カテゴリ: ザ・ベスト10

創刊80周年を記念して2002年に発行された特別号は、なんと2冊も出されていました。

最初が「80BEST FIGHTERS OF THE LAST80YEARS」。2冊目が「 GREATS OF THE GAME」。

マイク・タイソン、オスカー・デラホーヤ、シェーン・モズリー、ロイ・ジョーンズJr.、フェリックス・トリニダード、フロイド・メイウェザー、マルコ・アントニオ・バレラ、バーナード・ホプキンス、ハシム・ラクマン、ナジーム・ハメド、エリック・モラレス、フェルナンド・バルガス、12人をボクシング・アビリティ、パワー、ディフェンス、リング・ジェネレーションシップ、イクスペリエンス、クオリティ・オブ・オポジション、チン、スタミナ、総合力で評価。

4人をピックアップしてご紹介。


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タイソンはボクシング能力はC+。リングジェネレーションシップとクオリティ・オブ・オポジション(対戦相手の質)がBと低評価。

チン(打たれ強さ)はA−ですが、Aでも問題ないと思います。精神的には脆かったタイソンですが、アゴは鋼鉄製でした。

総合力はBながら、世界的な人気を誇るアイコン。その意味ではアイドルボクサーでした。


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メイウェザー、優秀です。B評価はパワーとイクスペリエンス(経験)だけ。しかし、そのどちらも過小評価。

オールAで誰も文句のない天才でした。


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バレラです。ハメドに圧勝して評価が沸騰していたタイミング。

軽量級にもかかわらず、絶大な人気まで兼ね備えていたPFPファイター。この絶頂期のバレラが目の前に現れるのですから、マニー・パッキャオの運の強さにはため息しか出てきません。


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バレラよりも人気があったのが〝テリブル〟モラレス。

強打と鋼鉄のアゴを持つメキシカンスタイリストにしてPFPファイター。

ライバルのバレラを破壊したパッキャオとのトリオロジーには敗れ去りますが、プライドを見せつけました。そして、初戦でパッキャオに勝っているのも大きな星です。


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創刊80周年を記念して2002年に発行された特別号。

80周年に合わせて「80BEST FIGHTERS OF THE LAST80YEARS」を発表しました。

トップ10は①シュガー・レイ・ロビンソン、②ヘンリー・アームストロング、③モハメド・アリ、④ジョー・ルイス、⑤ロベルト・デュラン、⑥ウィリー・ペップ、⑦ハリー・グレブ。⑧ベニー・レナード、⑨シュガー・レイ・レナード、⑩パーネル・ウイテカー。

四半世紀たった現在でも、この10傑に割って入れるのはマニー・パッキャオとフロイド・メイウェザーくらいか?


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日本のボクシングファンに馴染み深いところでは、17位にマービン・ハグラー、18位にフリオ・セサール・チャベス、19位にエデル・ジョフレ。20位がアレクシス・アルゲリョ。

24位がサルバドール・サンチェス、29位にルーベン・オリバレス。

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そして、32位にファイティング原田が登場。

Only man to ever beat Jofre〜エデル・ジョフレに勝った唯一の男。

フライ級(ポーン・キングピッチ)もバンタム級(ジョフレ)も大番狂せでタイトル奪取。ボクシングがメジャーだった時代、日本列島はどれほどの熱気に沸き立ったのでしょうか。


22位:イベンダー・ホリフィールド、35位:アーロン・プライアー、36位:パスカル・ペレス、37位:ミゲール・カント、43位:カオサイ・ギャラクシー、54位:ウィルフレド・ゴメス、65位:アズマー・ネルソン、66位:エウセビオ・ペドロサ、67位:トーマス・ハーンズ、70位:リカルド・ロペス、72位:マイク・タイソン、73位:ビセンテ・サルディバル、75位:オスカー・デラホーヤ、76位:カルロス・サラテ。

サルディバルが73位では、柴田国明が80傑に数えられないのは仕方がないか?

