昨年のフロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガーの奇妙なショウは「Dark comedy=たちの悪い冗談」(リング誌)、「the farce bout=茶番劇」(ニューヨークタイムス)などメディアの批判は浴びましたが、興行としてはこれ以上ない大成功を収めました。

2015年に両者対戦の話が持ち上がり、実現まで丸2年の時間を使って〝プロモーション〟を展開、この試合の「意味(無意味)」「価値(無価値)」「ボクシングの公式試合として認めるかどうか」…あらゆるアングルから議論を巻き起こして…ボクシングファンとMMAファン、メディアを煽っていきました。
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メイウェザーvsマクレガーでは大々的な宣伝ツアーを全米各都市で展開して大きな話題を呼びました。そもそもショウの2年前から事実上のプロモーション活動は始まっていました。メイウェザーはマーケティングの天才で稀代のペテン師ですから、あなたが騙されるのも無理はありません。〜ESPNマガジン2018年8月21日号から〜


しかし、今夜の茶番劇は無意味で無価値で、そもそもエキシビションと断定されてしまっています。

世界的にはFITEがPPV($19.99)で 販売しますが、①試合決定から2ヶ月弱、目立ったプロモーション活動も出来なかった②米国では早朝、気まぐれでも観れる時間じゃない、という環境のまま〝本番〟を迎えてしまったこともあり、売れ行きは低迷しています。

 「中途半端であるがゆえに失敗した茶番劇」と、やる前からこのエキシビションに烙印を押したボクシング評論家ステーブ・バンスとESPNのスティーブ・キム記者の二人が語り合っています。

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メイウェザーは日本で有名なキックボクサー名須川天心と3ラウンドのエキシビション を行う。

しかし、これは「モハメド・アリvsアントニオ猪木」はもちろん、「メイウェザーvsマクレガー」とも全く違うショウである。

「メイウェザーvs天心」は前者のようなスペクタクルでもなければ、後者のような公式戦ですらない。

メイウェザーは試合の前日に東京空港に降り「みんなを楽しませる。那須川をKOするなんて間違っても考えていない。そんなことはしないよ」と眠そうに話した。

ここまでで気になることがあるとしたら(ないだろうが)、那須川とは誰なのか?ライジンとは何なのか?だろう。


?那須川天心とは何者か?

1998年生まれの天心は父親の指導のもとで空手とキックボクシングに励んできた。

15歳でデビュー、私たちが全く知らないタイトルをいくつも集めて、いまだ無敗。

20歳の若者は今、日本で大きなセンセーションになっている。


?ライジンとは何なのか?

ライジン・ファイティング・フェデレーションは2015年の立ち上げから15の大きなイベントを開催している。

いまやライジンはプライド・ファイティング・チャンピオンシップ以来、日本で最も人気のある格闘技団体だ。

この大晦日のイベントは日本のゴールデンタイムに5時間ぶっ続けで生放送、なんと550万世帯が観ると予想されている。



メイウェザーは「これはエキシビション、余興だが、私にとっては新しいチャンスの始まり。このチャンスを真剣に考えている。那須川をKOすることはない」と、名前を売って日本でのビジネスにつなげたいようだ。

那須川は「日本代表としてメイウェザーと戦う。メイウェザーをノックアウトする。アスリートとしてこれ以上の名誉はない。大きな印象を残したい」とさながら本気モード。

この茶番に$19.99払って新年を迎えたい人は、どうぞ、ご自由に。

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「メイvsコナー」は、ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス初戦の売り上げに15%前後の悪影響を与えたといわれていますが、今夜の茶番は紅白歌合戦にどの程度食い下がれるのでしょうか?