カテゴリ: 世界に挑む日本人,THE SUPER FLY,世界の軽量級

How far away are we from Bam Rodorigez against Inoue we are only two weigh classes apart and that looks like one of the biggest fights that can be made in one of these weight classes.

I know people want that but let's be real right now it's a fantasy fight. I got to work my way up he's at 122 right now I'm  barely at 115 so I got business to handle out here at this  weigh classe.



【インタビュアー】バム・ロドリゲスVS井上(尚弥)との対戦はどれくらい先の話になるのでしょうか?体重は2階級しか離れていませんが、この階級(超軽量級)で実現できる最も大きな試合の1つになるでしょう。

【バム】みんなが井上戦を望んでいるのは分かっていますが、現実的に考えてみましょう。これはファンタジー・ファイトです。私は大きく体重を増やさなければなりません。彼は122ポンドで、私はかろうじて115ポンド。そして、私にはこの115ポンドでまだやらなければならないことがあります。

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試合後のインタビュー。Bam Rodorigez against Inoue のくだりが観客に理解されていないのか会場の盛り上がりはいま一つでした。

日本のメディアはちゃんと聞き取って報道してるのでしょうか?ファイターを「戦闘機」と訳した記事を平気でアップしてしまうようなアホにも程があるメディアの英語レベルではヒアリングできないか?

アリゾナ、メインはバムvsエストラーダという土地柄とマッチアップを考えると、観衆8000人の中には井上尚弥を知っている人も相当数いて欲しいのですが…。

まだまだ認知度が低く、発音の仕方もまちまちで、井上を知っている観客の耳にもしっかり伝わっていないのかもしれません。

さて、すでに書き進めているバムの戦力分析と合流する形で「井岡一翔」「井上尚弥」との近未来の話を始めましょう。

最初にお断りするのは、データはあくまでデータ。

CompuBoxの数値では井岡はパワーパンチが貧弱で、井上はディフェンスが弱いとなって、バムの圧勝になってしまいます。

それだけバムがデータ映えするファイターということですが、井岡と井上はデータに現れない強さも持っています。




まずは、井岡一翔です。

本当なら来週の今頃から、井岡がWBAとIBFのストラップを束ねてから語るべきテーマですが…。

さて、プライムタイムに向かって加速している24歳のメキシコ系アメリカンを前にして、35歳の井岡一翔に勝ち目はあるのか?


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Lineal/The Ring/WBCジュニアバンタム級王者ファン・フランシスコ・エストラーダと、ジェシー〝バム〟ロドリゲスの軽量級スーパーファイト。

34歳の王者は①度重なる激闘で劣化が指摘されていた、②19ヶ月のブランクでスパーリングでも実戦感覚が鈍っていた、③前日計量では明らかに減量苦の兆候が見てとれて、フェイスオフでは体の薄さが懸念された…。

そもそも、オッズも予想もバムに大きく傾いていました。

それでも。

全てを差し引いてもガジョはガジョ、もちろん全盛期はずっと以前に過ぎ去っているものの、プライドの高いチャンピオンでした。

スクリーンショット 2024-06-30 15.42.20


あ

2024/06/30 14:38


これ、井岡じゃ厳しいでしょう…
日本では観たくないですね、いい意味でも悪い意味でも。

この試合を見た直後ではそういう感想になっても仕方がありません。同感です。

それにしても、こんなにゾクゾクした試合を見るのは久しぶりです。



第6ラウンド、キャリア初のダウンを喫したバムはニヤリと微笑んでいました。

I got dropped for the first time, that was crazy.I got caught with a punch and next thing you know, I was on the floor. It was crazy but I always wanted to experience that. I know it’s bad but I want to test myself in times like that.

