports.williamhill.com/betting/en-gb/baseball/OB_EV41513522/yokohama-dena-baystars-hanshin-tigers

ウィリアム・ヒルもライブで1球毎にベットできるようにセットされています。日本から賭けたら犯罪ですから、見てるだけ。

そういえば、スポーツ賭博が国内外で横行している現状を踏まえて、スポーツ議員連盟による「スポーツ競技不正対策推進法」の素案が昨日、まとめられたばかり。

〝MGMグランド夢洲〟がオープンしたら、スポーツベッティングは大きく様変わりしているはず。しかし、横浜の市長候補は「カジノ反対」一色でボケだらけです。




ーーー成瀬って誰や?ここでプロ初本塁打?


言い訳にしかなりませんが、王者が戦うのに、一番やりにくい相手でした。







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昨日、織田翔希が国際アマチュアフリーエージェント制を使って、高校卒業後にダイレクトでMLBへ挑戦すると発表、米国の大学を経由することも選択肢にあげました。

昨年、国際アマチュアフリーエージェント制で桐朋高校から森井翔太郎がアスレティックスと契約。

佐々木麟太郎は花巻東からスタンフォード大学に進学、昨年のNPBドラフトでソフトバンクとでDeNAから1位指名を受けるも、今年7月にマーリンズへの入団を決断しています。

最高峰のMLBは、NPBで大活躍して「いつか目指す舞台」ではなくなりつつあります。

スポーツウェアのイラスト

大谷翔平らの大活躍を目の当たりにした18歳にとって、最高峰は「いつか目指す」のではなく「今すぐ挑戦したい」と渇望する舞台なのです。

ハイリスクハイリターンを目指す若者の勇気は、いつだってまぶしくて羨ましいもの。

その「ハイリスク」のハードルも徐々に低くなっていることも、彼らの行動を後押ししています。

2008年に新日本石油ENEOS(当時)からNPBドラフトを拒否してMLB入りした田澤純一の〝事件〟で、策定された人材流出防止策(帰国後のNPB入りを一定期間制限)は、2020年に撤廃。

マイナー契約でも森井の契約金は151万500ドル(当時の為替で約2億3621万円)と、NPBドラフト1位よりも金額が大きく、評価の高い織田はさらに大きな契約を結ぶはずです。

また、佐々木が実践し、織田が選択肢に挙げた「米国の大学進学」も日本では信じられない環境が用意されます。

全米大学体育協会(NCAA)が、2021年に学生の肖像権の商業利用を解禁。アメフトや男子バスケの人気選手の中には500万ドル以上稼ぐ〝学生スポーツ長者〟が続々と誕生しているのです。

米国では、より好条件を求めて大学を移籍、巨額のお金を稼げることから大学に残る選手までいるそうです。

佐々木ら留学生はビザの関係で米国内での活動で報酬を得ることはできませんが、日本人が日本で活動するのは問題ありません。佐々木は、日本航空など14社とスポンサー契約を結んでいます。彼が日本の大学に在籍していたらNGです。

学生スポーツはNCAAだけで2500億円市場を形成しており、日本の大学スポーツとは全く違うステージ。

日本では2021年から箱根駅伝、2025年からラグビーがユニフォームへの広告掲載が認められたばかり。

佐々木ら、競技レベルが大学生としては高い選手がキャリアを積むチャンスであり、金銭的なメリットも巨大なのですから、彼らの選択を「ハイリスク」と表現するのは間違っているのかもしれません。

一方で近い将来、日本で解禁されたとしても、この恩恵を受けられるのはメジャー競技に限られます。そして、近い将来ではなく、すでにマイナー競技は廃部に追い込まれています。

陸上競技というスポーツの中で「箱根駅伝」だけがメジャーという醜悪な構造は、他の種目を切り捨てて成り立っています。

今年、何十年ぶりかで高校の陸上部を訪れたとき「投擲の選手は練習場所が難しいハンマーやヤリはまだしも、砲丸の選手も10年以上いない」と聞いて愕然としました。

かつて、どこの町にもあったボクシングジムも減少。自民党の議員連盟に「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」まで結成される始末です。

なんだかなあ…。







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サトテル、バース以来の三冠王!と書き出したのですが、落合博満バンザイな内容になってしまいました。

しかし、それでも、この方向で推し進めていくのだ。

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ーーー山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

明治時代の夏目に言われるまでもなく、もうとにかく住みにくい世の中になる一方です。


私の至近なところでも、部署の大半でリフレックスを取って映画鑑賞したことが問題視されて「同一部署・課で過半数が同一時間不在になるフレックスは原則禁止。然るべき理由がある場合は届出制にして下さい」と、わけのわからないルールが下期から新設され「業務に全く支障がなければ、問題ないのでは?」なんて聞くもんなら「業績が良ければなんでも許されるというのは令和の時代は通用しませんよ、最近のニュース見ててもおわかりかと」…まさか俺とプルデンシャルとかを一緒にしてるのか?

