カテゴリ: お金(マネー)の話

日本時間のきょう、IBFフェザー級次期挑戦者決定戦(2位:レラト・ドラミニ vs 3位:アーノルド・ケガイ/1位は空位)の入札が行われ、トム・ブラウンのTGBプロモーションズが7万1000ドル(1065万円)でトップランク(6万5000ドル=975万円)を競り落としました。

プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)と繋がりの深いTGBが入札に勝ったことで、試合はアマゾン・プライムの配信で行われるイベントのアンダーカードに組み入れられそうです。

7万1000ドルのファイトマネー配分はランキング上位のドラミニが75%(5万3250ドル=785万2500円)、下位のケガイが1万7750ドル=266万2500円)。

勝者が王者ルイス・アルベルト・ロペスの指名挑戦者となります。

デビュー戦で躓き、すでに2敗している30歳のドラミニと、スティーブン・フルトンに中差判定負けを喫しているウクライナ生まれの韓国系ボクサーのフェザー級次期挑戦者決定戦…タレントとしても階級としても世界的な需要の薄い悲しいマッチアップを反映した金額になりました。

ただ、ロペスに勝ってタイトルホルダーになれば英国の人気者や、将来的には井上尚弥との対戦も期待できるかもしれません。

それにしてもトップランクのこの競争入札での弱さたるや。もはや意地もプライドもないようです。
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昨日、日経平均株価が大幅反発、前日から836円52銭高い3万9098円で取引を終え、34年ぶりに史上最高値を更新しました。

34年前。バブル絶頂期に何が起きていたかを思いつくままに列記すると…。

1987年、安田火災海上保険がゴッホの「ひまわり」をロンドンで開かれたクリスティーズで落札。この年、ボブ・ホーナーは日本製の飛ぶボールを神宮球場のスタンドに叩き込み、旋風を巻き起こしました。

1989年にソニーが「ビッグ5」に数えられる主要映画スタジオ、コロンビア ピクチャーズを、三菱地所がロックフェラー グループを相次いで買収。「米国の魂をカネで買った」と非難されましたが、日本では文字通り「アメリカ全土を買えるカネがある」と、バブルに酔い痴れていました。

そんな、バブルの酔いが回りきった時代の1988年と1990年には日本テレビとトヨタ、サントリーは「マイク・タイソン」まで買いました。

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「バブル」や「昭和」という〝言葉〟もなかった時代です。

あの時代を株価という数字では、ついに超えたのです。

その一方で、日本の名目国内総生産(GDP)はドイツに抜かれ、世界4位に転落したことも大きなニュースとして報じられたばかり。

日本が30年以上も前の数字にようやく回復したのに対して、米国やドイツの株価はこの間に10倍に成長しています。

ボクシングでは世界チャンピオンの数こそ増えたものの、そのステイタスは下落の一方ですが、野球の世界では〝ボブ・ホーナー〟を見上げるファンはいなくなり、日本から米国に乗り込んでいく時代になりました。

大谷翔平は、あの王貞治をして「我々が見上げていたものを見下ろしているんじゃないか」とまで言わしめます。

そして、バブルの頃から観光客数は20倍以上に拡大、エコノミックアニマルと嫌われた国は文化的な魅力で多くの外国人を惹きつけるようになっています。


この34年間で、日本は何を買って、何を売ってきたのでしょうか。



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スポルティコが発表した100 Highest-Paid Athletes in the World(アスリート長者番付ベスト100)。スポルティコは2021年から番付を発表、これが3回目です。

お馴染みのフォーブスの長者番付と大きな変わりはありませんが、スポルティコはカレンダーイヤーで区切っているようです。

1位はクリスティアーノ・ロナウド(昨年3位)。

サッカー選手はリオネル・メッシが3位、エムバペが5位、ネイマールが6位とトップ10に四人も送り込みましたが、100傑の中では十六人で、バスケットボールの四十人に大きく引き離されています。

