カテゴリ: 村田諒太

日本のボクシング史で最大級の興行といえば、帝拳ジムが手がけた東京ドームのマイク・タイソンの2試合(1988年:トニー・タッブス戦/1990年;バスター・ダグラス戦)です。
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あの2試合で世界的なプロモーターに仲間入りした本田明彦会長は「時代も違うが、タイソンの時より経費が掛かっている」と断言。

今回の興行が日本史上最高額になるかという問いには「間違いない」と即答しました。


「タイソンの東京ドーム」はバブル絶頂期だったとはいえ、40年以上前のイベントです。

貨幣価値などを補正しない金額比較に、意味はありません。

何よりも、当時のタイソンと、現在のゲンナディ・ゴロフキンでは日本での知名度に雲泥の差があります。

というよりも、現時点でもタイソンの知名度の方が圧倒的に上です。

あの当時、タイソンのメガファイト、日本開催が決まると、一般メディアも連日の大報道、テレビではトヨタ、サントリーなどのCMにタイソンが登場、狂想曲が打ち奏でられました。
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タイソンの日本初上陸、1988年のタッブス戦のお祭り騒ぎを振り返り、「12月29日」が日本史上最大の興行なのかどうかをよーく考えてみます。
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【国語辞典】1週間は、日曜日から土曜日までの七日間。例えば10月27日木曜日に「来週発表します」というと、11月1日月曜日から6日土曜日までに、なんらかの発表があるということ。

まだ、明日明後日、2日も残されてる。

大丈夫!

…。
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今週、正式発表なら、チケット発売は来週あたりでしょうか。

(1)いくらまでなら出せるか?
(2)歴史の証人で満足するか?


ボクシングファンが頭を悩ませるところです。

まず(1)いくらまでなら出せるか?…日本ボクシング史上、最もラグジュアリーなメガファイトです。

リングサイドB席でも、10万円とかぬるい金額じゃないでしょう。

やはり、ある程度は試合展開が分かる席から見たいとはいえ、いくらになることやら。

とはいえ、ここを見逃せば、次にこの次元の試合をいつ見れるのか?を考えると…悩ましい。

そして(2)歴史の証人で満足するか?…どうせリングサイド席が確保出来ないなら手頃な価格の席にして「歴史の証人」で妥協するか?…悩ましい。

いや、もう遠足前の子供の気分です。

団体行動大嫌いの引きこもりだったので、遠足とか楽しみじゃありませんでしたが〝遠足前の子供の気分〟が、この年になって分かりました!

ボクシングって素晴らしい!ゴロフキンって素晴らしい!

ゴロフキン来日。アマチュア時代にも来てますが、プロで大きく開花した選手ですから、今回は特別です。

プロ野球やJリーグでボブ・ホーナーやらジーコ如きが来日したときよりも、比べようもなく遥かにワクワクします。

たまアリで GGGの入場曲Seven Nation Armyが流れたら、鳥肌立つこと間違いありません。失禁するかもしれません。
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明日でしょうか?

明後日でしょうか?

明々後日でしょうか?

「村田諒太vsゲンナディ・ゴロフキン」の正式発表。

チケット売り出しは、いつになるのでしょうか? 

村田の試合を見るのはアッサン・エンダム初戦以来になりますが、今回はもうマストシーもマストシー、早くチケット確保したいです。 
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Ranking the best remaining fights in 2021 including Canelo-Plant, Teofimo-Kambosos and more

年末までの注目の試合ベスト10、カネロvsプラント、テオフィモvsカンボソス…。

その8位に挙げられたのが「ゲンナディ・ゴロフキンvs村田諒太」。
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築地にある日刊スポーツ本社でも全面記事が貼り出されていました。

No. 8: Gennadiy Golovkin vs. Ryota Murata - Dec. 29, DAZN 

▶︎ストーリーライン:GGGは40歳が近づき、その試合のペースは落ちている。2020年は一度しかリングに上がらず、しかもカミル・スレメタという水準の低い相手だった。

村田はミドル級のトップとは言いがたいものの、(五輪金メダリストという)看板も持ち、ミドル級のタイトルを持っている。

More than anything, that will give Golovkin the big-fight feel he's looking for.