日本人で80傑に入ったのは原田だけ。

現代まで広げて考えると井上尚弥が確実に入るはずですが、どのあたりになるか?

そして、やはり井上以外では現時点では誰も入れないか?




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バルト三国である。

日本人にとっては三国志の魏、呉、蜀の方が馴染みがありそうな、かつての鉄のカーテンの向こう側の国です。

ボクシングファンにとっても、親近感がわく三国ではありませんが、クルーザー級のWBSSがラトビアのリガで繰り広げられたことから「ボクシングの需要があるんだ」と思った方もいるのでは?

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三国あわせてもちょうど50人しかいません。

◾️バルト三国の最北、エストニアのトップはクルーザー級のスティベン・アッシュ。プロ7戦全勝3KO、昨年8回戦煮上がったばかりの25歳。

2位はミドル級を主戦場とするパベル・カマニン。まだ4回戦の27歳。




◾️ジュニアミドル級が最軽量のラトビアは、ヘビー級はゼロ。日本のような「無理矢理にでもヘビー級だけは」という余裕の無さは感じられません。

ラトビアのトップ選手はIBF欧州ミドル級王者のイフェゲニス・アレクセイエス。生まれも育ちも住まいも母国のリガですが、ドイツやスペインにも遠征。

戦績は19戦全勝10KO、世界ランクにも入っていますが、現在32歳。多くの時間は残されていません。

村田諒太がタイトルホルダーなら、お手頃な相手として対戦候補になっていたかも?

ラトビアの首都リガではWBSSクルーザー級の準決勝、地元のWBC王者マイリス・ブリエディス(ラトビア史上最高ボクサー)が、WBO王者オレクサンデル・ウシクを引っ張り込んだ1戦が思い出されます。

スコアはMD(115−113*2/114−114)だったものの、内容はウシクの完勝。当時からタイトルマッチとなると敵地に赴き勝利を重ねてきたウシクは、現代ボクシングで最も過小評価されているファイターです。



◾️リトアニアではバルト神話の巨人を連想するように、フェザー級以下ではバンタム級が1人いるだけ。

そのリトアニアのトップ選手はご存知のエイマンタス・スタニオニス。全戦全勝の勢いに乗って、昨年4月にIBFウエルター級タイトルにアタックも、王者はジャロン・エニス。相手が悪すぎました。

リトアニアのNo.2もキャリアで3敗しかしていませんが、そのうち二つがテレンス・クロフォード、バージル・オルティスJr.というエギディウス・カバリアウスカス。



ーーー重量級3国のファイターと日本人が拳を交える日はいつの日になるのか?

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ボクシングファン

2026/02/04 12:01

お邪魔します。 
20年くらい前に日本でもありましたよね。
元記事:  「このハゲーーッ!」…?①(編集)




どんなお話にも続きがあります。「このハゲーーッ!」…?にだって。

そして、ボクシングファンさんからのコメントにある「20年くらい前に日本でもありましたよね」。

小口雅之です。

〝初披露〟は2005年12月13日。

ジムの先輩コウジ有沢の引退興行のセミファイナル。柴田大地と対戦で、28歳の小口は「これで引退」と決めていました。

「最後にフサフサの状態で写真に残れば」と、カツラを被ってリングイン。しかし、試合中にかつらが浮き上がって、会場の後楽園ホールは異様な雰囲気に騒然となります。

3R終了後のインターバルにカツラを取って試合を続行、7RTKO勝ちを収めました。

しかし、負けた柴田は「(目の前でカツラがパカパカ浮き上がって)試合に集中できなかった」と抗議、世紀の再戦が実現します。

この試合からカツラを被って入場、試合開始前に外して会場に投げるパフォーマンスがデフォルトに。

〝あの日〟から6年、2011年まで現役を続けることができたのは、出色のパフォーマンスのおかげでした。



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キューバといえば「キューバの至宝」である。キューバにはあちこちに至宝が転がっているようです。

