Monday 24, February 2025
  
Ariake Arena, Koto-Ku, Tokyo
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
 ⬆︎タイトルマッチの2試合は
 いずれも非・帝拳の選手ながら、
 大きな興行での帝拳の独占ぶりには驚きます。
media:amazon prime video

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中谷潤人は「戦うべき相手」が待つ舞台に上がるまで絶対に負けられません。

堤聖也と比嘉大吾は名勝負必至のマッチメイクですが、どっちが勝っても「バンタム独占」には変わりはありません。

注目はやはり、那須川天心ということになるのでしょうか。ここで負けたら多くの人が幻滅するでしょうし、オッズや海外の予想まで考慮すると「勝ち方」まで求められています。

ネット配信の是非はいろいろあるものの、6試合中5試合をカバーしてくれるというのも番組枠に制限が多いテレビではあり得ません。



オープニングカードは、ライト級4回戦。

フエンテス北島(カシアス内藤)は35歳でプロデビュー、キャリア8ヶ月。11歳年下の木内凌佑(セレス)は2勝3敗1分、星を五分に戻さないといけません。

後楽園ホールによく通ってた頃は、メインよりもこういうカードに惹きつけられていました。この試合も胸が熱くなる試合に。

木内が3勝3敗に戻し、北島は2勝2敗の五分に落としました。




◾️スーパーミドル級(73.2kg契約)6回戦◾️

赤井英五郎(帝拳)vs盛合竜也(ワタナベ)

赤井英五郎。リングの中では何者にもなれなかった父親と同じように、彼の実力ではやはり何者にもなれないのは間違いありません。

それでも戦い続けるのです。もっと楽な生き方があるというのに。

AKAIとの試合に応じた盛合にも肩入れしたくなる一戦です。

意外な結末ですが、2ラウンド1分15秒TKO。このラウンド、赤井は右をテンプルに受けて最初のダウン。猛反撃を試みますが、再び足元がおぼつかなくなったところで。主審は続行を許しませんでした。

香川照之と福田直樹、長谷川穂積、山中慎介のBOXING NAVI PREMIUM LOUNGE、これはいいです。亀田興毅は何が違うのか、見てほしいです。



◾️WBAバンタム級12回戦◾️

©️堤聖也(角海老宝石)vs比嘉大吾(志成)


ウィリアム・ヒルの掛け率は堤2/5(1.4倍):比嘉19/10(2.9倍)→3/10(1.3倍):13/5(3.6倍)。

オッズや戦前予想や戦略なんてどうでも良くなる、魂のファイターの激突。綺麗な試合にはなりようがありません。

第4ラウンド、偶然のバッティングで堤が右目上をカット。深いし、血管直撃。

流血の堤、血が目に入ってよく見えていないはずですが、前進を止めません。

前半6ラウンド、採点するのが難しいラウンドが続きました。

第9ラウンド。なんという3分間!

比嘉が左で痛烈なダウンを奪い、キャリア初ダウンから立ち上がった堤に猛攻を仕掛ける比嘉。勝負アリと思った次の瞬間、堤の右で今度は比嘉がキャンバスにうつ伏せに倒れます。

すごい試合、すごい試合、すごい試合。

この試合がFighter Of The Yearにならないとすると、今年私たちはどんなもとんでもない試合を目にすることになるのでしょうか?

全員が114−114の完全ドロー。

この試合には「感動」を注文しましたが、まさかここまでの作品を見せてくれるとは。

ありがとうございました。




◾️ジュニアフェザー級(119ポンド契約)10回戦◾️

那須川天心(帝拳)vsジェイソン・モロニー

天心2/5(1.4倍):モロニー19/10(2.9倍)→天心2/5(1.4倍):モロニー19/10(2.9倍)。オッズは変わらず。




モロニーが青コーナーで待つリングに後から入場、赤コーナーに陣取った天心。もちろん、コールもその順番。

モロニーが積極的に立ち上がりますが、やはり天心のスピードにはついていけない。第1ラウンド残り30秒で、モロニーの右がクリーンヒット。これでモロニーは自信を持ったか。

天心はうまく戦っているが、攻勢はモロニー。パンチの精度は天心が大きく上回っています。

前半5ラウンドは互角。モロニー大健闘です。天心のコーナーから「右のガードだけ」。そうなのですが、調子が良いのでしょう。

第6ラウンドにも右ガードが空いたところにワンツーをもらってしまいます。

しかし、WHのインプレーは那須川がアドバンテージを広げています。採点は接近しててもおかしくないのに、倒されるとしたらモロニーと見られています。

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モロニーも調子は良さそうですが、相変わらずの下手くそさ。しかし、世界戦の勝利は2つだけでどちらもMDだったモロニーが王者だったとは…。

そして、そんなモロニーを倒せない天心。

98−92/97−93*2。天心の正確さが評価された採点でした。

元・穴王者に対して鮮やかなKOを狙っていたであろう天心。そこに隙があったのは間違いありません。

武居由樹戦とは違って、初回で手応えを感じたモロニーをうまく押し返した試合でした。勝利だけに徹していたらもっと楽に勝てたんでしょうが、現時点ではそこまでの実力ということです。




◾️WBCバンタム級12回戦◾️

©️中谷潤人(M.T)vsダビド・クエジャル

中谷が1/7(1.14倍):クエジャルは9/2(5.5倍)→1/9(1.11倍):6/1(7倍)。

じわじわ開いたオッズは、ミスマッチ並みになりました。

しかし、15歳でデビューしたクエジャルが8年間で積み上げたキャリアは28戦全勝18KO。世界基準の相手とは対戦経験がないものの、素質は十分認められる23歳です。

それでも、これから全盛期を迎える27歳のPFPファイターに勝つには、リングの上でこれまで見せたことがない能力を一気に開花させなければなりません。

「クエジャルは中谷の左が見えていません」(村田諒太)。

もうこうなるのは1ラウンドでわかってました。しかし、中谷も油断しましたね。あれだけ左が当たったら仕方がないかもしれませんが。

クエジャルはやはり悪い選手じゃありません。あの左フックは少し色気もあります。しかし、今夜は相手が悪すぎました。



これは、やらなきゃなりません。モンスターは早くしないと…もう遅いかもしれませんが。