カテゴリ: ボクシング界はいつだって魑魅魍魎



Sunday 8, March 2026
  
Meta Apex, Las Vegas, Nevada, USA
commission Nevada Athletic Commission 
event name Zuffa Boxing 4
promoter Dana White
matchmaker Charles Bosecker
 Paramount+


IBFはジャイ・オペタイアのタイトルについて、IBF Rule 5.E.2にもとづき「ズッファボクシングのタイトル、ベルトは表彰・トロフィーの類」として扱い、剥奪はしない方針ですが、IBF Rule 5.Hから非公認試合とすると発表しました。

両者とも原典があり119−106*3のユナニマス・デジションでしたが、内容はオペタイアのフルマーク。勝ち名乗りを受けるときにもIBFベルトを右肩にかけていましたから、この日の剥奪はなかった模様です。

現状のボクシング界で最も大きな影響力を持つダナ・ホワイトは、IBFが承認しなかったことについて「彼らのランキングで15位に入っているブランドン・グラントンとの試合なのに、どうしてだろう?彼らは何を恐れているのだろう?ボクシングがダメになった原因が承認団体にあることがあらためてよくわかった」。

どうしてタイトルマッチで承認量を取る?そんなスポーツは他にない。どうして、承認量を取ってるのにベルトまで売りつける?サッカーW杯のトロフィーや五輪の金メダルは、勝者への尊敬の証であり、当たり前だが無料だ。

ズッファは承認料もベルト代も取らないのでしょう。

ボクシングファンの中でも、承認団体(盗人)にも言い分があると考える人がいるのでしょうか?







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いまさらですが、プロボクシングの世界でついにスターの系譜が途絶えてしまいました。

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いま、今なお米国市場最高の商品価値を持ち、特Aサイドの恩恵を受けているカネロ・アルバレスですが、現時点のカネロがかつて屹立していたスターダムにまだ立っていると考える人は誰もいません。

圧倒的有利と見られたドミトリー・ビボルに完敗してからのカネロは勝利を重ねても内容的に予想を下回る酷いパフォーマンスを続け、挙げ句の果ては人気階級の超不人気選手テレンス・クロフォードの軍門に降ります。

キャッチウエイトにドーピング、旬の強打者は絶対に選ばない…カネロの好き放題はメキシコのファン以外には幻滅でしかありませんでした。

チャーロ兄弟、アルツール・ベテルビエフ、そして全盛期のゲンナジー・ゴロフキンと戦っていたなら…カネロの評価は全く別のものになっていたはずです。

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この50年を振り返えると…。

1960〜70年代を牽引したモハメド・アリ、1980年代に非ベビー級でもスーパースターになれるという革命をもたらシュガー・レイ・レナード、そして刹那のマイク・タイソン、世界を代表するスーパースターと呼べるかどうかは微妙ながらメキシコの時代のフロントランナーとなったフリオ・セサール・チャベス、史上初めてアマチュア・プロ・リングを降りてプロモーターと三つのフィールドで大成功を収めたオスカー・デラホーヤ、恐るべきセルフプロデュースで嫌悪をPPV売上げに還元したフロイド・メイウェザー、ロベルト・デュランやアレクシス・アルゲリョですら辿り着けなかった異邦人の天井を易々と破ったマニー・パッキャオ、人気階級を席捲したメキシコ最強のAサイド、カネロ・アルバレス…。

ボクシングの社会的ステイタスが下落する一方なので仕方がないとはいえ、スターの国際性、世界での認知度はどんどん低くなってしまいました。

観戦スポーツが客席や酒場で罵声を飛び交う男たちの憂さ晴らしから、女性を含めた家族ぐるみで楽しむ娯楽になら中で、ゲームの枠を逸脱したショッキングな結末も起こりうるボクシングが敬遠されるのも仕方がありません。

しかし、それ以上に問題なのがボクシングの構造がまともなスポーツファンには見向きもされない底なし沼にハマり続けているという事実です。

そもそもの存在が卑しい認定団体が分裂、さらに認定料稼ぎを目的に階級を増やす。それだけでは飽き足らず、さらなる認定料を求めて上位タイトルや地域タイトルなどを増設してタイトルまで細分化、認定料の支払いによる与信管理が優先されるデタラメランキングとそれに立脚したチャンピオンシップ。

この惨状を受け入れているのは清濁併せ呑むマニアくらいで。

あるいは「階級が細分化されているのはそれだけ階級の壁が厚いから」「指名挑戦者は強い」と、限度を超えた惨状を惨状とも思わない、認定団体から表彰されそうな馬鹿だけです。