もちろん、キューバといえども玉石混交。

BoxRecのデータではキューバの競技人口は113人。ここには、ギレルモ・リゴンドーやエリスランディ・ララのような亡命したファイターは含まれていません。

リゴンドーらはアマチュア時代に受け入れ先があるだけの実績を積み重ねていたから亡命できたのですが、この113人の多くはまだそのレベルに達していない、これから〝そこ〟に向かう亡命の卵です。

とはいえ、キューバに居を構えているのはトップ50人中7人しかいません。

この113人のトップファイターがオスレイス・イグレシアスもその1人で、ベルリンを拠点にドイツ、ポーランド、カナダで戦ってきました。

イグレシアスは El Tornado (竜巻)の異名を持つ28歳のスーパーミドル級で、ここまでの戦績は14戦全勝13KO。

ここまでの対戦者リストに世界基準のファイターは見当たりませんが、El Tornado がすでに高い評価を得ている理由はキューバへの畏敬だけではありません。

米国市場で名のある168パウンダーたちが揃って対戦を回避しているからで、投票制のESPNでは10位票を投じるパネリストがいるほど。

大手メディアのPFPの俎上に上がるのは、ある程度実績を重ねたタイトルホルダーだけですから、極めて異例のことです。

本当に強い可能性が高い、現時点では商品価値が非常に低いファイター、超ハイリスクで超ローリターン…そんなのと積極的に戦い名のあるファイターはいません。

いるとしたら、イグレシアスに商品価値を見出すことのできる無名の選手、それなりの報酬が約束されるかませ犬くらいです。

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2025年12月30日、IBF世界スーパーミドル級王者テレンス・クロフォードの現役引退を受けて、IBFは1位のイグレシアスと3位のサウル・アルバレスに対して決定を通達(※)しました。

しかし、アルバレスはクロフォード戦後に受けた左肘の手術の回復が遅れていることを理由に対戦を回避。ジュニアミドル級時代から順守し続けている「旬の強打者とは絶対に戦わない」という人生哲学を今回も貫きました。

カネロさんの絶対にブレない生き様、カッコいいです。

そして、代役として対戦を要請されたハイメ・ムンギアも、陣営が別のプランがすでに進んでいるとイグレシアスとの対戦を拒否。



結局、イグレシアスの対戦相手は32歳のロシア人、パヴェル・シリヤギンに落ち着きました。シリギヤンは17戦(16勝7KO1分)、全ての試合をロシア国内で行ってきた、元IBFインターコンチネンタル王者。認定料の支払い実績があることから、IBFなど認定団体から評価されてきました。

イグレシアスがこの相手を粉砕しても、キューバの竜巻の正確な威力は判定できません。しかし、劣化の兆候が見えるまで有名選手から対戦を避けられる〝GGG症候群〟に悩まされることになりそうです。



※ orderを「指令」とか訳すボクシング記事をよく見かけますが、違和感ありまくり。なんでそんな訳にするのでしょうか?「WBAが指令」…とか。「通達」でもゆるいかも。「お願い」でもいいかも。認定団体が選手に対戦を「お願いしました」が正確。「指令」だと〝不必要悪〟の認定団体が強い権力を持っているような誤解を生んでしまいます。
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ずいぶん前のことですが、すごく気になったことがありました。 自民党議員だった豊田真由子が運転手を務めていた50代の男性秘書に対し 「このハゲーーッ!」などと、車内で罵詈雑言を浴びせたというのです。


ーーー「ハゲ」という言葉は実に不思議です。

アホ、ボケ、バカ…そんな言葉と同列に使われているのです。

ハゲでない人に対しても「アホンダラが!このハゲ!」と浴びせ倒します。


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同義語に「タコ」もあります。

「このタコが!」。

しかし「このイカが!」とは言いません。

私が豊田真由子の「このハゲーーッ!」で気になっていたことは…。

当該の男性秘書は本当にハゲだったのでしょうか?