大坂なおみらテニス選手が楔を打ち込んだ女性アスリートは今回、100位までに食い込むことができませんでした。

100傑にリストアップされたのは8つのスポーツと25カ国のアスリート。8つのスポーツの稼ぎ頭は、以下の通り。

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日本人では16位に入った大谷翔平(選手報酬3000万ドル+競技外収入4000万ドル=7000万ドル:105億円)の一人だけ(野球のトップ)でしたが、2024では山本由伸が余裕でランクインしそう。

六人がランキングされたボクシングのトップはやはりカネロ・アルバレス(選手報酬6000万ドル+競技外収入600万ドル=6600万ドル:約99億円)で総合17位(昨年5位)、ユニコーン直下にランクされました。

24位がアンソニー・ジョシュア(4200万ドル+1300万ドル=5500万ドル:約82億5000万円)。

34位に入ったのは昨年45位からジャンプアップしたジェイク・ポール(3700万ドル+1000万ドル=4700万ドル:約70億5000万円)…。

昨年は圏外だったものの54位に入ったのがガーボンタ・デービス(4200万ドル+50万ドル=4250万ドル:約63億3750万円)と、58位のライアン・ガルシア(3700万ドル+350万ドル=4050万ドル=約60億7500万円)。

昨年の14位から65位と大きく順位を落としたのはタイソン・フューリー(3200万ドル+800万ドル=4000万ドル:約60億円)。

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Aサイドが歴然と存在するプロボクシング。

つまり、政治や経済と同じ原理で動いているプロボクシングは、特にメガファイトにおいてはスポーツとは呼べません。

もちろん、ときとして、絶対的なAサイドが大番狂せに敗れることはあります。しかし、大番狂せが何度も繰り返されることはありません。

何度も繰り返されたら、大番狂せではありません。

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スポーツと呼べないプロボクシングの世界で、大番狂せを繰り返した、その渾名もパックマンがリングに帰ってきます。

4月20日にバンコクで、ボクシングルールのexhibitionのリングに上がります。対戦相手はブアカーオ・バンチャメーク。K-1 WORLD MAX で魔裟斗と争ったブアカーオ・ポー.プラムックです。

45歳のマニー・パッキャオと、41歳のブアカーオがバンコクでボクシングマッチ。「ぜひ見たい」というボクシングファンがどれほどいるでしょうか?

スポーツと呼ぶとしたら腐り切ったプロボクシングへの興味を高止まりさせてくれたのは、間違いなくパッキャオの存在でした。



「ブアカーオで終わりにしてくれ」と、ゲンナリしていましたが、どうやらまだ続きがあるようです。それも、exhibitionではなく…。

No Money, Manny.  No More Manny. マニー・パッキャオ、貴方はそこまでカネに困っているのか?
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昨日と今日で「大学入学共通テスト」が終わりました。

北陸の受験生たちは、とんでもない不運に巻き込まれながらの二重の試練。

無責任な言い方になりますが「受験なんて人生の中で大したことじゃない。たかが受験、とりあえず頑張れ」としかエールを送れません。

「彼ら」よりも遥かに恵まれた環境の受験生でも、思いもかけない苦戦を強いられショックを受けた子もいます。

私の友達の現役高校生もその1人で、昨日の英語、得意の英語で大きなミスをした報告してきました。

どんなことでもそうですが、最悪のパターンを考えるのは定石ですが、その一方で「普通にできたら」のAプランで進行できるという期待も心の奥迫から振り払うことができる人はいません。

中学時代から野球や勉強を教えたりしてた子も、そうです。今まで「犬の方が物覚えがいい」と罵倒してもヘラヘラ笑いながら結構、鋭い質問をしてきた少年が涙目で「ごめんなさい」と言ってきました。

私は「試合の途中で終わったようなことを言うな、犬のくせに」と吐き捨てました。

話を聞くと「配点16」、チャンピオンシップラウンドではないけど、まあまあのキーになる問題です。

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ベテルビエフの拳への興奮冷めやらぬボクシングファンは全く興味がないでしょうが、まあまあ落とし穴にもなるかな、な問題でした。


