カテゴリ: パウンド・フォー・パウンド

3人ともオッズは明白に有利ですが、高見亮介と比嘉大吾は「結果」が大切。つまり、どんな形でもまず勝つこと。

しかし、拳四朗に求められているものは一つステージが違います。ファンに「バムとやらないかん」と思わせるパフォーマンスが求められます。

ーーーーーーーーーー

このイベントについて、私はこんなこと⬆︎を書いていました…。

まぁ、当たり前な、書かなくても誰でもわかってるようなことです。

ただ、現実の世界はそんなふうにはコトは運ばないことがままあります。

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  これは昨日の築地本願寺。会社のバカモノどもと繰り出して、

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 すぐそばのお店で、季節限定のつけ麺。なかなか素晴らしいお味でした。ごちそうサマー。


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これは週末のお祭りに備えて近所の会場。ちょっとお手伝い。どちらも本文とは全く関係がありません。



◾️◾️◾️世界初挑戦の高見、バンタム級で三度目の正直に賭ける比嘉。帝拳の秘密兵器の23歳と、ラストチャンスに賭ける29歳、全く立ち位置の違う2人。

そして、予想をマイルドに裏切る結果が出ました。

bet365のオッズは高見の1/6(1.67倍)、WBA王者の〝ミニパックマン〟エリック・ロサは9/2(5.5倍)で明白なアンダードッグでしたが、この数字通りの展開になると予想した人は少数派だったのでは?

そして、比嘉はフェイバリットで4/9(1.44倍)、王者アントニオ・バルガスが9/5(2.8倍)。オッズも予想もバンタム級に順応してきた比嘉のKO奪取が期待されましたが…。

そして、PFPランキングでジャンプアップを狙った拳四朗は、リカルド・サンドバルにまさかの完敗。オッズ(2/11=1.18倍/4/1=5倍)上は大番狂せですが、36分間死力を尽くしあった戦いの末の結果は、サンドバルが強かったと言って差し支えないでしょう。

現在のボクシング界の趨勢は、バンタム級ではなくPFPでも「日本人独占」が十分ありうる流れになっています。

「PFP10傑を日本人が独占したからって、だから何なの?」と笑われたらそれまでですが、くだらないお遊び番付で日本人が居並ぶ光景はそれはなかなか面白く映るはずで、妄想の議論もさらに楽しめそうです。


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本文とは全く関係がありません。しかし、俺はわかった、日本も地球も狭い!



いやはや、日本は狭い。いやいや、地球が狭い。


ところで、拳四朗のサウジ行きは、そのまんまでいいのでは?もっといえば、次がバムでもええんとちゃうの?

無茶苦茶なボクシング界では、そんなん当たり前、世間のスポーツ常識はボクシング界では非常識。

比嘉だって、4回でも5回でも連続挑戦してええのんちゃうの?本人次第ですが。

高見はとりあえず、オスカー・コラーゾを煽ってほしいですね〜。




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ESPNのPFPが、バム・ロドリゲスとシャクール・スティーブンソンの快勝を受けて更新されました。

ESPNが世界最大のスポーツメディアだから、というわけではなく(この10年ほどでボクシングの扱いは激減中)、1位から10位までを10点〜1点でカウント、記名投票制で行われるPFPは最も透明性があるとされています。

対立王者プメレレ・カフを粉砕したバムが前回6位から5位に、苦戦も予想されたウィリアム・セペダを打撃戦にも応じながら快勝したスティーブンソンが10位から7位にジャンプアップしました。

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ESPNのPFP10傑は以下の通り[リング誌の順位]。

①オレクサンデル・ウシク[①]

ついに、17人の投票者の全員が1位に推しました。十人十色、妄想を楽しむPFPですが〝10人一致〟となると、これはもう妄想ではない?

満票はフロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの全盛期以来でしょう。ヘビー級でそれを達成したというのも別格の価値があります。

21世紀最高のヘビー級、その足場を固めつつある。



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②井上尚弥[②]

これほど支配的でスリリングなファイターはいない。9月にムロジョン・アフマダリエフ、そして来年にはバンタム級から上げてきた中谷潤人との〝全日本最高選手決定戦〟のリングに上がる。

1位票は得られなかったが2位票は10/17を集めた。


③テレンス・クロフォード[③]

かれがPFP1位に返り咲けない理由はたった一つだけ。あまりにも試合数が少なすぎる。2位票は7/17。

しかし、彼に勝てば全てがひっくり返る。


④ドミトリー・ビボル[④]

キャリア唯一の敗北を高い学習能力を見せつけて雪辱した。次戦はアルツール・ベテルビエフか、デビッド・ベナビデスか?


