カテゴリ: 世界に挑む日本人,THE SUPER FLY,世界の軽量級

ダイレクト・リマッチ。

決着の戦いか?それとも、タイトルのたらい回しか?

その類型を「①哀しい返り討ち型」「②ファンが喜ぶ激闘型」「③プライド証明型」に分けます。

今夜は「②ファンが喜ぶ激闘型」。


泣き虫メイはガッティに勝っても咽び泣く。

これはもう、「ボクサーとしてのレベルではなく、どれだけ大きな勇気を見せてどれだけ大きな感動をもたらしたのかも殿堂基準だったんだ…」という「アーツロ・ガッティvsミッキー・ウォード」のダイレクト3連戦と、「ボクサーとしてのレベルも勇気も感動も一級品」の「ラファエル・マルケスvsイスラエル・バスケス」のやはりダイレクト3連戦(ダイレクトで続いたわけではありませんが4戦目は余計でした)が、双璧。

彼らの試合を見ると、欧米におけるFight of the Yearの定義がどこにあるのか、それがよくわかります。



一方で、井岡一翔とジョシュア・フランコのダイレクト・リマッチは、ドローに終わった初戦が「続きが見たい激闘」だったか?と聞かれると言葉に詰まってしまう人が多いかもしれません。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ダイレクト・リマッチ。

決着の戦いか?それとも、タイトルのたらい回しか?

その類型を「①哀しい返り討ち型」「②ファンが喜ぶ激闘型」「③プライド証明型」に分けます。

まずは「①哀しい返り討ち型」から5つのサンプルを取り出します。




1980年からボクシングの世界に惹き込まれた私が真っ先に思い浮かぶのは、具志堅用高の落日です。

ペドロ・フローレスを迎えた1980年10月12日の初戦は第2ラウンドにダウンを奪う上々の立ち上がりも、ハングリーなメキシカンの追い上げられなんとか判定勝ちに逃げ込みました。

翌年3月8日、ダイレクト・リマッチの舞台は、キャリア初の沖縄での凱旋試合。

すでに国民的英雄の座を確かなものにしていた具志堅は、全く精彩を欠いたまま12ラウンドKO負け。

あの日、確かに日本列島が泣いていました。




その具志堅に憧れ、具志堅と同じWBAベルトを腰に巻いたのが好漢・渡嘉敷勝男でした。

初防衛戦で大苦戦したルペ・マデラと5度目の防衛戦で再び対決。ここでも、大苦戦ながらのドロー防衛。

疑惑の判定の責任は渡嘉敷にあるはずもないのですが、世間が〝監視〟する中で行われたダイレクト・リマッチで3ラウンドまでの負傷判定で完敗(3者ともマデラにフルマーク)、さらに立て続けに行った試合でも明白な敗北。

タイトルをタライ回した結果は渡嘉敷の1勝2敗1分でしたが、多くのファンは渡嘉敷の4連敗と見ていました。



そして…具志堅を最後にリングの中で国民的英雄が絶滅してしまった1990年代、西から太陽が昇りました。

辰吉丈一郎です。

30年後の現在とはボクシングの社会的存在感が全く違いますが、辰吉が集めた注目の重量と濃度は亀田兄弟や井上尚弥の比ではありませんでした。

1998年12月29日、ウィラボン・ナコンルンアンプロモーションに6ラウンドKOでWBCバンタム級王座から陥落、ちょうど8ヶ月後の翌年8月29日にダイレクト・リマッチ。