その子に「共通テストを野球で例えたら何回だ?」と聞くと、「7回か8回」と答えるのです。

正解は「野球では例えられない」です。共通テストは次の本場試験へのトライアウト見たいなもんです。実際の入試では二次試験で逆転なんて普通に簡単に起きます。

彼は「配点20」では全問クリアしてますし、共通試験のケアレスミスは致命的ではありません。共通テストで大きな貯金をする、というAプランが崩れただけ。

全く想定外な事態じゃないのに、若さって羨ましいわあ。本当に羨ましい、立場変わって欲しいわ。




前置きが長くなりました。



誰だって思い通りにいかない。

共通テストで第一志望合格には黄色信号の点数になったアイツにはまだチャンピオンシップラウンドが残されていますが、アルツール・ベテルビエフのパンチの質を見誤ったカラム・スミスと、その陣営には大勝負は終わってしまいました。

PUNCHESBETERBIEVSMITH
Total landed18259
Total thrown471366
Percent39%16%
Jabs landed9528
Jabs thrown247208
Percent39%14%
Power landed8731
Power thrown224158
Percent39%20%


ここでアルツール・ベテルビエフが負けたり、全戦全KOの記録が途絶えてしまうと、ドミトリー・ビボルとの完全統一戦への興味が少なからず削がれてしまう…そんな「心配な試合」。

キャリアで一度のダウン経験もないカラム・スミスのディフェンスには、確かな定評がありました。

カネロ・アルバレスの猛攻を受けても防御姿勢は崩さなかったスミスでしたが、アルツール・ベテルビエフの前では20分間も持たずに装甲を剥ぎ取られてしまいました。

結果論ですが、タフでガードの固いスミスが第4ラウンドで完全に効かされ、ESPNのアナウンサーが「ビッグトラブル!」と何度も警報を鳴らした、あの時点で勝負は決していました。

「ベテルビエフがジャブの差し合いに応じてくれない場合はBプランを用意していた」という、バディ・マクガートの戦略は、「ジャブの差し合いでダメージを負わされる」という想定外の事態で完全に破綻してしまいます。

実は…。勝負が決したのは第4ラウンドではなく、第1ラウンドでベテルビエフが名刺がわりに繰り出したコンビネーションを受けて、スミスの顔色が変わったときだったかもしれません。

スミスも戦前から「私のキャリアで間違いなく最強のパンチャー」と覚悟はしていましたが、「1発のジャブでグラついたのは生まれて初めての経験だった」という衝撃の現実は、そんな想定を遥かに超えるものだったのでしょう。

Aプランの「ジャブの差し合い」に相手が応じてくれたのに、そこに地獄が待ち構えていた…これ以上の悪夢はありません。

両者の火力の差が勝敗を分けたのは間違いありませんが、それ以前にこの試合はトップランクの興行で、マッチルームがBサイドでした。

現在の世界ボクシングシーンからは誤解されがちですが、腐ってもボブ・アラム。どんなに没落しても、マッチルームに対しては最後の牙を剥きます。

Aサイドのトップランクは、当たり前ですがAサイドの権利を行使していたのです。
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このブログのテーマは「スポーツに貴賎はない」(言ってしまった…)ということ、「スポーツの素晴らしさ」です。

素晴らしさの中には神秘、解明されていない技術、未知の領域も含まれます。

未知の領域については、科学によってどんどん解明されています。

手元でホップするように見えるボールの秘密は回転数と回転軸によると答えが出てしまいました。

江川卓は魔法使いではなかったのです。

大谷翔平ら現代の投手はどれだけ曲げるか、曲げを犠牲にして浮力を上げるか、変化球を自在にデザインする技能を当たり前に習得しています。

それでも、最後の〝空飛ぶ円盤〟はまだ撃ち落とされていません。

ナックルボールです。


そして、ボクシングの世界にも最後の〝空飛ぶ円盤〟がいまだに飛んでいます。

ショルダーロールです。

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マーロン・タパレスが、ムロジョン・アフマダリエフと井上尚弥との試合でL字ガードとショルダーロールを使ったと陣営が語っていましたが、驚くほど拙いL字とロールしない硬直したショルダーロールは言われなければそれとはわかりませんでした。

