カテゴリ: ザ・ベスト10

image001


ベネズエラの人口は2,646万人。

フィリピン(1億903万5,343人)はもちろん、アルゼンチン(4,554万人)と比べても小国です。

それなのに、プロボクサーの数はフィリピンやアルゼンチンとほとんど変わりません。そして、アレックス・ラミレスやミゲル・カブレラらNPBやMLBに、ボクシング以上に優秀なプレイヤーを送り込んできました。

メジャースポーツの野球では家族を伴って米国に移住(脱出)するのが選手たちの夢ですが、マイナースポーツのボクシングではそれもままなりません。

首都カラカスでは、2024年まで毎月2〜3回は興行が打たれていました。それが、昨年は12回、月1回のペースに落ち込みます。

スクリーンショット 2026-01-19 23.42.41
そして、今年。

1月も下旬を迎えていますが、カラカスはもちろん、ベネズエラ全土でもボクシングの興行はたったの一つも予定されていないままです。



カルロス・カニサレスはいま、どこにいるのでしょうか?




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2007年7月、WBCは池仁珍が保持していたフェザー級タイトルを剥奪した。

韓国からタイトルホルダーが消えてしまったが、この瞬間に2026年になっても出口の見えない長いトンネルに突入したとは、地球上の誰も気づいていなかった。

明けない夜はない。というが、私たちは明けない夜があることを知っている。

夜明け前の闇が最も暗い。それにしては、夜明け前がいくらなんでも、あまりにも長すぎやしないか?


不器用な男がいた。名前は池仁珍。

池仁珍、日本人から見ると変な名前だ。日本なら「珍」なんて字は、まず使わない。


Crypto.com_Arena_exterior_2023


ーーーロスアンゼルス最大のアリーナは今も昔も、ここです。クリプト・ドットコム・アリーナです。

ネーミングライツでころころ名前が変わるのが、なんだかもうどうなんだろうか、永遠不滅の阪神甲子園球場を見習え!とも思うのですが、それはまた別の話。

クリプト・ドットコム・アリーナがまだステープルズセンターと呼ばれていた頃、ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナなどと並んで、ここはボクシングのビッグファイトのメッカの一つでした。

さらに、HBOのPPVイベントとなると、これはもう当代最高のイベント。

このレベルの興行で、メインを張った日本人はいません。

〝ボクシング界の大谷翔平〟マニー・パッキャオを例外にすると、アジア人は〝立ち入り禁止区域〟です…ましてや卑しい軽量級なんて!

…どんな世界でも例外は必ずあります。

まず、軽量級でHBOのPPVメインに組み込まれるなんて、ビジネスとしてあり得ませんが、とんでもない人気者なら例外です。

ーーーたとえば、エリック・モラレス。

そんな〝テリブル〟モラレスが〝息抜き〟の挑戦者にアジア人が選ばれたなら〝立入禁止区域〟に足を踏み入れることが出来ます。

ただし、そこに待っているのは処刑です。完全Bサイド、そして何よりも絶望的な実績の差。

井上尚弥や井岡一翔ら日本のエース級は絶対に上がらない処刑台に、池仁珍は嬉々として駆け上がりました。

先にリングに上がった池は、巨大アリーナの大観衆に、WBCフェザー級王者エリック・モラレスの入場シーンに、ひたすら感動します。

こんな舞台があるのか!エリック・モラレスとは、これほどの英雄なのか!

この素晴らしいリングで、このとんでもない男と、俺はこれから戦えるのか!!!





恩讐の彼方にーーー。










このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_3521

メキシコvsプエルトリコ。

アメリカvsイギリス。

フランスvsドイツ。

ブラジルvsアルゼンチン。

…歴史や文化までを包括したナショナリズム剥き出しのライバル対決は、時代を超えて燃え上がるものです。

日本ならもちろん韓国戦です。

サッカーや野球、メジャー競技で激闘の歴史を刻み続けていますが、その炎が最も熱く青白く燃え上がったのはボクシングのリングの上でした。

しかし、韓国ボクシングは80年代までの隆盛から暴落、ようやく復活の兆しを見せていますがまだ道半ば。

現在の競技人口は449人。日本との人口比を考えると悲観する数字ではありませんが、東洋太平洋の覇権争いを繰り広げていたかつての勢いはありません。

国際名誉の殿堂にモダン部門で選出された張正九と柳明佑(日本でモダン部門に選出されたのはファイティング原田だけ)が絶対王政を敷いたジュニアフライ級のファイターはまさかのゼロ。

それでも、欧米の人気階級、中量級から重量級にかけての充実ぶりは日本を大きく凌ぎます。

ヂャン・ジレイに続くアジア初のヘビー級王者は韓国から生み出されるかもしれません。




それにしても…。

なぜ、韓国ボクシングは没落してしまったのか?