さらに、最も重要なことは試合が行われる日本では大スター。(米国では対カネロでなければ満喫することができなかった)ゴロフキンが希求してきたビッグファイトの雰囲気を、日本では十分堪能することができるだろう。 

▶︎この戦いに賭けられるもの:GGGは、自分が今でもミドル級で絶対的な力を持つことを証明しなければならない。村田を問題としないパフォーマンスが必要になる。ファンは浮気者だ。ゴロフキンが重要なリングに上がるのは本当に久しぶり。タイトル統一、そして日本で行われるメガファイトの絢爛は、世界も注目するだろう。

2019年10月にセルゲイ・デレビャンチェンコに苦戦したバージョンではないGGGのパフォーマンスを披露することができたら、世界は宿敵カネロ・アルバレスとの3度目の対決を渇望するだろう。 



完全に「GGG目線」で語られていることは、少し残念。とは言え、そりゃそうです。それほどの選手です。そうでなきゃ、日本のリングに上がるというだけでこんな大騒ぎはしません。

世界的には「加齢と劣化の兆候が見られるゴロフキンが今、どこのレベルにあるのか?」 という健康診断のような試合です。

「カネロへの挑戦資格がまだあるのか? 」と言い換えても良いでしょう。

ただ、これは村田にも言えることです。GGGを衝撃的な形で埼玉に沈めたら、プライベートジェットに乗ってカネロがやって来るでしょう。

そうなると、もう日本史上では更新不可能のメガファイトになるかもしれません。

この試合が、カネロやアンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーのFofes Fighterを例外にすると、世界のボクシングシーンでトップクラスの商業的イベントになることも注目を集めています。

最大キャパ3万人という、たまアリではカネロやジョシュアのような巨大スタジアムでの壮観な雰囲気は難しいものの、ラスベガスやニューヨークの大会場がしょぼく見えるのは間違いありません。

さて、チケットはいつ売り出すのでしょうか?ある程度の席は、そこそこの値段になってしまうんでしょう…。
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ボクシングは歪なスポーツです。

スポーツはコネや人気は関係なく、公平な勝負だから多くの人の感動を呼ぶのです。

しかし、ボクシングにはAサイドとBサイドがあります。
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木村翔のゾウ・シミン戦など例外はあるのの、井上尚弥や井岡一翔、軽量級の日本人選手はAサイドです。

軽量級は欧米で関心が低く、日本でタイトルマッチを行うことが容易であるからです。

一方、欧米の人気階級、ウェルター級やミドル級では日本人はほぼ100%、Bサイドでリングに上がらなければなりません。

どんな事象にも例外はあります。

竹原 慎二はホルヘ・カストロを日本に呼ぶことに成功しましたが、カストロは人気、評価ともに低いアルゼンチン人でした。

そして、もう一つの例外は村田諒太です。

ロンドン五輪金メダリストの村田は、竹原が「東洋王者になっても世界が見えない」と嘆いたミドル級で、デビューから世界王者をターゲットにした線路が敷設されます。

2013年のプロデビューから世界戦が模索され、2017年にWBAのセカンド王座を獲得します。この5年間は、ゲンナディ・ゴロフキンが世界ミドル級に絶対王政を築いていた時期と一致します。

村田は、日本が初めて手に入れた世界の人気階級で爪痕を残す可能性がある至宝です。GGGの牙城にいきなり挑戦することは、最初から考えられていません。

人気階級で普通の日本人選手のチャンスは極めて限定的です。もし、世界戦のオファーがあれば相手が誰であれ、どこの国であれ、二つ返事で快諾するしかありません。

何度も何度もチャンスが与えられることも珍しくない、軽量級とはわけが違うのです。

しかし、村田は別格です。

公開されたプロテストでは会場からため息が漏れました。「モノが違う」。それはデビュー戦でも証明されました。「とにかくモノが違う」。

電通とフジテレビ、帝拳の描いたグランドデザインは「まず世界タイトルのピースを拾い上げる」こと。そして「世界的なビッグネームとのメガファイトを実現する」こと。

GGGとカネロ・アルバレス、そしてダニエル・ジェイコブスが3強を形成する中で、最初に標的にしたのは、非力なWBO王者ビリー・ジョー・サンダースでした。

しかし、サンダースは英国の人気者、簡単に日本に引っ張り込むことはできません。

結局落ち着いたのは、WBA王者ハッサン・ヌダン・エンダム。ピーター・クイリンとデビッド・レミューに完敗しているものの、無類のタフネスを見せつけ、カネロ(vsアミール・カーン)とデオンティ・ワイルダー(vsアルツール・スピリカ)に後塵を浴びせて直近のESPN年間最高KO賞(に輝いている曲者でした。