それとも、豊田はハゲを悪口の通称として使っただけで、秘書はハゲていなかったのでしょうか?

タコではなく、ハゲだから気になるのです。

これがタコなら、当該の男性がタコであるはずはありませんから、豊田が純粋な悪口としてタコと罵ったのは間違いありません。

しかし、豊田の罵声はICレコーダーに録音された音声だけで、男性がハゲなのかどうかは確かめようがないから厄介です。




さて、現地時間の土曜日、マディソン・スクエア・ガーデンで行われた「テオフィモ・ロペスvsシャクール・スティーブンソン」のアンダーカードに登場したジャレル・ミラーのお話。

対戦相手のキングスリー・イベの強烈なパンチで、ミラーのカツラの前頭部が剥がれ、後方に吹っ飛んだのでした。

コントです。

ミラーはインタバルで剥がれ落ちそうになったカツラを自ら剥がすと、観客席に投げ込みました。

メインイベントが単調な試合だっただけに、このイベントのクライマックスだったと言っても良いでしょう。




さて、MSGでコントが披露された記念にボクシング・シーンが
スキンヘッドのベスト10を発表。

Hair be damned: 10 great fighters who owned going bald

髪の毛ふさふさ?羨ましくもなんともないぜ!このハゲがッ!!!〜ハゲを乗り越えた偉大なファイターたち10人。

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まずは、マービン・ハグラー。私は、スキンヘッド=ハグラーの絶対方程式が叩き込まれた世代です。

そして、黒人だけではありません。タイソン・フューリーに、ケリー・パブリック。この2人も似合っています。

再び黒人に戻ってジェームス・トニー、伝説中の伝説ジャック・ジョンソン。

バーナード・ホプキンスもフロイド・メイウェザーもジョージ・フォアマンもイベンダー・ホリフィールドもアーニー・シェーバースも、みんなハゲ…いや見事なスキンヘッドでした。

日本のハゲ…いや、スキンヘッドの帝王は大和田正春か?


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BoxRecで、現役(active)のイスラエル人ボクサーを調べると、画面に現れたのはたったの4人だけ。

クルーザー級のヤン・ザク(26歳)が No.1ボクサー。5戦全勝3KOながら、まだ8回戦選手です。

No.2は、フライ級〜ジュニアバンタム級を主戦場とするデビッド・アラベルディアン(32歳)。アラベルディアンも10戦9勝6KO1分と無敗ながら、まだ6回戦。

カレド・バディールも無敗で5戦全勝3KO。昨年、6回戦に上がったばかりの21歳はウエルター級でトップ戦線を目指します。

そして、最後のNo.4がクルーザー級のダニエル・イバノフスキー(24歳)。なんと、この選手も4戦全勝3KO。

この4人に共通しているのは無敗というだけではありません。4人とも、たったの一度も母国で試合をしていないのです。

米国やメキシコ、ドバイ、タイ、ジョージア…彼らは呼ばれればどこへでも飛んでゆきます。

ーーーイスラエルで最後の興行が打たれたのは、2023年2月9日、南部の都市アシュドッドでした。イスラエルでは、もう3年もゴングが鳴らされていません。


イスラエルのファイターはオールタイムでも9人しかリストアップされません。

そのトップは、元WBAジュニアミドル級王者のユーリ・フォアマン。

2010年6月5日にタイトルを奪われたのが、スーパースターのミゲール・コット。

さらに、舞台が「モハメド・アリvsケン・ノートン」以来、34年ぶりのヤンキースタジアムというインパクトからもよく覚えている人も多いでしょう。

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国境で仕切られた国家、1948年に出来た新しい国というだけでなく、建国から戦争ばっかりしているのですから、ボクシングだけでなく、スポーツが盛んになりにくい環境が整ってしまっています。