もはや、相手にしてはいけない。過半数ルールというなら、そのギリギリのラインを通してやるわ。



前置きが長くなりました。

世知辛いのはスポーツの世界でも同じです。

プロ野球の世界では投高打低の時代が続いていましたが、徐々にその様相が変わりつつあります。

投手は様々な最新機器で効率の高い練習ができる、トミージョン手術の成功度が上がっている…しかし、それは打者にとっても同じ。

「大谷翔平は屋外で打撃練習をしない」のではありません。実は、多くの打者が屋内練習に時間を割いているのです。

投手と同様に、屋内には打者の最新機器があるのです。

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投手にとってのラプソードが、打者のトラジェクトアーク(完コピ投球マシン)。

計測装置のホークアイのデータや、ラプソード、トラックマンの計測機器のデータをトランジェクトアークに入力、対戦投手の回転数、回転軸、球の変化、球速を正確に再現できるそうです。

ラプソードの費用は約50万円〜約100万円で、高校野球チームでも導入されていますが、トラジェクトアートはNPBでようやく導入し始めた最新機器。3年契約で1億円超のコストがかかるといいますから、よほどの強豪校でも導入できません。

NPBでは、今年3月に甲子園球場に隣接するタイガーズの室内練習場にトラジェクトアークが納品されたとき、選手たちは歓声をあげました。

今季、日本を代表するスラッガーに成長した森下翔太は「実際の1打席目が2、3打席目のような感覚になる」と、その効果を実感しています。

そういえば、大阪のバッティングセンターに、140kmを体感できる「堀内ボール」なんてのがありました。130kmで超豪速球だった私ですが、空振りするのは初球くらいでどんどん馴化してガンガン打てるようになります。

バッティングセンターのボールは軟球で怖さがない、同じタイミングで機械的に投げてくれる(機械だから当たり前、タイミングを外す変化球は来ない…ので当たり前なんですが。

レベルは違いますが、どんなことでも上達するには反復練習。高い精度で再現された相手投手と模擬対戦できる意味は計り知れません。

もはや、トップレベルでは〝初見〟の投手は存在しない時代になりました。

現在の技術では、投手が高度に再現した相手打者と対戦できる打者版の完コピマシンは開発出来ていません。投手は、自分の持ち球の精度を上げる〝内向き〟な研鑽に限定されているのです。

投高打低が顕著なNPBでも近い将来、逆転現象が起きるはずです。



それにしても…人間アスリートにデータをどんどんラーニングさせるのが、上達の近道なのはよくわかりますが、ソフトバンクや巨人、阪神など資金力のある球団とそうではない球団の格差拡大につながります。

高校野球などでもラプソードの導入で、優秀な投手を複数育てられる強豪校でなければ勝ち抜けない環境(投手の球数制限など)だけが進んでいるように見えます。

一方で〝初見〟の相手が完全にいなくなるわけではありません。データが少ない相手、そのデータ取得時点から大きく実力を伸ばした〝初見〟の相手を前にすると、強豪校でも意外なほどの脆さを晒け出す傾向が強まっているようにも感じます。

トラジェクトアークの導入を最も喜んだタイガースの坂本誠志郎の短い覚醒は、最新機器で何度も〝対戦〟した相手投手が目先を変えた結果かもしれません。




もはや、サトテルや落合、三冠王の話ですらなくなった…。


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NPBで打撃三冠王を達成したのは、佐藤輝明を含めて9人。

1リーグ時代で試合数も少なかった中島治康を除くと、8人。

今季のサトテルの数字をその8人の中で順位付けすると…史上最低の三冠王かもしれません。

打率.306は、これまで最下位だった村上宗隆(2022年)の.318よりも低い8位。1位はランディ・バース(1986年)の.389。

本塁打39は、落合博満(1981年)の32、ブーマー・ウェルズ(1984年)の37に続く6位。1位は村上(2022年)の56。

打点106は、落合(1981年)の99を上回るものの7位。1位は落合(1985年)の146。

3部門だけを見ると、いずれも傑出した数字ではなく、1981年の落合(打率.325/32本塁打/99打点)と比較される〝史上最低の三冠王〟です。

しかし、1982年の落合は出塁率.428、長打率.606、OPS1.034。出塁率は打率を1割以上も上回り、相手投手から数字以上に恐れられていたことが浮き彫りになっています。

一方、サトテルはシーズン序盤こそ落合並みの脅威でしたが、最終的には出塁率.383、長打率.609、OPS.991。長打率はわずか3厘ですがサトテルのリードも、出塁率の差が2人の〝平凡な〟三冠王に明らかな格差を示しています。

この格差は、落合58、サトテル164という三振の数からも見て取れます。投手から見て、落合は選球眼が良くコンタクト率も高い、非常に厄介な打者でしたが、サトテルは打ち取る方法がいくつもあるのです。