しかし、それはRevengeではなく虚しいRepeatでした。

ウィラボンの猛攻をまともに受けながら、前のめりに倒れる辰吉。その身体を抱き抱えるウィラボン。あの数秒がスローモーションに見えたのは私だけではないでしょう。

誰もが辰吉丈一郎に、心の中でさよならを告げました。「これで、今度こそ、本当に終わった」と…。



フェザー級以下の軽量級史上初めて、PFPキングの座に就き、それを2年間も守ったローマン・ゴンサレスの蹉跌も衝撃的でした。

米国ボクシングの凋落からHBOが断末魔に企画した「Super Fly」は、一つの興行の全出場選手のファイトマネーを100万ドルに抑えるというコスパを追求した企画で、PFP1位のチョコラティトと、ジャパンマネーが流れ込む井上尚弥の〝決勝戦〟を期待してキックオフしましたが…。

2017年3月18日、安牌と思われたシーサケット・ソールンビサイにまさかの判定負け。7月9日のダイレクト・リマッチでは試合前1ヶ月からリバウンドチェックを行い、シーサケットの戦力ダウンをはまりましたが、結果は4ラウンドKO負け。「これがチョコラティトでなければ完全なミスマッチ」という惨敗でした。



マイク・タイソン
は敗北した相手との再戦から徹底的に逃げ回ったファイターですが、再戦条項が盛り込まれたイベンダー・ホリフィールドからは逃げることができませんでした。

1996年11月7日の初戦を11ラウンドTKOで散ったタイソンは、恐怖のためノイローゼになったまま翌年6月28日のリマッチのリングに上がり醜悪な耳噛み事件を起こしてしまいます。

ホリフィールド戦の前にもドノバン・ラドックと1991年3月18日と6月28日にダイレクト・リマッチ。初戦はシーソーゲームを制して7ラウンドTKO勝ち、再戦は勝ちはしたものの判定まで持ち込まれ、Aプランが行き詰まると何もできないボクシングIQの低さを露呈してしまいました。



「①哀しい返り討ち型」とは、初戦から何も上積みできない敗者が、負けるべくして負けたダイレクト・リマッチでした。 

このサンプルに、ジャーメイン・テイラー、チャド・ドーソン相手にバーナード・ホプキンスも数え上げられているのは意外でもあり、ダイレクト・リマッチの難しさも伝わってきます。 


「①哀しい返り討ち型」「②ファンが喜ぶ激闘型」「③プライド証明型」の三つで10のサンプルを抽出しようと始めましたが、思いつくままに書き連ねると10なんかじゃ到底すまないことになりました…。

というわけで、続きます。 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

ダイレクト・リマッチ。

そこには、ファンのニーズだけではなく、ファイターのプライドが横たわっているケースもあります。

それにつけても、土曜日に井岡一翔が挑戦するWBOジュニアバンタム級王者ジョシュア・フランコは、稀代のリマッチャー(そんな言葉はありませんが)です。

ここ9試合で、オスカー・ネグレテとダイレクト3連戦、1試合(ホセ・アレハンドロ・ブルゴス:9ラウンドTKO勝ち)を挟んでアンドリュー・モロニーとやはりダイレクト3連戦、そして井岡とは〝とりあえず〟ダイレクト2連戦。

二度あることは三度ある…なら、今回も試合がもつれて3戦目もあるかもしれません…。

16cd5863459877.5ab1661fb196a
苦戦した相手とダイレクト・リマッチーーーこの人が一番やりそうにないことですが…。

さて、ボクシングの豊穣な歴史では、さまざまなタイプのダイレクトリマッチが繰り広げられてきました。

その類型を「①哀しい返り討ち型」「②ファンが喜ぶ激闘型」「③プライド証明型」に分けて振り返ってみます。

※私がリアルタイムで知っている、つまり1980年以降のダイレクトリマッチに限定。あしからず。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

初戦があの内容、あの展開ですからオッズはご覧の通り「誰が賭けるねん?」というレベルで拮抗しています。

ブックメーカーだけでなく、メディアもファンも「初戦の続き」のような試合になると思い込んでいますが、果たしてどうなりますやら?

