カテゴリ: がんばれニッポン!

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日本人男子の体格は、サッカーや野球を見る限り、悲観するほど貧弱なものではありません。

しかし、ボクシングにフォーカスするとストロー級とジュニアフライ級で世界一の競技人口を抱えるなどライト(軽量)級以下にボクサーが偏っていることが誰にでもわかります。

外的には「身体能力の高い才能はメジャースポーツを選ぶ」、内的には②欧米で人気の高い階級はレベルも高く競争も激しいので、そうではない軽量級を選ぶ」という、二つの「選択」の現実が横たわっています。

いまよりも平均的な日本人の骨格がはるかに貧弱だった70年前、ファイティング原田の時代の方がさまざまな体格の若者がこのスポーツで躍動していたというのに。

欧米の人気階級から目を逸らし続けて、安易な軽量級での〝世界〟に偏向した業界も悪い、しかし、それを助長し続けて「防衛記録だ」「PFPだ」と数字や妄想に騙されるファンも悪い。

もちろん、「米国に認められようが認められまいがどうでもいいこと。あの国のボクシングがいまどうなってるか?そんな国に憧れてねぇよ」というなら、それで良いのですが…。

現実には「井上のTモバ」のような恥ずべき興行事故を起こしてしまうのです。



さて「日本vs…」シリーズ。ここまでが序章です。

そして、これからが本題です。




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井上尚弥vs中谷潤人は、5月2日に東京ドーム!

メイウェザーvsパッキャオ2は、9月19日にラスベガスのスフィア!

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東京ドームのボクシング興行は、日本人メインでは2度目。

スフィアでボクシング興行が打たれるのは史上初。

リアルファイトと茶番劇…。

怪我したり(前者)、契約上で揉めたり(後者)することなく、健康な状態でリングに上がって下さいませ。
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Sunday 15, March 2026
  
Yokohama Buntai, Yokohama, Kanagawa, Japan
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
view on U-NEXT BOXING 5


◾️WBOフライ級12回戦◾️

vs
飯村樹輝弥



◾️WBCジュニアフライ級12回戦◾️

vs
岩田翔吉



◾️WBAストロー級12回戦◾️

vs
高田勇仁



◾️WBAバンタム級挑戦者決定戦◾️

vs
ノニト・ドネア

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横浜文化体育館の跡地に一昨年オープンした横浜BUNTAI。

ボクシングの興行は昨年5月に大橋ジムが主催してから、これが3回目。



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「特にヘビー級(身長180㎝、体重80kg以上)の選手については更に特別待遇します。」

「身長173㎝以上・体重65kg以上」

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かつて、本物のラスベガスを目指すトレンドもありました。

ヘビー級は夢のまた夢にしても、ライト級以上でも大きな米国市場に需要があり、日本よりも高額のファイトマネーと名誉・栄光がつかめる。

それが出来ないのは、最初の素材が小さかっただけ。

例えば、いまなら井上尚弥や中谷潤人らがジュニアフライ級やフライ級ではなく、人気階級への滑走路であるジュニアライト級やライト級から同じことをやっていたなら?

つまり、井上はジュニアライト級、(ライト級をスキップして)ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級で無敗の快進撃を続けていたら?中谷ならライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級で圧倒的な強さを見せつけ、PFPファイターとしてジュニアミドル級に乗り込んでいたなら?

彼らのPFP評価は今と変わらなくても、その名声は全く異なる性質のものとなっていたのは間違いありません。

井上にしてもラスベガス史上に残る〝興行事故〟など起こさなくても、米国側からラスベガスでスター選手を用意されたPPVのビッグファイトがいくつも舞い込んでいたでしょう。

かつては、単なる体格だけの問題ではなく「大型の日本人は動きが鈍い。フィジカルも弱い」と妄信されていた時期もありました。

しかし、大谷翔平や佐々木朗希のような大型アスリートの躍動、ボクシングでも村田諒太に対してロブ・ブラントらの相手コーナーが「正面に立つな」とフィジカルの強さを警戒したように「大型の日本人は鈍い、弱い」というのは大間違いです。

