カテゴリ: News Flash 出来立てホヤホヤ

★WBOフェザー級12回戦

©︎ラファエル・エスピノサvs ロベイシ・ラミレス

オッズは〝遅延〟が目につく電車が5/6(1.83倍)、El Divino〝聖なる〟叩き上げが1/1(2倍)。

井上尚弥が126ポンドに上げるのは再来年とみられ、この試合の勝者がそのときまでタイトルを守っているのか、勝ち続けていてもフェザー級にとどまっているのかは極めて不透明です。

それでもあえて、エスピノサかラミレスかと勝手に考えると、やはりラミレスにきっちり勝ってもらってフェザー級最強への道を突き進んで欲しい。

エスピノサは「無敗」という看板はあるものの、それだけ。もちろん、この再戦でラミレスに圧勝するようなら、面白いかもしれません。

ーーーそれにしても、フリオ・セサール・チャベス、マルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケスと、ナバレッテとバルデスの座談会?面白すぎます。

しかし、バレラは太ったなあ。チャベスが一番小さい?

イスラエル・バスケスに捧げる10点鐘。こういうのを見ると、実感がわいてきてしまいます。


それにしても、長い待ち時間…朝倉出場のUFCとの兼ね合いか?数年前までは「ラスベガス(MGMグループ)はボクシングを贔屓している」(ダナ・ホワイト)と言われていましたが、イベントがバッティングするとボクシングが追放される羽目になりました。

いくらなんでもこの間延びは、説明して欲しいですね。



やっと両者入場。

サウスポーのラミレスが左回りで距離を取り、ボディーショットで牽制。相手が遠くに感じているのは、身長・リーチで大きく上回るエスピノサの方か。

キューバ人がペースを握るかと思いましたが、エスピノサも盛り返して迎えた6ラウンド、右ストレートを受けたラミレスが試合放棄。

「眼窩底を痛めた(骨折)か」(亀海喜寛)。

あまりにも拍子抜けする幕切れ。

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「何度も反則打(エルボー)を受けた。主審にアピールしたが、受け入れられなかった。試合を止めるしかなかった」(ラミレス)。

うーん。エルボーは初戦でわかっていたはず。それに、最後の一打は綺麗なパンチでした。それを受けて試合放棄というのも、弁解できません。








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ストロー級の無敗同士の団体統一戦は、予想通りの一方的な内容になりました。

WBO王者オスカー・コラーゾは早々にWBA王者ノックアウト・CPフレッシュマートを支配、第6ラウンドに最初のダウンを奪います。

続く第7ラウンド、サウスポーのプエルトリコ人は右のボディショットから左アッパーでタイ人をフィニッシュ。

無敗レコードを11戦全勝8KOに伸ばした27歳のコラーゾは「次も統一戦を希望する。プエルトリコ史上初の4団体統一王者になる」と宣言。

10年間も王者に君臨、16連続防衛中だった34歳のノックアウトは、キャリア初黒星。戦績は25勝9KO1敗となりました。

欧米での関心が低いが故にスター選手が生まれにくい軽量級ですが、メキシカンとプエルトリカンで優れたパフォーマンスを見せる王者は人気階級には及ばないものの一定の人気を博します。

ここ10年ではレオ・サンタクルス、現在ならバム・ロドリゲスがその代表格ですが、日本人が絡むことはできませんでした。

この〝世にも珍しい〟軽量級のスターにコラーゾが仲間入りしつつあります。

倒さねばなりません。

「軽量級のビッグファイトは日本」と相場が決まっていましたが、リディアシーズンに斬り込んだコラーゾとの激突はサウジアラビアの異様な静けさ、よく言えば完全ニュートラルな空気の中で行うことになるかもしれません。




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Saturday 9, November 2024
  
Wells Fargo Center, Philadelphia, Pennsylvania, USA
commission:Pennsylvania Athletic Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
media:DAZN

