カテゴリ: News Flash 出来立てホヤホヤ

WBCフェザー級王者決定戦。

いい試合でした。ブルース〝シュシュ〟キャリントンが9ラウンド1分29秒でカルロス・カストロを仕留めました。

第4ラウンド、31歳のメキシカンの右でキャリントンがダメージを負います。ここからがシュシュの真骨頂。カストロの右を封じ込め、主導権を取り戻して迎えた第9ラウンド。



右フックをクリーンヒットさせると、左ボディをはさんで右、左、右とコンビネーションを叩き込んでフィニッシュ。

「フェザー級を完全統一したい。試合を組んでくれ。ニューヨーク、大好きだ。シューヨークだ」。

ルイス・ネリとフルトンを苦しめたカストロをきれいに料理するのか?それとも、苦戦して彼らと同じ凡庸なファイターであることを曝け出すのか?ーーーこの問題にキャリントンは一発回答してみせました。

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風は追い風。

英国シェフィールドで生まれ、育ち、いまもそこを拠点とするダルトン・スミスにとって、ブレンダン・イングルとナジーム・ハメドは特別な存在だった。

英国最高のトレーナー、イングルの薫陶を受けたハメドはニューヨークへ乗り込み、旋風を巻き起こしたグレートだ。

その2人の映画「GIANTS」が封切りを待つタイミングで、スミスはニューヨークでWBCジュニアウエルター級王者サブリエル・マティアスに挑戦する。

そして、英国にとってジュニアウエルター級は最近ならアミール・カーンやジョシュ・テイラーを輩出した、思い入れの強い階級。

英国ボクシング史上で最も人気のあったファイターの1人、リッキー・ハットンも、このテン・ストーン級のスーパースターだった。そのハットンが昨年、天国に召された。



There’s only one Ricky Hatton


「英国でも米国でも大きなファンベースを持っていたハットンは、いつも私の憧れだった。リッキー・ハットンこそ唯一無二のヒーローだったんだ」。

ハットンの跡を継ぐ。それはダルトン・スミスの目標であり、英国ボクシングファンの願いでもあった。

オッズは王者が8/13(1.62倍)、スミスは13/10(2.3倍)。

「アンダードッグは気にしない。ハットンは何度も番狂せを起こした。コンスタンチン・チューに挑戦した時は、みんな自殺行為と言ってたじゃないか」。

ニューヨーク行きの飛行機が直前でキャンセル、トレーナーの父グラントとは別々の便で移動する、ちょっとしたトラブルにも見舞われた。

「全く問題なかった。父親が先乗りした翌日に私も合流できた」。

プエルトリカンが大きなコミュニティを形成しているニューヨークは完全敵地だが、スミスは意に介さない。

「マティアスはプエルトリコでIBFタイトルをリーアム・パロに奪われてるじゃないか。ホームアドバンテージは気にしないよ。私のファンも数百人がバークレイズセンターに来てくれる、心強いよ」。

フロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオとラスベガスで戦ったハットンは4000人以上のサポーターを引き連れた。スミスはその道のスタートラインに立っている。

風は追い風。



ダルトン・スミスの入場曲はArctic Monkeys の When the Sun Goes Down。シブい選曲です。


オープニングラウンド。様子見の王者はジリジリとプレッシャーをかけるが、手数は少ない。スミスはコーナーとロープには詰まらず、手数でリング中央へ押し戻す。スミスの右フックが力強い。10−9、明白に挑戦者。

第2ラウンド、激しい打撃戦へ。これは強打の王者が得意の展開。10−9でマティアス。

第3ラウンドもスミスは打撃戦の応じる。スミスの右が有効だが、どちらが倒れてもおかしくない。10−9でマティアス。

第4ラウンド。互角の打撃戦。挑戦者の右目から出血。10−9でマティアス。

そして第5ラウンドスミスの右がクリーンヒット、マティアスがぐらついたところに右の追い打ち。王者がカンバスに転がり大の字に。

なんとか立ち上がったマティアスでしたが、足元はおぼつかない。それを見た主審のリッキー・ゴンサレスが試合を止めました。

「アンダードッグにされたのはキャリア初めて、モンスターと戦ったのもキャリア初めてだ。タフな相手だった」。

"I didn't really stick to the tactics tonight. I played him at his own game. You can't hurt me and I knew I'd get to him."

