カテゴリ: スポーツよもやま話

10月23日(金)、多くの人には普通の1日だったでしょうが私にとっては仕事でも、大好きなスポーツでも「おーッ!」ということがたくさんあった24時間でした。

お仕事の方は、ここで今すぐなのはありませんが、スポーツやボクシングがらみの面白いお話もあるので、近いうちに。

さてさて、この24時間は「巨人のドラフト強行指名」「巨人監督に松井秀喜」と、CS惜敗(4試合で見れば互角以上だった)の阪神から見るとちょっと悔しいものの、まあイチローの「バウアーなら許す」じゃないですが「松井なら許す」な心情です。

「松井秀喜」は、もう会社の窓からも有楽町駅前で号外が配られているのが見えましたから、もうあっちこっちでさんざん語り尽かされているでしょう。

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ここでは「スポーツ産業革命」から完全に置いてけぼりをくらって、その小さなコップの中だけでは〝世界〟と騒いでいる日本のボクシング界でのニュースをピックアップ。

何度も〝お断り〟するのがもどかしいですが、ボクシングほど素晴らしいスポーツはありません。ボクシングを貶めようなんて、これっぽっちも思ってません。現在の米国や日本の現状が「これじゃダメだ」と痛感するのです。

曲解する人もいますが、井上尚弥は絶賛しているはずで、罵倒してるのは低脳すぎる井上信者や日本のボクシングメディアなんですけどね。

亀田和毅も井岡一翔も井上尚弥も、きょうのニュースを全部なめよう〜。



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大学スポーツが大きく様変わりしています。

日本では「大学スポーツファン」は珍しい部類かもしれません。かくいう私も大学スポーツファンという自覚はありませんが、箱根駅伝や六大学野球、大学ラグビー関東対抗戦を見てるというだけで一般の生活者よりも〝そっち寄り〟かもしれません。

3150FIGHTみたいな「日本再興戦略2016」が発表されたのは、ちょうど10年前。日本経済の新たな市場創出に向けて、10の重点プロジェクトが設定されました。


1. 第4次産業革命の実現
(IoT、ビッグデータ、AI、ロボット)

2. 世界最先端の健康立国へ
(予防・健康づくり、医療ICT、介護ロボット等)

3. 環境・エネルギー制約の克服と投資拡大
4. スポーツの成長産業化
5. 既存住宅流通・リフォーム市場の活性化
6. サービス産業の生産性向上
7. 中堅・中小企業・小規模事業者の革新
8. 攻めの農林水産業の展開と輸出力の強化
(ローカルアベノミクスの深化)

9. ロシア経済分野協力プラン
10. ジーン・エコノミー

(シェアリングエコノミー等の推進)


いやー、見事に「言うは易し」なのが10個並んでいます。良く言うと、10年後に見直しても目の付け所は悪くありません。

さて「スポーツの成長産業化」です。目標は「スポーツ市場規模(2015年:5.5 兆円)を 2020 年までに 10 兆円、2025年までに 15兆円に拡大することを目指す」。

コロナ禍の影響で15兆円計画は、2030年に後ろ倒しされました。

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1934年生まれのハンク・アーロン(現役:1954〜1976)は、1936年生まれの長嶋茂雄(現役:1958〜1974年)や1940年生まれの王貞治(現役:1959〜1980)とほぼ同世代。

全盛期のアーロンの手にしていた年俸は約20万ドル。1ドル360円で換算しても9,800万円、1億円に届いていませんでした。

一方、長嶋の最高は4,920万円。王は8,160万円。そして、長嶋と王の年俸が他の選手への「長嶋が4,900万円なのに、お前はこんなもんだろ」)という〝牽制球〟として使われたことは良く知られているように、実際はもっと多かったのは間違いありません。

その金額は、口に蓋ができない野村克也が落合博満の「史上初の1億円」を聞いて「ゆうたらアカンということやったけど、ほんまは俺ももらっとったわ。長嶋、王はもっともらっとったやろ」と暴露したように、1億円は優に超えていたはずです。

つまり、1980年代初めまでMLBとNPBは、報酬面でほとんど変わらなかったのです。

サッカーでも、1994年に当時世界最高峰のイタリア・セリエAのジェノアに移籍が決まった三浦知良の契約金は1億円。ケンウッドが大口スポンサーがついたにもかかわらず、今思うとたったの1億円でした。しかし、1億円は当時の世界トップ選手でも頭抜けたレベルの金額でした。

Jリーグ発足時に大物選手が相次いで日本のクラブと契約したのは「サッカー選手は伝道しとしての使命感が強い」なんて綺麗事ではなく、ジャパンマネーの引力でした。

日本のスポーツ界が貧しくなったのは21世紀になってから。中田英寿やイチロー、松坂大輔らが日本ではあり得ない金額で世界最高峰リーグと契約していきました。

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「スポーツの産業化」にいち早く着手した米国と欧州との選手報酬はあっという間に逆転し、その差はもはや比較対象にならないほど広がっています。

ボクシングの軽量級はいまだに「日本が最も多くのファイトマネーが稼げる国」である理由はたった一つ。スポーツの産業化が進んだ欧米では商業的な関心が全く払われず、人気階級と比較して薄すぎる選手層が貧困国に偏っているため日本の円は依然として絶大な力を持っているからです。