村田諒太のような体格と才能を持つ若者が20人もいたら、その中の誰かは本物のラスベガスでスーパースターになるはずです。

もちろん、そんな若者はボクシングを選んでくれないかもしれません。ましてや、茶番劇優先の世界の現状を見れば…。




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人気階級をどうとらえるのかは難しいところです。

例えば、現在のジュニアミドル級は人気階級ですが、1980年代までは水増し階級の名残りが色濃い「隙間階級」でした。

人気階級への滑走路と見られるジュニアライト級にしても、そこで誰と戦うかが大きなテーマです。

逆に人気階級から外れるフェザー級でも、マニー・パッキャオやマルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ナジーム・ハメドらが躍動した21世紀初頭は、人気階級に近似した注目の激戦区でした。

それでも、独断と偏見で線引きをするなら「人気階級はライト級以上」となりそうです。

とはいえ、スーパーミドル級から上、ライトヘビー級、クルーザー級、ヘビー級は、体格の良い若い才能が集まりにくい日本ボクシング界の事情を考慮すると、攻略は現実的ではありません。

そこで、ここではライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級、ミドル級の5階級を「日本人にも可能性のある人気階級」とします。

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これまで、この5階級でタイトルを獲ったのは…。

◾️ライト級…ガッツ石松、畑山隆則、小堀祐介。

◾️ジュニアウエルター級…藤猛、浜田剛史、平仲明信。

◾️ウエルター級…該当者なし。

◾️ジュニアミドル級…輪島功一、工藤政志、三原正、石田順裕。

◾️ミドル級…竹原慎二、村田諒太。

わずか12人だけです。

さらに「当時、そのクラスは人気階級に相応しいレベルの高さがあったか?」というフィルターをかけると、残るのはガッツ石松、浜田剛史、平仲明信、石田順裕、竹原慎二、村田諒太の6人、半減してしまいます。

そして、浜田と平仲、竹原はレベルの高いファイターと戦う前に王座から引き摺り下ろされ、ガッツは全盛期のロベルト・デュラン、石田はポール・ウィリアムス、ゲンナジー・ゴロフキン、村田も全盛期を過ぎたゴロフキンの軍門に降ってしまいました。

そう振り返ると「ラスベガスやニューヨークの大会場でメインイベンターとして戦い続ける実力」を持った〝メジャーリーガー〟はまだ1人も生み出せていないという悲しい現実に行き着いてしまいます。

そして、これからもこの状況はつづくのでしょうか…?



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平岡アンディの挑戦が終わりました。

ビザがおりないトラブルで直前の渡航、敵地での意外な大差判定負けーーーボクシングファンに「面白いファイターだ」という印象は植えつけたでしょうが、激戦の140ポンド級では〝次〟がいつになるのかわかりません。

軽量級が欧米でも注目されているかのような錯覚に陥らせるPFPなどを「権威がある」なんてほざいているうちに、日本ボクシングはどんどんお手軽な階級の沼に沈み込んでいます。

現在進行中のT -モバイル・アリーナのメインイベント(WBCウエルター級©︎マリオ・バリオスvsライアン・ガルシア)はつまらない、一方的な展開になっていますが、日本人がガルシアを破壊したら世界のボクシングファンは大騒ぎです。

井上尚弥は専門家から高い評価を受けて当然の実力者、軽量級がラスベガスでも大歓迎されるようなミスリードを狙って、無様なTモバ史上最悪の興行事故の当事者にさせてはいけませんでした。さすがに、もう2度とやらないでしょうが。

日本人ファイターがニューヨークやラスベガスの大舞台でメインを貼り続けることが出来るとしたら、人気階級で活躍するしかありません。

バークレイズセンター

現状で、最も可能性があるのはアンディの〝次〟ですが…。




それにしても、ライアン・ガルシア、この展開で仕留められないって…終わってます。


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リング誌アーカイブで「日本人ファイターは世界でどう評価されてきたか」を辿ります。

