カテゴリ: News Flash 出来立てホヤホヤ

3150 × LUSHBOMU vol.6



 「世界チャンピオン」と公言はしていても、そのマッチメイクからは、どこを目指しているのかは誰もわからないミツロ。もはや「嫌なら見るな」のレベルに突入しています。

石田順裕を参謀に迎えて心機一転のミツロと、アフリカの地域タイトルを持つという謎のウガンダ人。

ミツロは昨年3月に、全盛期ですら世界基準とは程遠い欧州の雑魚ロートル、アレクサンドル・ジュルにまさかの惨敗。「強いわけがないのはわかっていたが、まさかここまで弱かったのか」とファンを幻滅させたミツロ。

13戦全てで自分よりも軽くて無名の相手を選んできた、オレクサンデル・ウシクとは真逆のキャリアを迷走してきた30歳のミツロ。

今回も約30ポンドも重い242ポンドで前日計量の秤を降りたミツロ。

このマトヴという同い年のウガンダ人を鮮やかに倒しても、全く評価は変わりません。

と思いながら見てましたが…。ミツロの実力は私の想像を、またもやはるかに下回っていました。

それにしても、酷い。

ジュル戦でも書きましたが、ブリッジャー級の穴王者狙いでも無理です。事故が起きます。

これ以上やらせるのは〝犯罪行為〟。引退させるべきです。

「ミツロはパワーではなくスピードタイプ。もっとスピードを活かして戦うべきだった」(亀田大毅)。もはや、何を言ってるのか誰にもわかりません。謎のウガンダ人に、目も当てられないほどスピード負けしてました。



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3150 × LUSHBOMU…全く慣れることが出来ません、この演出スタイル。

賞金総額1120万円!MC BATTLEって、なんだ???


【DAY2】
Saturday 29, March 2025

◾️ヘビー級6回戦◾️

但馬ミツロvsギジェルモ・カサス


同じような体格のミツロとカサス。

「目指しているのは世界の舞台。日本の軽量級は世界一だが重量級は未開拓の国。僕がパイオニアとなって引っ張っていくためにもっともっと強くならないといけない」と、この夏にもブリッジャー級での世界挑戦を見据えているそうです。

現在、ブリッジャー級はWBCとWBAのみが認定。

WBA王者のムスリム・ガジマゴメドフは28歳のロシア人。プロ戦績は6戦全勝3KO。昨年7月に中国の张兆鑫を4ラウンドでストップ、プロ4戦目で世界タイトルを獲得。

世界選手権2019にヘビー級(91kg)で出場し、金メダル、2021年8月には東京オリンピックでヘビー級(91kg)で出場し、決勝でフリオ・ラクルスに敗れて銀メダル。

WBC王者はケビン・レレナ。32歳の南アフリカ人でクルーザー級からヘビー級を徘徊する重量級のゲートキーパー。

2022年にはダニエル・デュボアに3ラウンドで沈められ、直近の試合ではジャスティス・フニに判定負け。

ガジマゴメドフもレレナも試合を見れば、重量級の強豪とは言い切れない、ヘビー級では勝負できないのは誰にでもわかります。

ただし、強豪ではない、ヘビー級のトップ戦線には乗り込めないというだけで「ミツロにもチャンスがある」というレベルのボクサーではありません。

どうするつもりなんでしょうか…?