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

image001 2

アルゼンチン!

世界的には、カルロス・モンソンとセルヒオ・マルチネス、ミドル級のLineal championが真っ先に思い浮かぶかもしれません。

あるいは、モハメド・アリと戦ったオスカー・ボナベナ、フロイド・メイウェザーを追い詰めたマルコス・マイダナ、マニー・パッキャオと拳を交えたルーカス・マティセ…メガファイトでスーパースターに挑んだファイターたち。

しかし、日本のボクシングファンにとってはパスカル・ペレス、オラシオ・アカバリョ、ペドロ・デシマ、ファン・マルティン・コッジ、サントス・ラシアル、オマール・ナルバエス、そして井岡を撃破したフェルナンド・マルチネス…彼らの強烈な記憶が優っているかもしれません。

軽量級の層は意外に薄く、今日の数字ではウエルター級が最大ボリューム。




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

image001

フィリピンのボクサーは今も昔も飢えています。

「785人」という数字を少ないと感じるかもしれませんが、ライセンスを持っていない草拳闘のファイターが相当数存在するのがフィリピン。

ボクシングは3大人気スポーツ3B(ボクシング・バスケ・ビリヤード)の一つに数えられていますが、人気階級の選手層は日本以下…マニー・パッキャオがどれほどの奇跡だったか、あらためて思い知らされます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

日本、米国、メキシコ、英国と来ると、次は当然プエルトリコです。

「ボクシング大国」というとメキシコとプエルトリコを思い浮かべる人も多いかもしれません。

プエルトリコは人口320万人前後。380万人の横浜市よりも少ない島国です。その面積は9,104㎢、四国の約半分です。

それなのに…この島国はホセ・トーレス、ウィフレド・ベニテス、ウィルフレド・ゴメス、ヘクター・カマチョ、フェリックス・トリニダード、ミゲール・コット…時代を代表するスーパースターを輩出してきました。

それどころか、野球やバスケットボールなどメジャースポーツでもに多くの名選手を送り込んでいるのです。


そして、そして、藤波辰巳にタイトルを奪われたWWWFジュニアヘビー級王者カルロス・ホセ・エストラーダもプエルトリカンなのです!

四国の半分の土地からそんな怪物を量産されているのです!!!

IMG_3518

「小さな島国」という事実を知ると、プロボクサーの競技人口が181人というのは、大きな驚きではないかもしれません。

しかし、ストロー級はたったの3人、そのうち1人がPFPファイターのオスカー・コラーゾなのです!

プエルトリコ、恐るべし…今更過ぎますが。




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_3515

英国といえば先日、サブリエル・マティアスを番狂せに沈めたダルトン・スミスの10ストーン(140ポンド=ジュニアウエルター級)や、12ストーン(168ポンド=スーパーミドル級)など、キリの良いストーンクラスに人気が集まる傾向があります。

また、米国がこだわるウエルター級に大きな野望を抱いていることも、大英帝国の屈折した歴史を映し出しています。

そして、そんなこだわりや対抗心が増幅した形で、最も強烈な思いを募らせているのが、当然ながらヘビー級です。

人気階級から目を逸らす日本ですら、ヘビー級に特別な思いを寄せていることは、スーパーミドル級(6人)、ライトヘビー級(2人)、クルーザー級(0人)と重量級で〝生き絶えた〟格好の競技人口にもかかわらず、ヘビー級となると突然11人もエントリーしていることからもはっきりと読み取ることが出来ます。

歴史上、ウエルター級にたった1人のアルファベット王者すら送り出せない忸怩も、ヘビー級に日本人の王者が1人登場すれば全てがチャラになる、そんな感情まで湧いてきます。

ヘビー級は特別です。

英国にとっても、ヘビー級は最も特別なクラスであり、米国にボクシングの覇権が奪われた敗北感は、ヘビー級への支配度から思い知らされてきました。

そのヘビー級。ご存知の通り、現在の支配者は英国です。

ウクライナのオレクサンデル・ウシクに最強こそ譲っていますが、リング誌ランキング10傑にファビオ・ウォードリー、ダニエル・デュボア、モーゼス・イタウマの3人を送り込み、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーのForbesファイターに、ジョー・ジョイスらもトップ戦線をクルーズ、ヘビー級に豊穣な鉱脈を形成しています。

