カテゴリ: トレーナー/プロモーター/舞台裏の主役たち

6月6日、ニューヨークは583 PARK AVENUEで開催される全米ボクシング記者協会(BWAA)の2023年間表彰式。

表彰のクライマックスはもちろん、Fighte Of The Year、Sugar Ray Robinson award です。

日本人として史上初めてこの名誉に輝いた井上尚弥は、122ポンドのジュニアフェザー級での活躍が認められたもの。

やはり、2012年にこの階級で受賞したノニト・ドネアに次ぐ史上最軽量タイの記録になります。

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井上に贈られるトロフィーはどんな形状のシュガー・レイでしょうか?


アジア人としてはマニー・パッキャオ、ドネアに続く3人目、米国を主戦場としないアジア人としては史上初。

インターネットの時代の恩恵が大きいとはいえ、日本ボクシング史に大きな爪痕を刻みました。

リング誌のFighter Of The Yearまで拡大すると、1993年のマイケル・カルバハル(ジュニアフライ級)が最軽量ですが、〝小さな石の拳〟は、Sugar Ray Robinson award は獲れませんでした(パーネル・ウイテカーが受賞)。

また、ドネアもリング誌のFighte Of The Yearはファン・マヌエル・マルケスに譲っています。

一方で井上は、リング誌も含めて主だったFighte Of The Yearをほぼ獲得。

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授賞式の翌日、MLBの東西決戦、ドジャースvsヤンキース。

井上尚弥はヤンキースタジアムのマウンドに上がり、始球式を行うはずです!

その手配が整ってなければなりません!絶対!
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プロボクシングの世界で最も大きなアワードは、当たり前ですがFighter Of The Year です。

多くのメディアが独自にFighter Of The Yearを選出・発表していますが、最も権威があるのは全米ボクシング記者協会(BWAA)のFighter Of The Year、すなわち Sugar Ray Robinson awardであることは論を俟ちません。

ここ数年、井上尚弥や寺地拳四朗らがノミネートされていましたが、日本人の受賞は昨年の井上が史上初のことでした。

世界的な統括団体が存在せず、ローカルコミッションと、私利私欲を追求する認定団体だけが蠢くボクシング界ではBWAAが最も大きなパワーハウスです…HPを見てしまうとあまりのしょぼさに衝撃を受けてしまうかもしれませんが、年間アワードの表彰式はなかなかに華やかです。

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井上のジュニアフェザー級での実績が評価されての受賞は、2012年のノニト・ドネア以来、史上2人目かつ史上最軽量。

今回は6月6日、ニューヨークは583 PARK AVENUEが舞台。

ルーズベルト・ホテルもいい雰囲気でしたが、これまたクラシックで良さげな建物です。

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グラミー賞やアカデミー賞のように、WOWOWが完全中継してくれたらありがたいのですが…時間的にも2時間程度とコンパクトなはず。

日本からもメディアがディナーのチケットを購入して出席すると思いますが、フルバージョンで見たいものです。

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日本時間のきょう、IBFフェザー級次期挑戦者決定戦(2位:レラト・ドラミニ vs 3位:アーノルド・ケガイ/1位は空位)の入札が行われ、トム・ブラウンのTGBプロモーションズが7万1000ドル(1065万円)でトップランク(6万5000ドル=975万円)を競り落としました。

プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)と繋がりの深いTGBが入札に勝ったことで、試合はアマゾン・プライムの配信で行われるイベントのアンダーカードに組み入れられそうです。

7万1000ドルのファイトマネー配分はランキング上位のドラミニが75%(5万3250ドル=785万2500円)、下位のケガイが1万7750ドル=266万2500円)。

勝者が王者ルイス・アルベルト・ロペスの指名挑戦者となります。

デビュー戦で躓き、すでに2敗している30歳のドラミニと、スティーブン・フルトンに中差判定負けを喫しているウクライナ生まれの韓国系ボクサーのフェザー級次期挑戦者決定戦…タレントとしても階級としても世界的な需要の薄い悲しいマッチアップを反映した金額になりました。

ただ、ロペスに勝ってタイトルホルダーになれば英国の人気者や、将来的には井上尚弥との対戦も期待できるかもしれません。

それにしてもトップランクのこの競争入札での弱さたるや。もはや意地もプライドもないようです。
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今回のリングアナウンサーも、帝拳お抱えのジミー・レノンJr.なのでしょうが、ちょっと飽きてきませんか?