建国以前、国が無かった時代のユダヤ人たちは、主にヨーロッパ各地で貧困と差別に苦しんでいました。

そして、その当時の方が素晴らしいファイターを輩出していた事実には、プロボクシングがハングリースポーツであることをあらためて思い知らされます。

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エイブ・アッテル、マックス・ベア、バーニー・ロス、ベニー・レナード。映画「レイジングブル」のモデルとなったジェイク・ラモッタもユダヤ系でした。

…ジェイク・ラモッタの本名はジェイクではなくジャコべ。差別の対象だったユダヤ人ボクサーは、ラモッタのようにユダヤ由来の名前を変えて戦い続けました。

プロモーターですがボブ・アラムもユダヤ人。



https://fushiananome.superknova.org/archives/13327941.html

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黒人アスリートは優れている。

プロボクシングにおいては、とくに最近、説得力を失っている〝元〟常識です。

さらに、米国の黒人アスリートが優れているのは、彼らが遠く大西洋の彼方、アフリカ大陸から劣悪な環境の中での長い航海で生き残り、さらにより労働力の高い奴隷を産むようにと頑健な男女がかけあわされた〝サラブレッド〟の血統を持つからーーーという仮説があります。

米国よりもさらに遠く、過酷で長い航海を耐えることが求められるジャマイカで、より優れた黒人アスリートが生まれていることも、この仮説の裏付けです。

そして、この仮説は「そもそもの人類の身体能力には大きな差はない」という大前提の上に成立しています。

そう思いたいのはやまやまですが、大谷翔平を見ても「アジア人のパワー恐るべし!」とはならないし、長距離走を駆ける黒人のスピードと体型を見ると、大きな差を感じるしかありません。

今夜は黒人の故郷、アフリカを代表するボクシングの二大国ガーナと南アフリカの階級別の競技人口です。

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まずは、ガーナ。全体337人、最大ボリュームはライトヘビー級。

重量級の層が分厚いのは、少し意外。

〝プロフェッサー〟アズマー・ネルソンの印象が強いからなのかも。サルバドル・サンチェス、ウィルフレド・ゴメス、パーネル・ウイテカー、ジェフ・フェネック…PFPを飛び越えて一発殿堂の伝説と上質なファイトを見せたネルソン。対戦相手のクオリティーがとんでもない怪物でした。

小粒ながらナナ・コナドゥやヴィシ・マリンガ、ジョセフ・アグベコ…日本でもお馴染みの118パウンダーもガーナの産物です。

そして、ウエルター級でオスカー・デラホーヤと対戦した〝バズーカ砲〟アイク・クォーティや、マニー・パッキャオの波状攻撃に亀になった〝グランド・マスター〟ジョシュア・クロッティもガーナ人。

密度の濃いラインナップです。



続いて、南アフリカ。全体492人。重量級のイメージもありますが、最大ボリュームはフェザー級と、こちらはずいぶん軽量です。

この国を語るとき、1948年から1990年代初めまで実施されていたアパルトヘイトを避けて通ることは出来ません。

南アは国際的に孤立、ボクサーたちも海外での活動が著しく制限されてしまいました。

彼らにはなんの罪も責任もないというのに、ブライアン・ミッチェルやゲリー・コーツィーは〝南アフリカ人〟という色眼鏡で見られ続けたのです。

しかし、熱狂的ボクシングファンのネルソン・マンデラが大統領になり、アパルトヘイトは1994年に完全撤廃。

フランソワ・ボタやマイク・ベルナルドまで下ると、彼らに影を感じることは少なくなります。

そして、才能豊かな黒人たちが続々と世界のリングをサーキットします。

史上最大のフロッグジャンプ、5階級飛ばしのディンガン・トベラ、ジュニアフェザー級で活躍したブヤニ・ブング、マニー・パッキャオのラスベガスデビューを見事に演出したリーロ・レジャバ。