⑤バム・ロドリゲス[⑦]

まだ25歳。そしてPFP5位というポジションが過小評価に見えてしまう、超逸材。

11月にフェルナンド・マルチネスを期待通りに下すと、今年のFighter of the yearの最有力候補だ。


⑥アルツール・ベテルビエフ[⑤]

バムに押し出される形で6位に順位を落とした。

PFPランキングを賑わす実力はまだまだ持っているが、ついに40歳の大台に乗った。年齢との戦いが始まる。


⑦シャクール・スティーブンソン[⑨]

ファンが毛嫌いするボクサーだったスティーブンソンが大化けしたのか?

セペダ戦に不満があるとしたら「KOできなかった」だけ。「トムとジェリー」の鬼ごっこにはしなかった。


⑧カネロ・アルバレス[⑧]

いまなお、ボクシング界で傑出した興行能力を誇るメキシカン。

クロフォード戦は有利の予想だが、鮮烈な勝ち方をすることで一発殿堂確実のレガシーに新しい勲章が付与される。


⑨デビッド・ベナビデス[No Ranked]※

カネロと戦うために、168ポンドでやるべきことは全て済ませたが、そのチャンスは訪れなかった。

ライトヘビー級ではビボルやベテルビエフという名実ともなった強豪との激突が期待される。驚くべきはまだ28歳で、まだ全盛期とは思えないところ。


⑩中谷潤人[⑥]

バンタム級に上げてからの5試合を全てKOで片付けているもう1人のモンスター。

井上尚弥との日本史上最大の決戦は、両者があと1試合か2試合を無事にクリアすると実現確実。



※リング誌では寺地拳四朗を9位にランク、ベナビデスは圏外。


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THE LAST DANCE?〜これが見納め?(英国ボクシングニューズ誌:2021年8月19日号)ーーー残念でした、ハズレ…。

15年ほど前には長期にわたって満票1位に君臨したマニー・パッキャオですが、今回は10位票の一つも獲得できず。まあ、パッキャオが入っちゃうとマリオ・バリオスも入れなきゃいけませんからねぇ…。

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犀賀

2025/07/20 15:37

別にウシクがPFPキングでなんの異論もないんですがヘビー級で体重差・体格差あるのにすごいからPFP!は違和感ありますね

勝った相手が違いすぎるとはいえワイルダーなんかウシクとナチュラル体重変わらないのにPFPの俎上にも上がりませんでした

下の階級の実績というならデビッド・ヘイやカウィをキングにとは言いませんがもう少し評価しても良かったでしょう

元記事: オレクサンデル・ウシクがPFPキングで良いのか?【1】 (編集)

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「PFPとは妄想であり正解はない」ということです。

ただ、慣れてくると本来の妄想から離れがちになり「より多くの人が納得するもの」を「正解」として求めてしまいます。

こうなると「正解はない」というPFPの大前提から逸脱してしまいます。

犀賀のご指摘したデオンティ・ワイルダーとドワイト・ムハマド・カウイは何故か見過ごされてしまう、本来ならPFPの「正解」に近いはずのファイターです。

ワイルダーはクルーザー級転向も口にするほどの痩身で、キャリアを通してみるとウシクよりも明らかに軽量のヘビー級でした。

ワイルダーがPFPで無視された原因は「ヘビー級を冷遇する」というPFPの性格だけでなく、計量でも身長198㎝/リーチ211㎝という堂々たるヘビー級の体躯が評価のハードルを引き上げました。

そして、もっと大きな要因はデビュー戦の207ポンド1/4から一貫してヘビー級で戦い続けているということが、ワイルダーのPFP入りを阻んできました。

もし、ワイルダーが自分よりも遥かに重いヘビー級の相手をバタバタ倒しまくったのが、ライトヘビー級やクルーザー級でタイトルを獲ってからの出来事なら、ウシク以上の評価を受けていたでしょう。