◾️WBCストロー級12回戦◾️

©️メルビン・ジェルサレムvs重岡優大

ちょうど1年前の再戦になりますが、初戦で勝ったジェルサレムが7/4(2.75倍)、敗れた優大が4/9(1.44倍)。

このクラスにはPFP目前のオスカー・コラーゾという大魚が君臨しています。

こいつを釣り上げたいですね、是が非でも!!!…でしたが、優大にとっては非常に厳しい試合になりました。

再戦で初戦の結果以上の返り討ちに終わってしまうと、これはもう…。

優大は「階級を上げる」と言っていますから、減量が相当苦しかったのでしょう。

しかし、それだけを原因とするには今回の完敗は内容が悪すぎました。

再戦で重要なのは初戦から何を学んだか?ですが、高い学習能力を発揮したのはジェルサレムの方。

非常に厳しい現実を突きつけられてしまいました。



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◾️IBFフライ級12回戦◾️

©️アンヘル・アヤラvs矢吹正道


王者が11/10(2.1倍)。挑戦者の矢吹が 8/11(1.73倍)。

簡単な試合ではないと思いますが、これも矢吹の評価の高さでしょう。

そして、アヤラにとって矢吹はキャリア最強の相手ですが、矢吹にとってアヤラはそうではありません。

第1ラウンド。アヤラ、矢吹の左が見えてません。速くも王者が鼻血。そして、左の相打ちでアヤラがダウン。リング誌フライ級で寺地拳四朗に次ぐ2位評価を受ける24歳のメキシカンですが、緊張と力みがみえみえ。

第2ラウンドにもダウンを追加した矢吹でしたが、第3ラウンドに痛烈なバッティングで両者出血。

確かに難しい試合になりましたが、アヤラではなく、展開です。無理矢理でも4ラウンドまでやらせるのは仕方がありません。

このアクシデントでアヤラの緊張が抜けた気がします。

とんでもない流血ファイトになってしまいました。両者、完全な状態でやらせてあげたかった。

12ラウンドに3度目のダウンを奪った矢吹が、立ち上がった王者を攻めててたところで中村勝彦が試合をストップ。


矢吹正道。名前負けしない、ええ根性してます。

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3150 × LUSHBOMUも今回で6回目の興行。

しかし、このイベントの演出にはいまだに馴染めません。亀田興毅だけの考えで組み立てたものでないのはわかっていますが…。

◾️OPBFジュニアバンタム級12回戦◾️

©️ジーメル・マグラモvs横山葵海

世界も東洋も、どこもかしこもタイトルに溢れているこの時代に、OPBFの価値も希釈されまくっています。「世界」も「アジア」もタイトルがいくつあるのか…日本タイトルだけが一貫してUndisputedです。

オープニングラウンドから、KOか明白にポイントを取らないと勝てないリングであることを十分理解している王者マグラモが前進。横山がカウンターで応戦、プレッシャーをかけるには至りません。

前半4ラウンドの公開採点は39−37*2/40−36で横山と差が出ました。これは仕方がない。

マグラモがKOされたのは、中谷潤人とアンソニー・オラスクアガの2人だけ。この系譜に並べるか?

第8ラウンドまでのスコアは78−74*2/79-73。

決定的な場面を作りたい、大きなダメージを与えたい横山でしたが、第9ラウンドにマグラモの攻勢を許してしまいます。

第11ラウンド、横山の右ストレートでマグラモがグラつきます。ダウンを取るまであと〝二歩〟。

117−111*2/118−110で新チャンピオン誕生。

23歳、プロ3戦目。いい選手ですが、マグラモ相手に危ない場面もありました。

現在のジュニアバンタム級の王者に挑戦するのは時期尚早でしょう。
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Saturday 8, March 2025
  
Thunder Studios, Long Beach, California
commission:California State Athletic Commission
event name:PROBOX TV
promoter:Robert Garcia

matchmaker:Melvin Rivas, Daniel Rubin


◾️ライト級10回戦◾️

オープニングラウンドから攻勢を仕掛けたルイス・トーレス・バレンズエラが、元WBAフェザー級王者ニコラス・ウォータースを第3ラウンド終了TKOに仕留めました。

ノニト・ドネアを破壊したジャマイカ人の動きはどうしようもなく悪いようには見えませんでしたが、勢いに乗る23歳のメキシカンを跳ね返す力はありませんでした。

第2ラウンド終了間際にパンチをまとめられたウォータースはクルリと背中を向けてコーナーへ後退。バレンズエラの追撃にダウン。

なんとか試合続行、次のラウンドへ生き残ったと思いましたが、インタバルで棄権。応援してましたが、情けない光景でした。

心身ともにもう枯れ果てたウォータース。日本リングの〝解禁〟もありそうです。



◾️フェザー級10回戦◾️

アーノルド・ケガイvsジョエ・ゴンザレス。


“I know if he beats me, he takes my place in the rankings. If I win, my next fight is for a belt,” Khegai said.

