ライト級のUndisputed champion、デビン・ヘイニーは、WBCジュニアウェルター級王者レジス・プログレイスからダウンを奪うオマケ付きの完封劇を見せたリング上で、自身の評価への不満をぶちまけました。

「こんな勝ち方を誰が予想した?俺は完璧なファイターなんだ。それなのに、外野はいつもヤジを飛ばしてくる。ヘイニーは売れない、人気がない?今夜のチケット1万6000枚はソールドアウトだ。ヘイニーは非力?いま、見ただろう!ダウンも奪ったしパワーで何度もぐらつかせた。まだ、何か言いたいことがあるのか?」。

"I'm a complete fighter, but they going to always say something," Haney told ESPN after the fight. "First they said I couldn't sell. I just sold it out, 16,000. They said I didn't have no power. I went in there and dropped him early, hurt him multiple times. What are they going to say now?"

この試合は素晴らしい出来でした。しかし、強豪相手にあれほどの差をみせつけながら、やはりKOできませんでした。

もちろん、一番はスタイルの問題です。

しかし、ワシル・ロマチェンコ戦での煮えきれなさに代表される世界戦での臆病な安全運転ぶりはファンを幻滅させてきました。

ロマチェンコを介錯する、引導を渡す、という内容とは程遠いものでした。

ジュニアウェルター級でもストラップを掴んだヘイニーですが、人気がない、非力だという非難に嫌気がさしたのか、文句なしの階級への進出をほのめかしています。

全階級を通じて最も強豪がひしめくウェルター級です。

ウェルター級もテレンス・クロフォードが長年待望されたエロール・スペンスJr.との完全統一戦に勝利してundisputed championになったばかりですが、すでにIBFがタイトルを剥奪、暫定王者ジャロン・エニスを正規王者に格上げ、他のストラップもクロフォードが返上すると速やかに暫定王者が正規に格上げされる状況です。

認定団体が統一戦を受け入れるようになった背景は、そういうことです。

彼らにとって最も不都合なことは、undisputed championが長期政権を築くこと。そんなことになったら、1団体時代と変わりません。

完全統一したら、さっさと次の階級に行ってくれるのは、認定ビジネスにとっては最高に好都合なのです。