カテゴリ: 複数階級制覇

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時短営業もいいけど「お一人様」は別でいいでしょう。松本人志じゃないけど、絶対おかしいです。一人のみ率の高い私からすると、全く納得できません。

肉は小ぶりでもなかなかな焼鳥屋を発見。白モツ=右から二番目=は「もっとレア」でと、もう一本注文。

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「これ、ブルースリーの真似してヌンチャクをぶつけて怪我したところ。ものすごく痛かった」。

3階級制覇を達成したボクサーはマニー・パッキャオ(8階級制覇)、オスカー・デラホーヤ(6階級制覇) ら55人にのぼります。

最初に3階級制覇を成し遂げたのはミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級を制覇したボブ・フィッツモンズ(1903年)。 

トニー・カンゾネリ、バーニー・ロス、そしてヘンリー・アームストロング(1938年)と4人が大偉業を達成してからは、団体分裂や階級増殖などの〝恩恵〟があったにもかかわらず、5人目は1981年のウィルフレド・ベニテスまで43年も待たなければなりませんでした。

つまり、1903年を紀元とする55人名簿のうち50人が1981年からの40年でリストアップされたのです。

そして、21世紀最初の3階級制覇はフェリックス・トリニダード、22人目の〝偉業〟でした。現代ではもはや、3階級制覇はカッコ付きの〝偉業〟としか表現できない時代になりました。

ティトが22人目。つまり、118年の歳月で積み重ねられた55人リストのちょうど60%を占める33名は、この20年で量産されたのです。

さらに、この5年間で見ると13人が〝偉業〟達成。このうち5人が日本人です(井岡一翔・八重樫東・長谷川穂積・井上尚弥・田中恒成)。

明日、WBOジュニアライト級王者ジャメル・ヘリングに挑戦するカール・フランプトンがタイトル奪取に成功すると「アイルランド史上初の3階級制覇」と注目を集めています。
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「英国」まで視野を広げて見ても、3階級制覇はフィッツモンズ、デューク・マッケンジー、リッキー・バーンズの3人だけ。

小刻みに細分化された超軽量級をマーケットとする日本で複数階級制覇が持て囃されるのに対して、ミドル級以上がメジャーの英国では安易な階級制覇は見られません。

ミドル級以上となると、欧米で需要の高い階級だけに簡単に世界挑戦が出来ないという事情もあるでしょうが、人気階級であるがゆえにそこにとどまるメリットも少なくないということです。

とはいえ、日本でも5年で5人がマークした3階級制覇に、英国が3人しか達成していないというのは意外です。

英国ボクシングニューズ誌や、ボクシングマンスリー誌(2019年廃刊)を読んでいても複数階級制覇への評価や意識が希薄であることは簡単にわかります(もちろん、マニー・パッキャオの8階級制覇にまでになると、さすがに大特集しますが)。

日本の場合は、複数階級が層の薄い超軽量級で存在証明する最もわかりやすい方法になっているのです。

超軽量級のジュニアフェザーから、軽量級の入り口フェザーを制覇、そしてジュニアライトを狙うフランプトンは英国(フランプトンの国籍は北アイルランド=英国)では非常に珍しい存在です。

レオ・サンタクルス初戦(ニューヨーク・バークレイズセンター)でも、フランプトンのホームのような大声援が送られました。

ファン・フランシスコ・エストラーダはもちろん、ゲイリー・ラッセルJr.らが不遇な扱いを受けるのを見るまでもなく、軽量級の需要が低い米国でサンタクルスやアブネル・マレスとともに、アイルランドのジャッカルは例外的な存在です。

「フィッツモンズは別格だけど、私が3階級制覇したらマッケンジーとバーンズよりも上だろう」 (フランプトン)というのは、その通りです。

現時点でも、2016年にBWAAとESPN、リング誌の Fighter of the Year 三冠を達成したフランプトンの方が、PFP経験すらない二人よりも遥かに上です。

オッズは相変わらず拮抗していますが、レーザーシン(カミソリ一枚の差)でヘリングが支持されていますが、フランプトンが主導権を握って明白な判定か、終盤ストップ勝ちと予想します。

フランプトンはサンタクルス初戦ではアンダードッグだったものの、ドネア戦をはじめ多くの試合は圧倒的有利のフラグが挙げられていただけに、このオッズは「ヘリングが強い」というよりも「フランプトンにとって130ポンドは重い」という旗印でしょう。
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まだ渋谷の東横線が地上にあってカマボコ型の外壁だった頃。

