
女流棋士最高棋戦「白玲戦」を通算5回制して、西山朋佳が女性で史上初の男女の区別がないプロの棋士となりました。
「男だから女だからは、おそらく関係ない。ただ、将棋と出会う機会は女が圧倒的に少ない。埋もれている才能は絶対にある」と西山を応援していた師匠の伊藤博文7段は「僕の夢も一緒に叶えてくれた」と喜びました。
西山は2010年、15歳で棋士養成機関「奨励会」に入りました。
MLBで例えると、奨励会はマイナーのルーキーリーグ。ここで昇級・昇段を挙げて三段になると年2回の三段リーグ(3A)で1位か2位、あるいは2回3位になれば4段昇格、晴れて棋士(メジャーリーガー)になれます。
藤井聡太は圧倒的な強さで史上最年少、中学2年生の14歳2ヶ月で棋士になりましたが、満26歳までに4段になれなければ退会となる厳しい年齢制限があります。多くの天才たちは、この時間制限で棋士の夢を打ち砕かれてしまいます。
西山も2021年に退会を余儀なくされました。それでも諦めきれない西山はプロ公式戦や女流棋士で優秀な成績(直近成績で10勝以上かつ勝率6割5分以上)を収めると挑戦できる「棋士編入試験」(新4段の棋士との5番勝負で3勝すると4段の棋士資格獲得)に24〜25年に臨むも2勝3敗で惜しくも〝敗退〟。
今回の史上初の快挙は、日本将棋連盟が昨年6月に設けた「白玲を通算5期獲得で獲得できる棋士編入の権利」を行使したもの。
今月10に白玲の5期目をつかんだ西山の動向が注目されていました。
西山は、来年4月1日付でフリークラス4段としてデビュー。本人の「女流タイトル戦は求められるなら出場したい」という意向から、棋戦と両立させる予定です。
どんな世界にでも「男と女の間には暗くて深い川がある」のです。
女子で男子ゴルフに挑戦したアニカ・ソレンタムは「レベルが高い場所があるなら、そこで戦いたいと思うのはアスリートの本能」と語りました。西山も厳しい戦いが待ち受ける挑戦に「もっと上を目指す戦いがしたい気持ちを大事にして決めた」。
格闘技ではロンダ・ラウジーがフロイド・メイウェザーに「MMAなら1分で倒せる」と挑発したのは別競技でも、五輪連続金メダルでプロでもジュニアミドル級からヘビー級にかけて5階級制覇したクラレッサ・シールズは「ゲンナジー・ゴロフキンと戦いたい」と熱望していました。
明白な男女差があるアスリートと比較して、頭脳だけが試される将棋は男女差がないはずです。とはいえ、男子と比べて才能が発揮できる環境は絶望的に劣悪。
超軽量級で大活躍している日本ボクシングで人気階級では全く歯が立たないのも、同じ理由です。日本人の体格が劣っているからではなく、そこを目指す才能が圧倒的に少ないからです。
「3段リーグ突破」でタイムオーバー、「棋士編入試験」でも敗退。女子にだけ用意された新設の「白玲を通算5期獲得で獲得できる棋士編入の権利」を行使した西山には厳しい現実が待ち構えているでしょう。
すでに、女性だけが優遇される「白玲5期」権利の行使に対して「棋士の最低1割は女性ルールとかできそう」など、冷ややかなコメントも目に付きます。
西山が8大タイトルを獲得することは100%あり得ないでしょう。挑戦資格にも全く手が届かないでしょう。
しかし、偉大な挑戦です。
そして、この挑戦に刺激を受ける少女が日本中にいるはずです。伊藤7段が語るまでもなく「埋もれている才能は絶対にある」のです。
女性がタイトルにからみ、タイトルを獲る時代がいつかやって来るでしょう。最も権威のある「名人」と呼ばれる女性も出現するでしょう。そして、西山はその瞬間を間違いなく早めたのです。
がんばれ!!!
西山は、来年4月1日付でフリークラス4段としてデビュー。本人の「女流タイトル戦は求められるなら出場したい」という意向から、棋戦と両立させる予定です。
どんな世界にでも「男と女の間には暗くて深い川がある」のです。
女子で男子ゴルフに挑戦したアニカ・ソレンタムは「レベルが高い場所があるなら、そこで戦いたいと思うのはアスリートの本能」と語りました。西山も厳しい戦いが待ち受ける挑戦に「もっと上を目指す戦いがしたい気持ちを大事にして決めた」。
格闘技ではロンダ・ラウジーがフロイド・メイウェザーに「MMAなら1分で倒せる」と挑発したのは別競技でも、五輪連続金メダルでプロでもジュニアミドル級からヘビー級にかけて5階級制覇したクラレッサ・シールズは「ゲンナジー・ゴロフキンと戦いたい」と熱望していました。
明白な男女差があるアスリートと比較して、頭脳だけが試される将棋は男女差がないはずです。とはいえ、男子と比べて才能が発揮できる環境は絶望的に劣悪。
超軽量級で大活躍している日本ボクシングで人気階級では全く歯が立たないのも、同じ理由です。日本人の体格が劣っているからではなく、そこを目指す才能が圧倒的に少ないからです。
「3段リーグ突破」でタイムオーバー、「棋士編入試験」でも敗退。女子にだけ用意された新設の「白玲を通算5期獲得で獲得できる棋士編入の権利」を行使した西山には厳しい現実が待ち構えているでしょう。
すでに、女性だけが優遇される「白玲5期」権利の行使に対して「棋士の最低1割は女性ルールとかできそう」など、冷ややかなコメントも目に付きます。
西山が8大タイトルを獲得することは100%あり得ないでしょう。挑戦資格にも全く手が届かないでしょう。
しかし、偉大な挑戦です。
そして、この挑戦に刺激を受ける少女が日本中にいるはずです。伊藤7段が語るまでもなく「埋もれている才能は絶対にある」のです。
女性がタイトルにからみ、タイトルを獲る時代がいつかやって来るでしょう。最も権威のある「名人」と呼ばれる女性も出現するでしょう。そして、西山はその瞬間を間違いなく早めたのです。
がんばれ!!!
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