「私を倒せば彼が私のランキングを手に入れる。私が勝てば、次の試合はタイトルマッチだ」。ケガイが試合前に語ったように、両者とも負けられないキャリアの分岐点になる試合。

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どう見ても東アジア系の顔をしてるケガイは、オデーサ生まれの朝鮮系ウクライナ人。空の青と小麦畑の黄色のウクライナ国旗を垂らしたトランクス、そのベルトライン背面には韓国の太極旗が縫い込まれていました。

打たれたら打ち返す。めまぐるしく攻防が入れ替わる展開は、試合終了と同時に解説席が「very close fight」と唸る大激戦。CompuBoxの数字も(珍しく?)現実の試合とオーバーラップ。

判定はスプリット(94−95/96−93/97-92)でゴンサレスに。ケガイはホールディングで減点1を取られていましたが、関係なかったですね。アウエーのウクライナ人には厳しく、難しい試合でした。

ジョエには4度目のタイトルアタックのチャンスが与えられそうです。なんか、もう西岡利晃化していますが、これもまたプロボクシングなのです。スポーツじゃありません。

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「キーショーン・デービスが本物かどうか?今夜のデニス・ベリンチクは最高のリトマス紙になる」(ポール・マリナッジ)。

もう少し意地悪な角度で同じ意味のことを言うと「トップランクはババを引いたのか?それとも?」。

今月28日で26歳になる〝ビジネスマン〟ジョーンズはリマ世界選手権2019、東京五輪2021で銀メダルを獲得した堂々のエリートアマ。

世界選手権ではライトウエルター級(64kg)、東京ではライト級(60kg)で出場、金メダルを目指したものの、決勝で敗れたのはいずれもキューバのアンディ・クルス。

この2人は順調にキャリアを積めば、プロでもどこかのタイミングで激突することになるはずです。


Friday 14, February 2025

Madison Square Garden Theater, New York, New York
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Bob Arum (Top Rank)
matchmaker:Brad Goodman
 USA ESPN+



WBOライト級王者デニス・ベリンチクと、挑戦者キーショーン〝The Businessman〟ジョーンズの無敗対決。

36歳の王者もまたロンドン五輪2012でライトウエルター級の銀メダルを獲っているエリートアマ。

それでも、ロンドン2012と東京2021(公式の表記はコロナ禍がなければ開催されていた2020)の9年間、両者の11歳の年齢差が予想やオッズに反映され、ビジネスマンが圧倒的有利と見られています。

ウィリアム・ヒルの掛け率は王者が3/1(4倍)、挑戦者1/4(1.25倍)。

ウクライナ人のチャンピオンと、東京五輪の銀メダリスト。どちらに思い入れるかを迷ってしまうマッチアップでしたが、面白い試合になればいいなーーーそう思っていましたが…。

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圧勝でした。王者を血まみれにしてのキレッキレのボディショット。

エマヌエル・ナバレッテの野望を打ち砕いたベリンチクでしたが、今回は相手が強過ぎた…というか重過ぎた。明らかに階級違いの対決、デービスは25ポンド(11kg)以上リバウンドしたように見えました。



「ビジネスマンと戦いたい勇気があるヤツは誰でも名乗りを挙げてみろ」。

将来的には複数階級を見据えているビジネスマン。

アマチュア時代に64kg級を主戦場にしてきたデービスがライト級のストラップを人気階級へのパスポートと考えているのは当然です。

The Businessman はつまらない〝勤め人〟ではなく、冷徹なプロフェッショナル〝仕事人〟でした。

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さて、今回の興行が行われたのはマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)。ボクシングの永遠不滅のメッカですが、2万人収容のスポーツアリーナではなく5000人キャパのシアター。

生まれも育ちもバージニア州ノーフォークのデービスは慣れ親しんだ東海岸を舞台に戦い、MSGはキャリア2回目。プロ4戦目と7戦目ではスポーツアリーナのリングに上がっていますが、このときの主役はワシル・ロマチェンコや、テオフィモ・ロペス。

プロ3戦目でもテキサス州のAT&Tスタジアム(カウボーイズ・スタジアム:主役はカネロ・アルバレス)でアンファーカードに登場と、デービスは脇役として大舞台の裾野をサークリングしてきました。

そして、初めての主役はシアター。デービスは、ここから単体の魅力でスポーツアリーナのメインをつとめる人気者になれるでしょうか?