そんなある日。蜜で飛沫が飛び交う酒場で、私が酒を酌み交わしてたのは東南アジアやアフリカからゴマやエビを扱う輸入商社の熱田さん(仮名)。

バブル崩壊と東南アジアの政治不安を受けて、熱田さんの会社は事業再編を迫られていました。

熱「辰吉くん(私のことです、仮名)、あの国からは撤退しようと考えてるんだ。月ロケットも設計ミスで軌道からズレたら最初からやり直し、出直しだしな」

辰「このドサクサに債権踏み倒した取引先とはもう手を切るべきですが、ちゃんと支払ってきてる会社との仕事をここで切るのはもったいない」

熱「何、言ってるの?あの大混乱見たでしょ?また、治安が落ち着いたら仕切り直すつもり」

辰「この政情不安で信用できる取引先がはっきりわかったじゃないですか。こっちから切ったら彼らは別のパートナー探しますよ。ズレた軌道の先にある別の星を目指す手もありますよ」

熱「ああ???ロケットには人が乗ってるんですよ!月までの燃料しか積んでないし!政情が元どおりになる保証なんてどこにもないのに!別の星なんてたどり着けるわけないでしょうが!」

辰「人が乗ってるとか、燃料の話、最初にして下さいよ。というより、熱田さんの仕事、ゴマ売りでしょ、月ロケットに例えるからややこしくなるんです」

熱「あーー!今、ゴマのことバカにしたな?ゴマ、バカにされたらもうあんたとことは付き合ってられない!仕事に貴賎があってたまるか!」

辰「バカにしてませんよ、東南アジアのゴマ売りも北京の皿回しも立派なお仕事じゃないですか」

熱「やっぱりバカにしてる!北京の皿回しと一緒にしやがって!」

辰「あー、今、北京の皿回しをバカにしましたね?仕事に貴賎ないって言ったその口で」

熱「あんたの例えが飛躍しすぎてるからだろ!」

辰「月ロケットと北京の皿回し、どっちが飛躍してるんですか?」

最初は聞こえないふりしてた周囲のお客さんもその頃には、声を出して笑うようになり、熱田さんも「ちょっとヒートアップしたけど、真面目な話ししてたのに北京の皿回し出しやがって」とつぶやいたところでプッと吹き出しました。「ほんと、これ、笑い事じゃないんだけどな」。

結局〝別の星〟を目指すことになって大変なことになるのですが、忘れたい記憶です。

そんな昔の失敗談よりも、【スーパースターへの跳躍】ライトからウェルターへ。12ポンドのフロッグ・ジャンプ!【キングryは石の拳を持っているのか?】の話です。

デュランとパッキャオの乗った定員2名で設計したロケットに、モズリーが割り込んできたのです。

そして、ここでも〝別の星〟を目指すのです。仕事じゃないし、お金も一銭も絡んでないし、〝東南アジアのゴマ惨劇〟に比べたら気楽な天国への飛行航路です。


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2001年6月23日、ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデンアリーナ。その米国デビューはまさにサンダーボルト(電撃)でした。

ロベルト・デュラン、シェーン・モズリー、マニー・パッキャオ。

ライト級からいきなりの〝ウェルター制圧〟を果たした3人は、当たり前のことながらライト級では圧倒的な存在でした。

ライト級王者に挑戦した時点での戦績を振り返ると、21歳のデュラン(28戦全勝24KO無敗)、25歳のモズリー(23戦全勝22KO無敗)とまさに怪物的な快進撃で世界タイトルも蹂躙して見せました。

一方でパッキャオは29歳と最も年齢を重ね、戦績も51戦46勝34KO3敗2分と二人の先人と比較すると平凡なものでした。

ただし、デュランとモズリーが世界戦線に躍り出たばかりだったのに対して、既にパックマンと呼ばれていたフィリピン人は数々の大勝負に劇的な勝利を収めながら「一発殿堂確実」と認められるレガシーを築き上げていたのです。

表層的な数字こそ平凡ですが、ライト級挑戦時のパッキャオは怪物〝的〟ではなく、怪物でした。 

そして、タイトル奪取を含めたライト級での世界戦績はデュランが13戦全勝12KO、モズリーは9戦全勝8KO。パッキャオは1勝1KOとたった1試合しか戦っていませんが、それが逆に〝飛び級でウェルター制圧〟の凄みを際立たせています。

ライト級で絶対王政を敷いたデュランとモズリー。そして人気クラスのライト級をたった1試合の〝腰掛け〟 扱いにしたパッキャオ。

彼らの共通点は①ジュニアウェルターをスキップして、②ウェルター級を象徴するスーパースターを倒し、③PFP1位、という3点に集約されます。

ここでも、ウェルター級を制したことでPFP1位に輝いたデュランとモズリーに対して、パッキャオはジュニアライト級時代ですでにPFP1位に駆け上がっていました。

いずれにせよ、この3人はそこいらのライト級とは全く異質の存在だったのです。

現在、スター選手がひしめき激戦区のライト級シーンですが、ワシル・ロマチェンコもテオフィモ・ロペスも、デビン・ヘイニーもライアン・ガルシアも、彼らと比べると一人残らず〝そこいらのライト級〟に過ぎません。

