「焼肉をどか食いしたメイウェザーとの体重差は、発表数字以上にあった」だってさ。
体重ハンデは、まったく関係なかったです。断言できます。
普通のウェルター級の試合のように、メイがリミットを大きく割る145ポンドくらいで仕上げていたら、もっと悲惨なフィナーレになっていたでしょう。
もちろん、きっちり仕上げていたら足を使って、公約通りに9分間遊んでもらえたかもしれませんが、 どっちが良かったのかわかりません。
海外の「小さくて弱くて経験ゼロの子供が悲惨な目にあわされて可哀想」「怖くて痛くて泣いてるじゃないか!メイウェザーは人間のクズだ」…そんな批判も的外れです。
那須川は「怖かった」とは語っていますが、号泣したのは悔しかったからで、大きなボクサーにイジメられたからではありません。
メイウェザーも「(ど素人の)那須川をノックアウトなんて絶対にしない」と何度も公言していました。
しかし、那須川と遊んであげるだけの肉体を作ってこなかったから、まさか本気で打ち込んでくる素人を遊んであげる余裕がなかったのです。
「元プロボクサーがど素人の未成年を殴り倒した」という批判は、確かに近いものはありますが、微妙に間違っています。
那須川はキックボクサーで20歳の成人です。
マニー・パッキャオも To continue to only fight experienced opponents who are my size or bigger. 俺はこれからも自分と同じかより大きなしっかり経験を積んだボクサーとだけ戦い続けるぜ。 とメイウェザーに皮肉たっぷり。
しかし、パッキャオも「メイウェザーが未成年の素人を泣くまで殴った」と勘違いしてますね。このエキシビションは下劣な見世物ですが「元プロボクサーが小さな子供をいじめる」ほど下劣ではありません。メイウェザーがクズではなく〝子供〟側にも十分責任のある見世物だったのです。
当初思い描いていた通りのエキシビションにならなかった、という点でメイウェザーは被害者だったとも言えます。
それにしても、主催者側のコメントには違和感しか覚えないですね。
「競技という枠に収めようとしたら、見せられない」。
「競技化していけばいくほど、僕はつまらないものになる(と思う)」。
「僕は良かったと思っている。(批判する)そういう人はボクシングを見てください。階級は遵守をすべきだとは思います。競技という枠に収めようとしたら、見せられない」。
「競技というものにヒモついた試合ではない。競技をやりたいなら他団体に任せればいい」。
私は、ライジンという団体が目指しているのは競技だと勘違いしていました。
「キックボクシングをメジャー競技にする」。
「ライジンからUFCのチャンピオンを獲るMMA選手を輩出する」。
「最終的にはライジンがキックやMMAなど格闘競技で世界の中心団体になる」。
そういう競技としての頂点を目指しているのかと勘違いしていたので、その未来に期待して、今回のエキシビションに批判的なことを書いてしまいました。
なるほど、最初から競技とは一線を画して、ライジンは〝チンドン屋的な見世物小屋〟だったのですね。
これは、大変失礼しました。
もっとキックボクシングのファンが望むカードを組むべき、(メイウェザーに献上するカネがあるなら)選手にもっと還元すべき、那須川天心はキックボクシングの健康的な発展に寄与するべき、なんて書いてしまいましたが、全部撤回します。
だからファイトマネーも公表数字と全然違いますし(ボクシングにもWBSSのような詐欺集団がいますが)、UFCでは通用しない都落ちファイターや、世界中でマイナーなキックボクサーが肩を寄せ合い、互いの傷を舐め合いながらエセ真剣勝負を下品に見せる団体だったということですね。
これからも頑張って下さい。
興味本位の見世物をこれからも作り上げていって下さい。
競技、スポーツファンの自分はもう何も期待しません。