マティアス相手に打撃に応じたのは作戦か?と聞かれて「作戦通りじゃない。相手の土俵で戦ったんだ。彼は俺を倒せない、でも俺は奴を倒せると思ったから」。

ヘビー級のファビオ・ウォードリー(WBO)、ウエルター級のルイス・クロッカー(IBF)、ジュニアライト級のジャザ・ディケンズ(WBA)に続く、英国5人目のタイトルホルダー誕生です。

このクラスのフロントランナーは人気者テオフィモ・ロペス(リング誌/WBO)。1月31日にマディソン・スクエア・ガーデンにシャクール・スティーブンソンを迎えて4度目の防衛戦を行います。

オッズは王者テオフィモが9/4(3.25倍)、シャクール1/3(1.33倍)と明白に挑戦者有利と見られていますが、テオフィモが勝ってスミスとの統一戦となると英国でもメガファイトになりそうです。

そして、このクラスにはアンディ平岡も腕を撫しています。

人気階級、テオフィモ・ロペス、ダルトン・スミスーーー日本に引っ張り込むのは非常に難しい相手ですがミューヨークやロンドンの大会場、最高の舞台が待っています。

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WBOフェザー級王者ラファエル・エスピノサが迎える4度目の防衛戦。

ほんの数年前までは「海外ボクシングはWOWOW」が定番でしたが、一気に様変わりしました。

久しぶりに見るWOWOWのライブ配信です。

▶︎リチャード・トーレスのヘビー級戦、呆気ない幕切れ。



▶︎セミは「エミリーノ・バルガスvsジョナサン・モントレル」のジュニアウエルター級10回戦。期待のバルガスはプロ16戦目で初の10回戦。

短い試合になると予想していましたが、バルガスが決定的な場面を作れないまま終盤へ。バルガスが全てのラウンドを抑えて10ラウンドも終了。文句なしのフルマークでしょう。

100-89/99−90*2でした。



▶︎やっとメイン…。なのに、空席が目立ちます。

エスピノサ、今日も手数が多い。ケガイに距離を潰す隙を与えません。戦前の予想通りに、33歳の朝鮮系ウクライナ人にとって難しい試合になりそうです。

第4ラウンド、ケガイの吹上げる右がヒット、打撃戦へ。31歳の王者が距離をとってのアッパーで迎撃。鼻血を流すケガイにダメージ。アッパーの上下の打ち分け、見事です。

第7ラウンド、ケガイが左目上のカット、ドクターチェック。再会後にエスピノサがフィニッシュを狙って猛攻。ケガイはなんとか逃げ切る。

自分のペースで戦えてることもありますが、エスピノサの手数、スタミナは脅威的。

第9ラウンド前にもドクターチェック。

ケガイは必死に粘りますが、打開点を見出せません。

第11ラウンド、開始ゴングが鳴ってもコーナーがリングアウトしません。主審がテンカウントを数えて試合終了。第11ラウンド15秒KO。

31歳のエスピノサ、充実しています。



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SAIKOU×LUSH vol.2

日程: 2025年10月25日(土)〜26日(日)
開場予定:12:30(15:30) 
開始予定:13:30(16:30)
※()内は日本時間
会場: キルギス ビシュケク・アリーナ

https://boxrec.com/en/event/933406



ルイス・ネリvsサタポーン・サアットのフェザー級10回戦は、8ラウンド負傷判定に。

第2ラウンドにダウンを奪ったネリは試合を支配、第8ラウンドに偶然のバッティングでネリが左目上をカット。ここでドクターストップ。

前日、亀田京之介に敗れたジョンリエル・カシメロが亀田興毅とともにリングイン。来年早々にも〝悪童対決〟が実現しそうですが…。
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SAIKOU×LUSH vol.2


日程: 2025年10月25日(土)〜26日(日)
開場予定:12:30(15:30) 
開始予定:13:30(16:30)
※()内は日本時間

会場: キルギス ビシュケク・アリーナ

https://boxrec.com/en/event/933406

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【Roman picaresque】ピカレスク・ロマン。品性下劣な語り口で展開される小説や映画、あるいは現実。下賤な血筋や、人生の背景を持つの主人公が世間と敵対しながら生きてゆく物語。

小説や映画、虚構の世界では〝物語の中の世間〟からツマハジキ者にされる下品な主人公が共鳴・同情されるが、現実に出現すると〝現実の世間〟からは物語よりも遥かに攻撃的な非難、罵詈雑言、誹謗中傷までが浴びせられる。

その意味でピカレスク・ロマンは、虚構よりも現実の方が興味深い。

How did the Roman picaresque story continue?


