いまさらですが、プロボクシングの世界でついにスターの系譜が途絶えてしまいました。

いま、今なお米国市場最高の商品価値を持ち、特Aサイドの恩恵を受けているカネロ・アルバレスですが、現時点のカネロがかつて屹立していたスターダムにまだ立っていると考える人は誰もいません。
圧倒的有利と見られたドミトリー・ビボルに完敗してからのカネロは勝利を重ねても内容的に予想を下回る酷いパフォーマンスを続け、挙げ句の果ては人気階級の超不人気選手テレンス・クロフォードの軍門に降ります。
キャッチウエイトにドーピング、旬の強打者は絶対に選ばない…カネロの好き放題はメキシコのファン以外には幻滅でしかありませんでした。
チャーロ兄弟、アルツール・ベテルビエフ、そして全盛期のゲンナジー・ゴロフキンと戦っていたなら…カネロの評価は全く別のものになっていたはずです。

この50年を振り返えると…。
1960〜70年代を牽引したモハメド・アリ、1980年代に非ベビー級でもスーパースターになれるという革命をもたらシュガー・レイ・レナード、そして刹那のマイク・タイソン、世界を代表するスーパースターと呼べるかどうかは微妙ながらメキシコの時代のフロントランナーとなったフリオ・セサール・チャベス、史上初めてアマチュア・プロ・リングを降りてプロモーターと三つのフィールドで大成功を収めたオスカー・デラホーヤ、恐るべきセルフプロデュースで嫌悪をPPV売上げに還元したフロイド・メイウェザー、ロベルト・デュランやアレクシス・アルゲリョですら辿り着けなかった異邦人の天井を易々と破ったマニー・パッキャオ、人気階級を席捲したメキシコ最強のAサイド、カネロ・アルバレス…。
ボクシングの社会的ステイタスが下落する一方なので仕方がないとはいえ、スターの国際性、世界での認知度はどんどん低くなってしまいました。
観戦スポーツが客席や酒場で罵声を飛び交う男たちの憂さ晴らしから、女性を含めた家族ぐるみで楽しむ娯楽になら中で、ゲームの枠を逸脱したショッキングな結末も起こりうるボクシングが敬遠されるのも仕方がありません。
しかし、それ以上に問題なのがボクシングの構造がまともなスポーツファンには見向きもされない底なし沼にハマり続けているという事実です。
そもそもの存在が卑しい認定団体が分裂、さらに認定料稼ぎを目的に階級を増やす。それだけでは飽き足らず、さらなる認定料を求めて上位タイトルや地域タイトルなどを増設してタイトルまで細分化、認定料の支払いによる与信管理が優先されるデタラメランキングとそれに立脚したチャンピオンシップ。
この惨状を受け入れているのは清濁併せ呑むマニアくらいで。
あるいは「階級が細分化されているのはそれだけ階級の壁が厚いから」「指名挑戦者は強い」と、限度を超えた惨状を惨状とも思わない、認定団体から表彰されそうな馬鹿だけです。
スーパースターの系譜は途絶えました。
米国では「ヘビー級に強いファイターが出現したら活性化する」というファンもいますが、ありえません。
快進撃を続けていたデオンティ・ワイルダーですら、大きなムーブメントを起こすことなくリングを去りつつあるのです。
ーーーもはや、スターの絵札は一枚も残っていません。
無理矢理にでもイフを膨らませれば、ライアン・ガルシアがこれから人が変わったように規律と実力を高めていって、多くのファンが「絶対に無理」という強豪を撃破し続ける…のか可能性としてはあります。
しかし、普通に考えたなら、ガルシアはこれからも期待を大きく下回るお騒がせファイターのままキャリアを終えるでしょう。
現在のファイターの中からスーパースターが出現するとは全く思えませんが「ボクシング界の救世主になれる」というファイター像なら、あり得そうな気がします。

いま、今なお米国市場最高の商品価値を持ち、特Aサイドの恩恵を受けているカネロ・アルバレスですが、現時点のカネロがかつて屹立していたスターダムにまだ立っていると考える人は誰もいません。
圧倒的有利と見られたドミトリー・ビボルに完敗してからのカネロは勝利を重ねても内容的に予想を下回る酷いパフォーマンスを続け、挙げ句の果ては人気階級の超不人気選手テレンス・クロフォードの軍門に降ります。
キャッチウエイトにドーピング、旬の強打者は絶対に選ばない…カネロの好き放題はメキシコのファン以外には幻滅でしかありませんでした。
チャーロ兄弟、アルツール・ベテルビエフ、そして全盛期のゲンナジー・ゴロフキンと戦っていたなら…カネロの評価は全く別のものになっていたはずです。

この50年を振り返えると…。
1960〜70年代を牽引したモハメド・アリ、1980年代に非ベビー級でもスーパースターになれるという革命をもたらシュガー・レイ・レナード、そして刹那のマイク・タイソン、世界を代表するスーパースターと呼べるかどうかは微妙ながらメキシコの時代のフロントランナーとなったフリオ・セサール・チャベス、史上初めてアマチュア・プロ・リングを降りてプロモーターと三つのフィールドで大成功を収めたオスカー・デラホーヤ、恐るべきセルフプロデュースで嫌悪をPPV売上げに還元したフロイド・メイウェザー、ロベルト・デュランやアレクシス・アルゲリョですら辿り着けなかった異邦人の天井を易々と破ったマニー・パッキャオ、人気階級を席捲したメキシコ最強のAサイド、カネロ・アルバレス…。
ボクシングの社会的ステイタスが下落する一方なので仕方がないとはいえ、スターの国際性、世界での認知度はどんどん低くなってしまいました。
観戦スポーツが客席や酒場で罵声を飛び交う男たちの憂さ晴らしから、女性を含めた家族ぐるみで楽しむ娯楽になら中で、ゲームの枠を逸脱したショッキングな結末も起こりうるボクシングが敬遠されるのも仕方がありません。
しかし、それ以上に問題なのがボクシングの構造がまともなスポーツファンには見向きもされない底なし沼にハマり続けているという事実です。
そもそもの存在が卑しい認定団体が分裂、さらに認定料稼ぎを目的に階級を増やす。それだけでは飽き足らず、さらなる認定料を求めて上位タイトルや地域タイトルなどを増設してタイトルまで細分化、認定料の支払いによる与信管理が優先されるデタラメランキングとそれに立脚したチャンピオンシップ。
この惨状を受け入れているのは清濁併せ呑むマニアくらいで。
あるいは「階級が細分化されているのはそれだけ階級の壁が厚いから」「指名挑戦者は強い」と、限度を超えた惨状を惨状とも思わない、認定団体から表彰されそうな馬鹿だけです。
スーパースターの系譜は途絶えました。
米国では「ヘビー級に強いファイターが出現したら活性化する」というファンもいますが、ありえません。
快進撃を続けていたデオンティ・ワイルダーですら、大きなムーブメントを起こすことなくリングを去りつつあるのです。
ーーーもはや、スターの絵札は一枚も残っていません。
無理矢理にでもイフを膨らませれば、ライアン・ガルシアがこれから人が変わったように規律と実力を高めていって、多くのファンが「絶対に無理」という強豪を撃破し続ける…のか可能性としてはあります。
しかし、普通に考えたなら、ガルシアはこれからも期待を大きく下回るお騒がせファイターのままキャリアを終えるでしょう。
現在のファイターの中からスーパースターが出現するとは全く思えませんが「ボクシング界の救世主になれる」というファイター像なら、あり得そうな気がします。
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