スーパースターの系譜は途絶えました。

米国では「ヘビー級に強いファイターが出現したら活性化する」というファンもいますが、ありえません。

快進撃を続けていたデオンティ・ワイルダーですら、大きなムーブメントを起こすことなくリングを去りつつあるのです。

ーーーもはや、スターの絵札は一枚も残っていません。

無理矢理にでもイフを膨らませれば、ライアン・ガルシアがこれから人が変わったように規律と実力を高めていって、多くのファンが「絶対に無理」という強豪を撃破し続ける…のか可能性としてはあります。

しかし、普通に考えたなら、ガルシアはこれからも期待を大きく下回るお騒がせファイターのままキャリアを終えるでしょう。

現在のファイターの中からスーパースターが出現するとは全く思えませんが「ボクシング界の救世主になれる」というファイター像なら、あり得そうな気がします。





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Sunday 8, March 2026

Meta Apex, Las Vegas, Nevada, USA
commission:Nevada Athletic Commission
event name:Zuffa Boxing 4
promoter:Dana White (Zuffa)
matchmaker:harles Bosecker
media:Paramount+

IBFクルーザー級12回戦
ズッファ クルーザー級初代王者決定戦

©︎ジャイ・オペタイア
vs
ブランドン・グラントン


meta-APEX

ズッファ・ボクシング最初のタイトルマッチ!

腐敗し切った現状のボクシング界に改革のマシンガンを放ち続けるサウジアラビアとUFCのダナ・ホワイトが仕掛けた侵略です。

デタラメランキングに立脚したデタラメチャンピオンシップを繰り返して来た承認団体を駆逐し、彼らが承認料稼ぎのために膨張させた全く無意味な17階級を適正の8階級(バンタム/フェザー/ライト/ウエルター/ミドル/ライトヘビー/クルーザー/ヘビー)の8階級に収斂、その最初の王者決定戦が明日、UFCの常設会場メタ・アペックスで開始ブザーならぬゴングが打ち鳴らされます。

…まさかブザーはないはずです。

前日会見でオペタイアは「全てのタイトルを勝ち獲ってUndisputed championになる」と宣言しながらも、ズッファのチャンピオンベルトについては「他のベルトも同じだが、物質的なものにすぎない。ベルト自体に価値はない」とつれない回答。

ただ、ズッファについては「様々な団体から声をかけてもらったが、提示された条件が全く違うものだった」と感謝を示しました。

圧倒的な強さでイベンダー・ホリフィールドとオレクサンデル・ウシクに続き、クルーザー級で史上三人目のUndisputed championになれると期待される豪州生まれの30歳は、先輩二人と同様にヘビー級でも王者に君臨する可能性が十分にあります。

現在、世界的な人気がないことに悩むオージーは、マッチルームでキャリアを積み重ねて来ました。

エディ・ハーンも「階級とルックス、スタイルは問題なしだが、ライバル不在と英国や米国に大きなファンベースを持たないからチケットの販売にはいつも苦労した」と打ち明けます。

それでも、この階級には5月2日にデビッド・ベナビデスがWBO/WBA王者ヒルベルト・ラミレスに挑戦、順当に勝利してオペタイアと激突となると大きな集客が期待できます。カネロ・アルバレスが逃亡したベナビデスが、今度は逃亡する番になりそうな気もしますが…。

現状、ズッファが取り込んだ大物はオペタイアだけ。今回の対戦相手ブランドン・グラントンはまともな世界ランカーではありません。

WBCのマウリシオ・スライマン会長は「我々がグラントンのレベルの選手をタイトルマッチに起用したらあちこちから非難が巻き起こるのに、今回はどうしてみんな沈黙している?」と不満たらたらですが、まだズッファには適格な選手がいません。

適格な選手との対戦を通達できるのにそれをしない、そもそも適格な実力者をランキングに入れないデタラメやり放題のWBCなどと同列に語るのはまだ早すぎます。

そして、ズッファがこのまま勢力を拡大した場合にJBCがどういう判断を下すのかも注目です。現在のJBCがコントロールする日本のボクシングの規則内ではズッファのタイトルマッチは認められません。

もしかしたら、井上尚弥ら日本のトップ選手にも参画のオファーが来ているかもしれませんが、JBCとのからみから承諾するファイターはいないでしょう。

さらに、厳格な8階級制のため、井上ならフェザー級に出場することになってしまいます。

そもそも、サウジアラビアがいつまでビジネス度外視の投資を続けるのか?さらに、競争が激しく、まだ淘汰前の日本のネット配信業界が一段落したとき、これまで通りに広告費として赤字OKのボクシングへの投資を続けることはあり得ません。

井上vs中谷のメガファイト。PPVの販売数は今度こそ、公表されるのでしょうか?








