カテゴリ: 軽量級のメガファイト

Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:PRIME VIDEO BOXING 16



解説は山中慎介と村田諒太に、内山高志。強打の元チャンピオンが居並びました。

テレビ観戦において、解説は意外と重要です。好き嫌いもかなりありそうです。

米国や英国では解説者の独自採点(unofficial score)をパンチスタッツとともに、発表されることが多いのですが、日本でも定着して欲しいものです。

また「公式採点が正解」という認識が強い日本では「リングに近いジャッジの印象とテレビでは違う」という意味の言葉がよく語られています。

これは良い意味でジャッジへの信頼、公式採点へのリスペクトです。

しかし、ボクシングのジャッジは他のスポーツと違い、資格制度は甘く、その更新試験や研修もありません。一旦、取得すると永遠有効の資格です。海外でよくある「あのジャッジは明らかにおかしい」という批判は、日本ではほとんど聞かれません。

また「10−10は付けてはいけない」という誤解が解説者や専門家にまである程度広がっていることも呆れた問題です。

おかしなジャッジの多くは、ジャッジの技量不足だけではなく「無理やり10−9」の蓄積の結果からも引き起こされていることは言うまでもありません。

ルールブックはもちろん、海外メディアの記事なども読んでないのか?と疑わしくもなります。





◾️WBAストロー級暫定王者決定12回戦◾️

松本流星 vs ラッセル・アコスタ

WBA /WBO王者オスカー・コラーゾが、10月10日に2階級上のWBA /WBOフライ級王者リカルド・サンドバルとのビッグファイトのリングに上がった瞬間に、WBAは「タイトルを剥奪する」と通達していましたから、この試合の勝者が正規王者に昇格するはずでした。

ところが、コラーゾが練習中に負傷、サンドバル戦は中止。コラーゾの次戦は目処が立たず、ストロー級に戻ることも考えられないことから、松本vsアコスタのタイトルマッチから「暫定」の文字が外れるかもしれません。

オッズは松本の勝利が1/5(1.20倍)、アコスタ9/2(5.5倍)。



◾️WBCジュニアバンタム級王者決定12回戦◾️

坪井智也 vs リカルド・マラジカ

坪井が勝てば田中恒成と吉良大弥に並ぶ、プロ「5」戦目での日本最短タイトル獲得(坪井の「5」にはノーコンテストの1試合を含む)。

世界的にはセンサク・ムアンスリンとワシル・ロマチェンコが持つ「3」戦目が最短。

WBAジュニアフライ級に挑戦した呂斌(ルー・ビン)や、WBCヘビー級のリコ・バーホーベンらは失敗したとはいえ2戦目でタイトルアタック。デビュー戦でタイトル獲得の〝大偉業〟はいつ達成されてもおかしくありません。

坪井が3/10(1.3倍)、マラジカ5/2(3.5倍)。




◾️IBFジュニアフェザー級暫定王者決定12回戦◾️

西田凌佑 vs サム・グッドマン

井上尚弥のフェザー級進出を見越しての暫定王者決定戦。

IBFとしては認定料が巨額の井上にずっとベルトをキープして欲しいというのが本音ですが、井上は来年初めに予定されているバム・ロドリゲス戦を最後にこのクラスのタイトルを返上するのが決定的。

ならば、認定料取得の間隔を伸ばしたくないから少しでも早く暫定王者決定戦を実施するのは当然です。

西田が4/7(1.57倍)、グッドマン21/10(3.1倍)。




◾️WBCバンタム級12回戦◾️


返り討ちか雪辱か。

初戦は拓真の番狂せでの勝利。これを受けて再戦では天心が11/5(3.2倍)でアンダードッグ。拓真が4/9(1.44倍)と逆転。

バム・ロドリゲスが〝一次停泊〟するものの、井上尚弥によって焼け野原にされた焦土感がまだ拭えないバンタム級。単体で売れるのは天心だけというのが現実ですが、このアトラクションが連敗するようだとますます難しい階級になりそうです。






