カテゴリ: FIGHT SONG



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さちょう


2025/06/30 18:55


あれだけ階級が離れているデービスと何故対戦の興味をしめさねばならないのか?過去にバンタムの選手がそのままライト級辺りの選手と対戦した実例が世界戦であるなら教えてほしい。


元記事: 「はじめの一歩」はまだ踏み出せない。 (




 編集)

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>あれだけ階級が離れているデービスと何故対戦の興味をしめさねばならないのか?
➡︎「本物のラスベガスに乗り込む」ことを真剣に考えているなら、現状ではこの方向が最短距離でしょう。もちろん「偽物のラスベガス」なら話は変わりますが。


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Yolo


2025/06/30 18:05


取り上げていただいて恐縮です。


もちろんそれぞれ個人の感想ですし、殊更に言い争いたいわけではありませんが、フシ穴さんは結局どうなるのが良い、あるいはどうするべきだったと思っているのでしょうか。


井上はパッキャオのような快進撃ではありませんが(そもそも二人は経緯が余りにも大きく違いますがそれを差し引いても)、日本人としては確実に境界を推し進めていますし、それは決して生やさしいことでは無いと思っています。


陣営の方針やマーケティングに不満があり、それにメディアや信者的ファンが乗っかっている状況にクギを刺したくなるのは理解できますが、井上は欺瞞だらけ、という論調はやや現実離れした視点からの辛辣さを感じます。


元記事: 「はじめの一歩」はまだ踏み出せない。① (編集)
IPアドレス:  


>結局どうなるのが良い、あるいはどうするべきだったと思っているのでしょうか。
➡︎これまでも何度も書いていますが「まず嘘はダメ」。過剰な背伸びは必ずあとで恥をかきます。

そして、人気階級に乗り込めないのであれば「軽量級でTモバをフルハウス」なんて無理です。ありえるとしたら中長期的な視点に立ってアジアからムーブメントを起こして、ラスベガスから招かれる形です。

「井上は欺瞞だらけ」。むしろ、井上については賞賛の方が強いですよ。クロスレンジが苦手、クリンチが下手ということは書いてますが、それくらいですが?読んでいただければわかりますが。欺瞞だらけ、バカと言ってるのは陣営や一部の信者に対してです。

井上が「ボクシングはスポーツ」とこだわるように、日本軽量級のフロントランナーである井上を嘘を交えてラスベガスに潜り込ませるのは間違っていると思います。

虚飾で売り出すようなファイターですか?

「ラスベガスが目標」である必要など全くないと思いますが、どうしてもそこから離れられないのであれば、おっしゃる通り「小さな一歩でも進めなければ進まない」。つまり、次につながる小さな一歩から踏み出して、挑戦と反省を繰り返していくしかありません。

しかし、「西岡」も「井上」もメディアも反省は一切なし、あの興行について深掘りするのはタブーな雰囲気が出来上がっています。

成功していたなら、あるいは真剣に挑戦していたなら、メディアはもちろんファンも振り返り検証できたでしょう。

それが、黒歴史です。

あのボブ・アラムの「どうしてこんなこと(大失敗興行)になったのか、わからない」という発言も、日本では報道されたのでしょうか?







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◾️ Yolo (IP:)

現地在住でT-Mobileアリーナで観戦しましたが、少なくとも今回と西岡のMGM興行を同列に扱うのは解像度が荒すぎるように思います。

アメリカの一般人が話題にするレベルという高いハードルにおいてはほとんど誤差レベルの違いと言われればそれまでですが、現地での雰囲気や会場の熱気は決して悪いものではなかったと思います。日本人だらけというほどでは無い観客層にしては相当歓迎されていたとも感じます。

日本の報道や陣営の発信が盛り気味なことや、信者的な人々の盲目的な肯定に辟易するのはもっともですが、小さな一歩でも進めなければ進まないという意味で今回の興行に肯定的な捉え方をしても良い面もあるような気がします。

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ご意見ありがとうございます。

現地在住でT-Mobileアリーナで観戦しましたが、少なくとも今回と西岡のMGM興行を同列に扱うのは解像度が荒すぎるように思います。

➡︎西岡はMGMのボールルーム、井上はタダ券ばらまきでも半分以下の集客しかできなかったとはいえ、本物のTモバということでしょうか?