村上もこのタイプと思われがちですが、2022年の三振は128。出塁率.458、長打率.710、OPS1.168と、三冠王にふさわしい支配的な数字を残しています。きょうのガーディアンズ戦でも先制点となった押し出し四球はお見事でした。

サトテルは8人の中でOPSが1に届かなかった唯一の三冠王です。

1982年の落合は「他の選手がだらしなかっただけ、ラッキーで獲った史上最低の三冠王」と、素晴らしい成績を残したにも関わらず批判に晒されました。

山田久志ら超一流の投手らが「あんな恐ろしい打者はいない」とメディアや一部ファンの懐疑的な声に反論、落合本人も「優勝を狙えなくなってからはライバル打者を見ながら打ってるんだから、数字がどうのっていうのはおかしい」と語っていましたが、どちらが正しかったのかが明らかになるのに大した時間はかかりませんでした。

個人的には、あのときの落合の三冠王としては低調な数字は陸上中長距離でよく見られる「流した」からではなく、あれで精一杯だったのだと思います。そして、あの批判に燃えて文句無しの三冠王を2度獲ったのだと。

一方のサトテルには賞賛の声が圧倒的です。もちろん、そこにはチームを優勝させたこと、広い甲子園と左打者に不利な浜風なども考慮すると、一概に「史上最低の三冠王」とは言えません。

それでも、全盛期の落合が異常なのは常に投手のウィニングショットを待つという姿勢。2ストライクと追い込まれてからの打率が1985年には.374。「あんな恐ろしい打者はいない」(山田)というのも当然です。

ちなみに、今季のサトテルの2ストライク後の打率は.180、落合の半分以下。投手にとっては「なんとか追い込めば」と希望の持てる三冠王でしたが、落合はあの佐々木主浩を「追い込んだらフォークとはならない」と恐怖のどん底に叩き落としたのです。

1985年の落合の出塁率は驚異の.481。さらに変態なのは三振がわずか40。今年の首位打者であるサトテルは164。パ・リーグ首位打者、レイエスは100。もっとも三振が取れないイチローが打率.387をマークした2000年シーズンの三振数でも36でした。


さて、佐藤輝明の三冠王はどう格付けすべきなのかは最初から決まっています。

三冠王の格付けは全員がAAAに決まっています。



なによりも、サトテルには未来があります。

太平洋に渡って大活躍したサトテルが引退したとき「サトテルの2026年」は「落合の1982年」と比較されているかもしれません。

あのときは、まさかここまでの打者になるとは…と。





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All is Well That Ends Well

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開幕前はスポーツ・イラストレイテッド誌も「NEW GOLDEN ERA〜野球のシン黄金時代」とブランディング。ところが、その両翼となる二人が揃って満足な成績を残せませんでした。


All is Well That Ends Well

日本語でも英語でも全く同じ格言があります。

「終わりよければ全て良し」もそんな代表の一つです。

アレックス・ラミレスに言わせると「どう始めるかではなく、どう終えるのかが大切」になります。

今季の大谷翔平を見ると、まさにAll is Well That Ends Well という言葉が身に沁みてきます。

今季レギュラーシーズンの成績は投手として「8勝2敗 防御率1.79」。打者として「打率.275 本塁打30 打点81」。もし、大谷のMLBデビューが今年だったなら、途轍もない記録、史上最高の選手として、現実にデビューした2018年よりもはるかに大きな注目を集め、高い評価を得ていたのは間違いありません。

しかし、もう世界は大谷翔平を知ってしまいました。今季の成績は、ユニコーンが見せた自己ベストから大きく下回る結果でした。

これが、後半追い上げる形での数字なら全く違う印象だったのでしょうが、現実は尻すぼみ。

ポストシーズンに入ってからも、攻撃のブレーキになってしまっています。

きょう、アトランタに勝って地区シリーズ優勝、そのアトランタでは主軸のアクーニャJr.がA級戦犯として非難の集中砲火を浴びています。

もし、ロスアンゼルスが敗退していたら、非難の矛先は大谷翔平だったのは間違いありません。

令和の時代に出現した、まさかの国民的英雄の不調を見るのは忍びない思いです。

そうはいっても、まだ何も終わっていません。

All is Well That Ends Well


それどころか、リーグ優勝決定戦、世界一決定戦と、これから最も大切なステージを迎えます。

そうです。1ヶ月後に振り返ったとき、大谷翔平の今季はAll is Well That Ends Well となっているかもしれません。

いや、きっとそうです。





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サトテルの三冠王が決定しました!!!

球団史上、ランディ・バース以来2人目、日本人では初の快挙です!!!!!

NPBでは1リーグ時代も含めて、史上9人目。

Rating AAA

〝ベスト9〟の中でサトテルの格付けはどうなるのか?

スタンダード&プアーズで「NPBの三冠王」を審査するスタンダード&フシアナーズが、サトテルを含めた過去9人の格付けを発表します!!!!
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