とんでもないピンチだったさ。パンチを喰らって倒されたんだから。でも、いつだってこういう瞬間が来ることを期待してたんだ。決して歓迎すべき状況じゃないんだろうけど、逆境から立ち上がるテストができるんだ、最高じゃないか。


試合はオープニングから挑戦者のペース。

小刻みなフッチワークとフェイントから繰り出されるパンチの種類と角度、死角から繰り出すパンチの多彩さは妖艶ですらありました。相手にとっては悪夢のようなサウスポーです。

第4ラウンドには左アッパーから右→左のコンビネーションで最初のダウンを奪います。

一方的な展開になりそうだった第6ラウンド、バムの顎に右を的中させてダウンを奪い返したエストラーダの勝負根性にも拍手です。

そして、第7ラウンドに終末が訪れます。

クロスレンジからバムが滑らかな左をエストラーダのボディに突き刺すと、この試合2度目のダウン。悶絶したエストラーダは必死に立ち上がろうとしますが、カウントアウト。

6年ぶりの敗戦、キャリア初のKO負けを喫した34歳のメキシカンは「大きなミスを犯してしまった。再戦条項を行使する。次は同じ展開にはならない」。

キャリア最大の勝利をつかんだバムは「伝説の王者からタイトルを奪うなんて、もう気が狂いそうなくらいに嬉しい」と喜びを爆発。

ファン・マヌエル・マルケスのような、万能型のグレートに成長しそうです。

再戦は不要でしょう。

井岡一翔には申し訳ありませんが、バムは厳しい。

ポジションを変えながらパンチに角度をつけてプレッシャーをかけるスタイルは共通していますが、バムの方が機動力が明らかに上。相性的には、大橋秀行が「井岡君はみんなが思っているよりずっと強い」と評価していたように、相性的には井上尚弥の方がいい試合になりそう。

急所に打ち込む優れた嗅覚を持つ変幻自在のサウスポーーー過去のサウスポーとの試合ぶりを見ても、そしてクロスレンジが苦手な井上にとって、とんでもないジョーカーかもしれません。

現時点ではバムは115ポンドファイター。122ポンドの井上との差は7ポンド(3.18kg)、小さなさではありません。「来年」という話ではないでしょう。

日本人が独占しているバンタム級に乗り込めば、誰が止めることができるでしょうか?中谷潤人でも難しいかもしれません。




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Saturday 29, June 2024
  
Footprint Center, Phoenix, Arizona, USA
commission:Arizona Boxing & MMA Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
 media:DAZN

LImeal /The Ring /WBC junior bantamweight



名匠ロベルト・ガルシアはバム・ロドリゲスについて「一戦一戦進化している。まだ全盛期には遠いのに、このレベルに達している。どこまで行くのか私にもわからない」。

21世紀の軽量級シーンに絞って見ると、ローマン・ゴンサレス(PFP1位に2年間君臨)、井上尚弥(Fighter Of The Year総ナメ/一瞬PFP1位)の2人のレガシーが傑出しています。

バムの現在地点からは、チョコラティトとモンスターの背中も見えていません。

とはいえ、こ24歳の若者がこれから全盛期を迎えて井上のようにFighter Of The Yearをつかみ獲り、チョコラティトのようにPFPキングに長期滞在する器かもしれない、その可能性は十分考えられます。


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ものすごい展開、そして結末になりました。

Fight Of The Yearはこの試合で決定でしょうか。そして、もしかしたらFighter Of The Yearも。


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いよいよ今週末に迫ったLineal/The Ring/WBCジュニアバンタム級王者ファン・フランシスコ・エストラーダに、PFPファイターのジェシー〝バム〟ロドリゲスが挑戦する軽量級のメガファイト。

どちらが勝っても、PFPランキングに大きな衝撃を与える一戦です。

英国ボクシングニューズ誌からAll roads lead to Japan for Estrada and Bam(エストラーダとバム、全ての道は東京につながる)を概訳。




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近年の軽量級シーンは日本とメキシコのファイターがリードしてきた。

These fighters – or killers, as they are perhaps more aptly known – have, due to their undeniable talent, thrown the spotlight onto the sport’s traditionally less popular weight classes. 