21世紀になって世界最高峰の輪郭が明らかになってしまい、NPBやJリーグは〝下部リーグ〟の扱いに落ち込んでしまいましたが「最高峰への滑走路」として、新しい存在価値を見出しています。

また、家族でスポーツ観戦、地元チームを応援という新しいスタイルを浸透させ、観客動員数を伸ばしています。20世紀の「王貞治の本塁打世界記録」的な楽しみ方ではない、地元チーム、そして日本代表を応援する、健康的な発展を続けています。

ボクシングの場合は欧米で認知が低い軽量(ライト)級以下の超軽量級だけといっても差し支えない市場では「最高峰(人気階級)への滑走路」など、そもそも敷くことすらできません。日本のボクシングファンにそこに目を向けさせるような報道は極端に少なく「黄金時代」と囃し立て、一つの興行で3つの〝世界〟タイトルマッチを盛り込むようなバーゲンセールを自国内で繰り広げているばかり。

現在、政府レベルで取り組まれている「スポーツの産業化」はアリーナやスタジアムなどのハコから、選手が「世界最高峰に翔ける」プロジェクトまで広範囲に渡っています。

ボクシングの場合「世界最高峰」から目を逸らしているのですから、置いてけぼりです。今後も日本スポーツ界の潮流とは関係なく、貧困国の選手や、母国では全く無名の欧米の選手との〝世界〟タイトルマッチを日本のリングで毎月3本立てペースで量産してゆくのでしょう。

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政府目標の15兆円のお話に戻って…。ここには、大学を含めたアマチュアスポーツの3,000億円も含まれています。

「大学スポーツ」にくくって、2019年に設立されたのが「一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)」です。このUNIVASがモデルとしているのがNCAA(全米大学体育協会)で〝日本型NCAA〟と呼ばれています。

このNCAAですがとんでもない化け物団体です。ディビジョンⅠからⅢまで1,100校が参加している年間収益は15億ドル(約2200億円)を超え。これは、各大学の収益合計ではなく、統括団体の収益です。大学の収益はディビジョンⅠだけで130億ドル(約2兆円)を超え。

スポーツ産業革命の波に最も乗ったのは欧州サッカーでもMLBでもなく、NCAAです。

UNIVASの発足から、日本の大学スポーツも徐々に様変わりしています。

日本のアマチュアスポーツでも、シューズやユニフォームなど道具類の提供を受けるスポンサードは存在しましたが、大学スポーツで2020年にスポンサーロゴが解禁されます。

青山学院大学の駅伝チームが合宿でお世話になっている新潟県妙高市を胸に付けたのは2021年。大学と地域が互いにエールを送るような友情関係にも映りました。

しかし、今季から妙高市は練習用ユニフォームのみでスポンサーに。胸にマークされる新たなスポンサーはレッドブルです。

多くの大学が企業とスポンサー契約を結ぶ中、距離を置いていた早稲田大学も今季から大和証券とNTT docomo Buisinessの記号ロゴを胸にマークして、公式戦を走っています。

スポンサー契約の金額は非公表ですが、100万円単位のお金でないことは誰にでもわかります。次の単位でもないかもしれません。

これまで清貧なイメージだった大学スポーツ選手が、しっかりした経済支援を支えに競技に打ち込めるのは素晴らしいことです。

駅伝選手でいうなら、競技成績が飛躍的に伸び続けている原因は厚底シューズだけではないでしょう。

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日本の大学選手は個人がサポートされているわけではありませんが、米国ではあからさまに個人をサポートします。最もわかりやすいのは、日本からスタンフォード大に行った佐々木麟太郎。ビザの関係で米国内での活動は制限されますが、日本のルールにも縛られません。

JALなど14社とスポンサー契約を結んだ佐々木は米国の恩恵を受けて、日本で肖像権が使われ企業の広報活動を進めています。

佐々木麟太郎は、競技能力以上の経済的恩恵に浴しています。彼よりも評価が高かったライバルたちよりも経済的収入は上です。

しかし、彼は野球選手としての実力・知名度だけでなく「前例のない挑戦をした」という生きる姿勢も付加価値として評価されたのです。

ドラフト1位でNPB入団しただけの若者なら、10社を超える企業がスポンサーに名乗りをあげません。

米国の大学生には佐々木を大きく上回る、NPBの最高報酬選手を超えるようなスポンサー収入を得ているアメフト選手やバスケ選手もいます。

彼らが「商品」であるのは明らかです。それを自覚しているから、より良い報酬を求めて大学を移籍するのも当たり前です。

日本でやったら「えーーー?そんなやつ、応援できるかッ!」なことを、いっぱい引き起こしています。

彼らは「学生」なのか?「労働者」なのか?





【お昼のクイズ】米国で最も人気のあるスポーツと、2番目に人気があるスポーツはなにでしょうか?