エイドリアン・ブローナーが「メイウェザーのショルダーロールをマスターした」と口にして、バーナード・ホプキンスに一笑された、高等技術。

あのシュガーレイ・レナードですらキャリア最高の防御の使い手にフロイド・メイウェザー父を挙げ、その技術を習得しようとしたものの「あれは素質や才能ではどうしようもない」と諦めた、あらゆるスポーツの中で最も神秘的なテクニックの一つ。

〝メイウェザー族〟が完成させたといわれるL字とショルダーロールを使いこなした〝非メイウェザー族〟の代表、というか唯一のボクサーがアンドレ・ウォードでした。

なぜブローナーは笑われ、タパレスは甘噛みすら許されなかったのか?

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井上尚弥は「ワンツーだけで世界は獲れる」と豪語しましたが、もちろんそれはあまりにも深すぎる話で、基本を追求し尽くした彼のロジック。

井上のワンツーの世界ではパヤノを背中から墜落させた「ジャブクロス」、ドネア2で見せた奇妙なタイミングの「ワンを打たないワンツー」も彼の中では全部ワンツー。

基本をおろそかにせず、想像力を絶やさず、練習に打ち込めばもしかしたら井上尚弥に近づけるかもしれません。もちろん、それは一筋縄でできることではありませんが。

L字とショルダーロールは、基本から外れ、想像力というよりも感性と第六感に頼るという点では、ワンツーとは真逆の基本から最も遠い技術です。


メイウェザーの一族から辿るしかないのかもしれません…。



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山本由伸がMLB投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約462億円)でLAドジャースと契約しました。

「総額」でMLB史上最高、つまりヤンキースのゲリット・コールの9年3億2400万ドル(2020年〜28年)などの方が上、といった話はさておき、とんでもない金額です。

ここで心配になるのが、山本が額面通りに活躍できるのか?

実際に、山本がMLBトップ、来季サイ・ヤング賞を獲るほどの活躍をするとは誰も予想していないでしょう。

もちろん、選手の価値は純粋な実力だけではありません。

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もし、キューバからの亡命選手で大谷レベルの二刀流が出現しても、日本人と同じような巨額契約を結ぶ球団はありません。

「大谷は広告とマーケティング収入だけで年間3000万ドルの収入をエンゼルスにもたらした。このほとんどは日本からのもの。優勝争いに絡むドジャースは5000万ドル以上の収入を得ることになる」(USAトゥデー紙)。

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2010年前後、今では信じられませんが、ドジャースは深刻な経営難に陥り、なんとオスカー・デラホーヤも買収に名乗りをあげていました。

当時はリング誌も買収、あの頃がGBPの全盛、ここまで没落しなければリング誌も廃刊の憂き目は避けることができたかもしれません…まあプロモーターに身売りする時点でメディアとして終わってますが…。

結局、ドジャースを買ったのは資産運用会社グッゲンハイム・パートナーズのCEOやマジック・ジョンソンらで設立した投資グループ。卓越した運営手腕で、25年総額83億5000万ドルの放映権契約を結ぶなど、経営状況はV字回復。

大谷を10年7億ドルで獲得したとはいえ、前述のように大谷関連だけで年間5000万ドル以上の広告とマーケティング収入が期待できるカラクリです。もちろん、これはドジャースというブランドとワールドチャンピオンを争う実力という、エンゼルスなど他チームにない価値を有効に使った結果です。

それでも、米国での野球のポジションは斜陽のメジャースポーツ、なんだかバブルな気配も漂っています。

とはいっても、ドジャースの今季のホーム平均観客数は4万7321人で全30球団トップ。ここに観光や現地の日本人も上乗せされるわけです。

なにはともあれ。大谷の豪快なホームランボールがガラガラのスタンドに弾む…なんて寂しい光景はもう見ることはなさそうです。
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岡本和真が今日、契約更改交渉に臨み、今季から1億5千万円増の4億2千万円でサインしました。