盛り上がりという点では、対戦相手のネームバリューが天地の差だったこともありますがボールルームも盛り上がっていました。


日本の報道や陣営の発信が盛り気味なことや、信者的な人々の盲目的な肯定に辟易するのはもっともですが、小さな一歩でも進めなければ進まないという意味で今回の興行に肯定的な捉え方をしても良い面もあるような気がします。 

➡︎「小さな一歩でも進めなければ進まない」という考えは、ラスベガスで成功することを大きな目標とすべきということでしょうか。そうであるなら、おっしゃる通り、本来なら小さな一歩から始めなければならないのに、いきなり大きなゴールを捏造しようとしたことは間違いでした。「とにかくTモバ」しか頭にない陣営には「間違い」の認識もなかったでしょう。

ラスベガスで成功する、信者らが夢想する「もう日本では見ることができない」というレベルを目指すのであれば、ガーボンタ・デービスとの対戦に全く興味を示さなかった時点でアウト。

人気階級で井上や中谷のような出色のパフォーマンスを見せ、米国ファンの誰もが知っているスター選手を狩り続ける日本人の登場を待つしかありません。

個人的には井上の時代では難しいでしょうが、Tモバに投じたカネをアジア市場開拓に使う、韓国やタイ、シンガポールなどで軽量級メインの大きな興行を育てて、米国のアジアコミュニティを刺激することで、ラスベガスなどから招致されるのが最初の一歩になるかもしれません。

西岡も井上も残念ながら、最初の一歩ではなく、一夜限りのプロパガンダ興業、ご褒美興業でした。

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どうして英国のスター選手は噛ませ犬のメキシカンに大番狂せを起こされるのか?

これは、フィリピン人にひっくり返される日本人にとっても笑い事ではない。

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ドアを開けると、そこは外気よりも湿度がグッと高くなる空間。

汗の匂い、ワセリンの匂い、揺れるパンチングボールやサンドバッグが軋む音。トレーナーの声、選手の荒い呼吸。3分間と1分間を刻むブザーの音…それはニューヨークの近代的なジムでも、メキシコシティーやマニラの場末のジムでも全く変わらない。

目を瞑ってそこに立たされると、それが東京なのか、ニューヨークなのか、メキシコシティーなのか、マニラの外れなのか、誰にもわからないだろう…いや、気温が違う。

目を瞑っていても、メキシコやフィリピンの不快指数100%のねっとりした空気が全身にまとわりついてくる。

メキシコやフィリピンのジムはとにかく暑い、暑すぎるのだ。蒸し上がった空気をかきまぜるだけの扇風機も、3台あれば1台は壊れて動かない。

そして、目を開くとメキシコやフィリピンのジムの狭さに、まず驚くだろう。

もちろん、リングも狭い。

後楽園ホールの18フィート(約5.48m四方)のリングは小さいことで世界中の関係者に知られているが、メキシコやフィリピンのジムに置かれている粗末なリングの相場は、なんと14フィート(4.26m四方)だ。

欧米は中重量級、メキシコやフィリピンは欧米のレーダーが捕捉しにくいジュニアライト(130ポンド)級以下、それどころかストロー(105ポンド)級、フライ(112)級、バンタム(118)級の超軽量級のゾーンに多くの選手を抱えている。

だから、リングも小さいのは当然にも思えるが、答はそうではない。

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マニラのジムの中の蒸し暑さときたら。普通の人なら20分で限界だ。カメラのレンズも曇りがち。

記者がお願いするとボクシング番組「ブロウ・アンド・ブロウ」でNo.1人気を誇るまだ中学生のようなあどけない小さなファイターは「ちょうど僕も外の空気を吸いたかった」と笑ってくれた。

ジムの外の狭い路地も蒸し暑かったが、かすかな風が抜けてくれるだけでもまだマシだった。錆びた排水管は鈍い音を出して臭い水を漏らしていた。

この少年に明るい未来が用意されていますようにーーーその祈りは、きっとそんなことにはならないという絶望の裏返しだったのだが…。



小さい選手が多いから、リングも小さい。

そして、英国や日本のトレーナーやプロモーターが、JBC規格(18フィート以上)にも満たない、あまりにも小さいリングについて「小さい選手が多いというよりも、貧乏だからまともなリングを買えないんだろ」と笑ったのも、あながち間違いではない。