この10年、インターネット花盛り、ボクシング専門のネットメディアが百花繚乱する中で、極東の軽量級ファイターへの注目度・評価は上がり続けています。

2016年に山中慎介と内山高志が、2010年スタートのリング誌PFPデジタルバージョンで10傑入り。

2023年には井上尚弥がFighter Of The Year 3冠(全米ボクシング記者協会/リング誌/ESPN)を獲得、それに先立ち2022年にはリング誌とESPNのPFPで1位に選出され、専門家評価で頂点を極めました。

スマホで海外の試合結果はもちろん、大きなイベントのアンダーカードまでリアルタイムで見れる贅沢な時代です。

まだ、地球が巨大だった時代、欧米メディアのアンテナが極東の島国にまで捉えきれなかった20世紀はファイティング原田のように絶対的評価を集めていた王者を打ち負かすか、柴田国明のようにそれに準じる評価や人気を持つスーパースターを敵地で撃破するしか、名前を挙げる手段はありませんでした。

それは、インターネットによって地球が小さくなることで、ボクシング界にどんな変革がもたらされるのかまだ誰にもわからなかった21世紀の初めでも大きく変わりはありませんでしたが、欧米メディアはアジアに向けても触手を伸ばします。

ここでは「THE RING 100 RANKING THE BEST FIGHTERS OF THE WORLD (リング誌選定 PFP100傑)に選ばれた日本人ファイターたちを辿ってゆきます。

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2001年(対象は2000年)の1位はシェーン・モズリー。

②フェリックス・トリニダード、③フロイド・メイウェザー、④ロイ・ジョーンズ、⑤マルコ・アントニオ・バレラ、⑥オスカー・デラホーヤ、⑦バーナード・ホプキンス、⑧ナジーム・ハメド、⑨リカルド・ロペス、⑩エリック・モラレスがトップ10を形成。

日本の最高位は、WBCジュニアバンタム級王者・徳山昌守の46位。続いて、同じくジュニアバンタム級のWBAバージョンをゲットしたセレス小林が88位。

トップ100に、たった2人しかいなかったのです。

最大の原因は「世界から日本のリングが見えにくかった」という一点に尽きます。

そこには①物理的にアプローチする方法がなかった、というだけでなく②米国のボクシングがまだそれなりに熱を帯びていたという理由もあったかもしれません。






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泪橋を逆に渡る。

魔裟斗は泪橋の向こう側でメジャーになりましたが、K1ワールド・マックスで優勝した控室でのインタビューで「これは(ボクシングの)WBAやWBCにも匹敵する」と自ら喜んだ、かつて憧れたその世界に挑戦することはありませんでした。

すでに、キックでメジャーの地位を勝ち取って、泪橋の向こう側で王様になった魔裟斗にとって、かつて憧れた世界の魅力は低減、リスクだけが大きな世界に変質していたのです。

「ラスベガスで(K1ルールで)バーナード・ホプキンスと戦いたい」という発言は、ボクシングへの憧れの残滓でしたが、西岡利晃や井上尚弥にも通じる「それ(軽量級やキック)、ラスベガスでは注目度低いですから…」という哀しい願いでした。

しかし、ボクシングに転向するほとんど全てのキックボクサーたちは、キックのスポーツとして微妙なポジションから、社会的に認められたボクシングへ、マイナーからメジャーへの脱出を目指したのです。

ただ、現代ではボクシングのステイタスが下落、那須川天心に見られるようにボクシングの世界王者よりもはるかに有名な他格闘技のファイターも現れています。

泪橋を挟んだポジションが日本でも逆転したとは言いませんが、それに近いことが起こりつつある、あるいはボクシングが泪橋の向こう側に下ったということも同時に進んでいるらのかもしれません。

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ボクシングの腐ったシステムを反面教師にして、スポーツとしての地位を確立したUFCが、ボクシング界の刷新に乗り出す。