Lineal/リング誌/WBCジュニアバンタム級12回戦





115ポンドに戻ってきたバムの初防衛戦。

まだ24歳だったんですね、バム。

35歳のゲバラ、キャリア4敗の内訳はIBFジュニアフライ級©︎ジョンリール・カシメロ(12ラウンドSD)、木村悠(12ラウンドSD=WBCジュニアフライ級王座陥落)、WBCジュニアフライ級©︎寺地拳四朗(12ラウンドMD)、カルロス・クアドラス(WBCジュニアバンタム級暫定王者決定戦=12ラウンドSD)と、スコア上はいずれも惜敗。

まだストップされた経験はありませんが、攻撃力・防御ともに世界基準から離れた、バムとはリーグの違うファイターです。

バムが「ゲバラは強敵。ナメてかかることはない」と繰り返し、メディアやファンからcherry pick(雑魚狩り)と冷ややかに見られているように、ナメてかかって当然の相手。圧倒的な勝ち方が求められています。

WHのオッズは1/16(1.06倍)と8/1(9倍)ですが、bet365などは1/33(1.03倍)と14/1(15倍)。完全にミスマッチ扱いの数字です。






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Saturday 12, October 2024
  
Aichi Sky Expo, Tokoname, Aichi, Japan
commission:Japan Boxing Commission
promoter:Koki Kameda (Kameda Promotions)

IBFジュニアフライ級12回戦





前日計量は両者ともに200グラムアンダーの107¼ポンド(約48.7kg)でクリア。

今朝のスポーツニュースは「大谷翔平とダルビッシュ有の激突」で持ちきりですが、NHK総合では那須川天心のタイトル挑戦だけを伝えていました。

「天心>>>アルファベット団体のタイトル」という不等式は、もはや世間の常識なようです。

関東では矢吹の「や」も聞くことができませんが、東海地方ではそれなりに盛り上がっているのでしょうか。

それにしても、ボクシングの試合がネット配信に〝追いやられて〟から、煽り方がますます幼稚になってしまっているのが気がかりです。

今年のEvent Of The Year は井上尚弥の東京ドームで決まりですが、あれも酷かった。「8年出禁のネリ来襲」って…。

矢吹の「今夜は焼肉」なんてのもどうでもいいです。



それでも、ノンティンガは楽しみです。



しかし、、、始まりましたが、3150 LUSHBOMU …軽い、軽い、軽い、軽い、軽すぎる。

覆面専門家の予想とか要りません。

薬師寺保栄、竹原慎二、畑山隆則、内藤大助のオンラインでの展開予想も仕事のオンライン会議でもあり得ないような稚拙さです。

亀田興毅を中心としたトークも全く要りません。

プロボクシングのステイタス暴落で、何かを仕掛けなきゃいけないのはわかりますが、著名人を招待するのはもちろんOK、フードコーナーを充実させるのもOK、でも試合には真摯に向き合ってコントラストを出さないと…。

もちろん、現在、最高潮に向かって盛り上がっているMLBや、NFLのスーパーボウルなどと一緒にしてはいけません。身の丈にあった規模で正面から取り組めば良いのです。

とはいえ、ボクシングは右も左もこの調子です。

HBOやSHOWTIMEの演出を見て〝育った〟ボクシングファンである私の考え方、見方が、今の時代の日本のボクシングについていけていないということでしょう。

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30歳から88歳までの人生を奪われて、良かった、なんてわけはありませんが。

潔白を証明した袴田さんとお姉さん、支援者の正義の心に感動です。

また、リングに戻って来て下さい。
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Saturday 21, September 2024
  
Wembley Stadium, Wembley, London, United Kingdom
commission:British Boxing Board of Control

promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing),
Frank Warren (Queensberry Promotions)
matchmaker:Steve Furness

inspector:Neil Scott
media:DAZN

IBFヘビー級12回戦




ハコはウェンブリースタジアム、チケットはソールドアウト!興行規模という点では紛うことなきメガファイトですが、その内容はオレクサンデル・ウシクに喰われた者同志のLeftovers(残飯)対決。

