リング誌アーカイブで「日本人ファイターは世界でどう評価されてきたか」を辿ります。

この10年、インターネット花盛り、ボクシング専門のネットメディアが百花繚乱する中で、極東の軽量級ファイターへの注目度・評価は上がり続けています。

2016年に山中慎介と内山高志が、2010年スタートのリング誌PFPデジタルバージョンで10傑入り。

2023年には井上尚弥がFighter Of The Year 3冠(全米ボクシング記者協会/リング誌/ESPN)を獲得、それに先立ち2022年にはリング誌とESPNのPFPで1位に選出され、専門家評価で頂点を極めました。

スマホで海外の試合結果はもちろん、大きなイベントのアンダーカードまでリアルタイムで見れる贅沢な時代です。

まだ、地球が巨大だった時代、欧米メディアのアンテナが極東の島国にまで捉えきれなかった20世紀はファイティング原田のように絶対的評価を集めていた王者を打ち負かすか、柴田国明のようにそれに準じる評価や人気を持つスーパースターを敵地で撃破するしか、名前を挙げる手段はありませんでした。

それは、インターネットによって地球が小さくなることで、ボクシング界にどんな変革がもたらされるのかまだ誰にもわからなかった21世紀の初めでも大きく変わりはありませんでしたが、欧米メディアはアジアに向けても触手を伸ばします。

ここでは「THE RING 100 RANKING THE BEST FIGHTERS OF THE WORLD (リング誌選定 PFP100傑)に選ばれた日本人ファイターたちを辿ってゆきます。

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2001年(対象は2000年)の1位はシェーン・モズリー。

②フェリックス・トリニダード、③フロイド・メイウェザー、④ロイ・ジョーンズ、⑤マルコ・アントニオ・バレラ、⑥オスカー・デラホーヤ、⑦バーナード・ホプキンス、⑧ナジーム・ハメド、⑨リカルド・ロペス、⑩エリック・モラレスがトップ10を形成。

日本の最高位は、WBCジュニアバンタム級王者・徳山昌守の46位。続いて、同じくジュニアバンタム級のWBAバージョンをゲットしたセレス小林が88位。

トップ100に、たった2人しかいなかったのです。

最大の原因は「世界から日本のリングが見えにくかった」という一点に尽きます。

そこには①物理的にアプローチする方法がなかった、というだけでなく②米国のボクシングがまだそれなりに熱を帯びていたという理由もあったかもしれません。