レノンJr.は「マイク・タイソンvsバスター・ダグラス」の東京ショッカーが強烈な印象を残していますが、個人的には長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエルで、「この試合は世界的なビッグファイトで米国では大騒ぎ。どうしても自分がリングアナウンサーをつとめたくて、ノーギャラで引き受けた」と、帝拳の台本に従ったとはいえ、あの大嘘を聞いてしまってから彼が出てくるたびに「今回はギャラもらったかな?」と失笑してしまうのです。

レノンJr.に責任はなく、帝拳が悪いんですが。

帝拳とWOWOWはすぐ後にも「西岡のMGMメイン」の〝大本営発表〟。今となっては西岡が可哀想です。

今まで恥ずかしい誇大広告を続け、井上に関することでも嘘を垂れ流していましたが、真っ当な問い合わせが相次いだことにもはや嘘は突き通せず、半年ほど前から方向転換。

提携先のWOWOWでも「軽量級は欧米では関心が低い」と正しい情報を伝えるようになりました。



It's never too late to learn.

間違いを認めて修正するのに、遅すぎることはない。グッジョブ。





…罪のないジミーだけど、「リングアナウンサーは、あのジミー・レノンJr.ですよ!」とか言われても、もう俺らは「またかよ!」なのである。

そこで、新鮮味のあるリングアナとして…もっと日本に来て欲しいのは…。

【デビッド・ディアマンテ】WBSSから日本でもお馴染み。DAZN専属なので、井上尚弥の東京ドームでは登場するわけがありませんが…。


【古舘伊知郎】個人的にはイチオシかな。やらないだろうけど。解説者と違う、言葉数・長さに制限のあるリングアナですが、完璧にこなすと思います。


【木村庄之助】もちろん、ベストはこの人。そして、ラウンドガールは芸者さんどえす。
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日本時間3月31日(日)にラスベガス、Tモバイル・アリーナで行われたWBO/WBCミドル級タイトルマッチ。

圧倒的有利と予想されていたWBO王者ティム・チューは、その通りに最初の6分間をクルージングしました。

第2ラウンド終了、コーナーに戻る挑戦者セバスチャン・フンドラは早くも鼻血を吹き出し、終盤と見られていたタワー倒壊はもっと早くなりそうな気配が漂いますが、王者チューはもっと深刻なカットに見舞われていました。

第3ラウンド開始、チューの顔面に鮮血が流れ落ちる光景に何が起こったのかわかりませんでした。

第2ラウンドにチューの頭部とフンドラの肘が激突したとき、オージーの頭頂部の静脈が切断されたというのです。

ここで問題となるのは「チューの頭部の傷が深く大きく、血の噴出を止めるのはカットマンの役割を超えて外科医の仕事の範疇だった」という事実を王者のコーナーも2ラウンド終了インタバルか、遅くとも3ラウンドの出血量から理解していたということです。

世界最高のトレーナーの一人、ロベルト・ガルシアは「あの出血と傷口を見たらどれほどの深傷か誰にでもわかる。(試合が成立する)4ラウンドの前にそれをわかっていたはずなのに、どうして試合を止めてノーコンテストにしなかったのか?」と、チューのコーナーを非難しています。

ラスベガスの最高舞台T -モバイル・アリーナでのデビュー戦、米国を主戦場にしたいチューの陣営としてはなんとしても勝ちたかった、そして興行側でもアマゾンプライムのデビューという記念すべきイベント、メインがノーコンテストという〝失態〟は避けたいーーーそんな商業的な力学が全く働いていなかったとは思いません。

しかし、残りの10ラウンドを顔面を真っ赤に染めたチューが戦う姿を放送する方が〝失態〟ではなかったでしょうか?

チューの陣営としても商業的な視点に立てば、まずタイトルを奪われないこと、キャリアに敗北を付けないこと、そして王者のダメージを最小限にとどめて、3ラウンド終了で試合をノーコンテストにして、再戦で仕切り直しーーーというのがベストだったはずです。

ところが、現実にはチューはタイトルを失い、初黒星を喫し、大きなダメージを負った上に再戦も怪しい雲行きです。




あのイベントは確かに「チューvsフンドラ」はファイナルでしたが、非常に複雑な性格を帯びていました。

「米国市場でスターになる可能性を秘めたチューを売り出したい」という思い入れは強かったものの、あの夜のT -モバイル・アリーナを最も沸かせたのはイサック・クルス、やはりメキシカンでした。

チューの試合がノーコンテストに終わっても観客や、アマゾンプライムの視聴者は大きな不満を抱えることはありませんでした。彼らは、クルスの試合が最高の流れで終わったことで十分満足だったのです。

 あの夜、チューのコーナーでワセリンと綿棒とガーゼを持っていたマーク・ガムビンはどうして3ラウンド開始ゴング前に「続行不可能」と申し出なかったのか?

遅くても3ラウンド終了時に、試合を止めなかったのか?