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Wednesday, 23 September 2026 - Sumiyoshi Ward Center
Osaka, Osaka, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Koki Kameda (Kameda Promotions)

◾️フェザー級10回戦◾️



27歳の京之助は直近の試合ルイス・ネリ、デビッド・ピカソ、ジョンリエル・カシメロと井上尚弥のレフトオーバー(残飯)を漁る路線を定着させています(カシメロは井上との対戦がありませんが〝残飯〟と呼んで差し支えないでしょう)。

そして、今度は井上のスパーリング・パートナーを務め、中谷潤人を苦しめた25歳のメキシカンファイター。

エルナンデスもある意味、残飯です。よほど他人の残飯が好きなのでしょう。

4団体17階級時代が深まり、デタラメランキングが横行する中でも京之助の実力が世界基準にあると考える人はどこにもいません。「亀田」という名前を使った話題先行のボクサーです。

ガッツは見せるものの、技術はお粗末で一発強打もありません。

対するエルナンデスも「中谷に大健闘したファイター」という以外に褒め言葉は見つかりません。

それでも「劣化バージョンのカシメロに勝った」京之助とエルナンデスでは戦前予想が一方的になるのは無理もありません。

ウィリアム・ヒルのオッズはエルナンデスが1/4(1.25倍)、京之助11/4(3.75倍)。

エルナンデスは中谷戦が中立国のサウジアラビアで、今回が事実上初のアウエーとなることも考慮すると、両者の実力はオッズ以上にかけ離れています。



さて、ちょっと横道にそれますが「亀田」が唾棄され嫌われる理由である、行き過ぎたトラッシュトークについて。

モハメド・アリ、ロベルト・デュラン、マイク・タイソン、フロイド・メイウェザー、テレンス・クロフォードら歴史上のグレートでもトラッシュトークや試合前の乱闘騒ぎは、お約束。

グレートでなくとも、亀田が見習うほど〝行き過ぎた〟リカルド・マヨルガでも許容範囲。

「プロボクシングは興行」という揺るがし難い真実をきっちり咀嚼している米国と、そうではない日本。

米国と日本ではカルチャーが違うため、亀田の言動は特別に忌み嫌われるというのはその通りかもしれません。

しかし、亀田と同じように試合前に対戦相手を愚弄した辰吉丈一郎は、多くのファンから抱きしめられ続けました。「プロボクシングは興行という意識が薄い日本ではトラッシュトークはスポーツマンシップに反すると嫌われる」という見方は、辰吉については当てはまりません。

タイトル奪取までの辰吉は「日本ボクシング史上最高」と、その実力が認められていたが、亀田は実力がないくせに吠える、弱い犬ほどよく吠えるから唾棄されるーーーそれもあるでしょう。

その一方で、渡久地隆人のように日本王者止まりでも、ファンがトラッシュトークを楽しんだキャラクターもいました。

一人で責任を背負いトラッシュトークを繰り広げた辰吉や渡久地と違い、亀田は家族ぐるみで下劣な言動を繰り返すからより大きな不快感を与えたという一面もあるでしょう。

カルチャーの違い、実力がないくせに、家族ぐるみ…亀田が唾棄される理由はいくつもあります。しかし、もし彼らに有無を言わせぬ実力があれば全ては逆転していたはずです…。


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Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:amazon prime video

◾️WBCバンタム級12回戦◾️



WHのオッズは拓真の返り討ちが4/11(1.36倍)、天心の雪辱が2/1(3倍)と明白に王者が有利。前回が拓真11/4(3.75倍)、天心1/4(1.25倍)でしたから、オッズは完全に逆転。

天心が明白なアンダードッグと見られたのはキャリア初。

ファン・フランシスコ・エストラーダ戦は天心がEVS(2倍)、エストラーダが4/5(1.8倍)でしたが、EVSが出ている掛け率で「天心がアンダードッグ」と見るのは、あまりにも無意味な精緻。あの試合は50:50と見るのが正解です。

そして、拓真。直近の試合は「天心のエストラーダ」のように「拓真の井岡一翔」。この試合のオッズは拓真が2/5(1.4倍)、井岡19/10(2.9倍)。明白に拓真が支持され、その通りの展開になりました。

