10月31日、テロ攻撃にさらされているサウジアラビアの首都リヤドで決行される見通しの「Mexico vs The World」。

この危険すぎるイベントに出場予定だったリンドルフォ・デルガドを棄権させたことについて、ロベルト・ガルシアがボクシング・シーンに語りました。

「代理人の弁護士には毎日のように脅迫の電話が届いている。テロの脅威は拭いきれていない。彼らの脅迫通りに月曜日(26日)もリヤド国際空港が攻撃を受けた。選手末を期限にサウジからの飛行機チケットなどの手配を待ったが、バーレーン経由の陸路で車に乗ってリヤドに向かえと言われた。正気なのか?6時間もテロの危険があるサウジを走るなんて、馬鹿げている」。

リヤドジーズンのテニスやプロレスなどのイベントが中止・延期されている中で、ボクシングだけが強行決行。

サウジアラビアがボクシングからのフェイドアウト、撤退を考えているのは明らかで、大判振る舞いのイベントは「Mexico vs The World」と、12月11日に英国開催の「タイソン・フューリーvsアンソニー・ジョシュア」で最後と言われています。

12月11日のイベントにしても出場を模索していたシャクール・スティーブンソンがあまりにも低いファイトマネーの提示に契約したばかりのズッファ・ボクシングから離脱しましたが、リヤド開催の「Mexico vs The World」には高額の報酬が約束された模様です。


High-stakes game of chicken

メインのカネロ・アルバレスvsクリスチャン・エムビリはもちろん、アンダーカードでも高額の報酬が用意されていることから、ボクシング・シーンは出場を決めた選手たちを「命がけのチキンレース」にエントリーした」と表現しています。

他の競技は中止してボクシングだけ決行という背景には、ボクシングが「選手を守る統括団体が存在しない完全な個人競技」であるため、出場は自己責任という事実があります。UFCやWWEは大切な商品でもある契約選手を危険に晒すのは止めるでしょう。

個人のジャーナリストが戦場に飛び込むのと理屈は同じですが、本来ならリングの外の危険にはさらされてはいけないボクサー。

無事に終わって欲しいです。