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5月23日にエジプト・ギザのピラミッド前広場で開催される"Glory in Giza" (ギザの栄光)と銘打たれたオレクサンデル・ウシクとリコ・バーホーベンの茶番劇は、主催するリング誌から発表された時点で「WBCが認定する」とされていましたが、それは正規のWBCヘビー級タイトルではなく、新設される特別タイトル・特別ベルトがステイクされると見られていました。

しかし、WBCは昨日開いた臨時理事会で「バーホーベンはWBCの指名挑戦者ではないが、ウシクが相手を選択する防衛戦として認定することに問題はない」という、この一報を聞いたメディアやファンは「最初から決まってたでしょ。理事会で認めないなんてことはあり得なかったしょ」と呆れ果てるしかありませんでした。



「ヘビー級が動くが如くボクシングは動く」と言われていましたが、いまや「茶番劇が動くが如く…」まで、引き返せない混迷の森に迷い込んでしまいました。

「キックボクサーがボクシングに転向することは、ムエタイのファイターなどでは全く珍しいことではなく、彼らの多くは非常に少ない試合数でボクシングの世界タイトルに挑戦してきた。今回のWBCの判断は突拍子もないことではなく、これまでにも当たり前だったことをWBCルールに則ってあらためて承認しただけ」。

なるほど。軽量級で当たり前だった「最短世界王者」が、一定の権威があったヘビー級やミドル級の人気階級でもこれからは数多く誕生する下地ができたということでしょう。

それにしても、リング誌のオーナーであるサウジアラビア・総合娯楽庁のトゥルキ・アル=シャイフ長官は「ボクシングにスポーツとしての威厳を取り戻す」んじゃなかったですっけ?そのために「デタラメやり放題の認定団体は駆逐する」んじゃなかったですっけ?

それとも、あれは長官の盟友ダナ・ホワイトがズッファ・ボクシングを立ち上げて取り組んでいることで「これはこれ、あれはあれ」ということなんでしょうか?





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現在、ボクシング興行を打つにあたってラスベガス最高の舞台はどこなのか?

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巨大スタジアム大好きな個人的には、カネロ・アルバレスとテレンス・クロフォードが戦ったNFLラスベガス・レイダースの本拠地、アレジアント・スタジアムや、2028年オープンのMLBアスレティックスの新球場が「最高」ですが、アリーナとなると断然、ザ・スフィアになります。


落ちぶれ続けるボクシングでは、高額な料金設定のスフィアでの興行は不可能と言われていましたが、たった一つだけスフィアを可能にするボクシングのカードがありました…。

メイウェザーvsパッキャオ2…。

「1」が開催されたのは、11年前の2015年のMGMグランドガーデン・アリーナ。

11年前は日本円で1,000万円単位まで跳ね上がった席料、席を取れなかったファンもクローズドサーキットなどに駆け込み、近郊のモーテルまで満杯、プライベートジェットの駐機場もキャンセル待ちーーー「ラスベガスにとって最も甘い1週間」となりました。

「エキシビジョンではなく公式戦」と喧伝していますが、11年後に同じ夢を見ることが出来ると考えている人は皆無でしょう。

HBOとSHOWTIMEが手を組んでPPVイベントを開催、マイケル・バッファーとジミー・レノンJr.の2人がリングアナウンサーをつとめた史上空戦のメガファイト、ボクシングニュースに消極的なCNNスポーツがカウントダウンタイマーを設置して「ものすごい試合になると、死にゆくだけと見られていたボクシングが復活するかもしれない」とまで期待されていました。

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結果は両者が保身に走る、世紀の大凡戦…メイウェザーは珍しく謝罪し、パッキャオは肩を痛めていたと言い訳する始末。

2人のマネーへの恨みつらみはテーマからズレるので、この辺にしておいて、聖地ラスベガスを振り返ります。


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サウジアラビアから潤沢な資金が提供されるズッファ・ボクシングにはカネはあります。