彼らの否定できない素晴らしいパフォーマンスは、ほとんど永久的に人気のない階級に少しばかりの光を投げかけてきた。

その代表格が、ジュニアフェザー級のUn disputed champion井上尚弥。31歳の日本人は、殿堂入りも確実視されている。

日本で注目すべきは井上だけではない。

ジュニアバンタム級最強を証明しようとしているのは、エストラーダとバムの2人だけではない。井岡一翔と田中恒成も最強候補の最右翼につけている。

7月に入るとWBA王者の井岡と、WBO王者の田中が立て続けにタイトルマッチを行う。

With Bam now expressing a desire to face Inoue down the line, there is no incentive to pump the breaks on his progression. 

バムが具体的に井上の名前を口にし、エストラーダはバムとの試合の前から井岡と対戦交渉を進めていた。

米国では注目度が低い軽量級、アリゾナのリングで勝ち名乗りを受けたファイターが、軽量級が華やかなメインイベントを飾る世界で唯一の国、日本を目指すことになるのは自然の成り行きだ。

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世界のボクシングシーンはオレクサンデル・ウシクがIBFタイトル返上で、再び散逸したヘビー級タイトルの話題で盛り上がり、ガーボンタ・デービスとワシル・ロマチェンコのビッグファイトが実現に受けて交渉中というニュースも大きく取り上げられています。

エストラーダとバムの試合はコアな一部のマニアではもちろん大注目されていますが、米国では小さな扱い。

アリゾナの勝者が、極めて近い未来に日本のリングに上がるのは間違いないでしょう。

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兄に連れられ9歳からボクシングを始めたファン・フランシスコ・エストラーダは、16年前の2008年8月30日にプロデビュー。

あれから16年。

18歳だったエストラーダはEl Gallo(勇敢な雄鶏)という渾名が冠せられ、WBA /WBOフライ級王者ブライアン・ビロリアを攻め落とし、ジュニアバンタム級ではローマン・ゴンサレス、カルロス・クアドラス、シーサケット・ソールンビサイと「115ポンドの4KINGS」と尊敬される、PFPファイターの総当たり戦を展開、2年前の12月にチョコラティトとのラバーマッチを制しました。

そんなEl Galloも、今年で34歳。2020年からの5年間でリングに上がったのは4度だけ、チョコラティト戦から1年6ヶ月ものブランクが空き、PFPランキングからは名前が消え、BoxRecの表記はinactiveに。

それでも、The Ringのトリコロールの名誉のベルトと、WBCのストラップ、そしてLineal championの正統はまだ彼が握っています。

老雄が来週末に迎えるのは、ちょうど10歳年下のジェシー〝バム〟ロドリゲス。北米市場で最も評価の高い軽量級ファイターです。

すでにジュニアフライ級でクアドラス、シーサケットと4KINGSの一角を崩すと、フライ級でも強豪サニー・エドワーズを圧倒して逆2階級制覇、PFPファイターの仲間入り。

黄昏時を迎えるエストラーダとは対照的に、これからプライムタイムを楽しむスターです。

ウィリアム・ヒルのオッズはエストラーダの勝利に16/5(4.2倍)、バム2/9(1.22倍)。

これまでストップされたことのないタフな雄鶏を、若きバムがKOするという予想も多く聞かれています。

いわゆる、典型的なBattle of Age。この試合は、エストラーダにとって遅すぎたのか?あるいはバムにとって早すぎたのか?

