サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アルラシク長官は自身の体調不良を理由に、ボクシング界からの撤退を示唆しています。
もし、本当に体調不良が原因なら責任者の交代で済む話ですが、赤字を膨らませる一方だけでなく、マイナースポーツゆえに訴求効果も低いボクシング事業に、王室の堪忍袋の緒が切れたというのが実態でしょう。

リング誌の名物リポーター、シンシア・コンテもサウジ礼賛雑誌になった〝沈没船〟から早々に脱出。
昨年はBoxingSceneがサウジが資金提供するZuffa Boxingの報酬体系を記事にすると、リング誌がネガティブキャンペーンを展開。サウジが運営する興業でBoxingSceneの記者にパスを発行しないなど、締め出しを図りました。
The Ring Magazine has become a “Dead asset”
デラホーヤはリング誌について「私が保有していたときはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の選手寄りにならないよう自由な編集を認めていたが、今は完全にサウジの宣伝雑誌。The Ring Magazine has become a “Dead asset(リング誌の資産価値は死んでいる=リング誌に買収する価値はない)」と、買い戻しを否定。
DAZNの広報担当者は「当社の方針で合併・買収、提携、契約に関する噂や憶測について、逐一コメントを残すことはありません」と、リング誌買収について明言を避けています。
2022年に長年にわたる極度の販売不振から廃刊に追い込まれたリング誌は、2023年にサウジの援助で復刊しましたが、販売が上向くはずもなく、ボクシングのプロモート活動ほどではないにせよ、デラホーヤ時代よりもさらに深刻な赤字が続いていたのは疑いようもありません。
もし、本当に体調不良が原因なら責任者の交代で済む話ですが、赤字を膨らませる一方だけでなく、マイナースポーツゆえに訴求効果も低いボクシング事業に、王室の堪忍袋の緒が切れたというのが実態でしょう。

リング誌の名物リポーター、シンシア・コンテもサウジ礼賛雑誌になった〝沈没船〟から早々に脱出。
まず、長官がオーナーをつとめるリング誌の経営権をDAZNに売却、徐々にこのマイナースポーツから撤退を進めていく構えです。
今週水曜日にロンドンで行われたアンソニー・ジョシュア対タイソン・フューリー戦の記者会見でも長官は「私は長くはここ(ボクシング界)にいることはないだろう」「2年後にこのことを覚えているかどうかも分からない。ここ4ヶ月、体調が優れない」と発言していました。
2023年以降、サウジアラビア、イギリス、アメリカで数々のビッグファイトを主催してきた長官は、2024年11月にオスカー・デ・ラ・ホーヤからリング誌を約1000万ドル(実際はもっと少額と見られています)で買収。
「ボクシング界の復活」を目指し「ファンが見たいファイトをPPVではなく無料で提供する」と、かつてのDAZNと同じ理想を掲げましたが、DAZNと同様にすぐにPPVを導入。
「ボクシング界の復活」を目指し「ファンが見たいファイトをPPVではなく無料で提供する」と、かつてのDAZNと同じ理想を掲げましたが、DAZNと同様にすぐにPPVを導入。
さらに、リング誌も「編集の独立性を守る」と誓約していたにもかかわらず、サウジ寄りの提灯記事を垂れ流し、年間表彰の記念撮影でもスター選手を差し置いて自らがセンターに立つなど、サウジの広報誌に成り下がっていました。
昨年はBoxingSceneがサウジが資金提供するZuffa Boxingの報酬体系を記事にすると、リング誌がネガティブキャンペーンを展開。サウジが運営する興業でBoxingSceneの記者にパスを発行しないなど、締め出しを図りました。
The Ring Magazine has become a “Dead asset”
デラホーヤはリング誌について「私が保有していたときはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の選手寄りにならないよう自由な編集を認めていたが、今は完全にサウジの宣伝雑誌。The Ring Magazine has become a “Dead asset(リング誌の資産価値は死んでいる=リング誌に買収する価値はない)」と、買い戻しを否定。
DAZNの広報担当者は「当社の方針で合併・買収、提携、契約に関する噂や憶測について、逐一コメントを残すことはありません」と、リング誌買収について明言を避けています。
2022年に長年にわたる極度の販売不振から廃刊に追い込まれたリング誌は、2023年にサウジの援助で復刊しましたが、販売が上向くはずもなく、ボクシングのプロモート活動ほどではないにせよ、デラホーヤ時代よりもさらに深刻な赤字が続いていたのは疑いようもありません。
DAZNはマッチルームとクイーンズベリーの世界2大プロモーターにGBP、トップランク、プレミア・ボクシング・チャンピオンズといった主要プロモーターと配信契約を締結、ボクシング界への影響力を強めています。
しかし、DAZNがリング誌のオーナーになって編集方針を正常化させるとは考えられません。また、伝統のあるリング誌チャンピオン・ベルトや年間表彰、歴史は浅く価値は低いもののマニアの興味をくすぐるPFPランキングなどをどう扱っていくのかも悪い方向にしか転ばない気がします。
しかし、DAZNがリング誌のオーナーになって編集方針を正常化させるとは考えられません。また、伝統のあるリング誌チャンピオン・ベルトや年間表彰、歴史は浅く価値は低いもののマニアの興味をくすぐるPFPランキングなどをどう扱っていくのかも悪い方向にしか転ばない気がします。
長官の健康問題の真偽は不明ですが、サウジ皇太子との関係が悪化しているのは想像に難くありません。
10月31日に首都リヤドでカネロ・アルバレスとWBCスーパーミドル級王者クリスチャン・エムビリのタイトルマッチが予定されていますが、いつものように当たり前ですが現地の熱狂は冷めきっていて、アンダーカード出場予定のファイターはいまだに契約書が送られてこないことに不安を募らせています。
この興行でドーピング検査の依頼を受けているVADAもいまだに正式の申し込み・入金がないことから「検査は実施していない」状況です。
この興行でドーピング検査の依頼を受けているVADAもいまだに正式の申し込み・入金がないことから「検査は実施していない」状況です。
アンソニー・ジョシュアが7月にリヤドで戦ったファイトマネーが期日を過ぎても入金されないことを、エディ・ハーンが会見を開いて訴え、先月になってようやく最低保証額が振り込まれたと発表しています。
ボクシング界の主要プロモーターを合わせた以上に巨大な資産価値を持つUFCがズッファ・ボクシングを引っ込めることはないでしょうが、周囲は敵だらけ。サウジの後ろ盾を失うとなると屋台骨も揺らぎかねません。
ボクシング界の主要プロモーターを合わせた以上に巨大な資産価値を持つUFCがズッファ・ボクシングを引っ込めることはないでしょうが、周囲は敵だらけ。サウジの後ろ盾を失うとなると屋台骨も揺らぎかねません。