商品価値でカネロを凌ぐジョシュアのタイトル奪還マッチです。


昨日行われた前日計量では挑戦者ジョシュアが252.3ポンド、王者デュボアが248.4ポンド。

「より弱い相手を求めて自分も弱体化する、その最高のバランスを追求する」階級での体重コントロールは一部の変態を例外にして、過酷な減量です。

一方で、無差別級は「相手のスタイルに合わせて最強の自分を作る」のが体重コントロール。

ジョシュアはいつも通りの250ポンド前後にシェイプアップ。しかし、デュボアはキャリア最重量まで体重計のメモリを振りました。

デュボアは昨年8月26日にオレクサンデル・ウシクのが持つUndisputed titleに挑戦、第5ラウンドに強烈なボディでダウンを奪う大健闘も、ルイス・パボン主審はローブローと判定。これが唯一の見せ場で、結果は9ラウンドKO負け。

明日のジョシュア戦は、それから13ヶ月足らずで4試合目。現代のヘビー級トップ選手としては非常に精力的にリングに上がり続けています。

対するジョシュアも同じスパンで4試合目。直近では今年3月にフランシス・ガヌーの夢を木っ端微塵に打ち砕いています。

この二人、高い身体能力を全面に出すスタイルもよく似ています。

5年前の2019年12月、デュボアに藤本京太郎が5分10秒で処刑されたのは「いつか日本人もヘビー級の世界王者へ」という夢まで抹殺された瞬間でした。

リング誌の予想は19勝1敗でジョシュアが圧倒的有利ですが、予想を上回る脆さを見せることもあるジョシュアだけに何が起きるかわかりません。



…なんて書いていたのですが、まあジョシュアの圧勝と思っていました…。
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◾️比嘉大吾。引退しちゃうのかな。

「比嘉大吾は愛されキャラ」(野木丈司)。そうですね、試合後のインタビューを聞いてて、改めてわかりました。

予想外の苦戦を強いられた武居由樹も「楽しかった」。両者とも楽しんだ試合、ファンも楽しめました。ベタな表現ですが、ファンも勝者。比嘉はまさしくグッドルーザー。


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◾️このビジネスモデルがいつまで続くのか?

ボクシングの世界戦がテレビからネットストリームに移行して数年経ちますが、これは米国や英国のPPVとは全く違うスタイルです。「ビジネス」とは到底言えない、全く持続不可能な無料配信がいつまでも続くわけがありません。




◾️記者質問で「第2、3ラウンドがジャッジが割れた」。えーー?




◾️ドヘニーをプロモートするマイク・アルタムラ「こんな試合後会見が用意されていることに驚いている。腰の神経を痛めたのは第6ラウンド。



◾️ドヘニーのトレーナー、ヘクター・バミューデス「第7ラウンドで痛めたのではなく、その前の6ラウンドで神経を痛めていた」。



◾️井上尚弥は「これからというときに」「(あのまま続行していたら倒せたか?と聞かれて)たらればになる」と残念なドヘニーの棄権で終わった試合を振り返りましたが、井上の責任ではありません。ドヘニーを選んだという責任はあるかもしれませんが。



◾️大橋秀行「10キロも増やしたら(ボクシングは出来ない)、そこに腰を痛めた原因もあるんじゃないか」。



◾️オフィシャルは59−55*2/58-56。
割れたのは3ラウンドと4ラウンドでしたが、ロバート・ホイルの58−56はどうか?まあ、許容範囲か。

個人的には第1ラウンドを10−9にする神経が信じられません。

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◾️面白い試合もあったけど、有明アリーナは僻地で駅も遠い。なかなか行く気になれません。と言いつつコンサートは行ってしまうのだが…。





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OPBF/WBOアジア・パシフィック ウエルター級王者・佐々木尽がカミル・バラを迎えての〝腕試し〟。

23歳の佐々木が全く無名のバラを第7ラウンド52秒でストップ。

35歳のオーストラリア人も根性を見せましたが、ストップはやむなし。

佐々木、いい出来でした。「ミスター、ボブ・アラム。アイ ウォント トゥ タイトルマッチ」。世界ランキングだけなら、いつでも世界戦ができるポジションにいますが、4団体全てでウエルター級5位以内というランキングが佐々木の実力だと思っている人は誰一人いないでしょう。

それでも、気持ちのいい23歳です。「待ってろ!世界!!!」。

連れってってくれ、世界!




