泪橋を逆に渡る。
魔裟斗は泪橋の向こう側でメジャーになりましたが、K1ワールド・マックスで優勝した控室でのインタビューで「これは(ボクシングの)WBAやWBCにも匹敵する」と自ら喜んだ、かつて憧れたその世界に挑戦することはありませんでした。
すでに、キックでメジャーの地位を勝ち取って、泪橋の向こう側で王様になった魔裟斗にとって、かつて憧れた世界の魅力は低減、リスクだけが大きな世界に変質していたのです。
「ラスベガスで(K1ルールで)バーナード・ホプキンスと戦いたい」という発言は、ボクシングへの憧れの残滓でしたが、西岡利晃や井上尚弥にも通じる「それ(軽量級やキック)、ラスベガスでは注目度低いですから…」という哀しい願いでした。
しかし、ボクシングに転向するほとんど全てのキックボクサーたちは、キックのスポーツとして微妙なポジションから、社会的に認められたボクシングへ、マイナーからメジャーへの脱出を目指したのです。
ただ、現代ではボクシングのステイタスが下落、那須川天心に見られるようにボクシングの世界王者よりもはるかに有名な他格闘技のファイターも現れています。
泪橋を挟んだポジションが日本でも逆転したとは言いませんが、それに近いことが起こりつつある、あるいはボクシングが泪橋の向こう側に下ったということも同時に進んでいるらのかもしれません。

ボクシングの腐ったシステムを反面教師にして、スポーツとしての地位を確立したUFCが、ボクシング界の刷新に乗り出す。
泪橋のこっち側と向こう側の立場が入れ替わる。
UFCの誕生からわずか30年足らず、短い歳月に思えますが、没落一方のボクシング界をひっくり返すには十分な時間だったのかもしれません。
そして、キャリア初黒星を喫した天心ですが、キック界のスーパースターがわずか2年ちょっとで世界基準のボクサーに成長したのです。
井上拓真にしても、当たり前に天心に勝ったのではありません。天心だからこそキャリア最高のモチベーションを燃やしたのです。
井上兄弟や中谷潤人らに、天心と同じことができるか?となると、まず不可能でしょう。
そこまでの才能ですが…。
このあと、一気にズッファ・ボクシングが天下を握り、世界王者は地球上に8人だけ、そして最軽量はバンタム級(53.52kg)となると、「ボクシングは落ち目」といってもヘビー級とクルーザー級には大きな変化はないでしょうが、その他6階級のレベルは一気に上がります。
特に、バンタム級はストロー級からジュニアフェザー級までの6階級を飲み込むことになります。
こうなってしまうと、天心がタイトルを獲るのは非常に難しくなるのは間違いありません。現状ではすぐに2度目のチャンスが用意されるでしょうし、3度目もあるでしょうが、それは腐った4団体17階級時代だから。
ズッファがその目論見通りにプロボクシングのトップリーグとなり、WBAなどのアルファベット団体はジュニア階級を継続しながらマイナーリーグを形成する形になり、必要性がどんどん希薄になってアルファベット団体はフェイドアウトするかもしれません。
もちろん、JBC統括の日本チャンピオンは残るでしょうが、ジュニア階級とどう折り合いをつけるのか。
時代の大きな曲がり角に、天心が現れたのは実に興味深い現象です。
魔裟斗は泪橋の向こう側でメジャーになりましたが、K1ワールド・マックスで優勝した控室でのインタビューで「これは(ボクシングの)WBAやWBCにも匹敵する」と自ら喜んだ、かつて憧れたその世界に挑戦することはありませんでした。
すでに、キックでメジャーの地位を勝ち取って、泪橋の向こう側で王様になった魔裟斗にとって、かつて憧れた世界の魅力は低減、リスクだけが大きな世界に変質していたのです。
「ラスベガスで(K1ルールで)バーナード・ホプキンスと戦いたい」という発言は、ボクシングへの憧れの残滓でしたが、西岡利晃や井上尚弥にも通じる「それ(軽量級やキック)、ラスベガスでは注目度低いですから…」という哀しい願いでした。
しかし、ボクシングに転向するほとんど全てのキックボクサーたちは、キックのスポーツとして微妙なポジションから、社会的に認められたボクシングへ、マイナーからメジャーへの脱出を目指したのです。
ただ、現代ではボクシングのステイタスが下落、那須川天心に見られるようにボクシングの世界王者よりもはるかに有名な他格闘技のファイターも現れています。
泪橋を挟んだポジションが日本でも逆転したとは言いませんが、それに近いことが起こりつつある、あるいはボクシングが泪橋の向こう側に下ったということも同時に進んでいるらのかもしれません。

ボクシングの腐ったシステムを反面教師にして、スポーツとしての地位を確立したUFCが、ボクシング界の刷新に乗り出す。
泪橋のこっち側と向こう側の立場が入れ替わる。
UFCの誕生からわずか30年足らず、短い歳月に思えますが、没落一方のボクシング界をひっくり返すには十分な時間だったのかもしれません。
そして、キャリア初黒星を喫した天心ですが、キック界のスーパースターがわずか2年ちょっとで世界基準のボクサーに成長したのです。
井上拓真にしても、当たり前に天心に勝ったのではありません。天心だからこそキャリア最高のモチベーションを燃やしたのです。
井上兄弟や中谷潤人らに、天心と同じことができるか?となると、まず不可能でしょう。
そこまでの才能ですが…。
このあと、一気にズッファ・ボクシングが天下を握り、世界王者は地球上に8人だけ、そして最軽量はバンタム級(53.52kg)となると、「ボクシングは落ち目」といってもヘビー級とクルーザー級には大きな変化はないでしょうが、その他6階級のレベルは一気に上がります。
特に、バンタム級はストロー級からジュニアフェザー級までの6階級を飲み込むことになります。
こうなってしまうと、天心がタイトルを獲るのは非常に難しくなるのは間違いありません。現状ではすぐに2度目のチャンスが用意されるでしょうし、3度目もあるでしょうが、それは腐った4団体17階級時代だから。
ズッファがその目論見通りにプロボクシングのトップリーグとなり、WBAなどのアルファベット団体はジュニア階級を継続しながらマイナーリーグを形成する形になり、必要性がどんどん希薄になってアルファベット団体はフェイドアウトするかもしれません。
もちろん、JBC統括の日本チャンピオンは残るでしょうが、ジュニア階級とどう折り合いをつけるのか。
時代の大きな曲がり角に、天心が現れたのは実に興味深い現象です。
コメント