そして、ライト級から飛び発った3人は、それぞれの航路を突き進んでいくことになります。
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あと170日。
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年越しで働き続けるカウントダウン時計というのもめったやたらに拝めるものじゃありません。

🌸🌸🌸

今日の白昼話はDREAM MATCH2。

ウェルター級やミドル級は日本人にとっては世界挑戦すら至難の「地図にないクラス」ですが、米国ではここがホットゾーンです。

米国で常に100万ドルプレーヤーが割拠している階級は、ヘビーとミドル、ウェルターだけです。

ライトやジュニアウェルターといったウェルターに続く階級も人気で、大きな試合が繰り広げられることがありますが、それは特別なスターが現れた特別な時間だけです。

人気があるとはいえ、少し上を見ると絢爛豪華なウェルター級が視界に入るわけですから、ライトやジュニアウェルターで傑出した人気や実力を持つファイターが進む方向は決まっています。

とはいえ、競技人口が分厚く、選手報酬も高額なウェルター級の世界は過酷です。

ライトからウェルターの3階級制覇に成功したボクサーはフロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオら史上8人しかいません。

①ヘンリー・アームストロング(フェザーから)

②パーネル・ウイテカー

③オスカー・デラホーヤ(ジュニアライトから)

④シェーン・モズリー

⑤メイウェザー(ジュニアライトから)

⑥パッキャオ(フライから)

⑦ロバート・ゲレーロ(フェザーから/ウェルターは暫定なので世界的には認められていません)

⑧エイドリアン・ブローナー(ジュニアライトから)

⑨テレンス・クロフォード
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そして、そして、この8人リストに名前がない、一人のド変態がいます。

ライト級からジュニアウェルター飛ばしでウェルター級を制したロベルト・デュランです。

現代ボクシングで最も重要な「誰に勝ったのか?」を考慮すると、デュランのウェルター制覇が史上最大の勝利であることに、誰も異論はないでしょう。

あのとき、レナードが選択したスタイルがデュランにとってオーダーメイドだったとしても、あのレナードに初黒星を付けた衝撃は変わりません。

そのデュランがやってのけたライト級からジュニアウェルターのタイトルをスキップしていきなり〝ウェルターを制した〟衝撃は28年後の2008年にパッキャオによって再現されます。

歴史上、石の拳とパックマンしか突き破ることが出来なかったライトからウェルターへのダイレクト制圧。

今、この離れ業に挑もうとしているのが、ライアン・ガルシアです。

22歳の人気者がターゲットと睨むのは、42歳の生きる伝説、パッキャオ。

メキシコ最大のホープが、21世紀最高のグレートに挑む大一番は正式決定はまだというのに「13年後に巡って来た因果」も絶妙のスパイスとなって大きな関心を巻き起こしています。

対戦決定でも、パッキャオがWBA休養王者に格下げられていることから、世界タイトルはステイクされない見通しです。

しかし、瑣末な世界タイトルがメガファイトのスケールに何の影響も与えないことは、フィリピン上院議員が何度も証明済みです。

まあ、WBCあたりは豪奢なメキシコベルトを設えそうですが。

DREAM MATCHと銘打たれた世紀の大番狂わせから13年。

DREAM MATCH2も衝撃を起こすのか?

そして、大方の予想通りにリングの伝説がSNSのお調子者を叩きのめすと、昨年のFighter  Of The Yearも指を咥えて黙っているはずがない、と見られています。

日米で同時に勃発したライト級ウォーズ、その花舞台がレジェンドの最終章になびいてしまうのは少し残念な気もしますが、コナー・マクレガーよりはマシかもしれません。

ライトからウェルターへ。

圧倒的不利予想の中、一足飛びでスターダムの頂点を強奪したパナマとフィリピンの怪物がやってのけた衝撃の〝巨人狩り〟を振り返り、ライト級の勘違いも甚だしい温室育ちの青二才どもに同じことが出来るかどうかを考えてみます。
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現在、世界王者に就いているボクサーでの最多階級制覇はWBAウェルター級王者マニー・パッキャオの前人未到の「8」。