ジュニアバンタム級の元PFPファイター二人に完勝した天心と拓真ですが、メキシコのガジョも日本のリングマスターも、全盛期はとっくに過ぎた下り坂。オッズだけでもそれを語り尽くしています。

二人の対戦リストは4団体17階級のデタラメランキングが横行する時代にふさわしく、非常に貧弱です。

PFPクラスから乖離した二人なのでBoxRecのPFPファイターデータはありませんが、世界基準のカテゴリーランキングを見渡してもその名前はどこにも見つけることができません。

二人のファンが信じる「パンチをもらわない防御力」も、世界基準でトップクラスではないのです。エストラーダの心と肋骨を折った天心ですが、一発の破壊力は相変わらず認められず。

拓真に至っては序盤で甚大なダメージを負わせた井岡を、試合終了までサバイバルさせてしまう相変わらずの後ろ重心、亀田和毅もびっくりの決定力の無さを露呈しました。

プロ24戦22勝5KO2敗の拓真はもちろん、9戦8勝3KO1敗の天心のスタイルも互いの射程距離で体重を乗せたパンチを打てない逆スペクタクル型。

現在は治癒に向かってしまっていますが、被弾を恐れず強打を振るうKO中毒症患者の尚弥とは真逆なのです。

本物のディフェンスマスターはパーネル・ウイテカーでもフロイド・メイウェザーでも、あえて強打隠しています。

ところが、この二人ときたら体重を乗せて相手の頭部にパンチを打つ技術も思い切りも持ち合わせていません。拓真と尚弥のスパーを見ればしっかり重心が乗せて打てていますが、気心の知れた兄弟スパーリングは試合と最もかけ離れた作業です。

二人はまだ「井上尚弥の弟」「キックの神童」の色眼鏡を外して見ることができません。

この試合も、なんのスペクタクルのない展開に終始しそうなのですが…。







 
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Wednesday, 2 September 2026 -
Yokohama Buntai
Yokohama, Kanagawa, Japan

commission:Japan Boxing Commission

promoter:Hideyuki Ohashi 
(Ohashi Promotions)

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かつて日本では、プロボクシングの世界タイトルマッチはあらゆるスポーツの中で最も格式の高いものでした。

地上波ゴールデンタイムに生中継されるのは当然、試合の始まる前には男湯がガラガラになったと伝えられています。

今年は5月に「井上尚弥vs中谷潤人」が東京ドームを舞台に記録的なメガファイトを実現しましたが、Netflixなどが食指を伸ばした野球WBCやサッカーW杯の日本列島を巻き込んだ盛り上がりに比べると、局地的なさざ波に過ぎませんでした。

そして、明日の「ミニマム級とジュニアフライ級のWBA王者決定戦」。世界的に関心の薄い軽量級というだけでなく、日本でも寒気がするほど話題になっていません。

もしかしたら、日本ボクシング史上で最も注目されない世界戦かもしれません…。

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ウィリアム・ヒルの見立ては23歳の吉良が1/2(1.5倍)、33歳のベネズエラ人が8/5(2.6倍)。ここまで4戦全勝3KOの吉良が、田中恒成に並ぶプロ5戦目でのタイトル獲得なるか?

吉良は身長163㎝/リーチ156㎝(カニサレスは160㎝/163㎝)。オスカー・コラーゾ(157㎝/155㎝)、大橋秀行(164㎝/161㎝)、リカルドロペス(165㎝/165㎝)と、軽量級でリーチが身長と同じか短いのは珍しくありません。

しかし、ジュニアフライ級で身長よりもリーチが7㎝も短い吉良は特殊なタイプといえるでしょう。短いリーチは相手に距離を取られると難しい戦いを強いられますが、回転力で上回り、懐に潜り込めば短い距離でジャストミートするメリットがあります。

タイソン信者やハメド信者は「小さいハンデがあるのに凄い!」と勘違いしていますが、ボクシングで最も重要なのは体重、同じ体重で戦う場合にリーチは不利にならず、戦う距離が問題になります。