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どんな雑誌であれ、紙媒体1本で生き残るのは至難の業です。

しかし、リング誌がデジタルバージョン(RingTV.com)を立ち上げたのは、2008年。他のスポーツ専門メディアと比較しても大きく遅れをとったわけではありませんでした。

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リング誌のデジタル元年は2008年。普通はそこからレイアウトも記事も進化していくはずなのですが、喜劇的にどんどん面白くなくなっていきました。「貧すれば鈍する」とはよく言ったものです。リング誌はプリント(紙)でもデジタルでも惨敗しました。



当時の米国ボクシング市場はヘビー級こそ閉塞していましたが、ウエルター級を軸にした中量級ではオスカー・デラホーヤからフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオへとスターのトーチがきれいにリレーされ、歪な地域タイトルや上位・下位タイトル、不条理なランキングは現在ほどではありませんでした。

当時を代表するメガファイトの一つ「THE DREAM MATCH」(2008年12月:デラホーヤvsパッキャオ)が完全ノンタイトルで何のベルトも用意されていなかったことからも、現在との大きな違いが想像できるでしょう。

今なら、WBCがあらゆる王者を超越したドリーム・チャンピオンを新設、高額なドリーム・ベルトを用意するなど、認定団体は色めきだっていたはずです。

もちろん、ボクシング市場全体が没落の底なし沼に沈み続けている状況は変わりませんでした。それでも、翌2009年の「FIRE POWER」(ミゲール・コットvsパッキャオ)に、WBOウエルター級タイトルマッチだったにもかかわらず、WBCがダイアモンド王座を創設。ここからWBCの〝多宝塔〟ビジネスが始まりました。

パッキャオとメイウェザーが100万件レベルのPPVを連発、記録的なファイトマネーを手にする一方で、リング誌の販売不振は相変わらず。RingTV.comは米国Yahoo!Sportsと短期の業務契約を結び、生き残りを図りますが、閲覧数は低迷。ヤフーから三行半を叩きつけられ、リング誌の経営状況はさらに悪化。

1970年代までの黄金時代を知る資産家らから支援を受けながら命脈をつなぎますが、販売不振に歯止めはかかりません。2010年代にはページ数は激減(定価も変更=値下げ)、月刊体制も崩壊。

定期購読していた私の元にも、値下げと月刊から年9回発行に変更したことに伴う返金のお知らせが届きました。

「存続できるかどうか」ではなく「いつ廃刊になるのか」という段階に突入していました。そして、創刊100周年となる2022年、ついに延命装置が外されてしまいます。

ところが、2023年にはサウジアラビア・総合娯楽庁が買収を発表。プリントバージョンも復活させました。

しかし、デジタルもプリントもサウジの飼い犬雑誌に転落。誰も買わないゴミ雑誌になってしまい、サウジですら扱いに困っている状況で、DAZNへの売却も噂されています。


日本では「権威がある」と思い込んでくれているファンもいるリング誌ですが、いまさら「日本語版」を発行しても、サウジやDAZNの広報誌を誰が読みたいと思うでしょうか?



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持続可能性という観点では難しいとは思いますが、デアゴスティーニみたいなパッチワーク・マガジンはある程度売れるんじゃないでしょうか?。

「原寸大 リング誌ベルトを組み立てよう!」なんてどうでしょうか?なにしろリング誌です、宣伝にもなるし、ロイヤルティも安いはず。

私なら買っちゃうけどなあ…。

チャンピオンベルトをはじめ、ボクシングの歴史や現在の世界勢力地図とか。

「権威がある」と言ってるファンでも買ったことも見たこともない人がほとんどの状況ですから、誰も見向きしないかなぁ。

「原寸大 リング誌ベルトを組み立てよう!」も、俺くらいしか買わないか…。


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【本文とは関係ありません】土曜日のお昼。まずは、つぶ貝のバター焼き。ビールが進みます。




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前市長の山中竹春がパワハラから辞職したことで行われる出直し選挙が、10月18日に行われます。

これがスポーツの監督なら、不祥事を起こせばユニフォームを脱がされるのは当然。次期監督に立候補を表明するような厚顔無恥は考えられません。しかも、今回も「カジノ断固阻止!」とかぬかしとるし。

兵庫県の斎藤元彦や、伊東市の田久保眞紀なども同類で〝身の潔白〟を証明するわけでもなく、のこのこと再出馬する神経は到底理解できません。

クライマックスシリーズを目前に控えるプロ野球では、各球団で戦力外通告のナタが振るわれています。20代前半でクビを宣告される選手も珍しくありません。

昨年の首位打者、小園海斗のケースは特殊なケースとはいえ、〝ゾンビたばこ〟について「過去も現在も一切関与しておらず、いかなる違法行為の事実もございません」と否定していますが〝疑わしきは罰す〟。

「予算カット」発言をした農相の簗和生が本人も組織も続投させるつもりなのも、政治家とはどこまで甘い世界なのでしょうか。

政治家に二世が異様に多いのも頷けます。こんな楽な商売はありません。

スポーツ選手の場合は偉大な成績を残した選手ほど、子どもにはやらせたくないと考える傾向があります。「こんな辛い思いを子どもにさせたくない」という心情でしょう。



いや、しかし、世知辛く住みにくい世の中になる一方ですが、政治の世界は別枠なようです。






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サウジアラビア総合娯楽庁のボクシング事業からの撤退が噂される中、米国では超巨大メディアが誕生しました。

