ダイハツ・アリーナ。いい会場です。

さあ、メインイベント。

IBFストロー級王者・重岡銀次朗と、挑戦者ペドロ・タドュランのサウスポー対決。

髪もガウンもグローブもトランクスもシューズも、全部「銀」で揃えた銀仁朗。

初回はストロー級らしいアクションに富んだ3分間。タドュランが取っていてもおかしくない内容ですが、10−10。

第2ラウンド。タドュランの左で銀仁朗の腰が落ちる。明白にタドュラン、9−10。

第3ラウンド。銀次朗は相手の左が見えていない。鼻血が噴き出す。9−10。さあ、Bプランを披露できるか?

第4ラウンド。銀次朗の左フックでタドュランの動きが一瞬止まるが、流れは変えられない。銀次朗の右目はシャッターを下ろした状態に。9−10。

第5ラウンド。銀次朗、苦しい。9−10。

第6ラウンド。銀次朗は上も下も効かされた。防戦一方のシーンも。9−10。

第7ラウンドも流れを変えることはできず。9−10。もう倒さなければ勝てません。

第8ラウンド。もう銀次朗には何も残されていない。9−10。

第9ラウンド。ロープに詰まったところで主審が試合を止めました。




まさか、ここで。ここで負けたか。しかも惨敗。

今年のアップセット・オブ・ザ・イヤーの有力候補です。

亀田大毅は「もっと早く止めるべき」と主審に注文をつけましたが、主審はAサイドの王者を止められません。

遅くとも第8ラウンド開始前のインタバルで、セコンドが試合を止めるべきでした。第7ラウンドでコーナーに戻った銀次朗に何も残っていないことはわかっていたはずです。

最後までダウンを拒否し続けた銀次朗は、自力で立っていることもできず、担架に乗せられて退場。心配です。

これが、ボクシング。といえば、それまでなんですが。