映画「Disclosure Day(ディスクロージャー・デイ)」は、北朝鮮の核使用への不安が現実になりつつある近未来が舞台です。
いかにも現実的なストーリーですが、映画が未来を見事に切り取っていることが、ときとしてあります。
最も有名なのは「The Silence of the Lambs(羊たちの沈黙)」(1991年:オライオンピクチャーズ)に登場するウサマ・ビン・ラディンでしょう。映画公開の10年後、あの「9.11」が起きてしまうのです。
日本では「ワートレ」と呼ばれていたあの双子の高層ビルには、友人・知人もたくさん勤めていました。
ーーー今回も、映画の本筋から離れるものの、北朝鮮問題が触れられています。
私は国際関係に精通した専門家ではありませんが、高校時代の私は、北も南もどっちの高校のやさぐれた生徒たちとも公平に仲良くお付き合いさせて頂いてました。ほんと、嫌というほど…。
社会人になってからも、直接担当はしてなかったものの、会社的には韓国企業は大きな取引先で、北朝鮮も大きな商売ではないものの貿易のパイプはいまなおあります。
さて、北朝鮮。現在の指導者は金正恩です。
彼が後継者の有力候補とされたとき、中国や韓国、日本のメディアが報じた彼は「キム・ジョンウン」でした。
しかし、それは「金正恩」ではなく「金正〝雲〟」でした。音までは判明していたものの、漢字まで突きとめていなかったのです。
それほど、あの国の情報は外部に対して徹底的に遮断されているのです。
ロシアであれ、中国であれ米国であれイスラエルであれ…諜報部員はどこにでも入り込んでいます。メディアが報じる「消息筋からの情報によれば」というのは、それぞれの政府がメディアにリークしたニュースであることもあります。
金正恩の後継者候補について、最も正確で多くの情報を収集しているのは米国CIAではなく、韓国の国家情報院です。
その情報院がつい最近になって「後継者はキム・ジュエ」とほぼ断定しました。
日本でも3年ほど前から「ほぼ断定」した報道がされていましたが「彼女には兄がいる」という情報が複数寄せられ、東アジアでも特に男尊女卑の習慣が根強い背景からも「キム・ジュエ」は後継者ではないという説も根強かったのです。
しかし、情報院は「性別不明のきょうだいがいる可能性は依然として高いが、それが後継者の有力候補となりうる兄なのかどうかは確認中」と発表、ジュエが後継者として内定しているという見方を固めました。
きょうだいが存在するなら、後継作業の障害とならないように海外留学や中国の北朝鮮企業へ送り込むことになりますが、従来と同様に何人かのダミーを用意するのは確実で、特定するのは難しいでしょう。
そもそも、キム・ジュエの漢字表記すら、まだ判明していないのです。
〝金正雲〟の反省もあってか、キム・ジュエを「金主愛」や「金珠愛」などと表記する、勇気ある(高度な取材能力のある)メディアは見当たりません。これ「ディスクロージャー・デイ」で漢字まで断定してたら面白いんですが…まあ、既存の情報という檻の中でしか吠えることのできないAI時代で、そんな作品は無理でしょう。
しかし、それにしても北朝鮮の秘密厳守には驚かされ続けています。
かつて、ソ連はバルト海からアドリア海までを「鉄のカーテン」で遮断しましたが、あれは共産主義の絶対的盟主だから可能だったと考えられていました。
しかし…単独国家としては強力なパワーを持たない北朝鮮ですが、中国とロシアという険悪な関係の大国を天秤に乗せるバランスゲームを見事に切り抜けています。
それが、深い洞察力に基づくものならほんの少しだけ安心ですが、単なる幸運や偶然であって金正恩が短絡的で暴発する低脳であるなら、きょう公開された映画のような最悪の未来がすぐそこに迫っています。
いかにも現実的なストーリーですが、映画が未来を見事に切り取っていることが、ときとしてあります。
最も有名なのは「The Silence of the Lambs(羊たちの沈黙)」(1991年:オライオンピクチャーズ)に登場するウサマ・ビン・ラディンでしょう。映画公開の10年後、あの「9.11」が起きてしまうのです。
日本では「ワートレ」と呼ばれていたあの双子の高層ビルには、友人・知人もたくさん勤めていました。
ーーー今回も、映画の本筋から離れるものの、北朝鮮問題が触れられています。
私は国際関係に精通した専門家ではありませんが、高校時代の私は、北も南もどっちの高校のやさぐれた生徒たちとも公平に仲良くお付き合いさせて頂いてました。ほんと、嫌というほど…。
社会人になってからも、直接担当はしてなかったものの、会社的には韓国企業は大きな取引先で、北朝鮮も大きな商売ではないものの貿易のパイプはいまなおあります。
さて、北朝鮮。現在の指導者は金正恩です。
彼が後継者の有力候補とされたとき、中国や韓国、日本のメディアが報じた彼は「キム・ジョンウン」でした。
しかし、それは「金正恩」ではなく「金正〝雲〟」でした。音までは判明していたものの、漢字まで突きとめていなかったのです。
それほど、あの国の情報は外部に対して徹底的に遮断されているのです。
ロシアであれ、中国であれ米国であれイスラエルであれ…諜報部員はどこにでも入り込んでいます。メディアが報じる「消息筋からの情報によれば」というのは、それぞれの政府がメディアにリークしたニュースであることもあります。
金正恩の後継者候補について、最も正確で多くの情報を収集しているのは米国CIAではなく、韓国の国家情報院です。
その情報院がつい最近になって「後継者はキム・ジュエ」とほぼ断定しました。
日本でも3年ほど前から「ほぼ断定」した報道がされていましたが「彼女には兄がいる」という情報が複数寄せられ、東アジアでも特に男尊女卑の習慣が根強い背景からも「キム・ジュエ」は後継者ではないという説も根強かったのです。
しかし、情報院は「性別不明のきょうだいがいる可能性は依然として高いが、それが後継者の有力候補となりうる兄なのかどうかは確認中」と発表、ジュエが後継者として内定しているという見方を固めました。
きょうだいが存在するなら、後継作業の障害とならないように海外留学や中国の北朝鮮企業へ送り込むことになりますが、従来と同様に何人かのダミーを用意するのは確実で、特定するのは難しいでしょう。
そもそも、キム・ジュエの漢字表記すら、まだ判明していないのです。
〝金正雲〟の反省もあってか、キム・ジュエを「金主愛」や「金珠愛」などと表記する、勇気ある(高度な取材能力のある)メディアは見当たりません。これ「ディスクロージャー・デイ」で漢字まで断定してたら面白いんですが…まあ、既存の情報という檻の中でしか吠えることのできないAI時代で、そんな作品は無理でしょう。
しかし、それにしても北朝鮮の秘密厳守には驚かされ続けています。
かつて、ソ連はバルト海からアドリア海までを「鉄のカーテン」で遮断しましたが、あれは共産主義の絶対的盟主だから可能だったと考えられていました。
しかし…単独国家としては強力なパワーを持たない北朝鮮ですが、中国とロシアという険悪な関係の大国を天秤に乗せるバランスゲームを見事に切り抜けています。
それが、深い洞察力に基づくものならほんの少しだけ安心ですが、単なる幸運や偶然であって金正恩が短絡的で暴発する低脳であるなら、きょう公開された映画のような最悪の未来がすぐそこに迫っています。