スポーツアリーナを我が物で根城としてきたのはフェリックス・トリニダードや、ミゲール・コットといったプエルトリコのスターたち。

しかし、いつのまにか世界王者はストロー級のオスカー・コラーゾだけという冬の時代を迎えています。

このイベントでセミファイナルに登場したプエルトリコの希望、WBOジュニアミドル級1位〝神童〟ザンダー・ザヤスは、やはりWBOランカーのスラバ・スポマーとの無敗対決をTKOで締めましたが、所詮はアルファベット団体のデタラメランキングの中での話。

彼が何者かを判断するのはまだ早過ぎます。


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「A KNOCKOUT NIGHT」と銘打たれたPBC×アマゾンプライムビデオのPPVイベントですが、イサック・クルーズ、ブランドン・フィゲロアは判定までもつれ込み、フィゲロアに至っては完敗。

さあ、いよいよメインイベント。ライトヘビー級、無敗同士の決戦です。

オッズこそデビッド・ベナビデスが2/5(1.4倍)、デビッド・モレルが7/4(2.75倍)ですが、非常に興味深いカードです。

さすが、ベナビデス、セミファイナルまでと会場の盛り上がりが全く違います。

第1ラウンド。綺麗なパンチ交換、面白い試合になりそうです。

ベナビデスが大きく感じます。

レベルが高い、いい試合です。

メヒココールが巻き起こるTモバ、モレルは明白なラウンドを作らなければなりません。

中盤は、ベナビデスの重いコンビネーションにモレルが押されます。試合の趨勢が見えてきました。

終盤、残り4ラウンド。モレルは勝負に出るしかありません。「言うは易し」(村田)、その通りです。

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ベナビデスの強さがよくわかった試合でした。

オフィシャルは115−111*2/118−108。

PBCの画面上、この試合はWBAセカンドやWBC暫定のタイトルマッチではなく「Light heavy -weight title eliminator(ライトヘビー級タイトル挑戦者決定戦)」。

その通りです。

20日後にサウジアラビアで行われるUndisputed champion アルツール・ベテルビエフとドミトリー・ビボルの再戦、この試合の勝者への挑戦権はベナビデスがつかみました。

まだ、生粋の175パウンダーとは一度も戦っていないベナビデスが、ベテルビエフやビボルに勝てるのか?

個人的には十分チャンスがあると思います。

ベナビデスは、対戦相手によって調整の仕方を変えている、もっとわかりやすく言うと、きょうのモレル戦は「過去最強の相手」と気合を入れてキャンプから過ごしたはず。

デメトリアス・アンドラーデのスピードとテクニックに戸惑い、オレクサンドル・グヴォズディクを持て余したのを見てしまうと、体格や年齢的なアドバンテージがないモレルには相当苦労すると思いましたが…。






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WBCフェザー級王者ブランドン・フィゲロアvsスティーブン・フルトン。

ジュニアフェザー級の団体統一戦となった3年3ヶ月前の初戦はフルトンが薄氷の勝利をピックアップ、井上尚弥戦に駒を進めました。あの僅差のマジョリティーデジションが逆の目に出ていたら…井上の相手は人気のあるフィゲロアでした。

もう一つのジュニアフェザー級の団体統一戦は圧倒的有利と見られたムロジョン・アフマダリエフが議論を呼ぶ判定とはいえ、伏兵にも程があるマーロン・タパレスに足元をすくわれてしまいます。