ーーーそして、英国はヘビー級に分厚い競技人口を抱えていると思いきや、意外なことに、なんと〝わずか〟55人。

米国の336人はもちろん、メキシコの164人も下回る数字ですが、まさに少数精鋭です。

ハットンやスミスのような頑強な白人や、ジョシュアやデュボアのような身体能力の高い黒人、さらに大巨人フューリー…そして長らくブリティッシュ・コネクションを築いているフェザー級の俊英たち。

総数では日本にも劣る英国ですが、ラインナップの充実度は遥かに上です。

nG0yWMBUUfrkKYCR


そして、今なお大英帝国時代の香りを漂わせるBBB of Cが管轄する英連邦まで見渡すと、やはりこの国こそがボクシングの起源です。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

BOXING SCENE から「The 10 biggest punchers in boxing today〜 現在、最もKO率が高いパンチャーは誰なのか?!」。

日本時間の明日未明、ニューヨーク、バークレイズセンターのリングに上がるサブリエル・マティアスは25戦23勝22KO2敗で96.56%で第3位。

KO率の計算式は、マティアスを例にすると「22KO÷23勝=96.56%」ではなく、「22KO÷25戦=88.0%」です。前者だと「KO勝利率」になってしまいます。

「KO勝利率」では、100戦全勝100KOのファイターでも、1勝1KO100敗のファイターでもKO率100%となり、非常にわかりにくくなってしまいます。

しかし、昨今はKO率=KO勝利率がトレンド。いつのまにかBoxRecでもKO勝利率の表記になっています。

さて、気を取り直してThe 10 biggest punchers in boxing today を10位からご紹介。




第10位はジョー・ジョイス。16勝15KO4敗、KO率93.75%。リオ五輪91kg超級の銀メダリストも、もう40歳。咲きそうで咲かなかったプロキャリアもここまでか?


第9位はエルネスト・メルカド。17戦全勝16KO、94.11%。Mercado’s power is wiry; one might even compare his ability to throw punches to that of Marco Antonio Barrera. He has a long way to go to match Barrera’s accomplishments, however.(パンチを繰り出す能力はマルコ・アントニオ・バレラにも例えられているが、そこに至る道のりはまだまだ遠い)。


ゲイリー・アントワン・ラッセルが第8位。19戦18勝17KO1敗の94.44%。数字は素晴らしいが、ここ2試合はKOから遠ざかっている。これが本当の姿か?


第7位は…矢吹正道!23戦19勝18KO4敗、94.73%。〝正確な〟KO率に換算すると82.6%とダダ落ちしますが、フルラウンド相手に襲いかかる矢吹、直近の試合も素晴らしかった。He is now starting to compete with Armenian Vic Darchinyan as the best flyweight puncher of the modern era. (21世紀フライ級のベストパンチャー、ビック・ダルチニアンとの比較が始まろうとしている)。


第6位はヘビー級のファビオ・ウォードリー。21戦20勝19KO1分で、95%。WBOベルトホルダーはいつ試されるか?


第5位は常連、アルツール・ベテルビエフ。22戦21勝20KO1敗。唯一の黒星とKOを逃した判定勝利は、いずれもドミトリー・ビボルに〝喫した〟もの。


日本の藤本京太郎を粉砕したダニエル・デュボアが第4位。25戦22勝(21KO)3敗、95.45%。3つの敗北も全てKO負け。


第3位はマティアス。


第2位は、破壊神 デオンティ・ワイルダー。44勝43KO4敗1分、97.72%。自分よりも遥かに重い相手でも一発で倒す、正真正銘のビッグパンチャーです。もう一花咲かすことができるのか?


さて、お待たせしました、第1位の発表です。10戦全勝10KO(もちろんKO率100%)、WBOアジア太平洋ジュニアフェザー級王者の村田昴です!




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_3503

まだ1日しか経っていないのに、世界のプロボクサー人口は2万8,274人から19人増えて2万8,293人に。

日本はさすがに変わらず。ちゃんと見てませんが、各階級の人数も同じはずです、たぶん。

米国の最大ボリュームは、やはりウエルター級。まだ、日本人がアルファベットの一つも拾えていない未踏の領域です。%最高はヘビー級で21.9%。

日本人ボクサーではジュニアライト級の156人が最多。続いてバンタム級の153人。%最高はストロー級の18.5%。続いてジュニアフライ級の18.5%。



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_3500

%は世界人口に対する割合です。

メキシコのバランスの良さ、健康的です。

しかし、日本は上に行くほど先細る…不健康です。

日本が人気階級で大きな旗を揚げることが出来ない理由が見えてきます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