スクリーンショット 2023-06-20 21.04.58
 
普通に考えると「初戦と同じやり方で、より強く」がフランコ、井岡は「早い段階でフランコの前進を止める」戦略でしょうか。

オッズをもう少し細かく見ると「判定までもつれ込むか?」 はYESが2/7(1.29倍)、NOが10/3(4.33倍)。KO決着もありうるという見立てです。

では「KO決着ならフランコ、判定ならホームの井岡」と見られているのかというと、そうではありません。

フランコ、井岡のKOオッズはどちらも7/1(8倍)。

オッズは専門家予想よりも信頼できない代物ですが、KO決着はあり得ると思います。

24日の第1ラウンドが、初戦の流れをくんだ〝第13ラウンド〟になるとは限りません。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

もう今週末に迫っていました。

WBAジュニアバンタム級タイトルマッチ。王者ジョシュア・フランコと井岡一翔の174日ぶりのダイレクトリマッチ。 

今週末の世界戦はこの1試合だけ。海外メディアでの扱いはそこそこ大きなものになるはずです。

初戦はフランコの115−113/114−114*2のマジョリティドロー。私も含めて日本のボクシングファンはフランコの攻勢を支持しましたが、オフィシャルは井岡の精度も評価した格好です。

スタッツ上の数字では「手数は少ないが着弾数で上回る井岡の完勝」にも見えますが、実際の試合は全く違いました。

FullSizeRender

井岡優勢の数字が並ぶCompuBoxなどのデータも見てから付けられるBoxRecの「ファン採点」は〝後出し〟ですが、それゆえに真実に近いと言う見方もできます。

その BoxRecのファン・スコアは114−114。

私は、数年に一度の大事な仕事が入ってしまい、土曜日の夜は見ることが出来ません。もし、そんな事情がなければ6000円以上?するPPVを買って見るか?となると、それもまた微妙です。

日本の悪い文化ですが、ファイトマネーやPPVの購入者数、視聴者数は絶対に公表すべきです。

それにしても、買った人います?
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

村田諒太は先日の引退会見で「一番思い出に残る試合」を聞かれて、デビュー戦の柴田昭雄戦を挙げました。

「現役のアジア王者である柴田選手にとって受ける必要のない試合だったのに、6回戦ものんでくれた」と感謝の気持ちを伝えるとともに、「負けたら究極の〝出落ち〟一番緊張した」と明かしました。

那須川天心もいま、究極の〝出落ち〟への恐怖と戦いながら、張り詰めた緊張感の中で過ごしているのかもしれません。



デビュー戦で敗北、つまり〝出落ち〟を経験しながら、世界王者に登り詰めた不撓不屈のグレートを、クロニクルで振り返ってゆきます。

IMG_0096 (1)

まずは、いきなり最強の大物登場です。

ヘンリー・アームストロング!

オリジナル8の時代に3階級制覇、ミドル級は惜しくもドローで届きませんでしたが、もしセフェリノ・ガルシアに勝っていたらフェザー、ライト、ウェルター、ミドルの4階級制覇を達成していたことになります。

多くの歴代PFPでもトップ3に数えられる、そんな偉大なHomicide Hankですが、1931年7月27日のプロデビュー戦は無名のアル・ロビーノにまさかの3ラウンドKO負けでした。



そして、時代は一気に下って1970年代を席巻したWBAウェルター級王者ピピノ・クエバス、ウェルター級史上屈指のスラッガーです。

日本でもその豪打で辻本章次を撃沈させたメキシカンもデビュー戦は、1971年11月13日。プロ戦績1勝1敗のアルフレド・カストロに2ラウンドKO負け。



バーナード・ホプキンスもデビュー戦を落としたグレートです。のちにほとんど全てのメディアがPFP1位と評価したB -HOPも1988年10月11日のデビュー戦は4ラウンド判定負け(MD)。

対戦相手のクリントン・ミッチェルもこの日がデビュー戦でしたが、この試合はなんとライトヘビー(175ポンド)契約でした。



リング誌の2012年Fighter Of The Year、PFPトップ5の常連だったファン・マヌエル・マルケスも、1993年5月23日のデビュー戦は相手選手が贔屓された不当判定と伝えられていますが、公式にはハビエル・デュランに1ラウンド終了失格負け。