これは、2位のオスカー・デラホーヤの持つ「6」を二つも引き離す史上最多の階級制覇でもあります。

パッキャオに続くのは4階級制覇で、カネロ・アルバレス と井岡一翔、ローマン・ゴンザレスの3人。

マイキー・ガルシアやレオ・サンタクルスら玉座を喪失しているので、ここではカウントしません。

田中恒成は3階級制覇ですが、全勝無敗。もし、井岡にも勝って4階級制覇となると、史上最短16戦目での4階級制覇、しかも無敗の現役王者です。
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井岡が勝つにせよ、田中が勝つにせよ、この試合の勝者はタレントひしめくジュニアバンタム級でさらなるビッグファイトを追求することになりますが、次の階級制覇も視野に入れているはずです。

昨年、マイキーがエロール・スペンスに挑戦したとき「〝史上最速〟の5階級制覇達成なるか?」とESPNなど一部メディアが取り上げました。

もし、マイキーが勝つと最初のフェザー級王座獲得から10戦目でウェルター級到達でしたが、現実は「階級の壁というよりもスペンスの壁」(浜田剛史)に跳ね返されてしまいました。

現在の〝記録〟はレナードの「11」試合。続いてフロイド・メイウェザーとトーマス・ハーンズの「21」試合、オスカー・デラホーヤの「25」試合。

田中が大晦日に井岡を下して16戦目で4階級制覇。

そのまま17戦目でも究極の日本人対決・井上尚弥戦にも勝つとレナードに次ぐ〝史上2位〟ですが、レナードの「11」は、現時点でもすでにタイムアウトです。

悪い意味でめちゃくちゃです、レナード。卑劣です、レナード。

ランキング捏造やキャッチウェイト、ダブル階級ステイク…今のボクシング界を汚染している腐敗の数多くはレナード起源です。

日本で「デビュー最短」がクローズアップされるのは、軽量級が世界挑戦しやすい土壌にあるからです。まだプロで10戦もこなしていないボクサーが世界に挑戦する、軽量級ならではです。

いろんな意味で軽量級、特にジュニアフェザー以下は軽い、とにかく軽いのです。

富裕な日本のボクサーによって軽量級のタイトルが弄ばれる…今に始まったことではありません。

しかし、日本が本気になれば超人気階級のミドル級でも同じことができることを村田諒太が証明しました(アッサン・エンダムとの初戦で勝っていれば13戦目で最短記録)。

トップランクじゃありませんが「THIS IS BOXING」です。

タクシーの中でポチポチ打ってると話が逸れまくり、井岡と田中の話です。

テレビ生中継するTBSの深夜ニュース番組「ニュース23」でも昨晩、ぺろっと報じられました。

さすがTBS、見なきゃ良かったな内容でした。
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最低です。

内藤大助は素晴らしいフライ級王者です。世界王者になる前から、面白い試合を何試合も見せてくれました。

しかし、こんなの、ご本人がリップサービスのつもりで口にしたとしてもカットするのが当然です。

「東大vs京大」?。くだらないクイズ番組のコピーか?

「3階級制覇vs4階級制覇」をテーマにしたんなら、海外の事例と比べるとか、短い時間でも正しい方向から興味を惹起するやり方なんていくらでもあるはずです。

リング誌やESPNの「ものすごいサーカスがやってくるぞ!」な大業な告知はいいのです。

試合前はとことん尊敬して正しく盛り上げて、試合が面白くなければ批判し、酷評するーーそれがメディアの正しい姿勢です。

こんな名勝負確実のビッグファイトを、ぬるく告知するな!
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★4階級制覇以上の現役選手と〝王手〟の現役選手★
 
【8階級制覇】マニー・パッキャオ

【4階級制覇】ノニト・ドネア、エイドリアン・ブローナー、ローマン・ゴンザレス、マイキー・ガルシア、ドニー・ニエテス、井岡一翔、カネロ・アルバレス、レオ・サンタクルス

【4階級制覇に王手】ジョンリール・カシメロ、井上尚弥、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコ、アブネル・マレス、ユリオルキス・ガンボア、ホルヘ・リナレス、田中恒成


4−X王者(4階級制覇)で現役最強は誰か?

8人の4−Xファイターを見渡すと、週明け16日に38歳の誕生日を迎えるノニト・ドネアと、現在38歳のドニー・ニエテスはどう贔屓目に見ても全盛期はとっくの昔に過ぎ去っています。

昨年、引退宣言をして今年になって撤回、今月3日には暴力事件での法定支払期限を破って収監されたエイドリアン・ブローナーは、そもそも論外。

キャリアに終止符を打ちかねない衝撃的なKO負けを喫したレオ・サンタクルスも4−X最強の俎上には上がりません。

エロール・スペンスJr.の大きな壁に跳ね返されたマイキー・ガルシアは、濃密な行き詰まり感が漂っています。

王座復帰を果たしたとはいえ、シーサケット・ソールンビサイに痛烈に沈められた33歳のローマン・ゴンザレスも「ファン・フランシスコ・エストラーダとの再戦で惨敗なら引退」とみられており、キャリアの着陸態勢に入っています。
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というわけで、現役最強4−Xの俎上に上がるのは〝ちょいワル〟ヒーローの井岡一翔と〝巨悪〟カネロ・アルバレスの一騎打ちです。