パラマウント・スカイダンスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収する約1,100億ドル(約17兆円)の大型取引を完了したのです。

大谷翔平がドジャースと結んだ10年契約が7億ドル。今回のメガディールは、大谷157人分です…変な例を出してしまったので、巨額なのかたいしたことないのかよくわからなくなりますが、途轍もない金額です、1,100億ドル。

新会社「スカイダンス」はハリウッドの映画スタジオ(パラマウント・ピクチャーズ、ワーナー・ブラサース、ニュー・ライン・シネマなど)や動画配信サービス(パラマウント+、HBOマックス、プルートTV)、報道(CNN、CBSニュース)、数多くのコンテンツ・IP(知的財産)その他のテレビ(TNT、TBS、ディスカバリー、MTVなど)を傘下に収めることになります。

パラマウント+(ズッファ・ボクシングなど)、TNT(17日のブランドン・フィゲロアvs亀田和毅のイベントを配信)はボクシングでもよく耳にするプラットフォーム。

この世紀の買収劇が想像以上に長期化したのは、ネットフリックスとの争奪戦が加熱したことだけでなく、反トラスト法(独占禁止法)に抵触しないよう各国の規制当局の審査・訴訟などの取りまとめに時間がかかったからでした。



リング誌の赤字ですら気になって仕方がないサウジアラビアでは手も足もでないガリバーの誕生です。

トランプが支持していたスカイダンスの勝利によって、CNNの報道姿勢も変わってしまうのでしょう。

ネットフリクスにアマゾン、そしてスカイダンス。世界のメディアはこの3社のどれかに飲み込まれていくことになります。

巨大なパワーは単純に多数決になびきます。ややこしい真実よりも、わかりやすい茶番劇。米国ボクシングは一足早く、そのブラックホールに吸い込まれてしまいました…。




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北川

2026/09/04 22:44

フシアナさん☆
初めまして。いつも記事を楽しみに読ませていただいております。

高代寺のクマについて書かせてください。

そのクマは15年ほど前に、豊能郡の山中に仕掛けられたシカ・イノシシ捕獲用罠に誤捕獲されたのです。

法律では、誤捕獲は原則、放獣することと規定されていますが、大阪府は放獣を検討することもなく早々に殺処分を決定しました。

それを知った自然保護団体「日本熊森協会」が、ただ山中を歩いていただけで何の罪もない子グマを殺すのはあまりにも酷い、と助命に奔走し、高代寺さまがご厚意でその子グマを引き取ってくださったのです。

以後、その子グマは、地元の方々やお寺を訪れた方々に、人とクマの関係はどうあるべきかを問い掛ける役割を果たし続けています。

豊かな恵みをもたらす森は樹を植えるだけでは育ちません。そこに暮らす野生の生き物たちの関わり合いによって育ち守られています。その中でクマが果たしている役割は非常に大きく、クマの代わりが務まる動物はいません。

クマ被害を減らす唯一絶対の方法は野生種を絶滅させることと書かれておられますが、クマが絶滅すれば生態系のバランスは崩れ、森は壊れます。それは長い年月を経て、人間社会に大きな影響を与えます。

オオカミを絶滅させてから120年が経過しました。オオカミの絶滅によりシカが増え、シカの食害によって森の保水力、土壌の保持力、光合成を行う力が低下しています。

それは集中豪雨や台風等の異常気象が頻発する原因にもなっていると思われます。

マスコミがクマを「わかりやすい悪者」に仕立て上げ、存在自体を危険視し、過剰なまでに恐怖を煽る報道を繰り返すために、誰もがクマがもたらしてくれる恩恵を見ようともしなくなっている、わからなくなっているのが現状です。

森の中でクマが人知れず果たしている役割に思いを馳せていただきたく、ここに記させていただいた次第です。

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長文のコメント、ありがとうございます。


もしかして、阪神地区にお住まいの方でしょうか。

>クマ被害を減らす唯一絶対の方法は、野生種を絶滅に追いやることです。

⬆︎私のこの主張に対する「森の中でクマが人知れず果たしている役割に思いを馳せていただきたく」という正論はもっともです。

当該の記事でも日本熊森協会(不勉強でこの団体の存在を知りませんでした)のパンフレットから「クマは森に光を入れる、種を運び森を豊かにする、ハチミツだけでなくハチも食べる」森の守り神だと紹介しています。

ご指摘された「クマの絶滅が生態系のバランスを崩し、森が壊れる」というのは、おそらく真実です。

しかし、
人間による地球開発が「野生動物との境界線だった里山を崩壊させ、彼らの棲家を侵略した」「野生動物によって恵みの多い広葉樹の自然林を、人間が利用しやすい針葉樹の人工林に変えてしまった」ことが、順番として先に議論されるべきです。

人間による地球開発を中止して自然との共生を優先するなら、いまさら水洗トイレを廃止できますか?…もちろん、そんな極論を考えていないのは理解していますが、「オオカミの絶滅によりシカが増え、シカの食害によって森の保水力、土壌の保持力、光合成を行う力が低下、集中豪雨や台風等の異常気象が頻発する原因」というのは、あまりにも飛躍した論理です。

少なくとも、オオカミが絶滅しなければ、ここ数年の異常気象がなかったなんてことは、あり得ません。

もし、オオカミが絶滅しなければ異常気象もクマ被害もなかった、あるいは今ほど酷くなかったとは到底考えられないのというのが常識的認識です。

むしろ、人間による地球開発こそが最も重大な問題であって、ここに歯止めをかけなければクマよりも先にオオカミが人里を襲って「オオカミ被害」という言葉が横行していたでしょう。

では、日本だけでなくそれこそ地球規模で推し進められている、人間による地球開発を止めることなど、できるでしょうか???

