シャクール・スティーブンソンさん(29歳)はかつて、会見場やSNSで「プロモートが最悪!プロモーターがアホやからボクシングがでけへん。正当なファイトマネーが得られない!」と、江本孟紀のようにトップランクとボブ・アラムを罵倒していました。
トップランクを飛び出してマッチルームと契約しましたが、ハーンは値踏みするように複数試合契約にとどめ、シャクールさんは「俺の実力を疑っているのか?」と不機嫌になりました。
大嫌いなアラムから選手を引き抜いた格好になったと、ちょっと気持ち良くなっていたハーンも「ボクシングが上手なのは認めるけど、予想以上に人気がない、本当に恐ろしいほど人気がない。生まれて初めてアラムに共感した」と、スティーブンソンさんとの契約更新は全く考えてませんでした。
思えば、ハーンがスティーブンソンさんに手を伸ばしたとき、アラムは「よっしゃ、よっしゃ。どうぞ、どうぞ」とババ抜きでババを引かせた感覚に喜んでいたはずです。ハーンが引き抜いたのは、アラムが持て余していた不良債権、ババでした。
そこに現れたのが、いまをときめくサウジアラビア総合娯楽庁がバックアップするズッファ・ボクシングからのお誘い。
実力はあるけど全く人気がない先輩のテレンス・クロフォードさんがズッファと契約した昨年、カネロ・アルバレスとラスベガスの巨大スタジアムで大儲けしたのを目の当たりにしてるスティーブンソンさんは「やっと俺にも風が吹いてきた」と小躍りしました。
しかし、スティーブンソンさんが「いまをときめく」と思い込んでいたズッファは「いまではもうときめいていない」プロモーターになっていました。サウジがボクシング産業への出資を引き締めた上に、ズッファが目指すUFCスタイルは選手報酬には激辛。
しかも、スティーブンソンさんの周辺にはカネロのような大物は1人も見当たりません。
ズッファは、デビン・ヘイニーとの試合は「キャッチウエイトがまとまらない」、マニー・パッキャオとの試合は「ライアン・ガルシアが横槍を入れてきている」と、なかなか試合をまとめてくれません。全部、これまでサウジがやってきたカネで解決できる問題だというのに。
頭の悪いスティーブンソンさんは「ファイトマネーを上積みしたらヘイニーは首を縦にふ振るはず」。
スティーブンソンさんがなかなか察してくれないので、ズッファも「サウジが緊縮財政に入ったので、あなたの商品価値に見合った金額しか提示できないのです」と、ズバリと言ってしまいました。ズッファだけにズバリではなく、ズッファと言ったのです。
「今年1月の試合がニューヨークのマディソン・スクエアガーデンの大会場で開催できたのも、対戦相手のテオフィモ・ロペスがあなたと比べると絶大な商品価値を持っていたからなんです。人気のないあなたなら小会場のシアターですら怪しい」「商品価値というのは視聴者数やPPV売上、スポンサー収入、入場者数…いろんな尺度がありますが、あなたはジュニアウエルター級としては絶望的に価値がないんです、ボクシングがお上手なだけで…。アラムやハーンでも手に負えない不良債権なんて、UFC系のウチでは無理です。他にもあなたの超絶不人気ぶりと不釣り合いな報酬の例を挙げると…」。
He fancied himself a bona fide Pay-Per-View attraction
〜スティーブンソンさんは自分のことをPPVが売れる潜在能力があるスター選手だと本気で思い込んでいたのです。
スティーブンソンさんは、ようやく全てを理解したようで「みなまで言うな」と狼狽えるのが精一杯。先日、自分から「契約を解除したい」とズッファに伝えました。「このババを次にだれに押し付けようか」と困っていたズッファは「スティーブンソンさんなら、デラホーヤのように大成功するはずです!応援してます!」と思ってもいないことを並べて大喜びで送り出します。
スティーブンソンさんは「なるほど!プロモート会社を立ち上げて、テレビや配信も自分で契約しちゃおう。デラホーヤやメイウェザー、パッキャオのように。そういえば三人ともあのクソジジイから独立して成功してるしな。よし、俺が四人目だ!」と動き出しますが、2週間ももたずに自らの商品価値のなさを思い知らされてしまいます。

あれほどSNSで罵倒していたアラムと笑顔でツーショット。アラムは「最初っから下手に出てろよ、この不良債権が!」という表情?