リーチはどの距離で戦うのかによって有利か不利かは分かれます。吉良の場合も、距離を潰すことが勝利への鍵となります。

本人は「想定内」と話していましたが、軽量で全裸になったのは少しだけ気になりますが、簡単に距離を潰せるようならCCCを破壊するスペクタクルも期待できそうです。




WBAストロー級王者決定戦



オッズは石井の勝利が4/9(1.44倍)、メンデスが7/4(2.75倍)。

キックボクサーを源流に持つ石井は12戦11勝(8KO)1敗。ストロー級としては破格のKO率を誇りますが、唯一の黒星は2023年9月の後楽園ホールでリト・ダンテに喫した一戦。

33歳のダンテの戦績は当時20勝11敗4分ながOPBF、WBCインターナショナルなど地域タイトルをコレクションしていました。しかし、このフィリピン人は井上尚弥のデビュー戦をつとめたクリソン・オマヤオらと同じように周到に育成された咬ませ犬です(これは、また別のシリーズで進行中)。

〝Bimbito(童顔)〟メンデスは元WBO王者でダンテとは違いますが、ウイルフレドという名前に反して怖さが全くありません。さらに、谷口将孝や重岡優大にストップされているように打たれ脆い。

石井に求められるのは勝ち方です。



そして、このイベントには18歳の藤木勇我も登場。

リング誌でも「超プロスペクト」と取り上げられた〝The King〟に用意されたのは、プロ2戦目も咬ませ犬。
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なかなかお目にかかれない100−1!の掛け率。相手のフィリピン人の勝利でも21倍。

大橋ジムや帝拳が最も得意とする、超絶咬ませ犬オーダーです。





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Wednesday, 2 September 2026 - Yokohama Buntai
Yokohama, Kanagawa, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Hideyuki Ohashi (Ohashi Promotions)

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WBA王座決定戦の2本立て。

ジュニアフライ級は吉良大弥が、田口良一や寺司拳四朗とクロスゲームを演じた33歳のカルロス〝CCC〟カニサレスと激突。

ウィリアム・ヒルの見立ては23歳の吉良が1/2(1.5倍)、33歳のベネズエラ人が8/5(2.6倍)。吉良の田中恒成に並ぶプロ5戦目でのタイトル獲得がフェイバリットと見られています。

カニサレスは日本最短のタイトル獲得を阻たいところですが、トリプルCは世界最短の野望を打ち砕いたことがあります。

いまから8年前、2018年7月15日のマレーシア・クアラルンプールで行われたマニー・パッキャオvsルーカス・マティセのメガイベント。

やはり、WBAジュニアフライ級の決定戦で小西伶弥に勝利したカニサレスは世界的な注目を集める大興業で呂斌(ルー・ビン)に完勝(12ラウンドTKO)して初防衛に成功しました。ルーはこれがプロ2戦目、世界最短がかかっていましたが、海外メディアの報道は「軽量級」「最短への関心の低さ」からほとんど関心が払われていませんでした。

今回の吉良もヘビー級やミドル級なら人気階級なら「5戦目でタイトル奪取」は大きな注目を集めたでしょうが、悲しいかな軽量級…というか、日本国内でも全く関心が低い状況です。

辰吉丈一郎の8戦目は比較にならないにしても、大橋秀行の7戦目挑戦のときと比較しても一般的な関心はゼロと言っても良いレベル。「どこをどうとらえたら黄金時代なの…?」という惨状です。

「世界タイトル」への関心という点では、マイナースポーツの中でもかなり低い位置にあるかもしれません。まあ、アルファベット団体の認定タイトルを「世界チャンピオン」と呼ぶのに無理があるのかもしれませんが…。

なんだか、応援したくなってきます。



もう一つのWBA王座決定戦は、石井武志vsウィルフレド・メンデスのストロー級。

石井にとってメンデスはキャリア初のサウスポー。このプエルトリカンは元WBO王者でタイトルマッチ経験も豊富ですが、谷口将隆と重岡優大にKOされているように難しい相手ではありません。