日本時間の来週日曜日の今頃には、その答え合わせと分析ができるでしょう。

エストラーダはいつもの早口で捲し立てます。

「オッズは気にしない。みんな、俺がこの試合に惨敗して引退すると決めつけているが、俺はまだ34歳だ。あと4年はできる。29日は多くの人たちが自分たちの間違いを思い知ることになるだろう。もちろん、バムを簡単な相手だとは考えていない」。

バムは名匠ロベルト・ガルシアの指導を受け、エストラーダを知り尽くしたチョコラティトとスパーリングを重ねています。

「誰がトレーナーで誰とスパーしてるかは、オッズと同じでリングの上での結末には何の関係もない。エドワーズとの試合は素晴らしかったが、あれはフライ級の試合で、俺はエドワーズではない。全く違うストーリーになる」。

「バムが私を相手にエドワーズにやったことと同じことが出来ると、本気で考えているのか?試合が始まれば、バムは私を選んだことを深く後悔することになる。





そのバムは、英国ボクシングニューズ(BN)誌のインタビューで「伝説と同じリングに立てることを光栄に思っている。エストラーダを尊敬しているし、それは彼を倒した後も変わらない」。

そして、エストラーダに勝利したあとは「WBA王者・井岡一翔とIBF王者フェルナンド・マルチネスの勝者と、エストラーダから引き継いだWBCベルトをかけて戦いたい。技術と経験で上回る井岡が勝つと思うが、そうなれば東京に喜んで行くよ。東京は(軽量級に理解の深いファンが多くて)ホームのように感じる、大好きな場所だ」。

「もちろん、これは、とにかく強い相手と戦いたいという(第一)希望の話。現実にはエストラーダ戦には再戦条項が盛り込まれているから、もし彼がそれを行使したら、少し話は変わってくる」。

「そう、評価の高い強い相手と戦いたい。井上尚弥?この2年ほど何度も彼の名前を出してるよ。井上と東京で戦う、それも私の夢だ」。


 Jesse “Bam” Rodriguez has no problems doing anything. Yes, even fighting Naoya Inoue in Tokyo, Japan.


かつて井上との統一戦を熱望したWBAジュニアバンタム級王者カリド・やファイを「HBOの(The Super FLYの)報酬が低すぎる。それは君と私への侮辱だ」と頑なに拒否したエディ・ハーンがやファイ以上に寵愛しているバムをモンスターが待つ東京に簡単に差し出すとは考えられません。

それでも、井上がこれまで圧勝してきた何かおかしなファイターたちとは全く違う、バムとの対決は是が非でも実現してほしいです。

井上にKOされたバムが、そのあと最強戦線に復活するーーーそんなサルバドル・サンチェスのアズマー・ネルソンのようになってくれたら、もう誰も「井上の相手は雑魚ばかり」とは口に出来なくなります。

5年後、10年後、井上が引退したあと、バムがビッグファイトに勝利するたびに、井上の現役時代を知らないファンは「このバムに勝った井上ってどんだけ強かったんだよ!?」とと語り継いでくれるでしょう。

現状では、田口良一を唯一の例外として〝逆アズマー・ネルソン〟ばかりですから…。





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   7月7日(日)両国国技館

WBAジュニアバンタム級©︎井岡一翔
vs
IBF同級王者フェルナンド・マルチネス


リング誌1位の井岡と、2位マルチネスの激突ですから、勝者には当然The Ringの認定ベルトが贈られるーーーはずですが、この階級にはすでにThe Ring王者ファン・フランシスコ・エストラーダが存在しているので、ステイクされるのはアルファベットタイトルだけです。

32歳のアルゼンティーナは、フェザー級でデビュー、体を絞ってジュニアバンタム級で世界を掴んだ32歳。

世界的にはノーマークの存在からIBF王者ジェルウィン・アンカハスの10連続防衛を阻んで、軽量級の惑星に躍り出ました。

コロナ下で母国フィリピンに帰って所有する農場などで働いていたアンカハスが、かつてのアンカハスと同じファイターではないことは明らかですが、マルチネスが過小評価されていたプレッシャーファイターであることも事実。