そんな、WBOジュニアウエルター級王者のスティーブンソンさんに、レイモンド・ムラタヤとの対戦が指名されました。もう、1年近くもリングから遠ざかっているスティーブンソンさんは飛びつきます。
そして、ムラタヤのプロモーター、アラムはシャクールさんが住むヒューストンまで足を運んでくれました。
爺さん「お、元気にしとるか?」
嫌われ者「はい、お久しぶりでございます!」
爺さん「うちのムラタラとやりたいんか?」
嫌われ者「はい!ぜひ、お願いします」
爺さん「そういえば、お前は1試合300万ドルの5試合契約を蹴ったな?もうそんな大金は出せんで」
嫌われ者「いやいや、あのときは本当に失礼しました、ぼく、どうかしてたんです。ファイトマネーはアラム様の言い値で大丈夫です!」
爺さん「どうせプロモーターもテレビ局もどこも相手にしてくれんのやろ。身寄りがないなら契約したろか?」
嫌われ者「本当ですか!ありがとうございます!ぜひ、よろしくお願いします!」
ーーーこんな会話が交わされたのでしょうか?
トップランクとの契約がどうなるかはわかりませんが、多くのプロモーターが「うちにもメールが来たけど、分不相応な契約を求めて評判が悪いやつだから返事してない」という嫌われ者のスティーブンソンさん。
面白くないファイトスタイルだけでなく、一旦、ズッファ側に付いて、既存のプロモーターやボクシング界を批判しまくった勘違いのシャクールさんには「あれはサウジやズッファに言わされてただけなんです」と今更言い訳しても、救いの手を差し述べる人は誰もいません。
アラムとしては偉そうなこと言い放って出ていったバカが〝土下座〟して戻ってきたのは、気持ちが良いでしょう。
スティーブンソンさんはアラムに首輪を付けられた格好で、完全に主導権を握られています。
トップランクを飛び出してマッチルームと契約しましたが、ハーンは値踏みするように複数試合契約にとどめ、シャクールさんは「俺の実力を疑っているのか?」と不機嫌になりました。
大嫌いなアラムから選手を引き抜いた格好になったと、ちょっと気持ち良くなっていたハーンも「ボクシングが上手なのは認めるけど、予想以上に人気がない、本当に恐ろしいほど人気がない。生まれて初めてアラムに共感した」と、スティーブンソンさんとの契約更新は全く考えてませんでした。
思えば、ハーンがスティーブンソンさんに手を伸ばしたとき、アラムは「よっしゃ、よっしゃ。どうぞ、どうぞ」とババ抜きでババを引かせた感覚に喜んでいたはずです。ハーンが引き抜いたのは、アラムが持て余していた不良債権、ババでした。
そこに現れたのが、いまをときめくサウジアラビア総合娯楽庁がバックアップするズッファ・ボクシングからのお誘い。
実力はあるけど全く人気がない先輩のテレンス・クロフォードさんがズッファと契約した昨年、カネロ・アルバレスとラスベガスの巨大スタジアムで大儲けしたのを目の当たりにしてるスティーブンソンさんは「やっと俺にも風が吹いてきた」と小躍りしました。
しかし、スティーブンソンさんが「いまをときめく」と思い込んでいたズッファは「いまではもうときめいていない」プロモーターになっていました。サウジがボクシング産業への出資を引き締めた上に、ズッファが目指すUFCスタイルは選手報酬には激辛。
しかも、スティーブンソンさんの周辺にはカネロのような大物は1人も見当たりません。
ズッファは、デビン・ヘイニーとの試合は「キャッチウエイトがまとまらない」、マニー・パッキャオとの試合は「ライアン・ガルシアが横槍を入れてきている」と、なかなか試合をまとめてくれません。全部、これまでサウジがやってきたカネで解決できる問題だというのに。
頭の悪いスティーブンソンさんは「ファイトマネーを上積みしたらヘイニーは首を縦にふ振るはず」。