この数字はあくまで推定で、ほとんどのプロ野球選手は正確な金額を明らかにしていません。

報酬を正確に発表しない大きな理由は、同じような実績の選手と比較して契約交渉が揉めることを避けるため。

読売でタイトルを獲るのと、広島でタイトルを獲るのでは金額が違うのは誰もが理解していますが、それでも推定が〝ワンクッション〟になると考えられているのです。

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プロボクシングの世界では、重岡優大がファイトマネーの遅配があったことでワタナベジムと3150ファイトへの不信感をSNSで爆発させました。

重岡兄弟のファイトマネーの支払いが大幅に遅れたことは悪意があったわけではなく、事務手続きにルーズだっただけなのでしょうが、それにしても、です。

ファイトマネーは優大の投稿からすぐに支払われたということです。

しかし、まず渡辺均会長に直接「どうなってるんですか?」と問い糺さなかったことは少し残念な気もします。といっても、それはファンの勝手な期待であって、ビジネスの世界、優大にはなんの罪もありません。

プロ野球の場合は岡本が「両手(6億円以上)じゃないですよ、片手のどれか」とヒントを与えたように、記者との掛け合いの中で大体正確な金額が推定されていると言われています。

一方で、プロボクサーのファイトマネーは推定以上に推定です。さらに、カネの出所がプロモーターも兼ねる所属ジムであることがほとんどで、重岡兄弟のように専業プロモーターから支払われるケースは稀です。

このカネの出所が不透明な理由は、プロ野球と同じように「あっちのジムの方が高い」という揉め事が起きないようにということや、世界王者や何かしらの王者になるとジムからの支払いにスポンサー収入も加算した金額をそのまま明らかにしてしまうと、ファイトマネーの約3%とされる認定団体に支払う承認料が増えてしまうこともあるでしょう。

さらに、世界戦でも無名の挑戦者となるとファイトマネーが非常に低いことも公表しにくい一因でしょう。

プロボクサーも報酬を明らかにすべきか、それとも公表しない方が業界の発展につながるのか?

これから、野球やサッカーに追いつけ、追い越せでメジャースポーツを目指すなら公表した方がいいに決まっています。将来「日本王者になれば何不自由なく生活できる」という日が来るなら。

もし、そうでないなら、ファイトマネーは明らかにする必要はないのかもしれません…。
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2034年サッカーW杯の開催地がサウジアラビアになることが事実上決定しました。

FIFAが候補に認めていたアジアとオセアニアの両連盟加盟国で、サウジしか招致に手を挙げなかったため。

昨年のカタールに続く、中東で2度目の開催。そして、カタール同様に酷暑の夏を避けて冬開催となるため、主要各国の有力リーグはスケジュール調整を余儀なくされます…というか「喜んでスケジュール調整させていただきます」という姿勢です。

サッカーでは来月の2023FIFAクラブワールド杯もサウジで開催されます。

地球規模で人気のある唯一のスポーツ、サッカーに対するサウジの取り組みはサウジ・プロフェッショナルリーグにクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマらビッグネームを規格外の年俸でかき集めているように本気です。

また、UAEは世界的にはマイナーな野球にまで食指を伸ばし、ベースボール・ユナイテッド(Baseball United)を立ち上げ、中東湾岸諸国と南アジア地域でリーグ戦を展開する予定。

キックオフイベントは、11月10~12日の日程で、ドバイ・インターナショナル・スタジアム(クリケット場)で4試合の「Showcase」を行います。


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中東は、さらにマイナーなボクシングにも興味を示し、先日もタイソン・フューリーとフランシス・ガヌーのボクシングマッチが行われたばかり。

これまで、最強の招致パワーを持っていたラスベガスやロンドンのボクシングマーケットも「サウジは採算度外視で信じられない金額を提示してくる。我々が対抗するのは無駄」と完全に敗北宣言。