村田と戦うことが決まると「弱い相手に決まってる」と自虐的になるファンもいますが、エンダムはけして弱い相手ではありませんでした。

★Knockouts of the Year★

2016-Hassan N'Dam KO1 Alfonso Blanco◀︎◀︎◀︎
2015-Canelo Alvarez KO3 James Kirkland
2014-Wladimir Klitschko KO5 Kubrat Pulev
2013-Adonis Stevenson TKO1 Chad Dawson
2012-Juan Manuel Marquez KO6 Manny Pacquiao IV
2011-Nonito Donaire TKO2 Fernando Montiel
2010-Sergio Martinez KO2 Paul Williams II
2009-Manny Pacquiao KO2 Ricky Hatton
2008-Edison Miranda KO3 David Banks
2007-Darnell Wilson KO11 Emmanuel Nwodo
2006-Calvin Brock KO6 Zuri Lawrence
2005-Allan Green KO1 Jaidon Codrington
2004-Antonio Tarver KO2 Roy Jones Jr. II
2003-Rocky Juarez KO10 Antonio "Chelo" Diaz
2002-Roy Jones KO7 Glen Kelly
2001-Lennox Lewis KO4 Hasim Rahman II
2000-Lennox Lewis TKO2 Francois Botha


「まず世界タイトルのピースを拾い上げる」。その段階で、2度足踏みした村田でしたが、その2度とも明白な形でリベンジ。

そして、ついに辿り着いたゲンナディ・ゴロフキン。

これほど商業的価値の高い大物が来日するのは、史上初めてです。村田でなければ、渕上や石田のようにGGGのリングに上がるしかありませんでした。

ゴロフキンを、ついに釣り上げました。

これまで、ロブ・ブラントとの再戦以外は、圧倒的有利のオッズが立てられた村田。そのブラント戦も初戦の結果を反映したもので、鮮やかな雪辱の結果を見るまでもなく、両者のボクサーとしての力量差は明らかでした。ブラントは難しい相手ではないのに、初戦は難しく戦ってしまっただけでした。

今回は違います。

ゴロフキンはどう戦っても、非常に難しい相手です。

厳しいオッズと予想が叩かれるでしょう。

Aサイドがアンダードッグ。

本来はAサイドは安全地帯でのうのうと踏ん反り返っているものですが、非常にレアなケースです。 

GGGにとっても村田は、スティーブ・ロールスやカミル・シュレメタのような簡単な相手ではありません。経験豊富なカザフの英雄のキャリアで、右の強打は最強でしょう。

二人とも階級トップを競うフィジカルの持ち主です。 

12月28日、カレンダーイヤーが閉められる寸前に、年間最高KO賞、年間最高試合賞、そして年間最大番狂わせ賞の3つをかっさらう名勝負が滑り込むかもしれません。

日本のボクシングファンとして、これ以上のマストシーな試合は、歴史上おそらくありませんでした。

村田諒太とゲンナディ・ゴロフキンがキャリア最高のコンディションでリングに上がってくれることを、信じて願っています。 
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まず、日本ボクシング史上最大の戦いに挑む村田諒太の勝利を祈願して。

そして、偉大な実績と評価を集めてきたグレートにもかかわらず、アウェーの日本で戦うことを選んでくれたトリプルGに最大の感謝と最大の敬意を捧げます。
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米国にファンベースを持たない流浪のファイターでありながら、力づくでスターダムにのし上がる…。

人気がない軽量級からキャリアをスタートさせたハンデを乗り越えてマニー・パッキャオがやってのけたことを、ミドル級のゴロフキンならもっと簡単にやってのける…。そんな期待もありましたが…。

パッキャオはメキシコの強豪を戦慄的なやり方でなぎ倒しましたが、ゴロフキンとカネロの2試合はカザフスタン人に対する失望に満ちたものになってしまいました。


村田諒太のロンドン2012から、もう9年が過ぎ去りました。

その前の年のアゼルバイジャン、バクーの世界選手権で銀メダルを獲得していた村田は、ロンドンのメダル候補でした。

ボクシングファンで、村田の実力がその域にあることをよく知っていたにもかかわらず、夢のような話でした。

日本人がミドル級で五輪でメダルを獲る?そんなの無理に決まってる。

ミドル級です。世界的な激戦区です。それにつけても、ミドル級です。

ミドル級。なんて甘美な響きでしょうか。

私にとって馴染みがあるミドル級はアマチュアの75㎏級ではなく、プロの160パウンドのことでした。

世界ミドル級。それは、The Undisputed Middle weight Champion of the World マービン・ハグラーがロベルト・デュランやトーマス・ハーンズ、ジョン・ムガビらの挑戦を破壊的に返り討ちにし続けていたメガファイトの舞台でした。