9月2日の水曜日、日本のタイトルホルダーがまた二人増えそうです。


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【本文とは関係ありません】一人暮らしになると外食ばかりではなく、自炊することもあります。自炊と呼べるのかどうかは、さておき。





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亀田和毅がWBAフェザー級王者ブランドン・フィゲロアへの挑戦で〝仮想フィゲロア〟としてスパーリングを実施したと報じられたWBO /IBFジュニアライト級王者エマヌエル・ナバレッテの方が先に試合が決定しました。

対戦相手はWBC王者オシャーキー・フォスター。WBOはナバレッテに対して議論を呼ぶノーコンテストとなったチャーリー・スアレスとの再戦をすでにオーダーしており、フォスターとの試合を強行するとタイトルを剥奪するかもしれません。




舞台はテキサス州サンアントニオのアラモドーム。メキシカンのナバレッテとテキサス出身のフォスターが激突するには格好の舞台です。

さて、和毅が「ボコボコにされた」と白旗をあげた〝The Heartbreaker(色男)〟フィゲロアは軽量級では人気者。29戦のキャリアで負けたのはスティーブン・フルトンになすりつけられた二つだけ(27勝=20KO =2敗1分)。

そのフルトンは昨年12月にフォスターへ挑戦しましたが、体重超過の大失態を犯した挙句に完敗。日本のファンのフルトンの印象は、2023年7月に井上尚弥に8ラウンドで轟沈した有明アリーナでしょう。

フィゲロアもナバレッテも、さらに和毅も井上との対戦を熱望したことでも知られています。


〝El Mexicanito〟和毅と、生まれも育ちもテキサスのフィゲロア。この試合の前座に和毅vsフィゲロアが組まれる可能性もありそうです。


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Sunday, 28 March 2027

Shinjuku, Tokyo, Japan

JAPAN NATIONAL STADIUM(MUFG STADIUM)

commission:Japan Boxing Commission 

promoter:Akihiko Honda 
(Teiken Promotions), 
Hideyuki Ohashi 
(Ohashi Promotions)


media:NHK/NHK BS

Undisputed Junior−Feather weight 
Champion ship


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試合の主導権を握る井上陣営がリング誌に「デッドラインは3月(それ以上は待てない)」と、バム陣営に通告しています。

来年3月までの半年という時間は、WBAバンタム級王者バムが一部で噂されているWBO王者クリスチャン・メディナとの統一戦を挟むには十分ではありません。

33歳の井上と26歳のバム。

2012年ジュニアフライ級(108ポンド)のデビューから15年かけてジュニアフェザー級(122ポンド)にたどり着いた座間のモンスター。ストロー級(105ポンド)から10年かけてバンタム級(118ポンド)に駆け上がったメキシコ系テキサン。

決戦のウエイトとなるジュニアフェザー級では井上は9試合を経験しているのに対して、バムは初体験になります。

両者の階級を巡るキャリアを見ると「バムの挑戦は急ぎすぎ」という多数派の見方は当然です。

一方、井上が将来の複数階級制覇を見通して無理やり減量の105ポンドから、減量苦が限界に達するたびに階級を上げてきた標準的型なのに対して、バムの体重コントロールとの向き合い方はかなり特殊です。

バムは2022年2月、ジュニアフェザー級の地域タイトルにアタックする興行のメインで行われるWBCジュニアバンタム級王者決定戦で急遽の代役出場(シーサケット・ソールンビサイがコロナ感染でキャンセル)、カルロス・クアドラスを大差判定に下して最初のタイトルをゲット。

マッチルームと契約したばかりでいきなりの2階級〝特進〟のタイトル戦、10回戦も未経験の8回戦ボクサー、それなのにオッズは明白にバム有利とボクシングファンの目には怪しさ満載。