結構な数の記事が出てるので、少しずつまとめながらto be continue…

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31日に名古屋国際会議場で開催予定だった亀田和毅とレラト・ドラミニの試合が中止になったと、発表されました。

IBFがフェザー級2位のドラミニと3位のアーノルド・ヘガイの1位決定戦をオーダー、ドラミニ陣営が亀田戦をキャンセルしたもの。

「亀田vsドラミニ」は1位決定戦として行われることが契約に含まれていたといわれ、勝った方が次期挑戦者となるはずでした。


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端的にいうと、よくあるIBFの気まぐれ。そして、IBFを制御できなかった亀田プロモーションの「プロモーターである私の責任。私の脇の甘さ」(亀田興毅)。

IBFが亀田vsドラミニ戦を妨害するような形で「空位の1位決定戦」をオーダーするとは、思いもしなかったのでしょうが、そこは責められません。

アホにも程があります、IBF。

それにしても「空位の1位」「1位決定戦」って、IBF言語も常識では理解不能です。

この団体は認定するタイトル戦で、前日計量だけでなく当日計量も行っていますが、リバウド制限は10ポンド。

ストロー級もクルーザー級も一律10ポンド。普通の感覚なら柔道のように「リミットの5%を超えるリバウンドは認めない」とかにしかならないはずですが、あの団体には算数はもちろん常識も理解できない人しかいないようです。

正真正銘の馬鹿、それがIBFです。「空位の1位」という発想も馬鹿ならでは。


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11ラウンドまでのスコアカードは、ジャッジ2人が106ー103でオタベク・コルマトフ、もう1人が105−104でレイモンド・フォード。

主審のチャーリー・フィッチが試合を止めたとき、12ラウンド終了まであと7秒を残すだけでした。

あと7秒間。

あそこで止めなければ、25歳のウズベキスタン人がダウンを喫していた可能性大ですが、カウントアウトされずに立ち上がっていたら、そこで試合終了、勝敗は判定に持ち込まれていました。

もし、そうなっていたら12ラウンドは3者とも10−8でフォード。そして、結果は114−113が2人、113-115が1人のSDでコルマトフが新チャンピオンになっていました。

試合後のインタビューで24歳のフォードは「相手が弱っているのは明白だった」と語り、最も近くでこの試合を捌いたキャリア24年のフィッチもそれを感じ取っていたはずです。


53歳のフィッチの判断に対して米国ボクシングファンはControversial Stoppage(議論を呼ぶストップ)と荒れています。

状況をあらためて整理すると「(ストップのとき、公式のスコアカードは公表されていないが)コルマトフが僅差でリードしていると多くのメディアやファンが考えていた」「試合終了までわずか7秒。試合の帰趨は主審ではなく、世界基準の2人のファイターだけで決着させるべきだった」という2点が、フィッチのストップはおかしいという主張の柱です。

素晴らしい試合が主審の介入で突然終わってしまった、ということですが、この主張は「フォードがリードしていた」「あと7秒ではなくたっぷり時間が残されていた」という仮定なら揺れてしまうことになります。

主審のストップには「選手のダメージ」以外の要素、今回の場合だと予想されるスコアカードや、残り時間なども考慮されるべきなのでしょうか?

「最終回残り時間わずか」「主審が止めなければおそらく勝敗は逆転していた」という点で、34年前のフリオ・セサール・チャベスとメルドリック・テイラーを裁いたリチャード・スティールと同じ種類の批判がフィッチに浴びせられているのです。

ESPNは「コルマトフは試合序盤で十字靭帯を損傷していた」と報じています。

試合中のこの怪我がなければ楽勝だったかどうかは疑問ですが、無敗対決で生き残ったのはフォードでした。




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1月23日(日)エディオンアリーナ(大阪)
◾️コミッション:日本ボクシングコミッション
◾️プロモーター:本田明彦(帝拳プロモーションズ)

121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦




13年ぶりに来日したイグナシオ・ナチョ・ベリスタインは18日に帝拳ジムで行われた公開練習のあと「テクニック的にはロブレスの方が優れている。サウスポーに勝つために練習をしてきた。彼は(私が育てた)30人目の世界王者になる可能性がある」と自信を語りました。

トレーナーの手腕を語るとき、多くの世界王者を「育てた」と表現されることがあります。

「育てた」という言葉からは、アマチュア時代からボクシングの〝ABC〟を教えて、プロ転向後もトレーナーの文字通り「指導(train)した」と受け止めてしまいますが、現実にはそうではありません。

その意味で、ファン・マヌエル・マルケスはナチョが育てた最高傑作です。プロに入ってからコーナーに立ち続けたマルケス弟も「育てた」と言っても全く差し支えないでしょう。

