WBCフェザー級王者ブランドン・フィゲロアvsスティーブン・フルトン。

ジュニアフェザー級の団体統一戦となった3年3ヶ月前の初戦はフルトンが薄氷の勝利をピックアップ、井上尚弥戦に駒を進めました。あの僅差のマジョリティーデジションが逆の目に出ていたら…井上の相手は人気のあるフィゲロアでした。

もう一つのジュニアフェザー級の団体統一戦は圧倒的有利と見られたムロジョン・アフマダリエフが議論を呼ぶ判定とはいえ、伏兵にも程があるマーロン・タパレスに足元をすくわれてしまいます。

井上戦に進んだのは「五輪メダリスト」で無敗、評価の高いアフマダリエフではなく、誰の食べ残しかもわからないタパレス…。

本人の責任は全くありませんが、井上のここまでのキャリアは巡り合わせの悪すぎるものでした。



話を戻して、フィゲロアvsフルトンです。

オープニングラウンドは探り合い。

王者が徐々に手数を増やしますが「調整失敗?」「上半身と下半身が連動していない」(村田諒太)というほど、動きにパワーが感じられません。

強引に前進するものの、放つパンチはバランスが崩れて弱々しい。

第6ラウンド終了時点でイン・プレイのオッズは逆転。フィゲロアがアンダードッグに落ちました。

非力なフルトンも明白なビッグラウンドは作れないものの、フィゲロアの鈍重さだけが目立つまま、最終ラウンドへ。

ブーイングを浴びせられながら試合終了のゴング。

オフィシャルは116−112*2/117−111のユナニマスでフルトンが2階級制覇の成功。番狂せです。

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フルトンは「フィゲロアはフェザー級に上げてスピードが落ちた」。

井上尚弥のフェザー級戦線に、怪しい暗雲が漂ってきました…。