WBAジュニアウエルター級挑戦者決定戦、平岡アンディvsイスマエル・バロッソ。

両者とも慎重な立ち上がり。予想通りの、パンチャー同士の対決。

第4ラウンドからバロッソが攻撃を強めますが、アンディは慌てず対応。どちらも主導権を取り切るまではいっていないが、やりにくそうなのは41歳のベネズエラ人。

マタドールと闘牛の戦いになってきました。

第6ラウンド、アンディの右フックがヒットしてバロッソがダウン。ダメージはないものの、攻め急ぐバロッソはボクシングの形が崩れてしまっている。

バロッソは手詰まり。

第8ラウンド、バロッソの左でアンディの右頬をカット。目の下なので出血は気にならない位置ですが。

こうなりますわな。9ラウンドストップ。




WBOバンタム級タイトルマッチ。王者・武居由樹が初防衛戦に迎えるのは、元WBCフライ級王者・比嘉大吾。

強打者同士の緊張感あふれる立ち上がり。

ボクシングの巧さは武居、比嘉の荒々しい突進がそれを崩せるか?

武居の左右アッパーと、比嘉の左右のバーズソー。

第4ラウンド、比嘉が右フックから猛攻、王者をロープに詰める。挑戦者、健闘。ただ、プレッシャーをかけているのは武居。

インタバル、武居の目の前で八重樫トレーナーが「動いてアッパー」を実演して指導。相手コーナーから丸見え、面白いシーンです。

武居のアッパーはキーパンチというだけでなく、撒き餌にもなりそう。

第6ラウンド、比嘉が右目下をカット。

第8ラウンド前のインタバルでは、比嘉が「ポイント負けてる?」と聞いて、野木トレーナーは「負けてない」と即答。これ、比嘉は「負けてる」と感じたかもしれません。

第8ラウンド、比嘉が攻撃を強めます。

比嘉、大健闘です!

第9ラウンド、比嘉の攻勢が目立つ。この試合、初めて明白に取りました。

いい試合です。

第10ラウンド、左目上をカットした武居の動きが落ちる。当たり前ですが、比嘉大吾、ハングリーです。

チャンピオンシップラウンド。オフィシャルがどうスコアしているか、わかりませんが勝負です。武居がスリップ気味のダウン!

ラスト180秒!ダウンはあったものの、判定は全くわかりません。

武居のアッパーからの連打で、比嘉が完全にグロッキーに。武居の10−8に限りなく近いラウンド。第11ラウンドのダウンで武居のハートに火がついた形になりました。

and…still!

いい世界戦でした。それを演出したのは比嘉でした。武居はもっともっと強くならなければなりません。

「大吾さん、野木さん」と呼ぶ相手との対決、難しかったかもしれません。ちゃんと「天心くん、頑張ってください」とエールを送るのは、さすが足立区から来た武居由樹でした。

114−113*2/115−112。

日本のボクシングは敗者が速やかにリングを去ってしまいますが、海外のように敗者の言葉もリング上で聞きたいです。これは残酷なことかもしれませんが、やはりそれがプロスポーツだと思います。




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Saturday 10, August 2024
  
Tingley Coliseum, Albuquerque, New Mexico, USA
commission:New Mexico Athletic Commission
promoter:Bob Arum
matchmaker:Brad Goodman

media:USA ESPN, USA ESPN+

IBF Feather (supervisor: Levi Martinez)




挑戦者アンジェロ・レオの地元ニューメキシコ州アルバカーキ(プロボクサーの名産地です)で行われたIBFフェザー級12回戦。


大番狂せ、起きました!

