昨日と今日で「大学入学共通テスト」が終わりました。
北陸の受験生たちは、とんでもない不運に巻き込まれながらの二重の試練。
無責任な言い方になりますが「受験なんて人生の中で大したことじゃない。たかが受験、とりあえず頑張れ」としかエールを送れません。
「彼ら」よりも遥かに恵まれた環境の受験生でも、思いもかけない苦戦を強いられショックを受けた子もいます。
私の友達の現役高校生もその1人で、昨日の英語、得意の英語で大きなミスをした報告してきました。
どんなことでもそうですが、最悪のパターンを考えるのは定石ですが、その一方で「普通にできたら」のAプランで進行できるという期待も心の奥迫から振り払うことができる人はいません。
中学時代から野球や勉強を教えたりしてた子も、そうです。今まで「犬の方が物覚えがいい」と罵倒してもヘラヘラ笑いながら結構、鋭い質問をしてきた少年が涙目で「ごめんなさい」と言ってきました。
私は「試合の途中で終わったようなことを言うな、犬のくせに」と吐き捨てました。
話を聞くと「配点16」、チャンピオンシップラウンドではないけど、まあまあのキーになる問題です。

ベテルビエフの拳への興奮冷めやらぬボクシングファンは全く興味がないでしょうが、まあまあ落とし穴にもなるかな、な問題でした。
その子に「共通テストを野球で例えたら何回だ?」と聞くと、「7回か8回」と答えるのです。
正解は「野球では例えられない」です。共通テストは次の本場試験へのトライアウト見たいなもんです。実際の入試では二次試験で逆転なんて普通に簡単に起きます。
彼は「配点20」では全問クリアしてますし、共通試験のケアレスミスは致命的ではありません。共通テストで大きな貯金をする、というAプランが崩れただけ。
全く想定外な事態じゃないのに、若さって羨ましいわあ。本当に羨ましい、立場変わって欲しいわ。
前置きが長くなりました。
誰だって思い通りにいかない。
共通テストで第一志望合格には黄色信号の点数になったアイツにはまだチャンピオンシップラウンドが残されていますが、アルツール・ベテルビエフのパンチの質を見誤ったカラム・スミスと、その陣営には大勝負は終わってしまいました。
ここでアルツール・ベテルビエフが負けたり、全戦全KOの記録が途絶えてしまうと、ドミトリー・ビボルとの完全統一戦への興味が少なからず削がれてしまう…そんな「心配な試合」。
キャリアで一度のダウン経験もないカラム・スミスのディフェンスには、確かな定評がありました。
カネロ・アルバレスの猛攻を受けても防御姿勢は崩さなかったスミスでしたが、アルツール・ベテルビエフの前では20分間も持たずに装甲を剥ぎ取られてしまいました。
結果論ですが、タフでガードの固いスミスが第4ラウンドで完全に効かされ、ESPNのアナウンサーが「ビッグトラブル!」と何度も警報を鳴らした、あの時点で勝負は決していました。
「ベテルビエフがジャブの差し合いに応じてくれない場合はBプランを用意していた」という、バディ・マクガートの戦略は、「ジャブの差し合いでダメージを負わされる」という想定外の事態で完全に破綻してしまいます。
実は…。勝負が決したのは第4ラウンドではなく、第1ラウンドでベテルビエフが名刺がわりに繰り出したコンビネーションを受けて、スミスの顔色が変わったときだったかもしれません。
スミスも戦前から「私のキャリアで間違いなく最強のパンチャー」と覚悟はしていましたが、「1発のジャブでグラついたのは生まれて初めての経験だった」という衝撃の現実は、そんな想定を遥かに超えるものだったのでしょう。
Aプランの「ジャブの差し合い」に相手が応じてくれたのに、そこに地獄が待ち構えていた…これ以上の悪夢はありません。
両者の火力の差が勝敗を分けたのは間違いありませんが、それ以前にこの試合はトップランクの興行で、マッチルームがBサイドでした。
現在の世界ボクシングシーンからは誤解されがちですが、腐ってもボブ・アラム。どんなに没落しても、マッチルームに対しては最後の牙を剥きます。
Aサイドのトップランクは、当たり前ですがAサイドの権利を行使していたのです。
北陸の受験生たちは、とんでもない不運に巻き込まれながらの二重の試練。
無責任な言い方になりますが「受験なんて人生の中で大したことじゃない。たかが受験、とりあえず頑張れ」としかエールを送れません。
「彼ら」よりも遥かに恵まれた環境の受験生でも、思いもかけない苦戦を強いられショックを受けた子もいます。