PFPを物差しにしてしまうと、BWAA(1位)とESPN(2位)、リング誌(1位)の三大PFPのスイープ目前のカネロに対して、井岡はいずれも〝次点エリア〟で徘徊している状況。

現時点の現役最強4−Xは、残念ながらカネロです。

ただ、井岡が田中恒成との大晦日決戦で勝利すると、PFP入りの可能性十分、カネロとの差は縮まります。

さらに、次はロマゴンとエストラーダの勝者との対戦が実現、そのビッグファイトも勝ち抜けばカネロの背中がはっきり見えてくるでしょう。

もちろん、田中が井岡に勝利しても同じことが言えます。もしかしたら、井岡が勝つよりも無敗の田中が勝つ方が高い世界評価を与えられるかもしれません。

どっちを応援するかは難しいですが、勝者を讃える準備は完了です。

当初、報道されていた「大阪」か、田中のホーム「名古屋」での開催が盛り上がると期待していましたが中立の東京開催に落ち着いたのは少しだけ残念でした。

まあ、そんなことこのマッチアップを考えると些細なことです。

東京開催のおかげで観戦にも行けますし…と書いたところで…大晦日に観戦に行く気満々になってましたが、これってどれくらいの観客を入れるのでしょうか?

確か、キャパ4000とかですから50%で2000人、チケットは手に入るのだろうか…? 
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12月31日、大田区総合体育館。

WBO世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ、チャンピオン井岡一翔vs田中恒成。
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日本人対決のほとんど全てがAサイドと、Bサイドの色分けがハッキリした〝デキレース〟だったのに対して、このマッチアップは50-50、どちらにとっても絶対に負けられない戦いです。

世間の関心の差こそあれ、辰吉丈一郎vs薬師寺保栄と同じ意地と意地がぶつかり合う名阪対決、違うのは試合予想が拮抗していることでしょう。

軽量級で考えうる最大のビッグファイトは井上尚弥vsファン・フランシスコ・エストラーダでしょうが、この井岡vs田中も世界中のボクシングマニアが涎を流す好カードです。

この試合の勝者が山中慎介、内山高志、井上尚弥に続く史上4人目のリング誌PFPファイターに名乗りを上げる可能性があります。

そして、この試合の勝者が井岡であれ田中であれ、現在8人いる4階級制覇のボクサーの数は変わりません。

★4階級制覇以上の現役選手★
【8階級制覇】マニー・パッキャオ

【4階級制覇】ノニト・ドネア、エイドリアン・ブローナー、ローマン・ゴンザレス、マイキー・ガルシア、ドニー・ニエテス、井岡一翔、カネロ・アルバレス、レオ・サンタクルス

【4階級制覇に王手】ジョンリール・カシメロ、井上尚弥、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコ、アブネル・マレス、ユリオルキス・ガンボア、ホルヘ・リナレス、田中恒成


井岡が現役4階級制覇王者のまま試合が終わるのか。それとも田中が現役9人目の4階級制覇王者として名乗りを挙げるのか。

「そもそも、階級制覇やアルファベット王座に、チャンピオンとしての価値や意味がどこまであるのか?」「腐敗一途のボクシングPFPと、テニスなどまともなメジャースポーツのランキングを同列に考える馬や鹿はどうして蛆虫のごとく沸いてくるのか?」…なんて真っ当な疑問はさておき、たった一つの真実があります。

井岡一翔と田中恒成が、軽量級屈指のハイレベルなファイターであること。

この二人が、プライドの塊であるということ。 

海外メディアも二人のメガファイトを大きく報じています。

あと2カ月足らず、「4−X王者」を賭けた激突を追いかけて行きます。

大晦日!仕事なんてない!日本にいる! 当然、見に行くぜ!!!!!!!
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何もかもが軽くなってしまった現在のボクシングシーン。
「2階級制覇」も「歴史的な偉業」と考える人は、もはやどこにもいません。

しかし、偉業から日常に堕落した2階級制覇でも今なお、ヘビー級を着地点とするそれは、偉業に数えて差し支えないでしょう。

明後日、日本時間の10月31日早朝、ロンドンで 元 undisputed cruiserweight champion =完全統一クルーザー級王者オレクサンダー・ウシクが、デレク・チゾラを相手にヘビー級制覇の〝二次試験〟に挑みます。
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チゾラ、最高です。
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有楽町、麻辣川府で昼ごはん。やはり辛いやつにすべきでした。
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こういう↑練習風景を見るとロマだと思っちゃいますね。

