Saturday 29, June 2024
  
Footprint Center, Phoenix, Arizona, USA
commission:Arizona Boxing & MMA Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr

media:DAZN



RING /WBCジュニアバンタム級王者ファン・フランシスコ・エストラーダが2022年12月3日以来、1年7ヶ月ぶりにリングに戻ってきます。

2020年からわずか4試合しか戦っていない、かつてのPFPファイターも34歳。その4試合はいずれも勝利を収めているものの、いずれも大苦戦。

アマチュアで100勝15敗という自己申告の真偽はともかく、紛う事なき叩き上げのプロフェッショナルです。プロ47戦44勝28KO3敗で一度もストップされたことがありません、

ジュニアフライ級バージョンのチョコラティトを相手に大健闘。一発殿堂確実のグレートとはジュニアバンタム級でも激闘を繰り広げ2勝1敗。

ブライアン・ビロリア、ジョバンニ・セグラ、カルロス・クアドラス、シーサケット・ソールンビサイ…強豪、ビッグネームをその軍門に下して2017年から5年にわたってPFPランキングをクルーズ。

軽量級屈指のビッグネームが迎えているキャリアの黄昏。当たり前の話ですが、井岡一翔をはじめ世界中の115パウンダーがEl Galloとの対戦を熱望しています。

軽量級の歴史に名前を刻むのに、エストラーダほど格好の獲物は見当たりません。

この老いたライオン狩りのチケットを手にした幸運な若者は、ちょうど10歳年下、24歳のジェシー〝バム〟ロドリゲス。すでにジュニアバンタム級からフライ級への逆2階級制覇を達成、PFPにも名前を連ねる19戦全勝12KOのサウスポーです。

エストラーダ陣営が井岡との交渉を打ち切って、より危険なバムとの対戦を選んだ理由がカネなのか、それとも栄光なのか、それともその両方なのかはわかりません。

ただ、井岡とバム、勝って価値があるのはどちらかとなると誰が考えてもバムです。

井岡にとっても、エストラーダに勝ったバムを仕留めるようなことあればPFPトップ5、その評価は急騰するでしょうから、バムに〝横取り〟されたのは悪い話じゃありません。

安易な複数階級制覇が横行する時代、2階級制覇など全く犬の糞みたいなものですが、エストラーダとバムの2階級制覇は濃厚でディープ。

新旧2階級制覇の対決、オッズはバムが1/4(1.25倍)、エストラーダが3/1(4倍)。

日本のメディアが報道しているかどうかわかりませんが、5月9日の記者発表会でエディー・ハーンが井上尚弥について触れています。

I like Bam fighting Inoue at 118 or 122lbs.

「(井上とガーボンタ・デービスよりも)バムとの118ポンドか122ポンドでの対決、こいつが見たいね」。


2022年6月、WBCジュニアバンタム級王者決定戦(シーサケット・ソールンビサイvsカルロス・クアドラス)のアンダーカードにジュニアフライ級で組まれていたバムが、シーサケットがCOVID-19に陽性反応を示し、入国ビザを確保できなかったため急遽の代役出場したことがありました。

マッチルームと大型契約を結んだ直後に、いきなり2階級上の強豪クアドラストの世界戦。摩訶不思議な話です。

本当に「急遽」だったのでしょうか?あるいはシーサケットは本当にCOVID-19に感染していたのでしょうか?そんな疑惑が当たり前に噴き出る、バムの地元テキサスの夜の怪談話です。

もちろん、ハーンが溺愛するようにバムの才能は本物です。エストラーダに勝ったら、ぜひ井上の名前をコールして欲しいです。井上戦は「急遽」にはなりませんし、井上はCOVID-19に感染もしないでしょう。

バムさんの専門種目はロートル狩りのようですが、全盛期のPFPファイターとの冒険マッチ!ぜひ、やりましょう!