兄と同じくPFPの常連でイスラエル・バスケスと死闘を繰り広げたラファエル・マルケスも1995年9月14日のデビュー戦は黒星。相手は辰吉丈一郎を初めてストップしたビクトル・ラバナレス。

ラファエルは「エキシビションだった」と主張していますが、8ラウンドKO負け。「8ラウンド」ということは、デビュー戦で少なくとも8回戦だったわけです。メキシコのリングはディープです。


そのラバナレスのデビュー戦は勝利こそしたものの、そこから3連敗。

ワシル・ロマチェンコも2戦目を落としていますが、相手は体重超過バージョンの世界王者オルランド・サリドでした。サリドやラバナレスは、デビュー戦や2戦目で当てちゃダメです。



日本人がらみでは、のちのPFPファイター、シーサケット・ソールンビサイのデビュー戦(2009年3月17日)を八重樫東が3ラウンドTKOで打ち砕いています。



日本人の世界王者でデビュー戦を落としたのは、WBAストロー級王者の星野敬太郎とセレス小林。



チャイニーズドリームを体現したWBOフライ級王者・木村翔もデビューは1ラウンドKO負けでした。



…しかし、アームストロングから木村まで、ここに挙げた不撓不屈の叩き上げボクサーたちの〝出落ち〟は、全く予想できなかったわけではありません。

村田諒太のデビュー戦とは全くニュアンスが違います。




その意味で、究極の〝出落ち〟はロベイシ・ラミレスで決まりでしょう。

キューバの至宝はロンドンでフライ級(52㎏)、リオデジャネイロでバンタム級(56㎏)で連続金メダル。

仕組まれたデビュー戦は、噛ませ犬のアダン・ゴンサレス。ところがダウンを奪われた末に判定負け。




天心ファンには「不吉なことを書くな!」と怒られるかも知れませんが、那須川天心が与那覇勇気との試合を、村田のように感謝とともに振り返る日が来るかもしれません。

いずれにしても、デビュー戦でこれほど注目を集めるボクサーは世界中を探してもまずいません。


注目のゴングまであと2日に迫りました。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

昨日のジュニアバンタム級団体統一戦。

個人的には117-111とつけましたが、これは「井岡が取ったのは3ラウンドしかない」という見方です。フランコが取ったのは7ラウンド。

〝保留〟の二つのラウンドをフランコに振って117-111もありと見ました。

この二つのラウンドを10-10にすると117-113、井岡のラウンドにすると115-113。クロスゲームになりますが、私の見方では井岡の勝ちはありませんでした。

それだけに、世界のメディアから不当判定はもちろん、地元判定という声もほとんどあがらず、ドロー判定を妥当と受け止めていることには軽い驚きを覚えました。

「どちらが科学的に戦ったか?」。その観点では精度の井岡かもしれませんが、それを帳消しにしてオツリが来るだけの手数と攻勢をフランコが12ラウンド一貫して見せたと、私は受け止めましたが…。

おそらく当日体重は両者に相当の差があった、つまり井上尚弥と並ぶリバウンド名人の井岡は思うように戻せず、フランコは上手く戻したのではないでしょうか?