DAZNだけでなく、パラマウント+とも提携しています。強力なプラットフォームです。

独自のチャンピオンベルトを作ると宣言していますが、ベルトとランキングを持つリング誌も同じサウジアラビア・グループ。

既存の業界、アルファベットの認定団体や、米英のプロモーターとの関係は敵対的・対決的ともいえ、ここでの軋轢がズッファにとって障害物になる可能性も指摘されています。

ズッファの選手引き抜きも、アル・ヘイモンのPBCが繰り広げたような派手な動きになっていないことから、選手自体が疑心暗鬼になっているように映ります。

サウジアラビアが撤退すると…「我々は裏切り者として置き去りにされる」。そんな不安でしょうか。

サウジの強力なバックアップを得ているズッファ・ボクシングの代表、ダナ・ホワイトはボクシング界に敵はいても味方はいません。カネはあってもコネはない、というところ。

それでも「カネ」は既存のボクシング勢力が束になってかかっても太刀打ちできないレベル。そして、ボクシング界にコネはなくても、ドナルド・トランプとの間に太いパイプを持っています。

その意味では、世界最強のコネを持っていると言えるでしょう。

トランプとのコネクションで実現するホワイトハウスでのUFC興行について、UFCの創始者は「今週、ワシントンDCで大統領陣営と最終的な会議で大会の概要やある程度のマッチメイクも話し合う」と語りました。



ドン・キングはザイールでメガファイトを、エディー・ハーンはサウジアラビアでイベントを開催しましたが、いずれも既成概念の延長上にあるものでした。

しかし、米国の権力中枢にまで訴えかけて、その司令部でイベントを行うことは、キングやハーン、フランク・ウォーレン、ボブ・アラム、オスカー・デラホーヤといったライバルたちに(彼らがホワイトのライバルと呼べるほどの勢力を持っているわけもないのですが)、全く異次元のコネクションを見せつけることになります。

ホワイトがホワイトハウスでイベントを立ち上げる。

日本人目線のホワイトハウスは「大谷翔平がいやいや招かれてたとこやん」ですが、アラムやハーンにとっては大きな敗北感に打ちひしがれるしかありません。

7月4日の独立記念日に予定されていたイベントですが、当日は米国を上げてのお祭りだけに安全面や施設準備などで万全の準備ができないことから、6月14日のトランプの誕生日に前倒しされました。

米国ボクシングが復興できるかどうかはわかりません。

しかし、一つだけ確かなことがあるとすると、既存の米国ボクシングの枠組みは完全に破壊されるであろうということです。



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階級は8つだけ。地球上に世界チャンピオンを名乗れる男も8人だけ。

認定団体によるデタラメランキングに立脚したチャンピオンシップ制度を破壊すべく、古き良きボクシングへの回帰(UFCはそこを目指して権威を確立しました)を標榜しているズッファ・ボクシングが最初のタイトルマッチを3月8日、ラスベガスで開催します。

すでに、8階級はヘビー級、クルーザー級、ライトヘビー級、ミドル級、ウエルター級、ライト級、フェザー級、バンタム級に選抜済み。



記念すべき最初の王者決定戦は、リング誌/IBFクルーザー級王者ジェイ・オペタイアとブランドン・グラントンによって争われます。

階級最強と目されるオペタイアは文句なしですが、大上段に構えたタイトルにしてはグラントンはどうなの?認定団体のデタラメランキングを嘲笑できません。

ズッファが傘下に収めたエリートファイターがオペタイアだけ、他のスター選手は認定団体や既存のプロモーターと両天秤にかけて、ズッファへの参画を保留している状況です。

舞台はUFCのメタ・エイペックス・パフォーマンスセンター、イベントはパラマウント+が生配信.

ダナ・ホワイトは「腐敗し切った認定団体のタイトルに意味はない」としていましたが、オペタイアにIBFストラップを放棄するように求めない方針。

サウジアラビアのボクシング専門広報誌であるリング誌のタイトルは、もちろん認めています。

リング誌とは別に「ズッファのタイトル、ベルトが存在する」ということ。

カネ無し、コネ無し、ビジョン無し、信用無しで空中分解したWBSSとは違い、ズッファはカネもビジョンもあります。

既存のボクシング界への根回しはできていません(あえてやっていない)が、信用もこれから構築していくことができるでしょう。

そして、最軽量がバンタム級ということは、ストロー級からバンタム級までの5階級のファイターが一つのタイトルをめぐって激戦を繰り広げるということです。

また、ジュニアフェザー級の井上尚弥や中谷潤人の場合は、バンタムに戻るという選択肢はありませんから、ズッファのフェザー級タイトルを目指すことになります。

もちろん、井上や中谷が「既存のボクシング界のフレームにとどまる」という判断をするなら話は変わりますが、サウジの潤沢な資金をバックにズッファタイトルの価値がアルファベット団体のガラクタベルトよりも高くなる可能性は十分です。