一方で、29人の中にはオスカー・デラホーヤやフリオ・セサール・チャベスJr.のような、「育てた」とは到底言えない選手も含まれています。

ゴールデンボーイに至ってはコーナーに着いたのは、アンジェロ・ダンディと共同トレーナーをつとめた1試合(マニー・パッキャオ戦)だけ。

それでも、欧米目線でナチョが関わった最も有名な選手となるとゴールデンボーイ一択、軽量級に理解が深い日本でも「デラホーヤらを育てた名トレーナー」という紹介になってしまいます。

フレディ・ローチが育てた選手にマイク・タイソンが挙げられるのも、「私が指導したときには悪い癖が染み付いて修正が効かなかった(タイソンが重要な試合を落とすのは私のせいじゃない)」と嘆いていたように、「育てた」というのは全く当てはまりません。タイソンを「育てた」というなら、その悪癖を染み付かせてしまったケビン・ルーニーらです。

今回のロブレスは、指導歴6年といいますからナチョが「育てた」と言えるでしょう。

ナチョが指導した選手を見渡すと、マルケス兄やヒルベルト・ローマン、リカルド・ロペスに代表される攻防兼備のボクサーから、ビクトル・ラバナレスやマルケス弟、レイ・バルガスのような乱闘型のファイターまで、一貫性がないように思えます。

ボクシングへの取り組み姿勢・規律(disciplin)にしても、サラゴサやロペスのようなプロフェッショナルから、ラバナレスのような劣等生まで、さまざまな生徒が混在しています。

ナチョに限らず、「育てた」選手と「短期講習的な指導」の選手が混在しているので、一貫性がないのは当然です。

それでも、ナチョが手がけた全ての選手に垣間見えるのは、アッパーカットをキーパンチとする滑らかなコンビネーション。



1939年7月31日生まれ、84歳のナチョが30人目の世界チャンピオンのコーナーに陣取る日が来るでしょうか?

そして、それは〝目利き〟の帝拳が厳選したロブレスである可能性も、ほんの少しはあるのでしょうか?



天心vsロブレスの試合までに終わりそうもない「ナチョ・ベリスタインの生き様」、もう少しお付き合い下さいませ。
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那須川天心がキャリア3戦目で初めて挑む世界ランカー、ルイス・ロブレス。

もちろん、ESPNやリング誌などまともなランキングには名前の見当たらない、アルファベット団体のデタラメランキングの14位。

ロブレスの戦績は17戦15勝2敗、15の勝ち星のうちKOは5つとKO率は30%を切り、安全保障書が発行されています。

そんな25歳のメキシカンを「ロブレスはテクニシャン。カウンターパンチの点でローマンに似ているところがある」と評価するのはトレーナーのイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン。
試合前に教え子の悪口を言うトレーナーなんてまずいませんが、ヒルベルト・ローマンと似ているとは大きな風呂敷を広げたもんです。



…またまた始まった新たなシリーズは、13年ぶりの来日となったナチョの物語です。
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Undisputed の季節、再開です。
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ボクシングの公式戦で最も高価なベルトがステイクされたのは、あの茶番劇。

4団体17階級時代をどう区切るか。

最も長く見ると、WBOが発足した1988年を起点として、現在までのちょうど35年。

また、WBOが主要団体の一つと数えられるようになったのは1990年代の半ばからと考えると、そこから数えて30年足らず。

いずれにしても、近代ボクシング150年の歴史の中では、世界タイトルの価値が最も暴落してしまった最近の時代になります。 

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「テレンス・クロフォードは史上初のウエルター級4団体統一王者」。

この表現だと、クロフォードはウエルター級史上最強と受け取られかねません。

正確には「4団体17階級時代で初めてのウエルター級Undisputed champion」です。

ただし、4団体17階級時代でもオスカー・デラホーヤやフェリックス・トリニダードはUndisputed  championへの執着は薄く、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオに至っては関心を示すことすらほとんどありませんでした。

3団体から4団体へ、17階級が出揃った1980年代から現在までの約40年のスパンで見ると、単一団体の王者(a champion)よりも、完全統一王者(The champion)の方が評価されるべきなのは当然です。

「ウエルター級」で切り取ると、クロフォードの「実力評価」はメイウェザーやパッキャオよりも上のはずですが、そう考える人がどれだけいるでしょうか?

メイウェザーとパッキャオは全ての試合が知名度のある選手を相手にしたメガファイト、それに比べてクロフォードが戦ったまともな相手はエロール・スペンスだけ…。

クロフォードは成し遂げたのは「メイウェザーやパッキャオがやろうとしても出来なかった4団体統一」ではないのです。



さて。

それでは。

メイウェザーとパッキャオがリングを去った時期とほとんど同じくして、Undisputed  championが続々と誕生しているのは単なる偶然なのでしょうか?
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