無敗のマルチネスが押し切ったのは、一つ上のバンタム級とはいえ、亀田和毅よりも非力な井上拓真に不様なKO負けを喰らったアンカハスでもありません。



井岡が世界戦で迎える無敗の相手は…。

WBCストロー級王者オーレイドン・シスマーチャイ(35勝13KO1分)、WBCユース・ストロー級王者ヨードグン・トーチャルンチャイ(8戦全勝4KO)、WBAジュニアフライ級4位フェリックス・アルバラード(18戦全勝15KO)、※IBFフライ級王者アムナット・ルエンロン(12戦全勝5KO)、WBAフライ級暫定王者スタンプ・キャットニワット(16戦全勝7KO)、WBOジュニアバンタム級1位ハビエル・シントロン(11戦全勝5KO)、田中恒成(15戦全勝9KO)の7人。※は敗北。

マルチネスは、世界戦で拳を交える8人目の無敗ファイターです。





ウィリアム・ヒルの掛け率は井岡の勝利が8/13(1.62倍)、マルチネス13/10(2.3倍)。

非常に接近した数字です。「井岡の意向で組まれた、日本で行われる試合」ということを差し引いて考えると、50:50の試合。

明日の試合でタンクが不細工な試合をすると、この試合の勝者をPFP10傑に数えるメディアもあるでしょう。

さらに今月29日には、すでに多くのメディアでPFPファイターとして認められているバム・ロドリゲスとThe Ring /WBC王者エストラーダとのビッグファイトも組まれています。

井岡がPFPに入ると日本人が3人。

バムも入れるとジュニアフェザー級以下で井上尚弥、中谷潤人、井岡一翔と4人、再ランキングを狙う寺地拳四朗や、激しくノックしている恒成、ストロー級に動きがあるとオスカー・コラーゾや重岡銀次朗もこの波に乗って来ます。

オレクサンデル・ウシクやテレンス・クロフォード、アルツール・ベテルビエフらの年齢や、毎年犯罪を繰り返しているタンク・デービスの素行などを考えると、PFPファイターが大幅に入れ替えられる時期が迫っているかもしれません。

過去にも、軽量級でPFPの半数を占めることは度々ありましたが、ジュニアフェザー級以下の超軽量級で過半数を超える、6〜8人が大挙してランキングされる、そんな時代がやって来そうです。

近い将来、軽量級の本場・日本で「PFPフェスティバル」のようなイベントが開催されているかもしれません。


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Saturday 29, June 2024
  
Footprint Center, Phoenix, Arizona, USA
commission:Arizona Boxing & MMA Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr

media:DAZN



RING /WBCジュニアバンタム級王者ファン・フランシスコ・エストラーダが2022年12月3日以来、1年7ヶ月ぶりにリングに戻ってきます。

2020年からわずか4試合しか戦っていない、かつてのPFPファイターも34歳。その4試合はいずれも勝利を収めているものの、いずれも大苦戦。

アマチュアで100勝15敗という自己申告の真偽はともかく、紛う事なき叩き上げのプロフェッショナルです。プロ47戦44勝28KO3敗で一度もストップされたことがありません、

ジュニアフライ級バージョンのチョコラティトを相手に大健闘。一発殿堂確実のグレートとはジュニアバンタム級でも激闘を繰り広げ2勝1敗。

ブライアン・ビロリア、ジョバンニ・セグラ、カルロス・クアドラス、シーサケット・ソールンビサイ…強豪、ビッグネームをその軍門に下して2017年から5年にわたってPFPランキングをクルーズ。

軽量級屈指のビッグネームが迎えているキャリアの黄昏。当たり前の話ですが、井岡一翔をはじめ世界中の115パウンダーがEl Galloとの対戦を熱望しています。

軽量級の歴史に名前を刻むのに、エストラーダほど格好の獲物は見当たりません。

この老いたライオン狩りのチケットを手にした幸運な若者は、ちょうど10歳年下、24歳のジェシー〝バム〟ロドリゲス。すでにジュニアバンタム級からフライ級への逆2階級制覇を達成、PFPにも名前を連ねる19戦全勝12KOのサウスポーです。