クマ被害と異常気象…これらは全て人間による地球開発とコインの裏表です。

暗愚なドナルド・トランプが盲信しているように「地球温暖化は人間の営みのせいではない」という主張を科学的に全否定するのは不可能ですが、個人的には人類は地球のルールに完全に抵触してしまっているのは間違いないと思います。

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⬆︎きょうの日経新聞 夕刊。


林野庁の四国森林管理局は「クマが食べた果物の種を糞として遠くに運び、植物の分布を広げ、豊かな森を維持している可能性がある」と推測していますが、これは推測などではなく事実でしょう。

同管理局によると現在、1980年代まで害獣として駆除され続けた四国のクマの個体数は絶滅回避に必要とされる60頭を大きく割り込み、27頭しか確認されていません。このまま、人間が何も手を下さなければ、間違いなく絶滅します。

湧水や野生動物の食べ物が少ない針葉樹の人工林を、実のなる広葉樹の自然林に戻そう、自然林を守ろうという日本熊森協会の主張は正論です。

「真実は一つ」のスポーツのお話なら、まさにおっしゃる通りなのですが…。

米国やロシア、中国の卑劣な暴力が許されないように、私たちがこの「地球号」を統括する霊長類であるのなら、あらゆる生き物と共存共栄していかなければなりません。

しかし、日本政府が全く反対の姿勢をとっている核兵器廃絶と同じで「それ、本気で出来ると考えてますか?」という話なんです。


もちろん、誰もが口を閉ざしてしまうのが最悪の事態です。

日本被団協はノーベル平和賞をもらったけど、世界はますます無法地帯になっている。日本の赤根智子が所長をつとめる国際刑事裁判所が逮捕状を出してもプーチンに手も足も出せないのだから意味がない…そんなことはない、と思いたいです。

俺が「ジャッカルの日」のジャッカル、いやゴルゴ13なら依頼主なし、もちろん報酬ナシでもトランプやプーチンのテンプルにスコープを当てて撃ち抜きますが…。

しかし、無力な私たちは核兵器のある世界で、暴君と折り合いをつけながら生きていくしかないのです。


今春、友だちと見た映画「ヒンド・ラジャブの声」。あれもまた、無力な人々が放った、殺傷能力ゼロの一本の鋭い矢でした。

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⬆︎ニホンオオカミを探して、ついに大発見したのび太とドラえもんは「誰にも言っちゃいけない。でないと人間たちが大騒ぎして、オオカミにとって良いことなんて何もない」と、静かに山を去ります。


人間による地球開発 をやめないのであれば、クマの〝害獣度数〟はこれからも跳ね上がる一方でしょう。

人間が未来の子どもたちを無視した、自分たちだけの豊かな生活を優先するのなら、クマは四国のように害獣として徹底的に駆除して、絶滅に追い込むしかありません。

そして、現在の日本、世界はその方向で突っ走っています。


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札幌勤務時代に北海道を縦横無尽にドライブしたことがありました。

絶景の森林地帯に入って徐行すると、いきなり現れたヒグマが自分よりも大きなランドクルーザーに体当たりしてきました。ものすごい衝撃でした。クマも無傷ではないはずなのに、何度も体当たりを繰り返すのです。

思いっきりクラクションを鳴らすと、クマは足を引き摺りながら森に帰って行きましたが、その先に小さな子グマが確認できました。

あれは子連れの母親で、ランクルが徐行したのを子グマへの攻撃体勢と感じたのかもしれません。同乗していた北アフリカ勤務時代の助手もそれを目撃し「かわいそうなことしてしまった」と、ボロボロ泣いていました。

自動車を敵だと認識してしまったあの母親は、怪我した足をひきずってでもまた同じことを繰り返すかもしれません。

「どうか、あの母グマが駆除されませんように。可愛い子どもと森の生活を楽しめますように」…一瞬でもそんなふうに思ってしまった自分の偽善に恥ずかしいを通り越して怒りを覚えました。

札幌の自宅から、バーベキュー用に知人にもらったシカやクマの肉、酒を積んで、舗装されたアスファルトの道路を走って「体当たりして足を負傷した母グマがかわいそう」だなんて、どう考えたってお笑い草です。

北海道の所轄にすぐに連絡して「とんでもない凶暴なクマです。足を怪我してるので遠くに行けないはずです。すぐに駆除して下さい」と、報告するのが現代人の正しい行動です。







ーーー国土の7割が森林というこの国で。

オオカミを絶滅に追い込み、森の守り神であるクマを害獣と見るようになった日本に、どんな未来が待っているのでしょうか?

