まず、最初にリストアップしなければならないのは史上最多の8階級制覇のマニー・パッキャオ。
フライ級を皮切りにジュニアバンタム級とバンタム級をスキップ、ジュニアフェザー級、フェザー級、ジュニアライト級、ライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級で世界王者に。
この8階級の中でフライ級とフェザー級、ジュニアライト級、ライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級の5階級でLineal 王者。これも史上唯一。この5階級制覇はエグい。
8階級制覇の下はオスカー・デラホーヤらの「6」、 Lineal5階級制覇の下はヘンリー・アームストロングらの「3」と、2番手を引き離す数字上の傑出度は際立っています。
「最強の複数階級制覇は誰だ?」。この答えは、数字の上ではもうパッキャオしかありえません。


しかし、アジアの奇跡が獲得した8つのタイトルのうちフライ級、ジュニアフェザー級、フェザー級、ジュニアライト級までの4つは人気階級とは言い難い、欧米では存在すらあやふやなクラス。
最近では、ウエルター級のジャロン・エニスが「フィラデルフィアにスポーツのチャンピオンを取り戻した」と話題になっていましたが、待て待て待て待て!その前にスティーブン・フルトンがジュニアフェザー級で王者になってるじゃないかと思いましたが、欧米ではよほどのマニアでない限り普通のボクシングファンは超軽量級には全く関心がなく、普通のスポーツファンはボクシングに関心がない、それが現実です。
さて、そんなわけでマニー・パッキャオの8階級制覇も世界を震撼させた偉業と言えるかどうかは微妙で、普通のボクシングファンに限っても「8階級制覇ー不人気階級=4階級制覇」という引き算が当たり前の感覚かもしれません。
彼らに、ジュニアライト級までの超軽量級での複数階級制覇と、ライト級以上の複数階級制覇を「数字的には同じ」と同列に見る思考回路がないのは疑いようがありません。
となると、デラホーヤ(ジュニアライト級王者からスタート)のライト級、ジュニアウェルター級、ウェルター級、ジュニアミドル級、ミドル級の5階級制覇の方がパッキャオより上ではないか?という見方もありかもしれません。
さらに、人間が勝手にでっち上げた17階級を一旦取り外して、純粋な体重だけで考えるとパッキャオは112ポンドのフライ級から154ポンドのジュニアミドル級のわずか42ポンドの幅で王者になっただけです。しかも、パッキャオは階級を上げるごとに増量して、対戦相手とほぼ互角の体重で8階級制覇したのです。
対して、ライトヘビー級(175ポンド)王者のマイケル・スピンクスは221ポンド1/2のヘビー級王者ラリー・ホームズを攻略。
クルーザー級(190/200ポンド※1)王者のイベンダー・ホリフィールドとオレクサンデル・ウシクは、246ポンドのバスター・ダグラス、240ポンドのアンソニー・ジョシュアに勝利してヘビー級タイトルを獲得しています。
しかし、彼らは僅か2階級制覇。数字上は「4」の井上尚弥や井岡一翔はもちろん、「3」の亀田興毅以下です。
パッキャオの数字上の「8」よりも、スピンクスやホリフィールド、ウシクの中身のある「2」の方を評価すべきという考え方を否定できる人はいないでしょう。
しかも、パッキャオらヘビー級を絡めない複数階級制覇は当該階級の体重で戦っている(パッキャオのジュニアミドルは異例※2)のに対して、スピンクスらは増量はしているものの依然として大きな体重ハンデを背負ってヘビー級の猛者たちと拳を交えたのです。
こうなってくると、ヘビー級の〝軽量〟ファイターの方が、下手な複数階級制覇よりもはるかに大きな体重差を乗り越えて戦っていることになります。
これを言い出すことは、全ての階級は平等という麗しき博愛主義を汚し、PFPをお遊びですらない全く無意味な概念に追いやってしまうのですが…。
というか、今回のテーマ「最強の複数階級制覇は誰だ!?」の答えはヘビー級の中から探すことになるという、下手したら複数階級制覇していないモハメド・アリになってしまうかもしれないという、訳のわからない世界に突入しそうです。
それでもPFPの博愛主義に則って、納得できる「最強の複数階級制覇」トップ10を作成してゆきます。
もちろん、パッキャオとウシクはトップ10当確ですが…。
※1…ホリフィールドの時代のクルーザー級リミットは190ポンドでしたが、大型化が進むヘビー級との差を埋めるために200ポンドに改正されました。
※2…アントニオ・マルガリートとの150ポンドキャッチウェイトでのWBCジュニアミドル級王者決定戦で、パッキャオは動きが鈍る増量を諦めてウエルター級リミットも大きく下回る144ポンド1/2で計量。