ミドル級は日本に存在する最重量階級です。

強い日本チャンピオン、東洋チャンピオンを何人も輩出してきました。

工藤正志もそんな強い日本ミドル級チャンピオンで、実際に世界チャンピオンにもなりました。

しかし…。

工藤が掴み取った世界タイトルはミドル級ではなく、ジュニアミドル級でした。

ボクシングに興味を持って間もない小学生の私でも、その差わずか6ポンドの隣接階級にもかかわらず、ミドル級とジュニアミドル級の間に何があるのかを直感的に理解していました。

工藤は、世界選手権で金メダルに輝いたアユブ・カルレに何も出来ずに完敗しました。

私たちが驚嘆したウガンダ人の上質なベルベットのように滑らかな技術が、一階級下のウェルター級のボクサーに簡単に引き裂かれてしまった惨劇に、私たちは日本のミドル級の立ち位置を見失ってしまいます。

しかも、そのウェルター級王者にとってカルレは、統一戦を前にした調整試合だというのです。

ジュニアミドル級はウェルターとミドルに挟まれた、レベルの低い階級。人気階級に挟まれた、欧米で関心の低いマイナー階級。

当時のジュニアミドル級でも、世界王者を日本に呼ぶには軽量級ほど簡単ではありませんでした。

しかし。

カルレは日本に来るけど、シュガー・レイ・レナードは絶対に来ない。

オスカー・アルバラードは日本に来るけど、ハグラーは絶対に来ない。

80年代のレナードやハグラーは日本の専門誌はもちろん、ナンバー誌の表紙を飾るような〝有名人〟でした。

昨日までは、ゴロフキンがナンバーの表紙をカバーすると、何かの間違いだと思ってしまうでしょう。

しかし、思いっきり表紙に起用して構いません。特集して良いでしょう。

多くの人に知ってもらいましょう。

村田諒太が挑戦する、39歳のトリプルGがどれほど魅惑的なファイターであるかを。

人気階級にもかかわらず、カザフスタン人であるがゆえにビッグネームから対戦を回避され、ニューヨークでもラスベガスでも人気者になれなかった不遇。

もし、GGGがメキシカンなら、淵上誠や石田順裕が挑戦できる僥倖にありつけることはありませんでした。米国に大きな需要がないから、ウクライナやモナコで日本人とダンスを踊ったのです。

それなのに、渕上や石田に「遠くまで来て私と戦ってくれてありがとう」と感謝する人間です。

とはいえ、ナンバーはヘタレなのでやらないでしょう。

なので、この場末のブログで Геннадий Геннадьевич Головкинをあらためてご紹介。


長いブランク明けの、ゲンナディ話の再会です。

ゲンナディ・ゲンナディビッチ・ゴロフキンが、この日本にやって来るのです!
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日本ボクシング史上最大の戦いは、その価値と勝利を収めたという二点で、1団体10階級時代の議論する余地の無い世界バンタム級王者エデル・ジョフレと、ファイティング原田の初戦で、誰も異論はないでしょう。
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ジョフレとの二戦は貨幣価値を勘案すると、興行規模でもトップクラスかもしれません。

しかし、村田諒太vsゲンナディ・ゴロフキンが決定した今日という喜ばしい日。

興行規模での日本史上最大の戦いを振り返り、村田vsGGGがトップになるのかどうか勝手に考えてゆきます。

今回の会場がさいたまスーパーアリーナとなったことで、ここで大興行を打った井上尚弥と亀田興毅の軽量級のスターとの比較です。

さらに遡ると、キャパはたまアリに劣っても、ゲート収入やスポンサー収入が破格だったと思われる長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエルの日本武道館。
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20世紀まで遡ると、浪速のジョー辰吉丈一郎、とんでもない視聴率を安定して稼いでいた具志堅用高も大きな興行の主役を務めてきました。

貨幣価値換算をせずに選手報酬のみ、というなら辰吉丈一郎vs薬師寺保栄のWBC世界バンタム級タイトルマッチですが、大阪vs名古屋が火花を散らした競争入札という特殊案件でした。

もちろん、村田vs GGGも特殊案件ですが「村田は日本で最も稼いだボクサー」(本田明彦)、「年収は500万ドル超」(リング誌)ということや、通常のタイトルマッチでも事前に対戦相手を日本に呼んで記者会見を行うなど、従来の日本人世界王者とは別格。

村田はこれまでの試合で、すでに辰吉vや薬師寺を上回る報酬を得ていた可能性大です。

とりあえずは、たまアリでメガファイトを繰り広げた亀田興毅vs内藤大助と、井上尚弥vsノニト・ドネアとの比較です。
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村田諒太とゲンナディ・ゴロフキンとの世界ミドル級団体統一戦が決定しました、