ただ、両者ともに「決定的な場面を作る有効打」はありませんでした。

CompuBoxの数字が実際の試合を映し出すとは限らない、といういつものお断りをさせていただいて…。

FullSizeRender

手数はフランコが1412発、井岡が797発、ダブルスコアにも届かんという大差がつきました。

しかし、着弾数はフランコ214、井岡202。ほとんど変わりません。当然、accuracy(命中率)はひっくり返ってフランコの14%に対して、井岡は27%、ほとんどダブルスコア。

着弾数の内訳はジャブが47-41、パワーパンチ167-161で僅かにフランコが上回るものの、スタッツでは互角でした。

着弾数は同じ、空振りの多いフランコと、精度で圧倒的に差をつける井岡。

試合終了ゴングを聞いてWBO王者が「勝った」と手応えを感じたのは、あながち大きな勘違いとは言えません。

フランコの見映えの良いパンチの他に、多くの人の目を惑わせたパンチがあったとしたら…。214の着弾のうち96発が、井岡というボクサーを特徴づけるボディだったことかもしれません。

直接的なダメージはなくても、あのボディショットがフランコの攻撃を分断させるシーンもありました。

個人的にはフランコが可哀想に思える議論を呼ぶ判定でしたが、スタッツを見ると井岡に厳しいスコアでした。

試合終了と同時に両者とも勝利を確信した、後味の悪い試合になりかねない試合にも思えましたが、救われたのは2人のファイターのコメント。

「ジャッジを尊重する。勝ったと思ったが、井岡はタフで上手かった。日本で再戦したい」というフランコの潔い姿勢。

フランコはもちろん、リングサイドのファン・フランコ・エストラーダも軽量級を心底愛してくれる日本のリングに感動してくれたはずです。

そして、この結果をどう受け止めるか心配した33歳の井岡も「完全に崩しきれなかった。舐めてたわけじゃないが、相手は王者、挑戦者ではなかった。気持ちの強い良い選手」と、やはり相手へのリスペクトを忘れず「次につながった」と現役続行を表明したことです。

「今は引退するかどうか考えられない」というようなコメントになると思っていましたが、井岡の中にもフランコ以上に「もっとうまく戦えた。再戦したら勝てる」という思いが強いのでしょう。

もう一度録画をじっくり見直したい、そう思えるなかなかない試合になりました。

一番複雑な思いをしたのは、リングサイドのエストラーダだったかもしれません。


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

Saturday 31, December 2022
  
Ota-City General Gymnasium, Tokyo, Japan
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Takuya Kiya (Shisei Promotions)
media:TBS-Japan


ジュニアバンタム級12回戦

WBO王者・井岡一翔 
vs 
WBA王者ジョシュア・フランコ 


グローブは両者ともエバーラスト。

ボクサーが使うグローブはそれぞれの好みですが、ゴルフはめちゃくちゃ違います。

急にこんな話するのは、昨日のゴルフ、初めてレンタルもので回ったから。

自宅に置いてきたパーシモンよりも、最近のデカいクラブはマジで1.5倍飛ぶ…。

FullSizeRender

ボールも飛ぶのは全く違う…。
しかし、やはりパーシモンは手放せません。チャラいクラブは昨日限りじゃ。


始まるでぇー。

おー、タトゥー消したの相変わらず不自然や。

さあ、井上尚弥に続くUndisputed への道!最初の一歩!