いや、それが大きな理由だけでなく、それだけかもしれない。小さなリングしか買えない理由は、経済事情だっただろう。

少なくとも、最初は。



メキシコやフィリピンのマネージャーやトレーナーは「特にこれからボクシングを学ぶ選手には、練習用のリングは小さくなくてはならない」と断言する。

「小さなリングで練習するとサボれないんだ。足を使ってリングを大きく使え、というのは米国のトレーナーの口癖だが、楽をしちゃいけない。ボクシングは鬼ごっこじゃない、男のスポーツだ。攻めてくる相手から逃げるなんて言語道断」。

どうやら、彼らは恐れ多くもシュガー・レイ・レナードを否定するつもりか?

「足は逃げるために付いてるんじゃない。強烈なパンチを打ち込むために、踏み込むために、足は付いているのだ」。

「メキセキューショナー(メキシコ人死刑執行人)と呼ばれたマニー・パッキャオはみんな大好きだ。メキシコのスーパースターが倒されて悔しくなかったのかって?悔しくなかったといえば嘘になる。しかし、パッキャオはメキシカンスタイルを貫いたんだ」。

「打撃戦をとにかく好むのがメキシカンスタイルだ。ただ、攻撃だけを考えてディフェンスを無視しろとは言っていない。もちろん、アントニオ・マルガリートのようなファイターは人気が出るが、実はメキシカンスタイルで最も重要なのは防御だ」。

「どちらのパンチも当たる距離は死角だらけの危険極まる空間だ。こっちの死角を減らして、相手の死角を探すんだ。そのためには頭の位置を急がしく動かさなければならない、胴体を巧みに捻らなければならない。これを、非常に限定的な空間と動作の中でやらなきゃならないんだ」。

「足を使って逃げるだけの単細胞とは違うんだ…これはデビン・ヘイニーだけをディスってるんじゃないぜ。クロスレンジで拳を交換する方が、ずっとSweet Scienceだと思わないか?メイウェザーとかヘイニーなんて、誰も自分の子供にそんな名前を付けない。負け犬、逃げ犬の名前だからな」。

「そういうことだ。広いリングは負け犬を育ててしまう。狭いリングは偉大なメキシカンスタイルのファイターを生み出すんだ」。

パッキャオやロベルト・デュランのクロスレンジ(の戦い方)は、おそらく天性だ。

井上尚弥がメキシコの狭いリングで練習したなら、アマチュア時代から指摘され続けるクロスレンジの欠点が改善されるかといえば、おそらくそれはない。

不快指数100%に蒸しかえるジムの劣悪な空気に、狭いリング、そして貧困という名のハングリー。

北米大陸からやはり狭いビジネスクラスを乗り継ぎ、ロンドンのヒースロー空港までの長旅でも、彼らの燃える闘志を消すことは出来ない。

そして、練習場所と試合会場でのリングチェックを終えた彼らは、こう言うのだ。

「街はきれいだし、涼しいし、過去最高のファイトマネー。ここは天国だ。(ファイターに不利なリングの広さはきにならないか?と聞かれて)なんの問題もない。私の仕事がより詳細に伝えられただけ。つまり、リングの中で逃げ回る英国人を追い回せばいいんだろ」。




ーーーーーWhy do Mexicans and Filipinos tear up the script?〜どうして彼らは人がせっかく書いた脚本を引き裂くのか?③へ








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どんなスポーツでもGiant-Killing は衝撃的で、それを成し遂げたアンダードッグの生き様、成り上がりの歌は感動的です。

しかし、大きな試合になればなるほど、AサイドとBサイドが存在するボクシングで引き起こされる大番狂せの衝撃は他のスポーツの比ではありません。

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日本のスポーツファンに強烈な記憶を刻んだ「マイク・タイソンvsバスター・ダグラス」は、タイソンにとってはイベンダー・ホリフィールド戦への調整試合、だから米国ではなく日本、だからダグラスが選ばれたのでした。