この先、さらに団体と階級が増えても、最後まで「偉大」のまま残るであろう「ヘビー級を着地点としたスペシャルな2階級制覇」。

1945年以降の近代ボクシングでは1985年にマイケル・スピンクスがラリー・ホームズを攻略して史上初のライトヘビー級王者からヘビー級王者となりました。

その後、イベンダー・ホリフィールド、マイケル・モーラー、ロイ・ジョーンズJr.、デビッド・ヘイの4人が、ヘビー級に着地する2階級制覇を果たしました。

35年間でたったの4人、です。この2階級制覇が、いかに特別かを物語る数字です。そして2団体時代には一人もいなかったという事実も、このスポーツの現状を如実に伝えてくれています。

しかも、まともにヘビー級に君臨出来たのはホリフィールドだけという異常なまでに狭き門です。

週末のハロウィンではガーボンタ・デービスとレオ・サンタクルスが130ポンドと135ポンドの二つの階級を同時に懸ける倒錯の世界戦に、バンタム級では井上尚弥が保持するリング誌、IBF、WBAの3つの王座を懸ける防衛戦をジェイソン・マロニーを相手に行いますが、ウシクvsチゾラには世界王者のベルトは1本もステイクされていません。

それでも、この試合がハロウィンの日に世界的な注目を最も集めるとみられる理由は、ウシクがこの最難関の2階級制覇の道程にあることをボクシングファンが知っているからです。

もし、ヘビー級でも完全統一王者になるとホリフィールド以来、近代史上2人目の大快挙になります。

そして、ホリフィールドは3団体時代でしたから、4-Belt Era=4団体時代となると史上初、完全統一の2階級制覇も史上初です。

しかし、ヘビー級とはいえ、ウシクはウクライナ人。米国にファンペースがあるわけがない旧ソ連からの独立国です。

ウクライナのヘビー級と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはクリチコ兄弟です。

あんなに強かったのに、米国では「試合が面白くない」と因縁を付けられ、スターダムの頂点に立つことは叶いませんでした。

「パッキャオよりずっと強いんだけどな」(ウラジミール)という呟きも米国ファンからは非難の矢を集めるだけでした。

頂点階級で絶対王政を敷くウラジミールには、パッキャオには出来た上の階級のスター選手相手に番狂わせを起こす曲芸は、良い意味で不可能にもかかわらず。

ヘビー級でよりテクニカルなスタイルに傾倒するであろうウシクが世界王者になると、やはり「試合が面白くない」と因縁を付けられるでしょう。

頂点に立てるかどうかはわかりませんが、そこではアンソニー・ジョシュアやタイソン・フューリー、デオンティ・ワイルダー らいわゆるForbes fighter(Forbes誌のアスリート長者番付にランクされる超人気ボクサー)が覇を競っています。

それが、ウラジミールとの決定的に大きな違いです。

そのステージまで、ウシクが上がることが出来るのか?

それはまだ、誰にもわかりません。明後日の試合も重要な一戦ですが、二次試験に過ぎないのですから。
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最短で世界王者。

最短で複数階級制覇。

王者の無敗記録。

「プロキャリア最短記録」は主に日本で関心が払われるのは、ほとんどのボクサーが少ないキャリアで世界挑戦が実現しやすいジュニアフェザー級以下の超軽量級が主戦場だからです。

逆に、欧米で取り上げられることの多い「王者の無敗記録」はロッキー・マルシアノの打ち立てた「49戦全勝」がベンチマークとなっていますが、定年制や、何よりも選手寿命の短い超軽量級ボクサーがこなせる試合数が少ないことから日本人には縁がありません。

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最初の世界挑戦までに、ある程度の試合経験が求められる欧米では「複数階級制覇に要した試合数の最少記録」が取り上げられることはあります。

日本のファンが意識することの少ない記録ですが、五階級制覇に要した最少試合数の記録はシュガー・レイ・レナードのなんと11試合。「一階級制覇」に要した試合数はわずか2.2という驚異のスピードです。

「11試合で五階級制覇」。永遠に破られない記録に思えますが、昨年3月にマイキー・ガルシアがIBFウェルター級王者エロール・スペンスJr.に勝利していれば10試合で五階級制覇、記録更新でした。

この「最少試合数」を四階級制覇で〝公平に〟見るとマニー・パッキャオの5試合が〝世界記録〟。ファン・マヌエル・マルケス(ジュニアライト級)、デビッド・ディアス(ライト級)、リッキー・ハットン(ジュニアウェルター級)、ミゲール・コット(ウェルター級)の4試合四階級制覇のプロセスで新規王座に挑まなかったのはノンタイトル戦のvsオスカー・デラホーヤだけでした。 

