明日はハロウィーン。

降って沸いた、馬鹿げた幼稚な大人の乱痴気騒ぎ。「平和な日本」の象徴と考えれば、少しは我慢できます。
𝕋𝕣𝕚𝕔𝕜 𝕠𝕣 𝕥𝕣𝕖𝕒𝕥?


米国では子供が主役の伝統的なお祭りです。

まあ、この日に米国向けのボクシングイベントをやる馬鹿げた幼稚な大人もいないはず。ましてや、紛争地帯で。

専門ネットニュースのボクシングシーン(BS)が、サウジアラビア・総合娯楽庁が主催、リヤドのキングダム・アリーナで強行する「Mexico vs The World」を批判しています。

サウジアラビアのボクシング参入から、採算度外視の姿勢に懐疑的だったBSはサウジにとっても目障りな存在で、これまでもリング誌イベントなどのいくつかのイベントで取材パスを発行せず〝出禁〟にしてきました。

現在のリング誌は総合娯楽庁のトゥルキ・アルラシク長官がオーナーで、サウジの提灯記事が並びます。広告のほぼ全ても中東の湾岸諸国の企業。記者は米国、英国、日本など多岐に渡っていますが、この雑誌を「権威ある米国のボクシング専門誌」と報道する日本のメディアには「正気か?」としか思えません。

BSにしてもCBSが傘下のSHOWTIMEから、現在はプロモーターから配信まで手掛けるProBox TVのメディア部門。それでも、リング誌よりは公平性が高いのは記事を読めばわかります。

長官からの再三の勧誘にも、カネロは「俺は金では動かない」とカッコよく拒絶していましたが、それはどうやら「俺は(この額の)金では動かない」ということだったようで、ついに昨年、リヤドのリングに上がりました。

今回はサウジとの4試合契約の3試合目。最低保証のファイトマネーは4,700万ドル(約72億5000万円)と報じられていますが、実際に支払われるのは1億ドル(約160億円)と言われています。

もちろん、DAZN(こいつも「ボクシングファンをPPVの呪縛から解放する」と参入してきやがった)の79.99ドル(約1万2800円)が売れるわけでも、当日のゲート収入がとんでもない金額に達するわけでもありません。

チケット価格は一応13ドル(2080円)からに設定されてますが、有料入場者数がどれくらいになるやら。もし、13ドルチケットの観客でカネロのファイトマネーを支払うとすると約770万人を収容しなければなりません。キャパ2万6000のキングダム・アリーナに無理やり詰め込むと一つの席に300人座らせなければなりません。アトム級の女子でも1席300人は無理です。あ、サウジの会場は女子禁制か。

しかし、もしそれが可能だとしてもカネロのファイトマネーだけで精一杯。クリスチャン・エムビリ他17名のボクサーは無償で戦うことになります。

PPVもゲート収入(非公表)も、とんでもない悲惨な数字になるでしょう。PPV1万円以上も出して、ハロウィーンの夜に「カネロvsエムビリ」を見る人が何人いるのでしょうか?


長官は「腐敗したボクシング界の発展のために参入を決めた」と大上段に構えていましたが、戦地云々は置いておいても、このマッチアップで発展しますか?



ーーーしかし、自分が堤麗斗なら行くか?となると、自分に家族がいなければ、悩むかもしれません。

おそらく、選手たちには「キングダム・アリーナは国王直下の王立地上軍が完全防衛しているからご安心を」と伝えられているのでしょうが…。

あなたなら行きますか?