階級は8つだけ。地球上に世界チャンピオンを名乗れる男も8人だけ。

認定団体によるデタラメランキングに立脚したチャンピオンシップ制度を破壊すべく、古き良きボクシングへの回帰(UFCはそこを目指して権威を確立しました)を標榜しているズッファ・ボクシングが最初のタイトルマッチを3月8日、ラスベガスで開催します。

すでに、8階級はヘビー級、クルーザー級、ライトヘビー級、ミドル級、ウエルター級、ライト級、フェザー級、バンタム級に選抜済み。



記念すべき最初の王者決定戦は、リング誌/IBFクルーザー級王者ジェイ・オペタイアとブランドン・グラントンによって争われます。

階級最強と目されるオペタイアは文句なしですが、大上段に構えたタイトルにしてはグラントンはどうなの?認定団体のデタラメランキングを嘲笑できません。

ズッファが傘下に収めたエリートファイターがオペタイアだけ、他のスター選手は認定団体や既存のプロモーターと両天秤にかけて、ズッファへの参画を保留している状況です。

舞台はUFCのメタ・エイペックス・パフォーマンスセンター、イベントはパラマウント+が生配信.

ダナ・ホワイトは「腐敗し切った認定団体のタイトルに意味はない」としていましたが、オペタイアにIBFストラップを放棄するように求めない方針。

サウジアラビアのボクシング専門広報誌であるリング誌のタイトルは、もちろん認めています。

リング誌とは別に「ズッファのタイトル、ベルトが存在する」ということ。

カネ無し、コネ無し、ビジョン無し、信用無しで空中分解したWBSSとは違い、ズッファはカネもビジョンもあります。

既存のボクシング界への根回しはできていません(あえてやっていない)が、信用もこれから構築していくことができるでしょう。

そして、最軽量がバンタム級ということは、ストロー級からバンタム級までの5階級のファイターが一つのタイトルをめぐって激戦を繰り広げるということです。

また、ジュニアフェザー級の井上尚弥や中谷潤人の場合は、バンタムに戻るという選択肢はありませんから、ズッファのフェザー級タイトルを目指すことになります。

もちろん、井上や中谷が「既存のボクシング界のフレームにとどまる」という判断をするなら話は変わりますが、サウジの潤沢な資金をバックにズッファタイトルの価値がアルファベット団体のガラクタベルトよりも高くなる可能性は十分です。