井上尚弥とニアミス、ジョンリエル・カシメロに破壊されたゾラニ・テテ。

田口良一、京口紘人、寺地拳四朗と激闘を繰り広げたヘッキー・ブドラー、田中恒成を引退に追い込んだプメレレ・カフ。

いやぁ、個性的なファイターが溢れとんなぁ。






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戦火の国のボクシング。

クリチコ兄弟、そしてオレクサンデル・ウシク。

21世紀のヘビー級は、ウクライナ人が支配してきました。

これぞヘビー級という巨人のクリチコ兄弟。そんな巨人を翻弄しているウシク。

実にユニークなヘビー級ファイターです。

そして、21世紀に入ってますますヘビー級に冷淡なPFPにもこの3人は名前を連ねています。

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井上尚弥の活躍でウシクが1位をクルーズしているのは日本のボクシングファンにもよく知られていますが、ウラジミールも2位まで進撃しました。

クロスゲームの多いウシクとは違い、エマヌエル・スチュワードの薫陶を受け、デトロイトスタイルを習得してからのウラジミールはどうしようもない強さを見せつけました。

それでも1位になれなかったのは、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオという分厚い壁が2枚も立ち塞がっただけではなく、大きくて重い巨人がPFPの琴線に触れることがなかったからです。

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さて、実質12階級のウクライナ。

最も層が厚いのはミドル級。重たいクラスの充実ぶりはさすが。

バンタム級以下の5階級はいずれもゼロ。潔い重量級大国です。

ウクライナのボクシングファンは軽量級に大きな関心はないでしょう。

日本は重量級にも興味津々なのが悔しいですが…。

そういえば、ユーリ阿久井政悟に番狂せで敗れたアルテム・ダラキアンはどうしてるのでしょう?

あの初黒星から2年、まだ一度もリングに上がっていません。

こんなゼロレベルの層の薄さからダラキアンのような巧くて強い選手が生まれるとは…!

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そして、当たり前ですが、ウクライナでボクシングの興行はだったの一つも予定されていません。


「引退したら大好きな故郷オデーサで釣りでもしながら悠々自適に過ごすさ」。

そう語っていたのはワシル・ロマチェンコでした。



いつか、キーウでビッグイベントが開催され、ロマが静かな黒海に釣り糸を垂れる、そんな平和が訪れますように。
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サッカーでは日本にとって相性が悪い印象が強烈なイラン、お隣のイラクにはドーハの悲劇も演出されました。

なんか、イヤなスタイルを持ってるんですよね。

イランの国民的英雄といえば、アリ・ダエイ。国際Aマッチ149試合に出場、通算109得点は、クリスティアーノ・ロナウドに、記録を更新されるまで世界1位でした。

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さて、プロボクシング。イランのBoxRecの登録人数は、99人。

最大ボリュームはライトヘビー級の20人。ピッチの上で、大きな体躯が日本に難しい戦いを強いているのです。

トップ選手のマジド・カリミ・ポシュティリは、3人しかいないジュニアフェザー級で戦う29歳。

キャリアは浅く2戦2勝1KOですが、デビュー戦が10回戦、アジアボクシング連盟(ABF)のジュニアフェザー級タイトルマッチ、2試合目で初防衛に成功。

普通に考えると、ポシュティリはもっとキャリアがあるはずです。イラン国内で戦った記録をBox Rec

ABFはタイで設立された地域タイトルで、ポシュティリはイラン生まれながらタイに住居を移しています。

他にも「イラン生まれ

イランは政情や国際関係が不安定どころか、国歌存亡の危機に追い込まれています。

タイはイランだけではなくアフリカ諸国にも門戸を広げています。

タイには、外国人ファイターの需要があるのでしょうか。

ユーリ・アルバチャコフやオルズベック・ナザロフ、ローマン・ゴンサレスても全く人気が出ない日本のリングよりもかなり度量が大きいようです。

ポシュティリが井上尚弥や中谷潤人と拳を交えるとは考えにくいですが、いつの日か日本人との戦いも見たいもの。

日本人がテヘランに乗り込むとなると、厳戒な空気が充満したものすごいアウエーになりそうです。

見てみたいです!!!



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