しかし「参考にしている」というワシル・ロマチェンコのような変幻自在のフットワークと多彩なアングルから繰り出されるパンチ、出色のパフォーマンスを見せつけたバムの実力には一点の曇りもありませんでした。

https://fushiananome.superknova.org/archives/28560878.html

https://fushiananome.superknova.org/archives/28604228.html


2階級目はフライ級のサニー・エドワーズ。27歳の強豪をストップ、初黒星を付けて「ロートル狩り」の批判を一蹴。再びジュニアバンタムに戻してからもプメレレ・カフ、フェルナンド・マルチネスと全盛期の王者が判定に逃げることを許しませんでした。

バンタム級初戦のアントニオ・バルガスはB級王者でしたが、体格で押し込まれるシーンもあり「より大きく、はるかに強い井上と戦うのは早すぎる」という意見も聞かれましたが、苦戦(強烈なモチベーションで向かってきたバルガスを6ラウンドで仕留めた試合をそう呼ぶのは間違いかもしれませんが)した最大の原因は「井上戦へのデモンストレーション、勝ち方にこだわりすぎた」からでしょう。

いずれにしても、バムは体重コントロールに大きなストレスを感じていません。

対する井上は「いまの122ポンドがベストウエイト」と見るファンもいますが、計量時のやつれ方は相変わらず。それでも、これまで2試合判定が続くことがなかったKO中毒者がキャリア最長3試合でKOを逃し続けています。

倒れてもおかしくないパンチをヒットさせていたアラン・ピカソ戦などからは「一発の威力が感じられたバンタム級までと違い、相手の打たれ強さが増している」と見ることもできるかもしれません。

この3戦はピカソを除くと、判定勝ちに徹したムロジョン・アフマダリエフ戦、勝利を優先せざるをえない中谷潤人との大勝負と井上にとってKOへの執着を解毒せざるをえない事情もありましたが、3戦連続でジャッジペーパーに勝敗を委ねる前の122ポンドの6試合はオールKO。

デビューから注目されていた井上ですが、周到に用意された咬ませ犬を踏ませて、無理やりの105ポンドでタイトルを狙わせたように、その実力評価は現在よりもかなり控えめなものでした。

それでも、オッズや予想では明白に有利だったとはいえ、無様な姿を曝け出してもKO負けを拒むオマール・ナルバエスを2ラウンドで破壊した頃から「勝って当たり前。どう勝つか?」という目で見られ続けてきました。

日本と世界の差はありますが、井上と同じように10年以上も注目され続けてきたカネロ・アルバレスも咬ませ犬扱いだったドミトリー・ビボルに完敗してからスペクタクルな試合から遠ざかっています。

過保護なマッチメイクからアンチも多いカネロですが、ボクシングと向き合う姿勢は高く評価されてきました。しかし、ビボル戦前は「ジムにいるよりもゴルフ場にいる時間の方が長い」と、燃え尽き症候群が指摘されていました。

カネロ以上にボクシングへの情熱が熱い井上を〝カネロ症候群〟と決めつけるのは憚られますが、ファイターの戦力分析で重要なファクターであるKiller instinct(キラー・インスティンクト=殺傷本能)に翳りが見えているのは間違いありません。

全盛期にはKiller instinctの塊だったマニー・パッキャオがアントニオ・マルガリート戦で攻撃を緩める憐憫を見せたとき、多くのメディアが「パッキャオは終わった」と批判しました。井上のKiller instinctがそこまで減退しているとは思えませんが、もはやKO中毒は治癒してしまったのかもしれません。



正式発表はまだですが、実現するとバム戦は中谷戦を上回るキャリア最重要の決戦となります。日本国内の一部の元選手やファンは楽観視していますが、海外メディアやマニアの見方は違います。

井上のキャリアで多彩なアングルを駆使するサイド攻撃に長けたボクサーは一人もいません。



正式発表が待ち遠しい。


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【本文とは関係ありません】気分が滅入るほど嫌いだった高校の教室が妙に愛おしく思えてしまうのは、建て替えで綺麗になったせいなのか、それとも年をとったからか?