泪橋のこっち側と向こう側の立場が入れ替わる。

UFCの誕生からわずか30年足らず、短い歳月に思えますが、没落一方のボクシング界をひっくり返すには十分な時間だったのかもしれません。


そして、キャリア初黒星を喫した天心ですが、キック界のスーパースターがわずか2年ちょっとで世界基準のボクサーに成長したのです。

井上拓真にしても、当たり前に天心に勝ったのではありません。天心だからこそキャリア最高のモチベーションを燃やしたのです。

井上兄弟や中谷潤人らに、天心と同じことができるか?となると、まず不可能でしょう。

そこまでの才能ですが…。

このあと、一気にズッファ・ボクシングが天下を握り、世界王者は地球上に8人だけ、そして最軽量はバンタム級(53.52kg)となると、「ボクシングは落ち目」といってもヘビー級とクルーザー級には大きな変化はないでしょうが、その他6階級のレベルは一気に上がります。

特に、バンタム級はストロー級からジュニアフェザー級までの6階級を飲み込むことになります。

こうなってしまうと、天心がタイトルを獲るのは非常に難しくなるのは間違いありません。現状ではすぐに2度目のチャンスが用意されるでしょうし、3度目もあるでしょうが、それは腐った4団体17階級時代だから。

ズッファがその目論見通りにプロボクシングのトップリーグとなり、WBAなどのアルファベット団体はジュニア階級を継続しながらマイナーリーグを形成する形になり、必要性がどんどん希薄になってアルファベット団体はフェイドアウトするかもしれません。

もちろん、JBC統括の日本チャンピオンは残るでしょうが、ジュニア階級とどう折り合いをつけるのか。

時代の大きな曲がり角に、天心が現れたのは実に興味深い現象です。




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Saturday 21, February 2026
  
T-Mobile Arena, Las Vegas, Nevada, USA
commission Nevada Athletic Commission
event name The Ring: High Stakes
promoter Tom Brown (TGB Promotions),
      Oscar De La Hoya (Golden Boy Promotions)
matchmaker Eric Gomez, Whitfield Haydon, Javier Razo
  view on DAZN PPV 


平岡アンディが気になります。

本人には何の責任もないのに、不運が重なる。

今日の夕方、羽田から飛び立ちました。

しかも、ビザがおりるかどうかがわかったのは、今日。

普通の人なら、緊張の糸が一度切れてしまいます。「これは、もう無理だな」と。

しかし、人気階級ド真ん中に飛び込むアンディは、普通の人ではありません。

さあ!到着してすぐに前日計量です。


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1952年3月に発行されたリング誌30周年記念特集号。

クラシックです。

当時は「NEWS OF THE MAT WORLD」(プロレスの世界)のコーナーでプロレス情報も提供していました。

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1922 to 1952 。

ジャック・デンプシーからジョー・ルイスを経てロッキー・マルシアノが登場する、米国ボクシングの黄金時代です。


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地球上に世界王者が8人しかいなかった時代。世界ランカーも80人しかいません。世界タイトルは言うに及ばず、世界ランカーにも大きな価値が認められていた時代です。

しかも、ライバルになるスポーツは少なく、プロボクシングへの注目度・関心が現代では想像もできないほど大きかった時代。

さて、1952年というと日本のボクシングファンは絶対に忘れることができない年号です。この年の5月19日に白井義男がダド・マリノを撃破して、初めて世界タイトルをもたらした記念すべき年なのですから!


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⬆︎ナット・フライシャー編集長が白井のFighter of the Month を伝える記事(1952年7月号)。

Shirai's victory in Tokyo was not entirely unexpected, since little Nipponese had previously knocked Marino out in a non-title affair in Honolulu. 〜白井が東京で勝利を収めることは全く予想外のことではなかった。ノンタイトル戦ながら、白井はホノルルでマリノをノックアウトしていたからだ。

JapaneseではなくNipponese という表現は珍しい。JapよりもNipの方が、日本人に対する軽蔑の度合いが強と聞いたことがありますが、さすがにリング誌ではそんな意図はないでしょう。


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