タイソンは「大きく重い相手、長いリードを操るボクサーに分が悪い」ということは、すでに指摘されていましたが、ダグラスはタイソンが最も得意とする「タイソンを恐れて試合前にすでに負けているボクサー」の典型に思われていたのでした。

試合は日本も米国も北半球が真冬の2月。

「(ダグラスの拠点)コロンバスは雪深いけど、ちゃんとトレーニングして東京に来るはずだ」というドン・キングは、のちに「ダグラスは負けても大金がもらえると、ろくに練習しないで時差も大きな日本に太った体をひくずってやって来ると思っていたと確信していた」と回想していました。

しかし、ダグラスは吹雪の日もニット帽から凍った汗を氷柱にしながらのロードワークを欠かさず、生涯最高の練習を積んでいました。

「地球上の誰も信じなくても、私はお前が絶対に勝つと信じている」と励ましてくれた母親を亡くしますが、それも大きなモチベーションに変えます。

そして何よりも、後楽園ホールでも戦った父親ビル・ダグラスとタイソンを研究。暗愚極まるケビン・ルーニーが盲信したテディ・アトラスが練習用で使っていたナンバリングシステムに毒されたタイソンが限られたパターンでしか動けないことを見つけます。

そして、ルーニーらはタイソンに基本的なバックステップの踏み方すら教えていませんでした。下がったら終わり、しかし彼らは「タイソンを下がらせるボクサーは地球上に存在しない」と、信者と同じレベルで信じていたのでした。

そして、ダグラスは弱気な性格が欠点ながら、体格と技術に恵まれた過小評価のジャバー。一方のタイソンは萎縮した相手を豪快に屠る、弱い相手にめっぽう強い過大評価の典型。

「史上最大の番狂せ」ともいわれるタイソンvsダグラスですが、内容も結果もタイソンの惨敗。第8ラウンドのダウンも、ダグラスが「あれほど注意していたのに圧勝ペースに油断してしまった」と悔やんだ被弾。ダウンはしたものの、キャンバスを叩いて悔しがるダグラスの姿にタイソンがこれまで戦ってきた相手とは全く違うことがわかりました。

第9ラウンドからは再びダグラスが一方的な圧勝ペースを取り戻し、第10ラウンドの惨劇につなげました。

どんなスポーツでも大番狂せは衝撃的で、それはAサイドが好き勝手できるプロボクシングの世界においてはさらなるカタルシスを上乗せします。


ーーー先週、日本でも〝曲者〟でお馴染みのフランシスコ・ロドリゲスJr.が、無敗のスター選手ガラル・ヤファイを大番狂せで撃破、WBC暫定フライ級のストラップをつかみました。

東京五輪フライ級で金メダルを獲得した功績が讃えられ、3年前にはMBE(大英帝国勲章)まで受賞したガラルは英国軽量級の期待の星でしたが…。

WBCの正規タイトルとWBAも掌握、多くのメディアでPFPにもリストアップされている寺地拳四朗を地元バーミンガムのリングに引っ張り上げる構想も、これで御破算。

近年、英国のスター選手がたたき上げのメキシカンに轟沈される大番狂せが続いています。

なぜ、メキシカンは米国大陸を超え、大西洋も渡る長い旅路の果てに、大番狂せを起こせるのか?

このお話も長くなりそうです。

気長にお付き合い下さいませ。


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ワタナベジムは、きょう30日未明に公式サイトで現在の状況を報告しました。




いつも温かいご声援をありがとうございます。

昨日、JBCより報告があり、重岡銀次朗選手は自発呼吸が可能な状態となりました。

回復に向けて良い経過をたどっており、本人も懸命に頑張っています。
今後も状況に応じて、随時ご報告させていただきます。

引き続き、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

ワタナベボクシングジム
会長 渡辺均
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歴史上、最初に「ボクシングの世界チャンピオン(初代ヘビー級チャンピオン)」と認められたのは英国のジェームズ・フィグと言われています。

1713年に「円形競技場(リング)」と呼ばれる室内競技場を建設、オックスフォード・ロード(現在のオックスフォード・ストリート)の「アダムとイブ宮殿」のすぐ近くにボクシング・アカデミーを開校、スイート・サイエンスの礎を築きました。