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Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)

◾️WBCバンタム級12回戦◾️



WHのオッズは拓真の返り討ちが4/11(1.36倍)、天心の雪辱が2/1(3倍)と明白に王者が有利。前回が拓真11/4(3.75倍)、天心1/4(1.25倍)でしたから、オッズは完全に逆転。

天心はキャリア初のアンダードッグとして、9月27日のリングに上がります。

今回と同じトヨタ・アリーナで10ヶ月前は「天心が相手でなければここまでモチベーションを上げられなかった」と心身ともに過去最高に仕上げた拓真が序盤の苦戦を跳ね返し、116−112*2/117−111の採点通り、文句なしの判定勝ち。

3者とも天心を支持したのは序盤の1、2ラウンドの二つ。特に拓真をぐらつかせた第2ラウンドは、この日の12ラウンドで最も明白な3分間でした。

拓真が取ったのは3、4、6、7、10、11の六つ。

このスコアリングは概ね納得できるものでしたが、第3、第4ラウンドが3者とも拓真に流れて、この時点の公開採点はドロー。採点のアナウンスを聞いた井上尚弥が「上等!」と声を上げたように、拓真に好意的なスコアに映りました。

拓真は幼稚園からボクシングを始めた〝生え抜き〟。天心はキックで全国的な名声を獲得してから転向した〝外様〟。対照的な2人ですが、ともにKO率は2割台という「決定力の無さ」で共通しています。

尚弥とは互角のスパーを見せる拓真ですが、試合になると完全後ろ重心で専守防衛、兄とは全く違って踏み込むことを極端に怖がります。KOをより意識する天心の場合はボクシングの短い距離への恐怖を拭えないまま9試合、3年を費やしてきました。

日本では珍しい長いキャリアを積み上げている亀田和毅を見ても一目瞭然、スタイルに染みついた恐怖を取り除くことはほぼ不可能、不治の病です…。


拓真は井岡一翔、天心はファン・フランシスコ・エストラーダと〝前哨戦〟で満点解答を出して再戦のリングに上がる二人。

大方の予想は拓真の判定勝ちですが、初戦と同様に予想は裏切られるのか?



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しかし、暑い!!!(本文とは関係ありません)







 
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Sunday, 26 July 2026 - Afterpay Arena
Sydney Olympic Park, New South Wales, Australia

commission:Combat Sports Authority of New South Wales
promoter:Tom Brown (TGB Promotions),
Trent Rose (No Limit Boxing Promotions),
George Rose (No Limit Boxing Promotions),
Matt Rose (No Limit Boxing Promotions)

media:Amazon Prime Video PPV
Australia FOX
Australia Kayo Sports
Australia Main Event

◾️ミドル級12回戦◾️


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2019年3月、地元テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアム(カウボーイズ・スタジアム)でメインイベントを張り、マイキー・ガルシアの野望を打ち砕いたスペンスの人気と実力はピークに達していました。

マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザー、カネロ・アルバレスを除いて米国の巨大スタジアムで興行出来る人気者は彼だけ、試合の生中継したWOWOWの解説で浜田剛史も「階級の壁というよりもスペンスの壁」と実力を認めていました。

試合後、リングに上がったマニー・パッキャオと約束した決戦はスペンスのレガシーをコンクリートするはずのメガファイトになるはずでしたが…この年の10月に愛車のフェラーリを飲酒運転、何度も横転する大事故を起こし、2021年8月21日に決定していたパッキャオ戦は網膜剥離のため中止。

その後もアルコールとドラッグに浸り、挙句は追突事故の被害に遭って重症を負ってしまいます。輝きは徐々に翳りを帯びて、2023年7月に宿敵テレンス・クロフォードとの大勝負に惨敗。

それから3年、The Truthと呼ばれた36歳のファイターはリングを遠ざかっています。



スペンスより5歳若い31歳のティム・チューも、大きな花を咲かす直前で急ブレーキがかかって転覆してしまうキャリアと格闘しています。

あのフリオ・セサール・チャベスを破壊したコンスタンティンを父に持つチューは、デビューから24連勝でWBOジュニアミドル級のストラップをゲット、盛り上がる豪州ボクシングのシンボルとなりました。