喜ばしいことに、オオカミは絶滅しました。クマも多くの地域で生存するには重大なダメージを負っています。今がチャンスです。

人間にとって使えない広葉樹の森や、クマやシカなどの害獣は一匹残らず駆逐しましょう。もちろん、何頭かは残して、絶滅しないように動物園で見せ物にしましょう。

あるいは、猪豚のように品種改良して食用の家畜にするのも妙案です。そしたら〝絶滅〟じゃないし。

人間にとって利用価値のある針葉樹の森だけを作って、生態系なんて糞食らえでビニールハウスのように人工的に管理したらいいのです。AIはすでに、危険な野生動物を排除した人工林だけで地球環境が維持できると結論づけています。

人間、万歳!AI、万歳!



人間による地球開発 の代償がとてつもない異常気象だとしても、東京など世界の主要都市は無傷ですから、いいじゃないですか、それで。

ネパールとかインドネシア、日本でもせいぜい千葉とかの地方のど田舎がどうなっても、痛くも痒くもないですからね。

戦争だってウクライナ?イラン?日本に戦火が及ばないなら、少々物価が高くなっても関係ないわい。

もし、なんかあったって、俺が生きてる間が大丈夫なら、それでいいっすわ。






ーーーあ、長文失礼しました。





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今シーズンは、死球が多い。と、言われています。

NPB12球団で過去10シーズンで最多は2022年の638個。次いで2019年の633個、2018年の624個。今季は8月終了時点で515個(シーズン換算629個)。

とりたてて多い数字とは言えません。

阪神と巨人の人気2チームで目立っていること、ファンやメディアが騒ぎ立てていることでことさらに注目を集めているのかもしれません。

ちなみに、与えた死球と当てられた死球で観ると…阪神は与えた死球が34、当てられたのが12球団最多の56(はヤクルトと楽天の31)。巨人は与えたのが55(12球団最多)、当てられたのが40。

さらに、阪神目線では当てられた最多が巨人で15(2位はDeNAと中日の10)。巨人が当てられたのは最多がヤクルトの9(2位はDeNaの6)で、阪神は4。

このあたりが死球騒動の一因になっているようです。

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8月末に森下翔太が巨人の赤星から受けた死球について江本孟紀は「コントロールのない投手と、避けるのが下手な打者がそこにいた。それだけ」とバッサリ。

阪神の岡田彰布オーナー付き顧問も「デッドボールの数なんか数える必要ないよ。強いチ-ム、強い打者は攻められる。勝負なんだから。」と切り捨てました。

清原和博は苦手の内角を突かれることに苛立ち、プロテクターをつけた左肘を出してボールに当たり、投手を睨みつけたことがありましたが「打者が避けようとせずにボールに当たった場合は死球にならずにボールが宣告される。ただし、球審が避けられないと判断した場合は除く」のがルールですから、あれは主審がボールかストライクと判定すべきでした。

広岡達朗は「今の選手は死球の避け方を知らない」「全身をプロテクターで守られグラウンドが戦場であることの危機感が薄れているんじゃないか」。

広岡の時代とはスピードもパワーも全く違う時代ですが、打撃リーグトップになったのは併殺打だけという非力だけど常に全力疾走しない守備だけの人には、そのあたりの進化を考えることができないのでしょう。

江本は打者について「田淵幸一さんは避けるのが下手くそだった。落合博満は上手かった」と、死球を避けるのも技術の一つと強調しました。

桑田真澄は「日米ともパワー優先の時代で、投手のコントロールがおろそかにされている。一番大事なのは球速じゃなくコントロール。MLBで一番勝ってる日本人は菅野智之」と、投手側の技術を指摘しています。

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硬式球を使うボーイズリーグでもての衝撃を緩和し、グリップを強めるグローブをしてバットを握りますが、この人は「芯を外れて打つと手首を骨折しかねない?グローブして芯を外れても大丈夫と思うから上達しない」と誰も共感できないことを言い放ちました。


江本の「コントロールのない投手と、避けるのが下手な打者がそこにいた。それだけ」というのは至言ですが、落合は死球対策で本来のフォームを崩しオープンスタンスにした天才で、全く汎用性のないサンプルです。

岡田の指摘はその通り。時代の進化・変化をいつも無視する広岡の指摘は完全に的外れ。V9時代の巨人といまのソフトバンクが激突したら、レジェンドたちが残酷に粉砕される見せてはいけない〝虐殺〟にしかなりません。

桑田の「菅野」も「落合」にきわめて近い、特殊サンプルです。


プロテクターが増える傾向にあるのは、現代野球では当然です。

藤川球児のさらに打者を保護するプロテクターを提案したことについて、広岡は「鎧兜をして野球をしろとでもいうのか」と反対しましたが、そういうことです。

〝防具〟はヘルメットだけという、広岡の安全だった時代とは違うのです。





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nsolved Problems In Mathematics。

正解があるはずなのに絶対に解けない問題、それが Unsolved Problems In Mathematics 。

Unsolved Problems In Mathematics をこよなく愛する私と、ブラックジャックに憧れて医者になったヤブは酒が入るとこの問題について語り合うバカ友だちなのですが、そんな健気な2人が大きなショックを受ける事件が今年になって、多発しているのですが。

AIが
Unsolved Problems In Mathematics を完全解答したというニュースです。

「エルデシュ問題728番」という数学の予想についてAIが自律的に解決。さらにエルデシュの別の問題「397番」が「ChatGPTプロ5・2で作成した証明」によって解決、証明にかかった時間がわずか15分だったこともあり、世界を震撼させました。

そして先日、ビル・ゲイツ氏はAIに対して大幅な制限を設けることを提唱、「たとえAIの恩恵があったとしても、サイバー攻撃、生物テロ、新種のウイルス…大きな危害が人間に対して加えられかねない」と警告しました。

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ーーーAIが人間を幸せにするか
?それとも不幸にするか?これまだ答え出てませんよね?僕がその答えを言い切りましょーう! !!