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どんなことですら全ては地域的で、偏狭です。

阪神タイガースとLAドジャースのどちらを愛すか?愚問に過ぎます。

ヘビー級やウエルター級の覇権の行方よりも、井上尚弥vs中谷潤人の方が胸躍ります。

ただ、サッカーや野球にはトップリーグが存在することもわかっています。そして、プロボクシングにはそれが存在していないことも。

野球にはMLBが、サッカーに欧州のトップリーグが、そしてMMAにはUFCがあるように、ズッファ・ボクシングがまず目指すのはトップリーグ8階級の形成です。

ジュニア階級はローカルタイトルとして存続、トップリーグに参戦するときにどのタイトルに挑戦するのかが難しい選択になります。

米国のテレビ局や大手プロモーター、認定団体の堕落のトラアイングルは崩壊。テレビ局はネット配信に、トップランクやGBPのような大手が英国のマッチルーム、クイーンズベリーに押されるどころか彼らも含めてサウジ系ズッファ・ボクシングに飲み込まれつつあります。

そして、認定団体は「ジュニア階級以上に不要の存在」と存続の危機に直面しています。

このまま、サウジ勢力がボクシング界を刷新するのでしょうか?

彼らが腐敗し切ったボクシング界を救うために現れた正義の騎士ではないことはもちろん、そのパワーの源であるサウジアラビアのサポートは採算度外視。米国のプレミアムケーブルが見限ったように、プロボクシングが成長途上にある夢のあるスポーツではなく「死にゆく産業」であることは、知能レベルが著しく低いガーボンタ・デービスですら確信している事実です。

そこに湯水のようにオイルマネーを注ぎ込む彼らは、その投資を回収する気もなければ、回収できるとも考えていないでしょう。

そして、サウジアラビアという国自体がボクシングに興味を持つ国民を抱えていません。

「スポーツウォッシング」と見られることにあからさまなアレルギー反応を示し、少しでもそこに触れる記事を書いたボクシング・シーンに大会パスを発行しないなど、莫大な資金の投入とは裏腹の狭量を曝け出すサウジアラビア総合娯楽庁。

「石油に代わる産業を起こすための投資。スポーツウォッシングなら、わざわざマイナー競技に手を出しても仕方がない」というサウジよりの意見は「石油に代わる産業を育てたいなら、国民の理解が低いマイナースポーツに手を出すのはおかしい」という反論にたちまち駆逐されてしまいます。

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トゥルキ・アル=シャイフ長官は「ボクシング界から撤退しない。リング誌を見離さない」と宣言していますが、DAZNも「PPVからボクシングファンを解放する」と啖呵を切って参入しました。

そもそも、このまま赤字を垂れ流し続けてサウジ王室から許されるのか?

撤退の目処と考えられているのが、2030年。

「サウジビジョン2030」はeスポーツワールドカップ、AFCアジアカップ2027、2030年国際博覧会、2034 FIFAワールドカップなどの誘致を成功。

このプロジェクトは2030年までにスポーツ産業を非石油部門GDPの2.5%に拡大し、民間投資比率を25%に引き上げることを計画しています。

ということは、〝執行猶予〟があと4年あるのでしょうか?

しかし、業界の共通認識は「赤字しか生み出さないボクシング産業からはいつ撤退してもおかしくない」。



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最初に我々と接触してきたのはシャクール・スティーブンソンのマネージャー、ジョシュ・デュビンだった。

電話をかけてきて、彼は「テオフィモ・ロペスとの140ポンドのタイトルマッチに積極的に関わって欲しい。WBCの特別ベルトを用意して欲しい」「スティーブンソンが140ポンドのタイトルを獲っても、135ポンドのタイトルは剥奪しないで欲しい」とリクエストした。

我々は彼らの意向に沿うために、12月にバンコクで開催されたWBC総会で審議に欠けた。そして、デュビンにも必要な手続きを説明する書類一式を送った。

しかし、そこで彼らは連絡を一方的に断ったんだ。

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5月に、WBCライトヘビー級王者デビッド・ベナビデスがWBA /WBOクルーザー級王者ヒルベルト・ラミレスに挑戦する構図と全く同じで、手続を踏むことでWBCのスペシャルイベントとして、ベナビデスが勝てばWBCライトヘビー級のタイトル保持を認定する。