私の友達の現役高校生もその1人で、昨日の英語、得意の英語で大きなミスをした報告してきました。
どんなことでもそうですが、最悪のパターンを考えるのは定石ですが、その一方で「普通にできたら」のAプランで進行できるという期待も心の奥迫から振り払うことができる人はいません。
中学時代から野球や勉強を教えたりしてた子も、そうです。今まで「犬の方が物覚えがいい」と罵倒してもヘラヘラ笑いながら結構、鋭い質問をしてきた少年が涙目で「ごめんなさい」と言ってきました。
私は「試合の途中で終わったようなことを言うな、犬のくせに」と吐き捨てました。
話を聞くと「配点16」、チャンピオンシップラウンドではないけど、まあまあのキーになる問題です。

ベテルビエフの拳への興奮冷めやらぬボクシングファンは全く興味がないでしょうが、まあまあ落とし穴にもなるかな、な問題でした。
その子に「共通テストを野球で例えたら何回だ?」と聞くと、「7回か8回」と答えるのです。
正解は「野球では例えられない」です。共通テストは次の本場試験へのトライアウト見たいなもんです。実際の入試では二次試験で逆転なんて普通に簡単に起きます。
彼は「配点20」では全問クリアしてますし、共通試験のケアレスミスは致命的ではありません。共通テストで大きな貯金をする、というAプランが崩れただけ。
全く想定外な事態じゃないのに、若さって羨ましいわあ。本当に羨ましい、立場変わって欲しいわ。
前置きが長くなりました。
誰だって思い通りにいかない。
共通テストで第一志望合格には黄色信号の点数になったアイツにはまだチャンピオンシップラウンドが残されていますが、アルツール・ベテルビエフのパンチの質を見誤ったカラム・スミスと、その陣営には大勝負は終わってしまいました。
| PUNCHES | BETERBIEV | SMITH |
|---|---|---|
| Total landed | 182 | 59 |
| Total thrown | 471 | 366 |
| Percent | 39% | 16% |
| Jabs landed | 95 | 28 |
| Jabs thrown | 247 | 208 |
| Percent | 39% | 14% |
| Power landed | 87 | 31 |
| Power thrown | 224 | 158 |
| Percent | 39% | 20% |
ここでアルツール・ベテルビエフが負けたり、全戦全KOの記録が途絶えてしまうと、ドミトリー・ビボルとの完全統一戦への興味が少なからず削がれてしまう…そんな「心配な試合」。
キャリアで一度のダウン経験もないカラム・スミスのディフェンスには、確かな定評がありました。
カネロ・アルバレスの猛攻を受けても防御姿勢は崩さなかったスミスでしたが、アルツール・ベテルビエフの前では20分間も持たずに装甲を剥ぎ取られてしまいました。
結果論ですが、タフでガードの固いスミスが第4ラウンドで完全に効かされ、ESPNのアナウンサーが「ビッグトラブル!」と何度も警報を鳴らした、あの時点で勝負は決していました。
「ベテルビエフがジャブの差し合いに応じてくれない場合はBプランを用意していた」という、バディ・マクガートの戦略は、「ジャブの差し合いでダメージを負わされる」という想定外の事態で完全に破綻してしまいます。
実は…。勝負が決したのは第4ラウンドではなく、第1ラウンドでベテルビエフが名刺がわりに繰り出したコンビネーションを受けて、スミスの顔色が変わったときだったかもしれません。
スミスも戦前から「私のキャリアで間違いなく最強のパンチャー」と覚悟はしていましたが、「1発のジャブでグラついたのは生まれて初めての経験だった」という衝撃の現実は、そんな想定を遥かに超えるものだったのでしょう。
Aプランの「ジャブの差し合い」に相手が応じてくれたのに、そこに地獄が待ち構えていた…これ以上の悪夢はありません。
両者の火力の差が勝敗を分けたのは間違いありませんが、それ以前にこの試合はトップランクの興行で、マッチルームがBサイドでした。
現在の世界ボクシングシーンからは誤解されがちですが、腐ってもボブ・アラム。どんなに没落しても、マッチルームに対しては最後の牙を剥きます。
Aサイドのトップランクは、当たり前ですがAサイドの権利を行使していたのです。
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