さて、二つのピカレスク物語はどう続いていくのか?

キルギス共和国の首都ビシュケクで昨日と今日、二日間に渡って行われているSAIKOU×LUSH vol.2。

初日の目玉はジョンリル・カシメロvs亀田京之介。

現代ボクシングで最も難解な問題の一つは「4団体時代の3階級制覇にどれほどの意味があるかを説明せよ」です。

カシメロのジュニアフライ級、フライ級、バンタム級の3階級制覇も大きな価値のないガラクタベルトを三つ集めただけですが、特筆すべきものが何もないわけではありません。

アムナット・ルエンロンやゾラニ・テテを大番狂せで沈めた一発の威力、階級を超えてもパワーが減退しないという点です。

これは井上尚弥にも共通していますが、階級を上げてもパワーをそのまま持ち込むという特性はカシメロの方が上かもしれません。

しかし、ボクサーとしての規律にかけ、むらっけの強い性分、そして36歳という年齢、カシメロが経年劣化を深めているのは明らかです。

それでも、そんなカシメロでも、せいぜい日本ランカーレベルの京之介には勝ち目はないと見られていました。

結果は京之介の完勝。

同じ亀田プロモーション傘下のルイス・ネリとの悪者対決は実現するでしょうが、井上尚との決戦からは遠ざかりました。

カシメロがここから盛り返すには、もう時間切れ。ネリに圧勝するなら、可能性が芽生えますが…。

そのネリはいまから約10時間後に、WBCアジアン・フェザー級王者サタポーン・サアットとのノンタイトル10回戦に登場します。

昨年5月に中野幹士の7ラウンドで屠られたサタポーンはスピードもテクニックも持たない22歳のタイ人ですが、タフネスは本物。万全の状態なら、バンタム級から上げてきたネリにとっては頑強な相手です。

それでも、ウィリアム・ヒルの見立てはネリが1/16(1.63倍)、サタポーン7/1(8倍)とミスマッチのレベル。



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オフィシャルは116−112/115−113*2のユナニマス・デジション。

ESPNをはじめ私が見渡したメディアの採点は118−110など、もっと大差がついたものでした。

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トータルのスタッツは、カネロが99(ボディ51)/338で的中率29.3%。クロフォード115(23)/534で21.5%。

トータルパンチの精度はカネロが上でしたが、そこまでの差は感じられませんでした。手数はクロフォード、これは印象通りです。

クロフォードが精度で劣っているのは数字上だけで、ジャブの45(9)/326=13.8%がトータルの精度を落とした結果。

ジャブは触覚的に使う、距離の調整、対戦相手への煙幕…ヒットさせる以外の目的の方が重要です。

クロフォードが手数と正確さでもカネロを抑えた展開でした。

まだまだ続いているインタビューの中でGOAT(史上最高)という声も挙がっています。

135ポンド(ライト級)と168ポンド(スーパーミドル級)でリング誌王者になったのは史上初の快挙(アルファベット団体のタイトルならディンガン・トベラがWBAライト級、WBCスーパーミドル級で王者に就いています)。

オフィシャルはラスト3ラウンドを全てバドに振っています。カネロが1ラウンドでも取っていたら、引き分け防衛でしたが、後味の悪いスコアになったでしょう。

さかんに名前が挙がっている「マニー・パッキャオ」もキーファイトに圧勝した直後はGOATともてはやされていました。

オレクサンデル・ウシクが引退しない限り、PFP1位の座はコンクリートで固められているはずではなかったのか?

マイク・タイソンやロイ・ジョーンズJr.は誰に買ったわけでもないのに、弱い相手に対する圧勝ぶりからGOATと言われましたが、現在の評価は見るも無惨です。

快挙に沸く解説人が口走るように、バドはAnother Pacquiao なのか?それとも、直後の興奮で過大評価されたタイソンやロイの一種なのか?

あるいは、シュガー・レイ・ロビンソンを凌ぐ評価まで手に入れるグレートを私たちは目撃したのでしょうか?