エストラーダ陣営が井岡との交渉を打ち切って、より危険なバムとの対戦を選んだ理由がカネなのか、それとも栄光なのか、それともその両方なのかはわかりません。

ただ、井岡とバム、勝って価値があるのはどちらかとなると誰が考えてもバムです。

井岡にとっても、エストラーダに勝ったバムを仕留めるようなことあればPFPトップ5、その評価は急騰するでしょうから、バムに〝横取り〟されたのは悪い話じゃありません。

安易な複数階級制覇が横行する時代、2階級制覇など全く犬の糞みたいなものですが、エストラーダとバムの2階級制覇は濃厚でディープ。

新旧2階級制覇の対決、オッズはバムが1/4(1.25倍)、エストラーダが3/1(4倍)。

日本のメディアが報道しているかどうかわかりませんが、5月9日の記者発表会でエディー・ハーンが井上尚弥について触れています。

I like Bam fighting Inoue at 118 or 122lbs.

「(井上とガーボンタ・デービスよりも)バムとの118ポンドか122ポンドでの対決、こいつが見たいね」。


2022年6月、WBCジュニアバンタム級王者決定戦(シーサケット・ソールンビサイvsカルロス・クアドラス)のアンダーカードにジュニアフライ級で組まれていたバムが、シーサケットがCOVID-19に陽性反応を示し、入国ビザを確保できなかったため急遽の代役出場したことがありました。

マッチルームと大型契約を結んだ直後に、いきなり2階級上の強豪クアドラストの世界戦。摩訶不思議な話です。

本当に「急遽」だったのでしょうか?あるいはシーサケットは本当にCOVID-19に感染していたのでしょうか?そんな疑惑が当たり前に噴き出る、バムの地元テキサスの夜の怪談話です。

もちろん、ハーンが溺愛するようにバムの才能は本物です。エストラーダに勝ったら、ぜひ井上の名前をコールして欲しいです。井上戦は「急遽」にはなりませんし、井上はCOVID-19に感染もしないでしょう。

バムさんの専門種目はロートル狩りのようですが、全盛期のPFPファイターとの冒険マッチ!ぜひ、やりましょう!

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私の感覚が時代についていけてないだけなのでしょうが、ルイス・ネリを「最恐の敵」「6年出禁」とか軽いノリでプロデュースするのは違和感しか覚えません。

井岡一翔がABEMAボクシングチャンネルYouTubeの生配信に出演、視聴者からの質問等に答えてくれていますが、モデレーターはTKOの木下隆行。

お笑いタレントがダメ、スキャンダルを起こしたからダメとはいいませんが、軽薄な空気が充満するのが気になります。

新進気鋭の映像作家や脚本家を起用してプロモーションビデオを制作していたHBOやSHOWTIMEの手掛けるメガファイトと比べるのがそもそもの間違い、と言われたらそれまでです。

何よりABEMAという若いプラットフォームが新しいボクシングファンを開拓してくれているのは事実でしょうし、HBOの連作PV作品なんて今の若い人は長くて見てられないかもしれません。




さて、井岡一翔です。

「もうベルトやタイトルっていうよりかは、この階級で井岡一翔が一番強いなって評価してもらえる試合をしないと意味がないなと思う」と語りました。

この思いが、次戦にIBFジュニアバンタム級王者フェルナンド・マルティネスを選び、長らくPFPランキングに名前を連ねたファン・フランシスコ・エストラーダをゴールに見据えた、キャリアプランなのでしょう。

すでに対戦願望を公言しているWBO王者田中恒成との試合については「自分で今思い描くストーリーには彼はもういない」と興味を示しませんでした。

4-Belt Eraにおいて、スター選手が目指す方向はいくつもあります。

初戦では試合が決まる前から井岡が「メリットがない」と口にした恒成でしたが、あの勝利が井岡のキャリアで最も価値があるものの一つだったことは本人以外の誰もが認めるところでしょう。