逆に、ウシクが最初からヘビー級なら、凡庸な王者の1人として見向きもされなかったはずです。



ライトヘビー級からヘビー級にかけて活躍したカウイは、身長169㎝ながら自分よりも遥かに大きな相手と激闘を繰り広げました。

ライトヘビー級とクルーザー級の2階級でアルファベット団体のストラップをつかんだカウイが53戦(41勝25KO11敗1分)のキャリアでKOされたのは、イベンダー・ホリフィールドとジョージ・フォアマンの2人だけ。

しかし、信者がわきやすいマイク・タイソンやナジーム・ハメドが「小さいのに頑張ってる」と同情を集めたのに対して、カウイが共感されることは多くありませんでした。

プロ入り後からの軽量の雑魚狩り路線で注目を集めたタイソン、イエメン王朝など湾岸諸国の手厚い支援を受けたハメドと比較すると、カウイはプロモーションに恵まれませんでした。

また、ライトヘビー級でマイケル・スピンクス、クルーザー級でホリフィールドと大物相手に敗れたことも、印象点で大きく損をしています。


さて、ウシク。

「Fighter Of The Year」を2度、「PFP1位」を1年以上キープと、最近のボクサーの中ではカネロ・アルバレスと並んで、テレンス・クロフォードらを凌駕する評価を受けています。

「2020年代という区切り(Fighter Of The Decade)」では、カネロも振り切って独走状態。

少なからずの人が「PFP1位」だけに違和感を覚えるのは、評価の一つと言われながらもPFPに明確な基準がないからでしょう。





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前日計量はオレクサンデル・ウシクが227ポンド1/4(103.07kg)。ダニエル・デュボアが243ポンド1/2(110.45kg)。

38歳のウシクは初戦の221ポンド(100.24kg)から6ポンド1/4増量して秤に乗りました。今回はキャリア最重量で、「(初戦よりも)パンチがずっと重かった」(デュボア)と意図した通りの展開に持ち込みました。

対する27歳の英国人も、初戦の233ポンド1/4(105.80kg)から10ポンド1/4上乗せ。

両者とも初戦の課題の一つがパワーにあったと考えて再戦に臨んだようですが、結果はご存知の通り。

ウシクにとって16ポンド1/4(7.37kg)差は、ヘビー級転向以来で最も接近した対戦相手との体重差。体重差のストレスが最も少ない試合となりました。

多くのメディアですでにPFP1位にコンクリートされているウクライナ人、この圧勝劇を受けてもランキング上昇はありません。

とはいえ、2位グループの井上尚弥とテレンス・クロフォードとの差はさらに広がったのは間違いありません。

それでも、ウシクはヘビー級のタイトル戦は全勝ながらわずか6試合で、3人(アンソニー・ジョシュア/タイソン・フューリー/デュボア)とそれぞれ2試合戦っただけ。KOをマークしたのもデュボアだけ、ジョシュアとの再戦とフューリーとの初戦はスプリットデジション。

6試合を解剖すると6勝2KO、4つの判定のうち2つがSD。一つのラウンドのスコアが逆なら、星勘定は4勝2KO2敗。

こんな不安定なウシクが圧倒的支持を受けてPFP1位という事実には、違和感しかありません…。







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Fighter Of The 20th of July

マニー・パッキャオは勝っていたとしても選外。

オレクサンデル・ウシクか、バム・ロドリゲスか?

バムかな。
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日本では三連休のど真ん中、7月20日の日曜日には、ビッグファイトが続々と繰り広げられます。

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 本文とは関係ありません。


▶︎英国ロンドン、ウィンブリー・スタジアムからはUndisputed  championship。

オレクサンデル・ウシクが4/11(1.36倍)、地元ではのダニエル・デュボアが5/2(3.5倍)。

デュボアが番狂せを起こしても何の不思議もない、非常に面白い再戦。

圧倒的多数の支持を受けてPFPキングの座をキープしているウクライナのテクニシャンですが、デュボアが圧勝してもPFPの下位を濁すかどうかでしょう。

▶︎そして、ロンドンから大西洋をひとっ飛び、北米大陸も横断してネバダ州ラスベガスではMGMグランド・ガーデンアリーナの〝主〟が帰ってきます。

WBCウエルター級王者マリオ・バリオスに、生きる伝説、マニー・パッキャオが挑みます。

バリオス1.44倍。パッキャオは2.88倍でアンダードッグ。4年のブランク、46歳という年齢…それでもパックマンはまだパックマンのままか?