井上戦に進んだのは「五輪メダリスト」で無敗、評価の高いアフマダリエフではなく、誰の食べ残しかもわからないタパレス…。

本人の責任は全くありませんが、井上のここまでのキャリアは巡り合わせの悪すぎるものでした。



話を戻して、フィゲロアvsフルトンです。

オープニングラウンドは探り合い。

王者が徐々に手数を増やしますが「調整失敗?」「上半身と下半身が連動していない」(村田諒太)というほど、動きにパワーが感じられません。

強引に前進するものの、放つパンチはバランスが崩れて弱々しい。

第6ラウンド終了時点でイン・プレイのオッズは逆転。フィゲロアがアンダードッグに落ちました。

非力なフルトンも明白なビッグラウンドは作れないものの、フィゲロアの鈍重さだけが目立つまま、最終ラウンドへ。

ブーイングを浴びせられながら試合終了のゴング。

オフィシャルは116−112*2/117−111のユナニマスでフルトンが2階級制覇の成功。番狂せです。

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フルトンは「フィゲロアはフェザー級に上げてスピードが落ちた」。

井上尚弥のフェザー級戦線に、怪しい暗雲が漂ってきました…。
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IBFバンタム級12回戦

©︎西田凌佑 vs アヌチャイ・ドンスア

ウィリアムヒルのオッズは前日(西田の勝利が1/12=1.08倍/アヌチャイ15/2=8.5倍)からさらに広がって、1/16(1.06倍)、アヌチャイ8/1(9倍)。

マイク・タイソンとバスター・ダグラスの「42−1」でいうなら、16−1。あの試合よりも番狂せの可能性があると見られていますが、16−1です。

滅多に見られる掛け率ではありません…といいたいところですが、4Belt Eraではしょっちゅう見ることが出来ます。

「(初防衛戦をクリアして)統一戦が出来ないなら、那須川天心との防衛戦をやりたい」(西田)というのは、WBO王者の武居由樹もWBA王者の堤聖也も同じ気持ちです。

わかりやすい注釈をつけると、彼らにとってWBC王者の中谷潤人との統一戦はどうやら統一戦ではないようです。

もちろんこれは、選手の意向よりもジムの経営力学が強く作用する話です。「一つでも防衛戦に勝って稼いでジムに恩返しして欲しい」ということです。

つまり「中谷には勝てない」とはっきり認めてしまっているということ。「別の王者が挑戦してくれて早くジュニアフェザー級に上げないかな」というのが本音です。

経営者としては仕方がありませんが、世界王者が地球上に1人しかいなかったらこんなチキンな状況にはなりません。

逆に、1964年が4Belt Eraならファイティング原田がエデル・ジョフレに挑戦することはなかったかもしれません。

「ジョフレを倒さないとチャンピオンになれない」時代と、「中谷との対戦を回避しても世界チャンピオンのままでいられる」時代の違いです。

いいですねえ。次、中谷とやりましょう。

ここは両者ともより強くなる120のキャッチで統一戦でいいと思います。

西田は負けるつもりはないでしょうし、勝てば何が起きるのかもわかっているでしょう。




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★WBOジュニアライト級12回戦

エマヌエル・ナバレッテ vs オスカル・バルデス


王者ナバレッテが3/10(1.3倍)、挑戦者バルデスが5/2(3.5倍)。こちらはRepeat(返り討ち)の可能性が大きいと見られています。

セミファイナルと同じくRepeat(返り討ち)でも、いい試合を期待したいです。

オープニングラウンドから打撃戦。ナバレッテの左右フックで、バルデスがダウン。

バルデスのダメージは深い。ナバレッテのパンチが重い、当日体重はかなりリバウンドしているはず。パワーの違いが明らか。

第4ラウンド終了間際にもナバレッテの重厚な攻撃にバルデスが、この試合2度目のダウン。

前半4ラウンドのスコアは、バルデス寄りに見てもナバレッテの39−35。

第6ラウンド、ナバレッテの左ボディがバルデスのレバーを抉ってゲームオーバー。

まさか、ここまでのワンサイドゲームになるとは。

バルデスはキャリア初のKO負け。

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スタッツでは手数でナバレッテ。

バルデスは精度で上回っていたとはいえ、パワーの差があまりにも大き過ぎました。結果論ですが、ミスマッチ。

「今後のことは、これから考える」(バルデス)。

「前進してくるバルデスは強かった。しっかり押し返したからこの結果になった。来年も130ポンド(ジュニアライト級)で2試合したい。そのあとは未定」(ナバレッテ)。





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