Wednesday, 23 September 2026 - Sumiyoshi Ward Center
Osaka, Osaka, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Koki Kameda (Kameda Promotions)

◾️フェザー級10回戦◾️



27歳の京之助は直近の試合ルイス・ネリ、デビッド・ピカソ、ジョンリエル・カシメロと井上尚弥のレフトオーバー(残飯)を漁る路線を定着させています(カシメロは井上との対戦がありませんが〝残飯〟と呼んで差し支えないでしょう)。

そして、今度は井上のスパーリング・パートナーを務め、中谷潤人を苦しめた25歳のメキシカンファイター。

エルナンデスもある意味、残飯です。よほど他人の残飯が好きなのでしょう。

4団体17階級時代が深まり、デタラメランキングが横行する中でも京之助の実力が世界基準にあると考える人はどこにもいません。「亀田」という名前を使った話題先行のボクサーです。

ガッツは見せるものの、技術はお粗末で一発強打もありません。

対するエルナンデスも「中谷に大健闘したファイター」という以外に褒め言葉は見つかりません。

それでも「劣化バージョンのカシメロに勝った」京之助とエルナンデスでは戦前予想が一方的になるのは無理もありません。

ウィリアム・ヒルのオッズはエルナンデスが1/4(1.25倍)、京之助11/4(3.75倍)。

エルナンデスは中谷戦が中立国のサウジアラビアで、今回が事実上初のアウエーとなることも考慮すると、両者の実力はオッズ以上にかけ離れています。



さて、ちょっと横道にそれますが「亀田」が唾棄され嫌われる理由である、行き過ぎたトラッシュトークについて。

モハメド・アリ、ロベルト・デュラン、マイク・タイソン、フロイド・メイウェザー、テレンス・クロフォードら歴史上のグレートでもトラッシュトークや試合前の乱闘騒ぎは、お約束。

グレートでなくとも、亀田が見習うほど〝行き過ぎた〟リカルド・マヨルガでも許容範囲。

「プロボクシングは興行」という揺るがし難い真実をきっちり咀嚼している米国と、そうではない日本。

米国と日本ではカルチャーが違うため、亀田の言動は特別に忌み嫌われるというのはその通りかもしれません。

しかし、亀田と同じように試合前に対戦相手を愚弄した辰吉丈一郎は、多くのファンから抱きしめられ続けました。「プロボクシングは興行という意識が薄い日本ではトラッシュトークはスポーツマンシップに反すると嫌われる」という見方は、辰吉については当てはまりません。

タイトル奪取までの辰吉は「日本ボクシング史上最高」と、その実力が認められていたが、亀田は実力がないくせに吠える、弱い犬ほどよく吠えるから唾棄されるーーーそれもあるでしょう。

その一方で、渡久地隆人のように日本王者止まりでも、ファンがトラッシュトークを楽しんだキャラクターもいました。

一人で責任を背負いトラッシュトークを繰り広げた辰吉や渡久地と違い、亀田は家族ぐるみで下劣な言動を繰り返すからより大きな不快感を与えたという一面もあるでしょう。

カルチャーの違い、実力がないくせに、家族ぐるみ…亀田が唾棄される理由はいくつもあります。しかし、もし彼らに有無を言わせぬ実力があれば全ては逆転していたはずです…。