そこでは、拳だけでなく投げ技は蹴りも使うだけでなく、こん棒や片刃の剣の扱いまで教える、現代ボクシングとは全く違う格闘技でした。

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また、フィグを「咬みつき熊」と呼ぶ文献も残っています。彼がアカデミーを開設したのは、ボクシングを咬みつきや目潰しの技も認められていた殺し合いから〝スポーツ〟に高める目的があったのかもしれません。

19世紀に入ると〝スポーツ化〟に向けたルールが続々と整備され、1867年のMarquess of Queensberry rulesが導入で一つの節目を迎えます。

①24フィート(約7.32メートル)四方のリングで、正しく立った姿勢で行う。

②レスリング(組み合い・掴み合い)は禁止。

③3分1ラウンド、インタバルは1分間とする。

④どちらかの選手がダウンした場合は、10秒以内に自力で立ち上がらなくてはならない。10秒以内に立ち上がれなければ主審はKO負けを宣言する。

⑤ロープにぶら下がって、つま先がカンバスを離れるとダウンとみなされる。

⑥3分間のラウンド中は、2人の選手と主審を除く3人以外は誰もリング内に立ち入ってはいけない。

⑦不可抗力によって試合が止められた場合は、そこまでの内容で主審が勝敗を決める。

⑧グローブは定められたサイズの新品でなければならない。

⑨グローブが破れたり、棄損した場合は取り替えなければならない。

⑩片膝を突いてもダウン。ダウンした選手に攻撃を加えると罰金が科せられる。

⑪釘やバネを仕込んだ靴やブーツの使用は禁止。

⑫その他のルールは改訂版のロンドン・プライズ・リング・ルール(ブロートン・ルール)に準拠する。

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「近代」の幕明けとなったクイーンズベリー・ルールが明文化したものの中で最も有名なのはグローブ着用ルールですが、クイーンズベリーが規律した12項目の中で〝何かを足した〟のはグローブを付けることくらいで、他は全て削ぎ落とす内容でした。

目潰し、咬みつきなどultimate(何でもあり)のルールから、どんどん〝引き算〟を重ねる中で研ぎ澄まされ、近代ボクシングが完成するのです。

MMAのスタイルが形づくられるまで、最強の格闘技は柔術だと思われていますが、近代前のボクシングの存在を考えると、そうではなかったのかもしれません。

引き算を重ねていくボクシングは世界中の格闘技の中で、攻撃する部位の面積、打撃が許される面積が最も狭い格闘技になりました。

攻撃出来るのは二つの拳、しかもナックルパートだけ。面積にしたら2㎝×10㎝=10㎠、左右合わせてもわずか20㎠もない、大袈裟ではなく〝猫の額〟です。

手刀や甲、掌での打撃は全て反則。打撃が許されるのは対戦相手の上半身・正面だけ。背面への打撃は禁止。

誤解を恐れず、他の格闘技への忖度を外して語ると、〝無駄〟を排除し、究極必要最小限までシンプルな形にしたからこそ、ボクシングの美しさ、芸術性は際立っているのです。

ボクシングが「スイート・サイエンス」と呼ばれる所以です。「美しい科学」を体現したボクサーが強いのは当たり前です。

まるで、最高の酒米を極限まで削って、磨いて、研いて、醸し出された純米大吟醸のように。


現代でも、アントニオ・マルガリートのように基本技術から逸脱し、ナックルパートをしっかり当てることの出来ない原始的なファイターも生き残っています。

また、やはり基本を習得できずに左右の拳を振り回すだけでなく、マルコス・マイダナのような手刀まで打ち下ろすファイターまでいます。

彼らは彼らで魅力的ですが、そこに洗練の香りを感じることはできません。彼らは日本酒で例えるとどぶろくか、日本酒以前の猿酒なのです。

それはそれで魅力的ですが、そこには科学も技の伝統も感じられません。

アカデミーを設立したフィグはもちろん、近代ボクシングの完成形を実演してみせたシュガー・レイ・ロビンソンの技術体型が後世に引き継がれていくのは当然です。

それでも、ボクシングが非常に危険なサイエンスであることは変わりません。攻撃に使えるのはナックルパートだけ、攻撃が許されるのは上半身正面だけ。そんな制限だらけにも関わらず、あらゆる格闘技の中で最も危険なのがボクシングです。