スティーブンソンさんがなかなか察してくれないので、ズッファも「サウジが緊縮財政に入ったので、あなたの商品価値に見合った金額しか提示できないのです」と、ズバリと言ってしまいました。ズッファだけにズバリではなく、ズッファと言ったのです。
「今年1月の試合がニューヨークのマディソン・スクエアガーデンの大会場で開催できたのも、対戦相手のテオフィモ・ロペスがあなたと比べると絶大な商品価値を持っていたからなんです。人気のないあなたなら小会場のシアターですら怪しい」「商品価値というのは視聴者数やPPV売上、スポンサー収入、入場者数…いろんな尺度がありますが、あなたはジュニアウエルター級としては絶望的に価値がないんです、ボクシングがお上手なだけで…。アラムやハーンでも手に負えない不良債権なんて、UFC系のウチでは無理です。他にもあなたの超絶不人気ぶりと不釣り合いな報酬の例を挙げると…」。
He fancied himself a bona fide Pay-Per-View attraction
〜スティーブンソンさんは自分のことをPPVが売れる潜在能力があるスター選手だと本気で思い込んでいたのです。
スティーブンソンさんは、ようやく全てを理解したようで「みなまで言うな」と狼狽えるのが精一杯。先日、自分から「契約を解除したい」とズッファに伝えました。「このババを次にだれに押し付けようか」と困っていたズッファは「スティーブンソンさんなら、デラホーヤのように大成功するはずです!応援してます!」と思ってもいないことを並べて大喜びで送り出します。
スティーブンソンさんは「なるほど!プロモート会社を立ち上げて、テレビや配信も自分で契約しちゃおう。デラホーヤやメイウェザー、パッキャオのように。そういえば三人ともあのクソジジイから独立して成功してるしな。よし、俺が四人目だ!」と動き出しますが、2週間ももたずに自らの商品価値のなさを思い知らされてしまいます。

あれほどSNSで罵倒していたアラムと笑顔でツーショット。アラムは「最初っから下手に出てろよ、この不良債権が!」という表情?
そんな、WBOジュニアウエルター級王者のスティーブンソンさんに、レイモンド・ムラタヤとの対戦が指名されました。もう、1年近くもリングから遠ざかっているスティーブンソンさんは飛びつきます。
そして、ムラタヤのプロモーター、アラムはシャクールさんが住むヒューストンまで足を運んでくれました。
爺さん「お、元気にしとるか?」
嫌われ者「はい、お久しぶりでございます!」
爺さん「うちのムラタラとやりたいんか?」
嫌われ者「はい!ぜひ、お願いします」
爺さん「そういえば、お前は1試合300万ドルの5試合契約を蹴ったな?もうそんな大金は出せんで」
嫌われ者「いやいや、あのときは本当に失礼しました、ぼく、どうかしてたんです。ファイトマネーはアラム様の言い値で大丈夫です!」
爺さん「どうせプロモーターもテレビ局もどこも相手にしてくれんのやろ。身寄りがないなら契約したろか?」
嫌われ者「本当ですか!ありがとうございます!ぜひ、よろしくお願いします!」
ーーーこんな会話が交わされたのでしょうか?
トップランクとの契約がどうなるかはわかりませんが、多くのプロモーターが「うちにもメールが来たけど、分不相応な契約を求めて評判が悪いやつだから返事してない」という嫌われ者のスティーブンソンさん。
面白くないファイトスタイルだけでなく、一旦、ズッファ側に付いて、既存のプロモーターやボクシング界を批判しまくった勘違いのシャクールさんには「あれはサウジやズッファに言わされてただけなんです」と今更言い訳しても、救いの手を差し述べる人は誰もいません。
アラムとしては偉そうなこと言い放って出ていったバカが〝土下座〟して戻ってきたのは、気持ちが良いでしょう。
スティーブンソンさんはアラムに首輪を付けられた格好で、完全に主導権を握られています。
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