不幸にする!!!

必ず解答があるはずなのに、その答えが導けそうなのに、それが出来ない…そんなUnsolved Problems In Mathematicsにロマンを感じていた私たちとしては、ショックです。数年前からこの手のニュースが報じられていますが、いつの日かAIが地球上からUnsolved Problems In Mathematicsが消滅させてしまうとしたら…。 AIで生成された〝理想の異性〟に恋する人もいるそうですが、〝絶対にあなたを傷つけない〟〝どんなときでもあなたが最も欲しがっている言葉を発してくれる〟…そんな存在が本当に最高のパートナーなのでしょうか? もし、私好みのAIを生成してUnsolved Problems In Mathematicsを出題したら「申し訳ありません。こんな難問をAIが解くのは不可能です。人間が解いてくれる未来を待ちましょう」と、私の期待通りに回答してくれるんだろうなあ…そんなことを思い耽ってしまうと、それはそれでちょっとやるせない気分です。


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馬淵史郎が率いる明徳義塾が日南学園に1−2で惜敗、70歳の名将は「(あと2年ぐらいはやってね)もう何年もやる気はありませんと、引き際について語りました。

注目スポーツと毀誉褒貶はセットですが、この人ほど評価・評判が乱高下した人も稀れでしょう。

今から34年前、1992年の夏の甲子園。星稜の松井秀喜を全(5)打席連続敬遠したことで、馬淵は日本中から凶悪犯罪者の如く非難されました。

社会人になりたての私の周囲でも大きな話題になりましたが「凶悪犯罪者」という見方は主流ではありましたが、私を含むほんの一部の人は「ルールの中で勝利だけをひたすら追求する、それは松井と真っ向勝負させるよりも厳しく、深く、もしかしたら正しい教育かも」と感じていました。


馬淵が座右の銘にする「疾風に勁草を知る」。猛烈な風が吹き荒ぶとき、頑丈に見えた樹木があっさりとへし折られても、しっかりと根を張って風に飛ばされない雑草もある。

うわべの空気に流される浅はかな大衆が大きな樹木だとしたら、そのときには認められなくても決して揺るがない確固たる信念の根を張るのが雑草。

もし、34年前にSNSが普及していたなら、馬淵はあそこまで悪者扱いされなかったかもしれません。

https://fushiananome.superknova.org/archives/33235667.html

https://fushiananome.superknova.org/archives/35171705.html


SNSの弊害は数え切れませんが、たとえ間違った意見でも議論の俎上に乗るというのは悪い話ではありません。



巨人入団が日本列島を揺るがす大事件に発展した江川卓や桑田真澄も凶悪犯罪者の扱いでしたが、SNSがあったなら強烈な擁護論も巻き起こっていたでしょう。

そして、馬淵のように江川と桑田もその並外れた実力を見せつけました。


和毅と尚弥

馬淵と同じ名を持つ亀田史郎も一家が凶悪犯罪者のごとく非難されました。TBSやWBAがスポーツの倫理道徳を超えて擦り寄ってくるのを拒まず、踊らされたことは、彼らの責任はゼロではありません。ゼロだったのは、彼らの知能です。

TBSの無軌道な報道、WBAの認定料優先の醜い商魂こそが悪の根源で、亀田一家は知能ゼロのお調子者であることにつけ込まれて利用されただけ。

JBCとの法廷闘争の結果が明らかなように、最も卑劣で凶悪なのは亀田一家に群がった輩どもでした。

ところが、社会的制裁を過剰なまでに受けた彼らがいまなお名誉挽回できないまま、アンチが粘着している背景には馬淵や江川、桑田らとは違い、リングの上では消化不良な煮え切らないパフォーマンスしか見せることのできない実力に起因しています。

もし、亀田興毅が全盛期のノニト・ドネアとのバンタム級最強決戦を回避せずに、明白に勝利していたなら?三兄弟で唯一、大毅が内藤大助にクリーンファイトで勝っていたなら?和毅が井上尚弥に先んじてムロジョン・アフマダリエフに完勝していたなら?