そして、科学を熟知したボクサーは、リングの中でファンを感動させてくれるだけでなく、きっと必ず優秀な指導者になるのも間違いありません。


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Friday 30, May 2025
  
Domo Alcalde, Guadalajara, Jalisco, Mexico
commission:Comision de Box Guadalajara
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
inspector:Alfonso Ibarra Ayala
view on DAZN 

ジュニアフェザー級10回戦




9月14日に愛知国際アリーナ(IGアリーナ)で完全統一王者・井上尚弥への挑戦が内定しているアフマダリエフにとっての調整試合。

明日、メキシコのグアダラハラで行われるこの試合は、1/100のオッズも弾かれている完全ミスマッチ。

30歳のウズベキスタン人はリオデジャネイロ2016でバンタム級(56kg級)で銅メダルを獲得、プロ転向後もジュニアフェザー級のトップ戦線を走り14戦13勝10KO1敗。

唯一の黒星はマーロン・タパレスにSDで敗れたもので、完全に相手をナメ、楽観的なポイント計算の末の〝負けに不思議の負けはなし〟でした。

多くのメディアやファン、ドミトリー・ビボルら現役ボクサーが「不当判定」と騒ぎましたが、スコアは許容範囲。ワシル・ロマチェンコらもそうですが、エリート・アマのポイント計算はあまりにも楽観的すぎます。

ロマのテオフィモ・ロペス戦や、MJのタパレス戦は「前半は全部取られてる」と考えるべき展開でした。


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さて、MJの井上戦前の試し斬りに選ばれたカスティージョは29歳。11年のキャリアで37戦(31勝20KO6敗)を積み上げてきた叩き上げです。

前日計量で2ポンドもアンダーの120ポンドで秤を降りたように、元々がジュニアバンタム級〜バンタム級の選手。

唯一のKO負けは2年前、アフマダリエフとの対戦を目指す亀田和毅にストップされたものでした。

https://fushiananome.superknova.org/archives/31673107.html

戦績は平凡なカスティージョですが、その人生は波瀾万丈でした。

メキシコ・ヒキルピルコの極貧家庭に生まれたカスティージョに、神様はさらに残酷な仕打ちを用意します。生まれつき耳が聞こえず、話すこともできない聾唖でした。

貧しい家庭には手話を学ばせる余裕などあるはずもなく、ボクシング教室に通うのが精一杯。

そこから這い上がり、今度はアフマダリエフとの直接勝負のリングに上がります。

「アフマダリエフは怖くない。この試合の勝てば、私が日本に行くことになるかもしれない。人生最大の大勝負だ」。

「ジャッジに判定を委ねてはいけないことがよくわかった」と、タパレス戦のあと2戦全勝2KOのアフマダリエフ。

試合は後半には入らないと見られていますが…。








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「最強とは?」。

それは人類がモノゴコロついてから、つまり文明が始まって以来の大命題であり続けています。



古代ローマで行われたグラディエーターの戦いは、人間同士はもちろん、人間と猛獣を戦わせた、荒唐無稽な〝エンターテイメント〟に思えますが、「地球上で最強の動物は何か?」という当時の命題に対して、これは当然のマッチメイクでした。

人間が武器を取るのも当たり前です。それは人間が動物としての自然な活動の中で作り、習得したものだからです。

コロッセオでの人間vs猛獣の戦いが廃れたのは、ローマ帝国が衰退したからではなく、人間の武器が進化し過ぎて、もはや猛獣でも立ち向かえなくなってしまったからというのが原因です(個人の意見です)。

そして、これを契機に「最強」の命題は人間限定で追求されることになり、著しい武器の進化の中で、生身であることが最強を決める唯一のルールとなりました。

宮本武蔵が二振りの日本刀を持って探し求めた最強は、唯物的な答えを求めた古代ローマ人とは全く違う「最強」てあったことは、すでに銃器が流通していた時代であることを考えるまでもなく明らかです。