セバスチャン・フンドラとティム・チュー、中量級の人気者2人の再戦は、初戦で血だるまになって破れたチューが8/13(1.62倍)で有利と見られています。〝タワーリング・インフェルノ〟フンドラは2.25倍。

スティーブン・フルトンにリベンジ出来ず連敗、評価を大きく下げたブランドン・フィゲロアは再起戦でジョエト・ゴンザレスを迎えます。

フィゲロア4/9(1.44倍)、ゴンザレス2.75倍。



イサック・クルスはアンヘル・フィエロとの再戦が予定されていましたが、フィエロが減量調整に失敗、体調を崩してしまって出場辞退。

オマール・サルシドがビンタヒッターに起用されました。

3年6ヶ月のブランクからリングに復帰するゲイリー・ラッセルJr.、その3年6ヶ月前にラッセルを破ったマーク・マグサヨも登場します。



PPVには組み込まれない、極端に興味を持たれないカードの中にも日本のファンには目が離せない一戦が!亀田京之介がダビド・ピカソに挑むフェザー級10回戦です。

ピカソが1/14(1.07倍)、京之介13/2(7.5倍)と、掛け率は大きく開いていますが、両者とも対戦相手の質が低く、ノーチャンスではありません。

嫌われ者が世にはばかるところを見せて欲しいところです。嫌われ者がボコボコにされるの見るのは、何だかやるせないので。



▶︎そして、ラスベガスからちょっと西へ、ロンドン寄りに戻ってテキサス州フリスコ、フォードセンターでは、井上尚弥と中谷潤人に並んでPFP上位をクルーズするリング誌/WBCジュニアバンタム級王者バム・ロドリゲスがWBO王者プメレラ・カフとの団体統一戦のリングに上がります。

無敗の王者同士の対決ですが、オッズがおかしなことになっています。

バムが1/20(1.05倍)、カフ9/1(10倍)。

バムは「東京で田中恒成からタイトルを奪ったカフは強いに決まってる。彼は負けても何も失わないが、私は全てを失う」と気を引き締めている通り、カフは手強いはずです。
それにしても、バムの評価は高い。

11月22日にはサウジアラビア・リヤドでWBA王者フェルナンド・マルチネスとの対戦も決定しており、カフに快勝するのは既定路線。

ここもクリアすると…。

ウシクやクロフォードがコケて、タナボタPFP1位が転がり込むのは、井上尚弥ではなくバムかもしれません。

そして、今年のFighter of the Yearも総ナメする公算も膨らみます。

いやいや、そうなって欲しいです、中谷潤人や井上尚弥との決戦にもぜひ乗り出さなきゃいけませんよ、バンビちゃん。





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NAOYA INOUE CALLS MURODJON AKHMADALIEV HIS CAREER-BEST OPPONENT

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Sunday 14, September 2025

IG Arena, Nagoya, Aichi, Japan
commission:Japan Boxing Commission

promoter:Hideyuki Ohashi 
(Ohashi Promotions)

オッズはまだ出揃っていませんが、ウィリアム・ヒルで井上尚弥の勝利が1/9(1.11倍)、ムロジョン・アフマダリエフが11/2(6.5倍)。

ここ数試合、1/50〜1/100といった正真正銘の雑魚挑戦者を相手にしてきただけに、久しぶりにまともな掛け率になる相手が現れました。

とはいえ、9−1。モンスターが圧倒的有利。

大穴は30歳のウズベキスタン人の初回KO勝利で150倍。2歳年長の井上の初回KOは40倍。

オッズ上で最も起こりうる結果は、井上のKO勝ちは4/9(1.44倍)。アフマダリエフのKO勝ちは1/10(11倍)。

判定なら、井上が16/5(4.2倍)、アフマダリエフ14/1(15倍)。

「KO決着」が1/3(4倍)。「判定までもつれ込む」が12/5(3.4倍)。

まだ立ち上がったばかりのオッズですが「井上のKO勝ちが濃厚」「アフマダリエフにチャンスがあるとしたらKO」という、スリリングな展開が予想されています。

MJはアマチュア実績を勘案すると、井上のキャリアでは異次元の強敵になります。世界基準の武器を何も持たないマーロン・タパレスに、議論を呼ぶ判定だったとはいえ敗れたのは、かえすがえすも残念。

