Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:amazon prime video

◾️WBCバンタム級12回戦◾️



WHのオッズは拓真の返り討ちが4/11(1.36倍)、天心の雪辱が2/1(3倍)と明白に王者が有利。前回が拓真11/4(3.75倍)、天心1/4(1.25倍)でしたから、オッズは完全に逆転。

天心が明白なアンダードッグと見られたのはキャリア初。

ファン・フランシスコ・エストラーダ戦は天心がEVS(2倍)、エストラーダが4/5(1.8倍)でしたが、EVSが出ている掛け率で「天心がアンダードッグ」と見るのは、あまりにも無意味な精緻。あの試合は50:50と見るのが正解です。

そして、拓真。直近の試合は「天心のエストラーダ」のように「拓真の井岡一翔」。この試合のオッズは拓真が2/5(1.4倍)、井岡19/10(2.9倍)。明白に拓真が支持され、その通りの展開になりました。

ジュニアバンタム級の元PFPファイター二人に完勝した天心と拓真ですが、メキシコのガジョも日本のリングマスターも、全盛期はとっくに過ぎた下り坂。オッズだけでもそれを語り尽くしています。

二人の対戦リストは4団体17階級のデタラメランキングが横行する時代にふさわしく、非常に貧弱です。

PFPクラスから乖離した二人なのでBoxRecのPFPファイターデータはありませんが、世界基準のカテゴリーランキングを見渡してもその名前はどこにも見つけることができません。

二人のファンが信じる「パンチをもらわない防御力」も、世界基準でトップクラスではないのです。エストラーダの心と肋骨を折った天心ですが、一発の破壊力は相変わらず認められず。

拓真に至っては序盤で甚大なダメージを負わせた井岡を、試合終了までサバイバルさせてしまう相変わらずの後ろ重心、亀田和毅もびっくりの決定力の無さを露呈しました。

プロ24戦22勝5KO2敗の拓真はもちろん、9戦8勝3KO1敗の天心のスタイルも互いの射程距離で体重を乗せたパンチを打てない逆スペクタクル型。

現在は治癒に向かってしまっていますが、被弾を恐れず強打を振るうKO中毒症患者の尚弥とは真逆なのです。

本物のディフェンスマスターはパーネル・ウイテカーでもフロイド・メイウェザーでも、あえて強打隠しています。

ところが、この二人ときたら体重を乗せて相手の頭部にパンチを打つ技術も思い切りも持ち合わせていません。拓真と尚弥のスパーを見ればしっかり重心が乗せて打てていますが、気心の知れた兄弟スパーリングは試合と最もかけ離れた作業です。

二人はまだ「井上尚弥の弟」「キックの神童」の色眼鏡を外して見ることができません。

この試合も、なんのスペクタクルのない展開に終始しそうなのですが…。