ここでマナ板に乗せるのは、武蔵が追いかけた哲学的な要素も含む最強ではなく、生身の最強です。


私がモノゴコロついてから、この命題に対して大声で答を叫んだのはアントニオ猪木でした。

プロレスこそが最強である、と。

もちろん、諸説入り乱れていました。

「八百長のプロレスが最強なわけがない」。

「格闘技が重ければ重いほど有利であるなら、相撲は最強候補」。

「拳と蹴り、肘なども使うムエタイもヘビー級があるなら最強候補」

ーーーそれはあまりにも現実から離れ過ぎた空想の域を出ませんでした。


https://fushiananome.superknova.org/archives/20038248.html


UFC1THE BEGINNING。

しかし、1993年11月に米国コロラド州デンバーで行われた小さな格闘技大会で非常に説得力のある「解」が提示されました。

体重が大きくモノをいう打撃ではなく、体重や体格を超越して対戦相手を絞め落とす柔術です。

UFC1THE BEGINNING。

全てはそこから始まりました。

柔道ベースで戦う桜庭和志、柔道の五輪金メダリストの吉田秀彦や、やはりメダリストのロンダ・ラウジーらの活躍は、命題の解に近づいていることを実感させました。

五輪競技の柔道でもこれほど強いとしたら、柔術の使い手こそが最強だろう。



敵地プラジルのマラカナン・スタジアムでエリオ・グレイシーに圧勝した木村政彦の再評価が進みましたが、そもそもグレイシー柔術は前田光世(コンデ・コマ)が持ち込んだもの。

柔術にも長け、本場・最高峰の日本で「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」(史上最高)と讃えられた男に柔道や柔術で勝てるわけがありません。

しかし、柔道や柔術は打撃による攻撃と防御への意識が薄く、最強と呼ぶには補完しなければならない要素が残されています。

柔道や柔術のグラウンド技術に、ボクシングやキックボクシングの打撃をミックスしていく、それがまさに Mixed Martial Arts です。

現代のMMA競技はこのように〝いいとこ取り〟〝足し算〟によって最強のスタイルを確立したように見えます。

ただし、当然のことながら、現代のMMAは古代ローマ時代から連綿と続く格闘技の血脈を受け継いでいるわけではありません。

この血統を受け継いで、現代に生き残っている格闘技があります。

〝いいとこ取り〟〝足し算〟とは真逆の歴史を刻んできた格闘技です。

それは「最強」というテーマからはどんどん離れて、弱くなっています…。

19世紀に導入されたブロートンもクイーンズベリーも、それは〝引き算〟ルールでした。

その原型は?そして引き算を繰り返した挙句に何が残って、この格闘技はどんな形になったのか?


史上最強の格闘技は何だったのか?

ーーーもう少しお付き合い下さいませ。













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史上最強の格闘技から、史上最高の格闘技へ。

ボクシングの讃歌を、音痴な私に少しだけ歌わせて下さい。

そして、銀は必ず目覚めて立ち上がる、のです。


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Cardenas’ left hook was not an isolated incident.

あの左フックは、ラッキーパンチではない。



100-1のオッズは一見悲観的に見えるが、井上尚弥とラモン・カルデナスのキャリアと直近の試合ビデオを見て弾き出した「100-1」であり、あれは悲観的どころか、カルデナスに希望を託した「1」なのだ。

トドのつまり、もし、カルデナスが正攻法でモンスターに挑戦するのなら、オッズは100-1ではなく、100-0になる。

ESPNの映像スタッフにも知れ渡っていた井上の欠陥は、TJドヘニーもキム・イェジュンも狙っていた。

しかし、2人ともそれぞれの意味であまりにも遅すぎた。

37歳のアイルランド人はまるで老人のように、動きもパンチも鈍重で遅すぎた。そうこうしているうちに、やはり老人のように腰まで痛めてしまった。

そして、韓国人は慎重に立ち上がったために、ダメージを蓄積した状態になってから井上を誘ったが、もはや迎撃能力は残されていなかった。



ーーーさて、ちょっと寄り道する暇があるなら、ラモン・カルデナスの歌でも聞いてやろうじゃないか。

遅すぎることはなかったが、シンデレラマンになれなかったラモン・カルデナスの歌を。




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