ただ、あの試合は「村田諒太vsアッサン・エンダム初戦」や「マニー・パッキャオvsティモシー・ブラッドリー初戦」のような認定団体が事実上、誤審を認めるような不当判定ではなく〝負けに不思議の負けは無し〟の内容でした。

キャリア最強の相手をどんな形で退けて、来年の中谷潤人との決戦に向かうのか?

試合まで、あと2ヶ月となりましたーーー。









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日本人ボクサーの歴代PFPを「希少性」「不世出」という尺度で濾過してゆくと、また新鮮な光景が現れます。

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最近なら村田諒太。

五輪で金、プロでもアルファベット王座を獲得し、地域王者レベル相手なら当たり前に圧勝防衛。それもミドル級。

希少性、不世出という点ではすでに有力なチェイサーが出現している井上尚弥とは違い、いまだに対抗馬は全く見当たりません。



そして、内山高志。日本人にとってフェザー級よりも身近なジュニアライト級ですが、現代では人気階級への滑走路。

そんなクラスで二桁防衛、PFPにも入るファイターを、私たちは次にいつ見ることができるでしょうか?



人気階級でNo.1のホープだったジェームス・カークランドを、エリック・モラレス(vsマルコス・マイダナ)がメインを張るビッグイベントのセミファイナル、HBOのPPV、MGMグランドガーデン・アリーナの舞台で初回KOに屠った石田順裕は、あらゆる意味で「井上尚弥のTモバ」を大きく超える衝撃を米国ボクシング界にもたらしました。


また、中谷正義もテオフィモ・ロペス、フェリックス・ベルデホという当代きっての人気者相手に予想を覆す大健闘の判定負けと、スリリングなシーソーゲームを制するスペクタクルを披露。

軽量級では届かない衝撃で、米国ボクシングファンのハートを揺さぶりました。



もちろん、彼らもまた井上や中谷潤人に課せられる「誰に勝ったのか?」という問いに答えることは出来ません。



「誰に勝ったのか?」。

そうなると、また、です。

また…そう、また、です。

また、ファイティング原田です。

原田は、現代なら間違いなく満票でPFP1位評価に浴していた超強豪に2連勝しました。

エデル・ジョフレは原田に連敗して引退。しかし、3年のブランクを乗り越えて、あっさりとフェザー級タイトルを獲得。黒星は生涯、原田に付けられた二つだけ。

ジョフレを語れば語るほど、ファイティング原田とは何者なのか?がクローズアップされていきます。

インターネット時代のPFP評価を通信簿にランキングするのではなく「不世出」という一点では村田諒太が圧倒的1位。

そして「不世出」でも原田の名前を外すことは出来ないのが現実です。


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しかし、それでは現代のファイターが不遇すぎます。

デタラメ・ランキングの認定団体が四つもあって、フライ級とバンタム級の二つしかなかった軽量級は六つに細分化され、原田の時代とは比べようもなくタイトルの価値は暴落・失墜してしまいました。

これは、現代のファイターが望んでいることではありません。

かつて、日本王者でも現代の世界王者よりもはるかに人気・知名度が高い時代がありました。

ボクシングの試合が毎番放送され、世界戦は特別な儀式であった、つまり問答無用のメジャースポーツであった時代が理想なのは当然です。

彼らも好き好んでデタラメ・ランキングの相手と戦っているわけではありません。

もし、原田が現代に生まれていたら、ジョフレとの対戦は回避して、別の団体の王座アタックで「まず2階級制覇」を狙ったでしょう。

それ以前に、ジュニアバンタム級で2階級制覇、ジョフレがジュニアフェザー級に上がるのを待ったかもしれません。

あるいは、井上や中谷が原田の時代に戦っていたなら、つまり「世界王者はみんな強い」「世界ランカーに弱い奴はいない」リングに放り込まれたら、そこで激闘を繰り広げたでしょう。