大阪のホテルから東京の井岡を応援、なんか変な感じや。

オープニングラウンドはジャブの差し合い。手数と攻勢でフランコ。

第2ラウンドも両者とも有効打はなし。手数と攻勢でフランコですが、オフィシャルはどっちに付けているか。

第3ラウンド。フランコは空振りが多いのが気になる。終盤に井岡の右フックがカウンターになってヒット。井岡のラウンド。

第4ラウンドもフランコの攻勢は止まらず。フランコの、10-9。

第5ラウンドも手数のフランコ、精度の井岡。フランコ。

内藤大助の49-46は、かなり井岡寄りの採点です。

中間点、第6ラウンド。フランコの攻勢を止められない。ボディからコンビネーションは有効に見えるが、解説者席がいうような「効いてる」わけじゃない。

第7ラウンドもフランコは元気。井岡は難しい展開になりました。オフィシャルがわかりませんが、倒さなきゃ勝てないかもしれません。

第8ラウンド、フランコは予想以上にフィジカルが強い。あと4つ。決定的な場面を作れるか。

第9ラウンド、井岡も手数を増やす。フランコの圧力は衰えない。精度で井岡。

第10ラウンド。フランコは気持ちが強くなってます。フランコのパンチの方が見映えします。

チャンピオンシップラウンド。フランコの攻撃が分厚い。厳しい。キャリア最悪に厳しい。

最終回。打撃戦、井岡の精度をとります。

井岡の勝ちはない、と思いますが。

さて、オフィシャルは…。

1人は115-113フランコ、残る2人が114-114。マジョリティドロー。

微妙なラウンドを井岡に寄せれば、絶対にありえないというスコアではないとはいえ、フランコかわいそうです。

私の採点は117-111でフランコ。

今のところ海外メディアでは「議論を呼ぶ判定」という声は見当たりませんが、どうなんでしょうか?

ハードル上げて見てたかな?許容範囲だったかな?
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

例年以上に慌ただしい年末になってしまいましたが、今夕のジュニアバンタム級統一戦は見なければ。

前日計量で、WBO王者の井岡一翔がまさかの体重オーバー。

2回目はリミット一杯の52.1kgでパス。

130〜140gの超過で「自宅の体重計との誤差。最悪パンツ脱げばいい」(井岡)と、減量に問題があったわけではないようです。

先日の井上尚弥に続いて、完璧な体重管理を見せてきた井岡までというのは単なる偶然でしょう。

それでも「ギリギリを狙いすぎた」(井岡)のは、さまざまな意味で余裕の無さもあってのことなのか、少し気になります。
体の仕上がり具合は、いつもの井岡、心配なさそうです。 WBA王者ジョシュア・フランコは100グラムアンダーの52.0kg、一発クリア。こっちは明らかにベストコンディションです。 フランコにとっては完全敵地。序盤は様子見でも、明白に取るラウンドを重ねなければ勝てないと考えるのは当然です。
面白い試合になりそうです。
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2022年最後の大勝負。

その試合を見守るオブザーバーで最も注目すべきは、ファン・フランシスコ・エストラーダだろう。 

「 井岡一翔は4階級を制覇した偉大なファイターだ。そして、ジョシュア・フランコは上り調子の油断できないファイター。勝者と統一戦をやりたい」。

“Ever since I was at flyweight, I’ve always wanted to fight Ioka. I would love to unify against him because that’s the fight I’ve wanted longer."

「 フライ級のときから、ずっと井岡と戦いたいといつも思っていた。だから、どちらかと聞かれたら、長年夢見てきた井岡と戦いたいんだ。
 
スクリーンショット 2022-12-29 1.42.54


▶︎▶︎▶︎エストラーダを共同プロモートするマッチルームのエディ・ハーンは「ローマン・ゴンサレスとの第4戦をすでに構想していたが、ジュニアバンタム級を完全統一することも同じくらいに重要だ」と語り「彼が熱望する井岡戦を実現させたい」と、井岡戦に前向きな姿勢を示しました。

井岡がフランコに勝利したとしても、WBOは1位の中谷潤人との指名試合を要求する可能性があります。

しかし、IBFと違いWBOは指名試合への融通が最も効く団体で、軽量級としては破格の承認料を納めてくれる井岡は上得意客。

WBOにとっては、井岡が指名試合を断ってエストラーダ戦を優先、WBO王座返上が最悪のシナリオです。

フランシスコ・バルカルセル会長と井岡が睦まじく懇親しているWBO総会などを見ても、日本の4階級制覇王者に最大限の配慮がなされると思われます。

「井岡vsエストラーダ」 の勝者に中谷が挑戦、あるいは日本のファンにとってはIBFのフェルナンド・マルチネスを中谷が攻略、「井岡vs中谷」のUndisputed Championshipが実現すると最高なのですが…。

エストラーダはもちろん、マルチネスも、そして明後日に井岡が退治するフランコも簡単な相手ではありません。 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