一方で「11試合で五階級制覇」の最少試合数記録保持者のレナードは、最初のタイトル獲得が24戦目、「21試合で五階級制覇」のフロイド・メイウェザーは18戦目、計画的な複数階級制覇を遂行したデラホーヤでも12戦目でした。

大晦日に田中恒成が井岡一翔を下して16戦目での四階級制覇に成功すると、パックマンの5試合、マイキーの8試合、レナードの11試合(なぜか四階級と五階級制覇に要した試合数が同じというありえないトリックです)、メイウェザーの12試合、デラホーヤの13試合の後塵は拝しますが、トーマス・ハーンズの17試合を抜いて史上6位。しかもデビューからの試合数というオマケ付きです。

「デビューから」とか「王者として」「必要試合数 」とかなんだか欧米の記録って人為的な縛りが多いなあ、と感じたあなたはご明察です。

そして、レナードの「11試合で五階級制覇」やマイキーの「10試合で五階級制覇」にも、そんな作為的な縛りがあることもお気づきでしょう。

この「最短五階級制覇」記録の本当の持ち主はパッキャオの「7試合」です。

ESPNやリング誌が持ち出す「最短試合の五階級制覇」には「最初のタイトルを獲ってから」という縛りがかけられているのです。

この理不尽な縄縛に絡まれると、パッキャオの五階級制覇はフライ級からカウントされ、ライト級獲得まで27試合を要した計算になってしまうのです。

米国とメキシコが形成した排他的なギルドによる「パッキャオ外し」の一例です。
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複数階級制覇が日常的になり、マニアの間でPFP1位への注目度が高まっている現代。

複数階級制覇とPFPは階級を〝超える〟という点で共通点を持ちます。

そして、今日現在のリング誌ランキング10傑を見ても、複数階級で王者になっていないのはオレクサンダー,ウシクと、ゲンナディ・ゴロフキン、エロール・スペンス、アルトゥール・ベテルビエフの4人。

その中で、複数階級制覇への意欲を見せていないのはゴロフキンだけです。

残る6人の階級制覇数を合計すると23、マニー・パッキャオの「8」が大きなインパクトを与えているとはいえ、平均は3.8になります。
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本番とは関係ありません。

元々の発想からしてPFPはヘビー級に敷居が高く、複数階級制覇を重んじる傾向が強いのは当然です。

そして、それが妄想とはいえ強さの序列である以上、敗北や苦戦がランクダウンにつながるべきですが、ここに大きな矛盾が横たわっています。

例えば、フェザー級上がりのマイキー・ガルシアはウェルター級最強と目されるスペンスに敗れて、PFPからランクアウトされました。

勝てば、少なくともランキングが下がることなないのは理解出来ます。

しかし、PFPという概念上でもマイキーは敗れたのでしょうか?

あるいは、あのときの相手がスペンスではなく、タイソン・フューリーで同じ内容で判定負けしていたとしてもランクアウトしたのでしょうか?

明白なルールや哲学があるわけもないPFPですが、もっと厳密に「階級を超えて誰が強いのか」のPFPを追究してゆきます…。
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フォーブス誌のThe World’s Highest-Paid Athletes 2020ではヘビー級3人の後塵を拝したカネロ・アルバレスですが、7月18日で30歳になったばかりの赤毛のメキシカンが少なくとも北米ではこのスポーツの主役であることは間違いありません。

ただし、ゲンナディ・ゴロフキンとの第3戦を除外すると、魅力ある対戦相手はほとんどいない状況です。

DAZNは世界戦略の柱として「9月12日にWBAスーパーミドル級王者カラム・スミスと英国での対戦交渉中」と公表していますが、まだ決定していません。

DAZNがスミスに提示した報酬は500万ドルと言われ、これをMundo(世界を征服する男)が受け入れるとはメディアもファンも考えていません。

直近の試合でスミスを苦しめたジョン・レイダーと、村田諒太の対戦者候補にも挙がったことのあるジェイソン・クイグリーに落ち着くのでは?とみられています。

しかし、レイダーもクイグリーもDAZNが期待する加入者数を確保するには英国での人気はあまりにも低いのが実情で、最近の試合で二人とも黒星を喫していることからもファンの関心は高まりそうにありません。

さらに、スミスはマッチルーム(DAZNと業務提携)傘下ですが、試合放映権は英国スカイスポーツが握っており、調整は非常にタフなものになりそうです。

DAZNとライバル関係のESPNは「英国はDAZNが考えているような甘いマーケットじゃない」と、たとえスミス戦を手中に入れたとしても加入者数の大幅増には繋がらないと否定的です。