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4. a          2025年07月07日 16:18

pfpが絶対だと…最近の選手しか出ませんよね。ファイティング原田が井上の上にいたら文句言う人多いだろうし白井義雄を中谷の上においたらな…正直置きたいですが。
ifの話でしかないですけど白井義雄は確実にpfp入り、海老原も1回目の時点ではまだ世界王者は10人も居なかったのでは?ただ在位期間が短いですが。後は矢尾板貞夫ですね。7回防衛中のペレスをノンタイトルながらボコした時点では10位ギリギリに入ってもおかしくはないと思います。実際には入らないと思いますけどね。
whoで考えるならファイティング原田がダントツで次は誰でしょうね?自分はにわかなので名前がすぐ出てこないのが残念ですが…

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よほど決定的なものがなければ、時代を超えた評価なんて出来ません。


まあ、しかし、「時代を超えてどっちが上かなんて誰にもわからない」では面白くないですからね。

 

少し、プロ野球の話を。

ーーーあの王貞治は大谷翔平を「我々が見上げていたものを見下ろしているんじゃないか」と語り、自分よりも上だと示唆しましたが、果たしてそうでしょうか?

王の言葉から最初に感じるべきは、大谷の凄みではなく、王の潔さ、王の凄み、王の余裕です。

ボクシングでは、かつて薬師寺保栄がファイティング原田に「次が5度目の防衛戦、原田さんの記録を抜きますよ」と冗談で声をかけたとき、「お前らと一緒にするな!」と一括されたそうです。

薬師寺は「原田さんの時代の方がすごいのはわかってて言ったのに、残念でおとなげないと思った」と振り返っています。

あのとき、原田は「俺なんかの記録、たいしたことないんだから10回でも15回でもどんどん記録を伸ばせ。薬師寺なら出来るよ」と励ますべきだったと思います。

あるいは、今なら井上尚弥にエールを送って欲しい。

「Undisputed champion?僕らなんて勝ったらみんなそうだったから、そんな言葉も知らなかったさ。どっちが上か?そりゃ、井上君でしょ。僕は1試合勝てば良いだけだけど、彼は4人の世界王者を倒してるんだから。大したもんだよ」。

「僕なんて、たかだか2階級制覇、今じゃ珍しくもなんともない。井上君や井岡君は4階級制覇でしょ、すごすぎて気が遠くなるよ」。

宮田有理子に「バンタム級を統一した井上尚弥はエデル・ジョフレやファイティング原田の領域に入ったか?」問われたフレディ・ローチは「まだその領域に達していない」と言い切ったそうです。

ローチはボクシングの歴史家ではありません。ジョフレや原田をどの程度知っているのか、かなり怪しいと思います。

それでも、後世になってから振り返られる1960年代の評価でジョフレは飛び抜けたNo.1評価を集め、その力学は原田にも当然大きく作用しています。

ここでも再三書いてきましたが、10年後、20年後に2020年代を振り返るとき、井上尚弥や中谷潤人の評価はどうなっているでしょうか?

井上も中谷も対戦相手の質の低さが残念です。

しかし、世界初挑戦で階級最弱のアドリアン・エルナンデスではなく、あのときのドニー・ニエテスを選択する日本人ホープなどいるわけがありません。

Tモバですら失敗興行だと思っていない井上信者の多くはエルナンデスを最強王者だったと騙されているかもしれませんが、ここでも紹介した当時のリング誌ランキングや、その後のエルナンデスを見れば最弱だったことがよくわかります。

フライ級時代のローマン・ゴンサレス、ジュニアバンタム級のシーサケット・ソールンビサイ、ファン・フランシスコ・エストラーダ、ジョンリール・カシメロ、ゾラニ・テテ…井上がニアミスしたファイターはなかなかのメンツです。