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クロフォード、完勝です。

116−112/115−113*2

シュガー・レイ・ロビンソンも倒せる?

GOAT(史上最高)?

いまだにスペイン語から話すカネロ。スペイン語勉強しとけば良かった。

しかし、小さい端末で見るの疲れた。

AND NEW!Undisputed champion,RING magazine championーーーアルファベットタイトルのコールがありませんでしたね。

これは、ボクシング復活の1ページ目になるのか?

最後のスーパースター、カネロの敗北が意味することは?

たった一つ、確かなことは、35歳のカネロのトーチが、37歳のクロフォードに渡ったわけではありません。

マニー・パッキャオは唯一無二だと思っていたが、もう1人、マニー・パッキャオが現れた…本当にそうか?








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Saturday 14, June 2025

Madison Square Garden Theater, New York, New York, USA
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Eddie Hearn (Matchroom Boxing)
matchmaker:Kevin Rooney Jr
 view on DAZN 

IBFライト級挑戦者決定戦



日本ライト級王者にとって、簡単な試合にはならないことは誰もがわかっていました。

しかし、それにしても、ルイスにとってここまで簡単な試合になるとは。


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最初から両者の力量差は明らか。

ルイスの左リード、上下の内分けは見事でした。

第3ラウンドに2度のダウンを奪われると、5ラウンドで一方的になったところで主審が試合を止めました。

キューバの俊才が「三代のことは何も知らなかったが、素晴らしい戦士だった。何度倒されても、私のパンチを恐れずに向かってきた。彼のことを尊敬する」と語ったコメントが全てです。

人気階級の壁が分厚く高いのは承知の上ですが、それにしても29歳のキューバ人は強すぎました。

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Saturday 14, June 2025
  
Casino Buenos Aires, Buenos Aires, Distrito Federal, Argentina
commission:Federacion Argentina de Box
promoter:Sampson Lewkowicz (Sampson Boxing),
        Carlos Andres Tello (Tello Box)
media:Argentina TyC Sports

WBA暫定王者決定戦

ノニト・ドネア vs アンドレス・カンポス

摩訶不思議な暫定王者決定戦は、やはり摩訶不思議な形で幕を閉じました。

オープニングラウンドからバッティングで不穏な空気の仲、第9ラウンド1分過ぎにドネアがバッティングで右目をカット、流血。

リングドクターの診断を受けて主審は試合をストップ、テクニカルデジションへ。


8ラウンドまでの採点は88-83/87-84*2のユナニマスで42歳のフィリピン人を支持。

WBAは、ドネアが正規王者アントニオ・バルガスへの指名挑戦者となることをあらためてアナウンス。

7月30日にバルガスへの挑戦が決まっている比嘉大吾がタイトル奪取に成功すると、年内にも日本で「比嘉vsドネア」を見ることができそうです。


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3150 × LUSHBOMU vol.6



 「世界チャンピオン」と公言はしていても、そのマッチメイクからは、どこを目指しているのかは誰もわからないミツロ。もはや「嫌なら見るな」のレベルに突入しています。

石田順裕を参謀に迎えて心機一転のミツロと、アフリカの地域タイトルを持つという謎のウガンダ人。

ミツロは昨年3月に、全盛期ですら世界基準とは程遠い欧州の雑魚ロートル、アレクサンドル・ジュルにまさかの惨敗。「強いわけがないのはわかっていたが、まさかここまで弱かったのか」とファンを幻滅させたミツロ。

13戦全てで自分よりも軽くて無名の相手を選んできた、オレクサンデル・ウシクとは真逆のキャリアを迷走してきた30歳のミツロ。

今回も約30ポンドも重い242ポンドで前日計量の秤を降りたミツロ。

このマトヴという同い年のウガンダ人を鮮やかに倒しても、全く評価は変わりません。

と思いながら見てましたが…。ミツロの実力は私の想像を、またもやはるかに下回っていました。

それにしても、酷い。

ジュル戦でも書きましたが、ブリッジャー級の穴王者狙いでも無理です。事故が起きます。

これ以上やらせるのは〝犯罪行為〟。引退させるべきです。

「ミツロはパワーではなくスピードタイプ。もっとスピードを活かして戦うべきだった」(亀田大毅)。もはや、何を言ってるのか誰にもわかりません。謎のウガンダ人に、目も当てられないほどスピード負けしてました。



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