デュビンはあちこちでこの「手続き」についての説明をせずに「WBCはライト級のタイトル保持に12万ドルに認定料が必要だと通告してきた」を言いふらしている。

これは、今できたるーるではなく、もう何十年も前から認められてきたWBCルール。

ファイトウィークに入ってからも、プロモーターのマッチルームと、資金提供をしているリングマガジン(サウジアラビアのボクシング専門広報誌)に何度も連絡したが、返答は一切なかった。

電話、WhatsApp、メール…あらゆる手段を駆使して、関係者全員に連絡をとったのに、誰からも返答がなかった。

同じ頃、スティーブンソンの仲間であるテレンス・クロフォードもWBCへのネガティブキャンペーンを展開していた。

サウジとUFCがでっち上げたズッファボクシングの連中にとって、ボクシング界の正義であるWBCは目障りなのだろうが、我々を消すことはできない。

カネに貪欲すぎると非難されるが、我々は認定料で成り立っている非営利の慈善事業を行っているだけ。メキシコシティの本部、世界各地のブランチの維持費がかかる。

若い選手が最初にWBCタイトルを獲得したとき、みんな喜んで認定料を支払ってくれる。別途代金がかかるWBCベルトも喜んで購入する。それなのに…ファイトマネーが膨れ上がっても、認定料の率は同じなのに、彼らはそれを出し渋るようになる。有名になって大金を稼ぐことができたのはWBCタイトルのおかげでもあるのに、それを忘れてしまうんだ。




ーーーマウリシオ、あんた、もう死んでるよ。

先日、体重超過を犯したスティーブン・フルトンとWBCジュニアライト級王者オシャキー・フォスターとの試合を1階級上のライト級のタイトルマッチに〝昇格〟させましたが、あの暴挙に対して、JBCは「WBC脱退も視野に入れた厳重抗議」を突きつけるべきです。

そもそも、認定団体は不必要悪なのに、あちこちで暴挙を働くなら、退場処分にすべきでしょう。





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バルト三国である。

日本人にとっては三国志の魏、呉、蜀の方が馴染みがありそうな、かつての鉄のカーテンの向こう側の国です。

ボクシングファンにとっても、親近感がわく三国ではありませんが、クルーザー級のWBSSがラトビアのリガで繰り広げられたことから「ボクシングの需要があるんだ」と思った方もいるのでは?

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三国あわせてもちょうど50人しかいません。

◾️バルト三国の最北、エストニアのトップはクルーザー級のスティベン・アッシュ。プロ7戦全勝3KO、昨年8回戦煮上がったばかりの25歳。

2位はミドル級を主戦場とするパベル・カマニン。まだ4回戦の27歳。




◾️ジュニアミドル級が最軽量のラトビアは、ヘビー級はゼロ。日本のような「無理矢理にでもヘビー級だけは」という余裕の無さは感じられません。

ラトビアのトップ選手はIBF欧州ミドル級王者のイフェゲニス・アレクセイエス。生まれも育ちも住まいも母国のリガですが、ドイツやスペインにも遠征。

戦績は19戦全勝10KO、世界ランクにも入っていますが、現在32歳。多くの時間は残されていません。

村田諒太がタイトルホルダーなら、お手頃な相手として対戦候補になっていたかも?

ラトビアの首都リガではWBSSクルーザー級の準決勝、地元のWBC王者マイリス・ブリエディス(ラトビア史上最高ボクサー)が、WBO王者オレクサンデル・ウシクを引っ張り込んだ1戦が思い出されます。

スコアはMD(115−113*2/114−114)だったものの、内容はウシクの完勝。当時からタイトルマッチとなると敵地に赴き勝利を重ねてきたウシクは、現代ボクシングで最も過小評価されているファイターです。



◾️リトアニアではバルト神話の巨人を連想するように、フェザー級以下ではバンタム級が1人いるだけ。

そのリトアニアのトップ選手はご存知のエイマンタス・スタニオニス。全戦全勝の勢いに乗って、昨年4月にIBFウエルター級タイトルにアタックも、王者はジャロン・エニス。相手が悪すぎました。

リトアニアのNo.2もキャリアで3敗しかしていませんが、そのうち二つがテレンス・クロフォード、バージル・オルティスJr.というエギディウス・カバリアウスカス。



ーーー重量級3国のファイターと日本人が拳を交える日はいつの日になるのか?

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