日本史上最大の大勝負、です。

12月29日にさいたまスーパーアリーナ。

来週、正式発表が行われます。

両陣営は数ヶ月前から基本合意に達していましたが、ゴロフキンと2019年から6試合1億ドル(カネロ同様〝下方修正〟の見直しがあったと思われます)で契約していたDAZNが、村田戦を受け入れるかどうかが焦点でした。

ゴロフキンを倒せば、もっとデカい魚を釣り上げる可能性があります。


まずは、ついに大勝負の舞台に辿り着きました。

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井上尚弥が12月に防衛戦を行うと、大橋秀行会長が語りました。

来年4月には、バンタム級の残り2つのストラップを持つ対立王者との団体統一戦も予定しているそうです。

いずれも国内。米国開催では放映権料も含めて持ち出しが大き過ぎるので、賢明な決断です。
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12月の相手は誰になるのか?

来年4月までジョンリール・カシメロとノニト・ドネアはベルトをキープ出来ているのか、それとも新王者との対決になるのか?

対戦相手が誰になるのか、まだ見えてきませんが、いずれにしても現在のバンタム級シーンで目ぼしい名前は見当たりません。

4団体完全統一、全てのベルトをコレクションし、Undisputed Championになることは王者乱立の現代に生きるボクサーにとって大きな存在証明、目標の一つです。

もう一つの大きな存在証明、目標はタイトルにこだわらないビッグマッチ路線、いわゆる〝パッキャオの流儀〟です。

欧米の軽量級には本物のビッグネームは存在しない、ゆえに彼の地では軽量級のメガファイトもありえない、という悲しい現実の前にした井上にパッキャオ路線は考えられません。

パッキャオ路線とは、ビッグネームを求めて人気階級へと突撃、駆け上がる道ですから、井上の指向とは全く正反対になります。

日本でバンタム級を完全統一したあと、ジュニアフェザー級は上げるなら、米国目線のビッグファイトは望むべくも無いものの、バンタム級よりも遥かに興味深いタレントが揃っています。

商業的に考えると、WBA/IBF王者ムロジョン・アフマダリエフへの挑戦なら日本、WBOのスティーブ・フルトンでも日本でしょう。

WBCのブランドン・フィゲロアだと米国もありですが、「ルイス・ネリを沈めた男」との対決は日本でこそ物語性が高まり、興行的にも日本開催の方が大きくなります。とはいえ、フィゲロア陣営は報酬をフッかけてくるでしょう。

いずれにしても、トップランクとは次の更新で手を切るべきです。更新時期でなくても、違約金の金額によっては手を切るべきです。

米国で需要の無いバンタム級で「防衛を重ねていけば天文学的数字になる」と欺瞞の背伸びさせても、いつかバレるだけです。

もう、ほとんどバレてますが。

バンタム級の延長上にウェルター級やヘビー級のようなメガファイトは存在しません。
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そして、村田諒太。

村田は正真正銘の人気階級、ミドル級が戦場ですが、それゆえに大物とのマッチメイクが思うように進みません。

12月神戸でゲンナディ・ゴロフキンとの団体統一戦、と複数の海外メディアが報じたものの、10月下旬になっても続報はなし。

最後にリングに登場したのは2019年12月のスティーブン・バトラー戦。もう丸2年が経とうとしています。

世界的なビッグネームが存在しない井上に対して、村田の標的ははっきりしています。

ゴロフキンとカネロ・アルバレス 。

2人と契約するDAZNが、収益の見込めない村田戦に何色を示していると言われています。

DAZNが独占生中継したとして、日本での新規加入者に大きな期待は出来ません。


井上尚弥と村田諒太。日本を代表する2人のキャリアは大切な時期に差し掛かっています。

にもかかわらず、日本のスポーツファンの注目度、熱気は冷めてきていると感じるのは気のせいでしょうか。

バンタム級は米国で関心が低い不人気階級だと多くの人が気づいてしまい、人気のミドル級で本物のビッグネームを日本に引っ張り込むことが至難の業であることも思い知らされました。

ラスベガスでバンタム級のメガファイトなど、過去にも現在も、そしておそらく未来でも起こりえません。

さまざまな利権が絡むミドル級のスーパースターを日本のリングに引きずりあげるのも、ミッション・インポッシブルです。

村田はもちろん、井上もここまで試合のベースが落ちるとノンタイトルの調整試合を挟んでも良いと思うのですが、調整やモチベーションなどあらゆる意味で、現代では難しいのかもしれません。

年末の神戸で、村田と井上の試合が見れたら最高なのですが…。
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