しかし…明白に有利と思われたWBC王者セバスチャン・フンドラとの統一戦で、第2ラウンドにフンドラの肘で頭部から大出血、大きなハンデを負い、SDで初黒星を喫してしまいます。さらに復帰戦でも、ハフラム・ムルタザリエフに痛烈にストップされてしまいます。

そして、リベンジが期待されたフンドラとの再戦でも全くいいところなく7ラウンド終了TKO負け。

母国で復帰戦2連勝でスペンス戦を迎えますが「殿堂入りの偉大な父を超える」という期待をかけるファンはもう1人もいません。

WHのオッズはスペンスの勝利が5/6(1.83倍)、チューがEVS(2倍)と元PFPファイターがカミソリ1枚で有利と叩かれていますが、専門家予想はブランクの大きいスペンスの現在の実力に懐疑的で、チューの勝利予想が圧倒的多数。

シドニーのオリンピックパークで行われるイベントのセミファイナルには地元のリーアム・ウィルソンがスティーブン・フルトンを迎えてジュニアライト級12回戦のリングに上がります。

こちらのオッズはフルトンが2/7(1.29倍)、ウィルソン11/4(3.75倍)。

日本でもアマプラで見れるかと思いきや、日本ではDAZNでした。

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Monday, 20 July 2026 - Kokugikan

U-NEXT BOXING.6
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)

https://boxrec.com/en/box-pro/853769


アルファベット団体のタイトルマッチが3つ同時開催されるイベント…何の珍しさもなくなりました。

このスポーツ(と呼べるかどうかは別にして)は、どこまでタイトルの価値を貶めたら気が済むのでしょうか?

増田陸、比嘉大吾、寺地拳四朗、岩田翔吉ーーー彼ら四人の名前を知っているスポーツファンが、果たしてどれだけいるか?

そしてこの日は、W杯の決勝戦…。

まあ、そんなことはお構いなしに個人的には楽しみなカードが並びました。


▶︎WBAバンタム級王者決定戦を争うのは、増田陸と比嘉大吾。

比嘉は直近3試合でタイトルがステイク、全てスリリングなクロスゲームだったとはいえ、3試合連続失敗。「日本が好き勝手できる軽量級」の非常にわかりやすいサンプルになってしまいました。

10勝9KO1敗の帝拳ファイター増田と、21勝19KO3敗3分の比嘉(志成)。どちらかが早い段階で ビッグパンチを当てる展開でなければ、激闘必至。

28歳の増田と30歳の比嘉、年齢は二つしか違いません。しかし、比嘉の大きく上回るキャリアは「経験値」と前向きには考えられずに、消耗と劣化、丸裸にされているスタイルを裏付けるマイナス要素の集合体と見られています。

増田の勝利が1/5(1.2倍)、比嘉9/2(5.5倍)。




▶︎同じく決定戦となるWBOジュニアバンタム級では、寺地拳四朗がイスラエル・ゴンサレスを捌きます。

昨年末のサウジアラビア興行で、IBFジュニアフライ級王者ウィリバルド・ガルシアが計量後に体調不良を訴えて中止に。7ヶ月後の仕切り直しです。

リカルド・ラファエル・サンドバルに惜敗、WBCフライ級王座を陥落してから375日。復帰戦、即タイトルマッチの拳四朗の左ジャブは3階級目の115ポンドでも煌めくのか?

実績で上回る34歳の拳四朗が3/10(1.3倍)、バム・ロドリゲスやチョコラティトら超強豪との対戦経験がある29歳のメキシカン3/1(4倍)。




 ▶︎昨年、ビッグネームのノックアウト・CPフレッシュマートを下してWBCジュニアフライ級のストラップを獲った帝拳ファイター岩田翔吉が初防衛戦に迎えるのは、無敗(19戦全勝8KO)のメキシカン、エリック・バディージョ。

王者が1/2(1.5倍)、新王者誕生15/8(2.88倍)。意外と接近したオッズですが、岩田が見せた2敗のジャッジ受けが今一つののスタイルが悪いように流れると難しい試合になりそう。


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