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「ロペスの防御には複数の欠陥がある」と、自信を見せていたアンジェロ・レオの言葉を信じる人はいませんでした。

クリス・アルジェリが評価していた左フックがBAN!!!と決まって痛烈に倒された王者は、そのままカウントアウト。




初回のヒット数で13−10と互角以上に渡り合ったレオは、第2ラウンド以降も手数で圧倒、主導権を渡しません。

右目尻を切り裂かれながらも、勝利への手応えを掴んだアンダードッグは懸命に戦い続けます。

第9ラウンド、レオの右目上からついに血を噴き出しましたが、流れは渡さず。

ロペスは打たれ疲れだけでなく、スタミナも赤信号、規律のあるキャンプを過ごしていなかったのでしょう。

そして迎えたフィナーレ。

地元の好青年が屈強なメキシカンに屠られる、そんな残虐なシーンを覚悟していたファンにとって、歓喜の瞬間が訪れます。

圧倒的不利と見られていたファイターが懸命に戦い抜き、最後はビッグショットを放って王者を沈める。

レオにとってキャリア最高、それも飛び抜けて最高の勝利です。

そして、アルバカーキのボクシングファンも、久しぶりの美酒を浴びているでしょう。彼らもまたビッグ・ウィナーです。

ウィリアム・ヒルも、リング誌も、英国ボクシングニューズ誌も、もちろん私も揃いも揃ってフシ穴でした。

「ベナドがナメまくっててもレオには勝てる」。そう予想していました。

謝らなければなりません。

アンジェロ・レオ様、申し訳ございませんでした。感動しました。Upset Of The Yearだけでなく、KO Of The Yearでも最有力候補です。



ボクシングはこれがあるから、面白い。

とはいえ、井上尚弥の対戦相手として面白い存在になりつつあったベナドが惨敗。予想通りの圧勝で「井上!早くフェザーに上がって来い!」と叫んで欲しかったのですが。

う〜ん、ちょっと複雑です。






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ダイハツ・アリーナ。いい会場です。

さあ、メインイベント。

IBFストロー級王者・重岡銀次朗と、挑戦者ペドロ・タドュランのサウスポー対決。

髪もガウンもグローブもトランクスもシューズも、全部「銀」で揃えた銀仁朗。

初回はストロー級らしいアクションに富んだ3分間。タドュランが取っていてもおかしくない内容ですが、10−10。

第2ラウンド。タドュランの左で銀仁朗の腰が落ちる。明白にタドュラン、9−10。

第3ラウンド。銀次朗は相手の左が見えていない。鼻血が噴き出す。9−10。さあ、Bプランを披露できるか?

第4ラウンド。銀次朗の左フックでタドュランの動きが一瞬止まるが、流れは変えられない。銀次朗の右目はシャッターを下ろした状態に。9−10。

第5ラウンド。銀次朗、苦しい。9−10。

第6ラウンド。銀次朗は上も下も効かされた。防戦一方のシーンも。9−10。

第7ラウンドも流れを変えることはできず。9−10。もう倒さなければ勝てません。

第8ラウンド。もう銀次朗には何も残されていない。9−10。

第9ラウンド。ロープに詰まったところで主審が試合を止めました。




まさか、ここで。ここで負けたか。しかも惨敗。

今年のアップセット・オブ・ザ・イヤーの有力候補です。

亀田大毅は「もっと早く止めるべき」と主審に注文をつけましたが、主審はAサイドの王者を止められません。

遅くとも第8ラウンド開始前のインタバルで、セコンドが試合を止めるべきでした。第7ラウンドでコーナーに戻った銀次朗に何も残っていないことはわかっていたはずです。

最後までダウンを拒否し続けた銀次朗は、自力で立っていることもできず、担架に乗せられて退場。心配です。

これが、ボクシング。といえば、それまでなんですが。


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