OPBF/WBOアジア・パシフィック ウエルター級王者・佐々木尽がカミル・バラを迎えての〝腕試し〟。

23歳の佐々木が全く無名のバラを第7ラウンド52秒でストップ。

35歳のオーストラリア人も根性を見せましたが、ストップはやむなし。

佐々木、いい出来でした。「ミスター、ボブ・アラム。アイ ウォント トゥ タイトルマッチ」。世界ランキングだけなら、いつでも世界戦ができるポジションにいますが、4団体全てでウエルター級5位以内というランキングが佐々木の実力だと思っている人は誰一人いないでしょう。

それでも、気持ちのいい23歳です。「待ってろ!世界!!!」。

連れってってくれ、世界!




WBAジュニアウエルター級挑戦者決定戦、平岡アンディvsイスマエル・バロッソ。

両者とも慎重な立ち上がり。予想通りの、パンチャー同士の対決。

第4ラウンドからバロッソが攻撃を強めますが、アンディは慌てず対応。どちらも主導権を取り切るまではいっていないが、やりにくそうなのは41歳のベネズエラ人。

マタドールと闘牛の戦いになってきました。

第6ラウンド、アンディの右フックがヒットしてバロッソがダウン。ダメージはないものの、攻め急ぐバロッソはボクシングの形が崩れてしまっている。

バロッソは手詰まり。

第8ラウンド、バロッソの左でアンディの右頬をカット。目の下なので出血は気にならない位置ですが。

こうなりますわな。9ラウンドストップ。




WBOバンタム級タイトルマッチ。王者・武居由樹が初防衛戦に迎えるのは、元WBCフライ級王者・比嘉大吾。

強打者同士の緊張感あふれる立ち上がり。

ボクシングの巧さは武居、比嘉の荒々しい突進がそれを崩せるか?

武居の左右アッパーと、比嘉の左右のバーズソー。

第4ラウンド、比嘉が右フックから猛攻、王者をロープに詰める。挑戦者、健闘。ただ、プレッシャーをかけているのは武居。

インタバル、武居の目の前で八重樫トレーナーが「動いてアッパー」を実演して指導。相手コーナーから丸見え、面白いシーンです。

武居のアッパーはキーパンチというだけでなく、撒き餌にもなりそう。

第6ラウンド、比嘉が右目下をカット。

第8ラウンド前のインタバルでは、比嘉が「ポイント負けてる?」と聞いて、野木トレーナーは「負けてない」と即答。これ、比嘉は「負けてる」と感じたかもしれません。

第8ラウンド、比嘉が攻撃を強めます。

比嘉、大健闘です!

第9ラウンド、比嘉の攻勢が目立つ。この試合、初めて明白に取りました。

いい試合です。

第10ラウンド、左目上をカットした武居の動きが落ちる。当たり前ですが、比嘉大吾、ハングリーです。

チャンピオンシップラウンド。オフィシャルがどうスコアしているか、わかりませんが勝負です。武居がスリップ気味のダウン!

ラスト180秒!ダウンはあったものの、判定は全くわかりません。

武居のアッパーからの連打で、比嘉が完全にグロッキーに。武居の10−8に限りなく近いラウンド。第11ラウンドのダウンで武居のハートに火がついた形になりました。

and…still!

いい世界戦でした。それを演出したのは比嘉でした。武居はもっともっと強くならなければなりません。

「大吾さん、野木さん」と呼ぶ相手との対決、難しかったかもしれません。ちゃんと「天心くん、頑張ってください」とエールを送るのは、さすが足立区から来た武居由樹でした。

114−113*2/115−112。

日本のボクシングは敗者が速やかにリングを去ってしまいますが、海外のように敗者の言葉もリング上で聞きたいです。これは残酷なことかもしれませんが、やはりそれがプロスポーツだと思います。