フライ級を皮切りにジュニアバンタム級とバンタム級をスキップ、ジュニアフェザー級、フェザー級、ジュニアライト級、ライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級、ジュニアミドル級で世界王者に。
この8階級の中でフライ級とフェザー級、ジュニアライト級、ライト級、ジュニアウエルター級、ウエルター級の5階級でLineal 王者。これも史上唯一。この5階級制覇はエグい。
8階級制覇の下はオスカー・デラホーヤらの「6」、 Lineal5階級制覇の下はヘンリー・アームストロングらの「3」と、2番手を引き離す数字上の傑出度は際立っています。
「最強の複数階級制覇は誰だ?」。この答えは、数字の上ではもうパッキャオしかありえません。


しかし、アジアの奇跡が獲得した8つのタイトルのうちフライ級、ジュニアフェザー級、フェザー級、ジュニアライト級までの4つは人気階級とは言い難い、欧米では存在すらあやふやなクラス。
最近では、ウエルター級のジャロン・エニスが「フィラデルフィアにスポーツのチャンピオンを取り戻した」と話題になっていましたが、待て待て待て待て!その前にスティーブン・フルトンがジュニアフェザー級で王者になってるじゃないかと思いましたが、欧米ではよほどのマニアでない限り普通のボクシングファンは超軽量級には全く関心がなく、普通のスポーツファンはボクシングに関心がない、それが現実です。
さて、そんなわけでマニー・パッキャオの8階級制覇も世界を震撼させた偉業と言えるかどうかは微妙で、普通のボクシングファンに限っても「8階級制覇ー不人気階級=4階級制覇」という引き算が当たり前の感覚かもしれません。
彼らに、ジュニアライト級までの超軽量級での複数階級制覇と、ライト級以上の複数階級制覇を「数字的には同じ」と同列に見る思考回路がないのは疑いようがありません。
となると、デラホーヤ(ジュニアライト級王者からスタート)のライト級、ジュニアウェルター級、ウェルター級、ジュニアミドル級、ミドル級の5階級制覇の方がパッキャオより上ではないか?という見方もありかもしれません。
さらに、人間が勝手にでっち上げた17階級を一旦取り外して、純粋な体重だけで考えるとパッキャオは112ポンドのフライ級から154ポンドのジュニアミドル級のわずか42ポンドの幅で王者になっただけです。しかも、パッキャオは階級を上げるごとに増量して、対戦相手とほぼ互角の体重で8階級制覇したのです。
対して、ライトヘビー級(175ポンド)王者のマイケル・スピンクスは221ポンド1/2のヘビー級王者ラリー・ホームズを攻略。
クルーザー級(190/200ポンド※1)王者のイベンダー・ホリフィールドとオレクサンデル・ウシクは、246ポンドのバスター・ダグラス、240ポンドのアンソニー・ジョシュアに勝利してヘビー級タイトルを獲得しています。
しかし、彼らは僅か2階級制覇。数字上は「4」の井上尚弥や井岡一翔はもちろん、「3」の亀田興毅以下です。
パッキャオの数字上の「8」よりも、スピンクスやホリフィールド、ウシクの中身のある「2」の方を評価すべきという考え方を否定できる人はいないでしょう。
しかも、パッキャオらヘビー級を絡めない複数階級制覇は当該階級の体重で戦っている(パッキャオのジュニアミドルは異例※2)のに対して、スピンクスらは増量はしているものの依然として大きな体重ハンデを背負ってヘビー級の猛者たちと拳を交えたのです。
こうなってくると、ヘビー級の〝軽量〟ファイターの方が、下手な複数階級制覇よりもはるかに大きな体重差を乗り越えて戦っていることになります。
これを言い出すことは、全ての階級は平等という麗しき博愛主義を汚し、PFPをお遊びですらない全く無意味な概念に追いやってしまうのですが…。
というか、今回のテーマ「最強の複数階級制覇は誰だ!?」の答えはヘビー級の中から探すことになるという、下手したら複数階級制覇していないモハメド・アリになってしまうかもしれないという、訳のわからない世界に突入しそうです。
それでもPFPの博愛主義に則って、納得できる「最強の複数階級制覇」トップ10を作成してゆきます。
もちろん、パッキャオとウシクはトップ10当確ですが…。
※1…ホリフィールドの時代のクルーザー級リミットは190ポンドでしたが、大型化が進むヘビー級との差を埋めるために200ポンドに改正されました。
※2…アントニオ・マルガリートとの150ポンドキャッチウェイトでのWBCジュニアミドル級王者決定戦で、パッキャオは動きが鈍る増量を諦めてウエルター級リミットも大きく下回る144ポンド1/2で計量。

