戦火の国のボクシング。

クリチコ兄弟、そしてオレクサンデル・ウシク。

21世紀のヘビー級は、ウクライナ人が支配してきました。

これぞヘビー級という巨人のクリチコ兄弟。そんな巨人を翻弄しているウシク。

実にユニークなヘビー級ファイターです。

そして、21世紀に入ってますますヘビー級に冷淡なPFPにもこの3人は名前を連ねています。

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井上尚弥の活躍でウシクが1位をクルーズしているのは日本のボクシングファンにもよく知られていますが、ウラジミールも2位まで進撃しました。

クロスゲームの多いウシクとは違い、エマヌエル・スチュワードの薫陶を受け、デトロイトスタイルを習得してからのウラジミールはどうしようもない強さを見せつけました。

それでも1位になれなかったのは、フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオという分厚い壁が2枚も立ち塞がっただけではなく、大きくて重い巨人がPFPの琴線に触れることがなかったからです。

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さて、実質12階級のウクライナ。

最も層が厚いのはミドル級。重たいクラスの充実ぶりはさすが。

バンタム級以下の5階級はいずれもゼロ。潔い重量級大国です。

ウクライナのボクシングファンは軽量級に大きな関心はないでしょう。

日本は重量級にも興味津々なのが悔しいですが…。

そういえば、ユーリ阿久井政悟に番狂せで敗れたアルテム・ダラキアンはどうしてるのでしょう?

あの初黒星から2年、まだ一度もリングに上がっていません。

こんなゼロレベルの層の薄さからダラキアンのような巧くて強い選手が生まれるとは…!

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そして、当たり前ですが、ウクライナでボクシングの興行はだったの一つも予定されていません。


「引退したら大好きな故郷オデーサで釣りでもしながら悠々自適に過ごすさ」。

そう語っていたのはワシル・ロマチェンコでした。



いつか、キーウでビッグイベントが開催され、ロマが静かな黒海に釣り糸を垂れる、そんな平和が訪れますように。