…JBCから法にも触れる誹謗中傷まで受けた亀田一家でしたが、事実が明らかになってJBCが壊滅的打撃を受けても、名誉回復の流れが弱かったのは、彼らが並外れた実力を持っていなかったからです。

もし、彼らにパッキャオのような人気階級で大活躍するような傑出した実力があれば、T−モバイル・アリーナをフルハウスにして、莫大なPPVマネーを稼いで本物の世界的スターになっていたなら、西岡利晃や井上尚弥の〝なんちゃってラスベガス〟もやらずに済んだでしょうに。



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高校野球、盛り上がってます。その温度はやはり、地元である近畿圏の方が高いように感じられます。

なぜか野球がない高校総体の陸上競技も面白かった。

競技レベルに関係なく楽しめるのはスポーツの持つ大きな魅力でしょう。MLBや五輪の超人パフォーマンスに驚くだけでなく、若さ剥き出しで緊張に飲み込まれそうになる高校生の姿に感情移入してしまうのは、それなりに年齢を重ねたおかげかもしれません。

高校時代の私は、同年代の選手が活躍する眩しさを直視するにはあまりにも幼稚でひねくれていました。





青森山田、野球をよく知っています。見事な逃げ切りでした。

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さて、宮城県の高野連で「補殺」「刺す」「犠打」といった〝物騒な〟野球用語を見直す検討委員会を設置したそうです。


「くだらなすぎて何も言えない。そんなことよりどうやって野球人口を増やすかとか、もっと他に考えるべきことがあるでしょう」(江本孟紀)というのが多数意見です。

一方で、海の向こうのNFLではロングパスを指すBomb(爆弾)や、クォーターバックを急襲するBlitz(電撃戦)といった戦争を連想させるMilitary metaphor=ミリタリー・メタファー(比喩表現)を自粛。

戦闘を仮想するeスポーツ(対戦型ゲーム)の大会でもkill(殺害)という言葉を排除する流れが決定的になっているそうです。

宮城県高野連では、日常的に「殺」や「死」「刺」という過激な言葉を繰り返し使うことで、子供たちの意識のハードルが下がってしまうという心理的なリスクを配慮したということですが、これはどうなんでしょうか?

さらに「DeadやSacrificeなど表音文字の英語に比べて、死球や犠牲という言葉は、表意文字である漢字は生々しさが突出している」ということですが、正気か?です。

Deadなんて「死」そのもので、Sacrificeに至っては「生贄」の意味も多分に含んでいます。「生贄バント」という表現なら微妙ですが、「犠打」は全く問題ないでしょう。

とはいえ…ここまで世知辛い世の中になってしまいました。

私のように「死球」「盗塁死」という言葉から、子どもたちの「死」や「盗」への意識が軽くなってしまうなんて、そんなバカなことがあるかッ!ボケッが!!なんて口にしてしまうと、言葉狩り、魔女狩りの格好の標的にされそうです。

そのうち、選手が死球や盗塁死、刺殺なんて言葉を使おうもんなら、その高校は1年間の公式戦出場停止とかになるかもしれません。高校球児は気をつけろ!…球児だけじゃないな、全体責任とか言い出しそうだからその高校の生徒たち、関係者も注意徹底しなければなりません。


サッカーでも延長Sudden Death(サドンデス)方式がVゴール、ゴールデンゴールに差し替えられたことがありました。

言葉狩り、実に面白いなあ。こんなことを真剣に考えてるんだもんなあ。


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翻って、我らがボクシングです!!!

選手の渾名で、バーナード・ホプキンスらのExecutioner(死刑執行人)や、より具体的なマニー・パッキャオのMexecutioner(メキシコ人死刑執行人)にDestroyer(ぶっ壊し屋)、ガーボンタ・デービスらのTank(戦車)、Bomber(爆撃戦闘機)はジョー・ルイスのBrown Bomberにデオンティ・ワイルダーのBronze Bomberなどなど、大きな爆発力を持つTNT火薬も定番中の定番です。

ジャック・デンプシーのManassa Mauler(マナッサの人殺し)のMauler、ヘンリー・アームストロングのHomicide Hank(殺人ハンク)のHomicide なんかもよく見る言葉です。

虐殺を意味するSlaughterやMassacre、Annihilate(殲滅)、Demolish(粉砕)、Destroy(破壊)なんて言葉も一方的な試合の記事で、当たり前に目にする基礎単語。

物騒な言葉や、ミリタリー・メタファーのオンパレードです!

そして、インタバルになるとなぜかリングに腰を振って現れる露出度満点のセクシーなラウンドガール…。

ボクシングなんかを見たり読んだりしていると、殺人や残虐な暴力、戦争に対する意識の防波堤が完全に決壊、殺人鬼や強盗犯を大量生産してしまうんです、きっと。マイナースポーツで幸いでしたわ。



プロボクシングに世界的な統括団体が無くて本当に良かった、マイナースポーツで良かったなんて感じることはまずありませんが、メジャースポーツがどんどん世知辛くなっていくのを目の当たりにすると、そんな思いにも駆られてしまいます。

プロボクシングの統括団体が宮城県高野連でなくて本当に良かった!

ヘンリー・アームストロングはHomicide Hank(殺人ハンク)ではなく、Playful Hank(わんぱくハンク)とかに書き換えられるとこでした。



女子高生たちも直射日光にあたって火傷するほど熱くなった管楽器なんて捨てて、もっと涼しい格好で、ジュリアナ扇子でもヒラヒラさせて応援するのもありですな…なんて、春先に会社の酒席で酔っ払ってると「それ、公式の場では絶対に言わないでくださいね、冗談抜きで」と思いっきりクギを刺されたのでした…。それくらいエエやろ、許容範囲やろ、普通?





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