特に、シーサケットはロマゴンに勝ってPFP入り、エストラーダも撃破、リング誌でも対戦予想が掲載され、実現していたらキャリア最強の相手でした。

やらなかった理由がわかりません。

軽量級への評価が格段に進んだ時代とはいえ、井上は原田が獲れなかったFighter of the yearに輝きました。

また、対戦相手の質が低いとはいえ、階級支配度は原田の比ではありません。

ただ、質の高い相手と戦っていない井上は、まだ試されていないのです。

劣化版ノニト・ドネアとの初戦で苦戦した、ルイス・ネリやラモン・カルデナスというオリジナル8の時代なら世界ランカーにもなれていないだろう相手に転がされた…。

反射抜群の全盛期ドネアなら、目ではなくアゴかテンプルに喰らってKO負けだったと言われますが、それはタラレバ。

ダウンについてはあの瞬間以外は、ネリやカルデナスに格の違いを見せつけました。

9月のムロジョン・アフマダリエフは無敗でないことが残念ですが、間違いなくキャリア最強。

井上が勝利したあとも、その価値を高めてくれる活躍を見せてくれる可能性があります。マーロン・タパレスのような議論を呼びまくる勝利ではダメですが。

個人的には、現時点で21世紀最高はもちろん、オールタイムでも原田に激しく迫っていると思います。

じゃあ、来年の中谷戦で負けたら?今度は中谷が原田に迫るの?と聞かれると、うーんと唸るしかできません。

ディケイド評価の高度な俯瞰で、井上が原田を越えるには飛び抜けて高い評価のファイターに勝つしかないのかもしれません。



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yuin

2025/07/06 18:55

山中、そんなに高いですかね。西岡や内山はより穴がなかった気がします。オールドは含まずですか?

元記事:  【Fighter Of The Decade】井上、中谷、井岡、拳四朗…はたまた?⑤ 【彼らを日本ボクシング史上で上位に数えて良いのか???】 (編集)

IPアドレス:

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山中慎介が日本にもたらした、ファイティング原田以来のバンタム級リング誌ベルト。


「PFP評価が絶対」とすると、山中慎介と内山高志は西岡よりも上です。

ただ、どうして山中と内山がPFPに数えられて、西岡がそうではなかったのか?

その最大の理由は西岡のキャリア・ハイ(2011年:EBCジュニアフェザー級タイトル7連続防衛)と、山中のキャリア・ハイ(2017年:WBCバンタム級12連続防衛)/内山のキャリア・ハイ(2015年:WBAジュニアライト級11連続防衛)の時間差です。

西岡のキャリア・ハイが2015年や2017年にずれ込んでいたなら、間違いなくPFPに数えられていたでしょう。


前回のお話で、私が提案した「日本のオールタイムPFP」(1位:井上、2位:中谷、3位:山中、4位:拳四朗、5位:内山、6位:井岡、7位:田中、8位:長谷川、9位:西岡、10位:すぐに現れるであろうPFPに接近する日本人)の根拠にあるのは、現代のファイターが欧米から評価されやすい環境にある、というだけです。

インターネットもユーチューブも存在しなかった時代、そして定期的なPFP評価がなかった時代に、リング誌や英国ボクシングニューズ誌から高く評価されていた具志堅用高は、現代ならPFP評価を受けていた可能性大です。

また、具志堅よりもひと昔遡るファイティング原田は、後世に1960年代PFP1位に評価されるエデル・ジョフレを2度撃破しました。もし、インターネット時代と同じように当時もPFPランキングが常態化していたなら、原田がタイトル獲得の1965年から陥落の68年までPFP1位だった可能性は十分。

井上尚弥のFighter Of The Yearも「日本人2人目の快挙」になっていたかもしれません。

全ての階級を平等に見るPFPの考えなら、ジュニアミドル級の世界防衛記録を持っていた輪島功一もPFP10傑に入っていたと考えて良いでしょう。

また、インターネット時代なら、渡辺二郎の世界評価も大きく変わっていたでしょう。



PFP評価を優先すると、すでにランキング経験のある6人がトップ6を占め、7位以降もこれから続々とPFP入りするであろうファイターがランキングを埋めていくことになります。

ーーー2010年スタートのリング誌デジタル版PFPなどポッと出の評価をオールタイムグレート・ランキングに当てはめるのが、多くの人を納得させることができないのは、ちょっと考えれば誰にでもわかります。

ほぼ全ての歴代評価も、インターネット時代のPFPランキングを重視していないのは明らかです。

では、そこを補正すると歴代評価はどうなるのか?






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