サウジや中東の国々の狙いは、かつてザイールやフィリピンがモハメド・アリのメガファイトを招致したような「独裁国家の国威発揚」とは全く趣が違います。

ザイールやフィリピンと決定的に違うのは、彼らは欧米先進国も圧倒する富裕国ということ。

欧米スポーツのビッグネームを呼び込んで、国際的なステイタスを高める、その宣伝活動ですからハナから儲けるつもりはありません。

幸い、というか少し残念ですが、欧米で無視されているボクシング軽量級に、中東がアマゾンプライムやレミオも笑って降参するような金額を提示して〝砂漠の黄金スタジアム〟にメインカードで招致するのは考えられませんが、アンダーカードではあり得るかもしれません。



それにしても…。



15年後に大谷翔平がベースボール・ユナイテッドに、史上最高額の契約で迎え入れられる…そんなこともあるかもしれません…さすがにカネで動かないユニコーンは招聘できないか?
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OHTANI’S TRUE PLAYER VALUE

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ESPNの大特集「OHTANI’S TRUE PLAYER VALUE(大谷は一体いくらの価値があるのか)」の、私見を散りばめた拙訳です。

https://www.espn.com/espn/feature/story/_/id/38047971/shohei-ohtani-free-agency-calculator-2023

▪️私たちが「日本のベーブ・ルース」を初めて聞いたとき、どこにでもある誇大広告を見る思いだった。100年前の怪物が現代に蘇るわけがない。

100年前の牧歌的な時代だからこそ、二刀流は存在したのだ。そして、その100年前のルースですら「こんな両立は不可能」と匙を投げて打者に専念した。

ところが、私たちは21世紀に、100年前にルースが諦めたことを、ルースを大きく上回るスケールでやってのけるユニコーンを目撃している。これは夢でも幻覚でもない、事実だ。

 This winter, baseball's ultimate unicorn is set to hit the open market. 

そして、この冬に野球界で極めつけのユニコーンがついにマーケットに放たれる。

昨年、アーロン・ジャッジは9年総額3億6000万ドルの史上最大の契約にサインしたが、ユニコーンの値段は人間のそれとは比べ物にならない。

That's because it's entirely possible that no team can really pay Ohtani's real market value.

ここで一つの問題が浮かび上がる。もし、ユニコーンに値段が付いたとして、その支払い能力のある球団が存在するのかどうか? 

大谷翔平の特殊性は二刀流に尽きる。その推定価格は投手で3760万ドル、打者で3840万ドル、合計7600万ドル。ジャッジと同じ9年計画となると、6億8400万ドル。

もちろん、ユニコーンの寿命がいつまであるのか、誰にもわからない。大谷はすでに2019年と2020年シーズンを手術のため投手として出場していない。

特に、投手としてのリスクは常に付きまとう。

30歳前の大谷が結ぶ契約は10年レベルになるだろうが、これから先の10年間も彼はユニコーンであり続けることができるのか? 

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しかし、大谷がマウンドを諦めると、MLBには史上最強のフィールドプレイヤーが誕生することになるだろう。

二盗、三盗を易々と決め、単打を二塁打に二塁打を三塁打にするランナー大谷。 

今まで誰も見たことのない広い守備範囲と、本塁から遠く安全圏まで飛んだはずのボールを信じられないスピードと強さで投げ返し、敵の得点を封じ込める 。

二刀流を前提とした長期契約はリスクが高い、と言う考えは現在は主流の多数意見だが、それを言い出すと二刀流そのものが多くの人が否定した現実離れした挑戦だった。「二刀流は10年も続けることができない」と断じた評論家たちが、10年後「私たちが間違っていた」と謝っていたとしても何も不思議はない。

ただ、彼以外のユニコーンを知らない、前例を持たない私たちは、慎重に契約するしかないだろう。

「二刀流はこれから2〜3年が全盛期」と言う見方は多数意見。となると、予想よりも短い契約年数で、予想を大きく上回る単年あたりの報酬で契約するかもしれない。

大谷はフィールド以外でも、史上最大の価値を持つアスリート。世界でも最も高額のスポンサー料が支払われる有名人の一人であり、日本でのステイタスはもはや神に近い存在で、毎日の活躍は国民的関心事といっても言い過ぎではありません。

お金の話はさておき、大谷がどこの球団を選ぶのか、注目です。
 
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