オーレイドン・シスマーチャイや八重樫東、ファン・カルロス・レベコというB〜C級王者から勝利を収め、元PFPファイターのドニー・ニエテスも破りました。

また、フェリックス・アルバラード、キービン・ララ、ハビエル・シントロンなどの勢いに乗ったホープの自信もヘシ折って来ました。

しかし、それでもキャリア最高の勝利は八重樫か恒成との試合でしょう。

まあ、もちろん、現時点で恒成との再戦は「メリット」がなく「ストーリー」に載っていないのは納得できますが。

例えば、中谷潤人はもはやPFPファイター。井岡が勝って「中谷は過大評価」とは誰も言わない領域に足を踏み入れています。

「中谷よりエストラーダのブランドの方が上」という見方も、否定はできませんが。


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ジュニアフェザー級以下の超軽量級シーンで、いま最も強大なパワーハウスは井上尚弥です。

正確なファイトマネーは公表されていませんが、数億円レベルと見られており、ジュニアフェザー級以下では破格です。

一方で、世界に目を向けると安定した100万ドルファイターは不在ながら、北米市場のフロントランナーはジェシー〝バム〟ロドリゲス。



このバムロドとリング誌/Lineal/WBCジュニアバンタム級王者ファン・フランシスコ・エストラーダが6月29日に激突することが決定。


エストラーダとの対決を熱望していたWBA王者・井岡一翔はまたしても肩透かしを食らった格好になりました。

オッズは24歳のバムが4/11(1.36倍)、10歳年上のエストラーダが11/5(3.2倍)と明白にバムが有利。出戻りジュニアバンタムが、今回もロートル・ハンターの本領を発揮すると見られています。

18ヶ月ぶりの試合となる34歳のエストラーダにとって、反射とスピードに富んだバムとの勝負は非常に厳しいものになると見られており、キャリア初のKO負けを喫することもあるかもしれません。

日本の軽量級選手の未来を考えると若きスターのバムが評価を上げてくれるのは願ったり叶ったりですが、個人的にはエストラーダの大番狂せ、PFPランキング再突入を期待したいところ。

そして、井岡はWBAから指名挑戦者ジョン〝スクラッピー〟ラミレスとの対戦がオーダーされていましたが、陣営はエストラーダとの統一戦を優先するようWBAに持ちかけます。ところが、これ(おそらく用意されたはずの待機料)をスクラッピーが拒否。

怪しい雲行きになりますが、そこはWBA、腐敗アルファベット団体の〝面目躍如〟です。

大きなお金が動く統一戦をやらせて、そのあとに団体内統一戦を行うことが最も多くの承認料を稼げると算盤をはじくと、スクラッピーとデビッド・ヒメネスによる暫定王者決定戦を4月20日(デビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア@ニューヨーク・バークレイズセンターのアンダーカード)にセット。

メガファイトのアンダー、バークレイズセンターを用意されると、米国では全く無名で劣悪な報酬に甘んじてきた超軽量級のスクラッピーには断る理由は無くなります。

そして、エストラーダ戦が棚上げになった井岡はIBF王者フェルナンド〝ピューマ〟マルチネスとの交渉が一気に進み「7月初旬に東京」で大筋合意した模様です。

6月29日の「バムロドvsエストラーダ」、7月初旬に「井岡vsマルチネス」とジュニアバンタム級のビッグファイトが続き、このクラスが再活性化しそうな勢いです。

かつて、エストラーダ、ローマン・ゴンサレス、シーサケット・ソールンビサイ、ドニー・ニエテス、井岡一翔らPFPファイターがひしめいていた115ポンドに、現役PFPのバム・ロドリゲスが帰ってきたわけです。

エストラーダに快勝するとバムのPFPランクはさらに上がるのは確実、Fighter Of The Yearの候補にもなるでしょう。

井岡は兄のジョシュア・フランコの〝仇〟であり、単なるスター対決を超えた軽量級のビッグファイトになります。しかし、相手はバム、日本に引っ張り込めないかもしれません。



https://fushiananome.superknova.org/archives/32651980.html

https://fushiananome.superknova.org/archives/35065772.html
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PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING7