さらに「英国でスミスと戦うとなると米国での視聴者は低迷する」と英米共倒れを予想。

ボクシングファンとしては決定力に欠けるスミスと凡戦を見せられるよりも「ライトヘビーにちょっかい出したんだからアルトゥール・ベテルビエフやドミトリー・ビボルと落とし前つけろ」という気持ちですが「全盛期の超強豪」とは絶対にやらないのがカネロの揺るぎなき信条です。
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さすが人気者。まだ決定もしていないのに対戦候補3人とものオッズが出揃っています。こうしたオッズの先走りも欧米で人気がない軽量級ではありえません。残念ながら井上vsカシメロはどこを探しても見当たりません…というか試合組む気ないようですし、興味がないなら契約解除して開放して欲しいです。

そして、GGGの劣化とともに関心が薄れつつある「3」ですが、来年のシンコデマヨ週間、5月21日で内定しているともいわれています。

カネロが4500万ドル、GGGが3000万ドルと具体的な報酬の金額も複数のメディアが報じており「内定」しているのは確実です。

ただ、両者で7500万ドルという超高額報酬を支えるにはゲート収入が不可欠と考えられ、そこが不透明な状況では正式発表できないということでしょう。

2017年の初戦(ラスベガス:T-Mobileアリーナ)では2700万ドル、再戦でも2400のゲート収入を上げており、無観客だとこれがゼロ、観客制限でも大幅ダウンを強いられることになります。
#MAIN EVENTDATEPAIDGROSS SALES
VENUE/PROMOTER/TVATTENDANCE
1FLOYD MAYWEATHER JR vs. EMMANUEL PACQUIAO2005/2/1516,219$72,198,500.00
MGM, Mayweather Promotions, Top Rank, PPV
2FLOYD MAYWEATHER JR vs. CONOR McGREGOR08/26/1713,094$55,414,865.79
T-Mobile, Mayweather Promotions, Zuffa, TGB, PPV
3SAUL 'CANELO' ALVAREZ vs. GENNADY 'GGG' GOLOVKIN     09/16/1717,318$27,059,850.00
T-Mobile, Golden Boy, TGB, Banner PPV
4SAUL 'CANELO' ALVAREZ vs. GENNADY 'GGG' GOLOVKIN09/15/1813,732$24,473,500.00
T-Mobile, Golden Boy, TGB, Banner PPV
5FLOYD MAYWEATHER JR vs. SAUL 'CANELO' ALVAREZ09/14/1316,146$20,003,150.00
MGM, Golden Boy, Warriors, PPV
DAZNが抱え込んでしまったカネロ・アルバレスという11戦3億6500万ドルの不良債権。カネロは報酬の減額を受け入れたと伝えられますが、焦げ付いているのは変わりません。

カネロとDAZN、ともに前向きだった村田諒太との東京メガファイトもゲート収入が期待できない限りありえません。

カネロvsGGG「3」も来年5月に完全に近い形でのゲート収入が期待できないなら、9月の独立記念日週間への後ろ倒しになると言われています。

いずれにせよ「完全な形で観客を迎えることが出来るのは完全なワクチンが完成して半年後」(ESPN)。来年9月でも難しい状況に思えます。

GGGは来年4月8日に39歳、まだもう一花咲かせる選手もいますが、多くの場合は坂道を転がり落ちる年齢です。キャリア終盤になってようやく強豪との対戦が増え、激闘・苦戦を繰り返すカザフスタンの英雄は「もう一花」が期待出来ないタイプかもしれません。

黄昏時を迎えたIBF王者は9月か10月にカミル・シェルメタを迎えて初防衛戦のリングに上がる予定です。

オッズはGGG1/25(1.04倍)、シェルメタ11/1(12倍)とミスマッチレベルが、試合が近づくとデレビャンチェンコ戦のときのように「スパーリングで不調、反射の劣化が明らか」の噂が飛び交い接近するかもしれません。

10月で31歳になるシェルメタは21戦全勝無敗ながらもKOはわずか5という、羽毛の拳を持つポーランド人。

エマヌエーレ・ブランダムラが返上した欧州タイトルに収まったシェルメタは、アマチュア実績も乏しく、プロでも世界レベルとの対戦経験はゼロ。

カネロ戦に向けての試し斬りには格好の獲物、安全保証書付きですが、今のGGGはいつ決壊しても不思議ではないヒビだらけのダムにも見えます。 

それにしても、カネロ。

強豪ライトヘビーとは戦う気はなし、GGGを除くとめぼしい相手は見当たらない、でもファンが注目する試合がしたい…贅沢な悩みに身悶えする「温室の貴公子」はこれから何をすればいいのか、極東の島国から考えてあげます。
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