2月24日 両国国技館

コミッション:日本ボクシングコミッション
プロモーター:本田明彦(帝拳プロモーションズ)

あと一週間を切ったトリプル世界戦。

田中恒成が2020年大晦日にWBO王者・井岡一翔にプロ初黒星を喫して以来、3年と55日ぶりのジュニアバンタム級へ再挑戦します。

その井岡が返上して空位になったWBO王座を争うのは、クリスチャン・バカセグア。

バカセグアは2015年7月31日のデビューから28試合(22勝9KO4敗2分)を戦い、WBOの地域タイトルをピックアップしながらランキングを上げてきたメキシカン。

全試合をメキシコ国内で戦い、世界挑戦のチャンスを窺っていた26歳は「日本で大きな試合を戦う夢が実現した」と、モチベーションはマックスです。

いくつかのデータを漁りましたが、身長/リーチは不明。ライト級でデビューして、ジュニアフェザー級からバンタム級を主戦場にしてきた〝ロッキー〟バカセグア。スムースな減量に成功していたなら、フィジカル面でタフな相手になるかもしれません。

とはいえ、恒成の20戦(19勝11KO1敗)とは対戦相手の質が全く違います。

28歳のスピードスターは世界戦で9勝5KO1敗。ストロー級からフライ級まで無敗のまま3階級制覇。

そのうち二つは決定戦。4階級制覇に挑む今回も決定戦ですが、複数階級制覇を急いで一つの階級に拘らない現代のトレンドを考えると、この点は〝重箱の隅〟にすらなりません。

それよりも、ビック・サルダール、アンヘル・アコスタ、ジョナサン・ゴンサレスと未来の世界王者を3人も退けていることに注目すべきでしょう。


恒成とのスパーリングで井上尚弥が驚いたように、ハンドスピードだけならPFPトップレベル。そのスピードに、世界基準の相手とも対戦経験がないバカセグアが対応できるとは到底考えられません。

ウィリアム・ヒルは恒成の勝利に1/4(1.25倍)、バカセグア3/1(4倍)と叩いていますが、無名のメキシカンにかなり好意的な数字に映ります。


下馬評通りに恒成が勝つと、オスカー・デラホーヤ24戦を上回り、史上最速の21戦目、フェルナンド・モンティエルらを更新する史上初WBOだけでの4階級制覇と〝ダブルの世界記録〟もかかっていますが、これは安易に世界挑戦できる日本人軽量級スターの特権。欧米の人気階級ではあり得ません。

ストロー級からジュニアバンタム級までの4階級制覇を達成すると、レオ・ガメス、ローマン・ゴンサレス、ドニー・ニエテス、井岡一翔に続く5人目。4階級とはいえ、その重量スパンは105〜115のわずか10ポンド。競技人口や専業ボクサーの比率を考えると、最も難易度が低い4階級制覇と言い切って良いでしょう。

とはいえ、ガメスを除いた3人はいずれもPFPに名前を刻んでいるように、対戦相手の質は決して低くありません。

今回、恒成がバカセグアを圧倒的に倒してもPFP入りはないでしょうが、ジュニアバンタム級はこの5〜6年で全階級を通して最も多くのPFPファイターを送り込んできた〝PFP工場〟。

ファン・フランシスコ・エストラーダ、井岡といった古豪に、無敗のIBF王者フェルナンド・マルチネス、フライ級から再び115ポンドへの参戦が予想されるPFPファイターにして人気者のバム・ロドリゲスと、評価の高い名前が揃っています。

井岡に敗れてから3年あまり。陽の当たる場所から遠ざかっていた恒成でしたが、今年中にもPFP入り、名古屋にも東京にも引っ張り込むのが難しいバムとのPFP対決が実現すると、日本のボクシングファンにとってはたまらない展開になります。



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