カテゴリ: 大谷翔平

大谷さん…。

もう狂気の沙汰やな。
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盛り上がってます、WBC。

「WBC」と見ると、いまだにWorld Boxing Councilの方が先に思い浮かびますが。

今回はNetflixの独占配信、さまざまな制約から静止画像で試合結果を報じたNHKをはじめ、テレビ局はニュースで振り返ることしかできません。

スポーツバーでの放映も商業目的ということで禁止。

そもそも、野球は環太平洋の片手に余る程度の国しかまともに取り組んでいません。そんなマイナースポーツが「世界最強の国」を決めるなんて現実的ではなく、World Baseball Classic はメジャーリーグ(MLB)の宣伝活動の一環にすぎないため、WBCの直後に開幕するMLBのシーズンに支障がないよう、選手にもさまざまな制限が課せられています。

昨年のワールドシリーズで見せた山本由伸の魂の連投は、ルールとして禁じられているため、WBCでは見ることができません。大谷の投手封印もドジャースの意向が影響していると考えるのが自然です。

前回大会でダルビッシュ有が「(WBCを)知らない選手が普通にいますから」というレベルの、ちょっと格上の〝オープン戦〟です。

もちろん、ダルビッシュの「だから、勝ってみせなければならない」というのもアスリートとしての正しい姿勢です。

しかし、WBCは叩けば叩くほど埃の出る、真剣勝負から離れた大会であることは明らかで、真剣に取り組んでいる日本ですら「本当にベストメンバーか?」「サッカーW杯で監督未経験者に指揮を取らせるか?」「サポートメンバーに根尾昂らNPBでもまともに働けていない選手を入れるか?」と聞かれても、誰もまともな答えを用意できません。

どうしても野球で真剣に「世界一」を決める大会を作るなら日本、韓国、台湾の国内リーグ優勝チームがアジア最強決戦で激突、勝ったチームが米国のワールドチャンピオンに挑戦する図式です。

しかし、サッカーとは違いナショナルチームが事実上存在しない、米国MLBが揺るぎなき最高峰という二つの現実は、大谷がドジャースと日本、どちらの代表として出場するのかという問題も生み出します。どちらのユニフォームを着ても、日本の野球ファンは複雑な応援しかできません。

WBCの存在基盤は、実は脆弱です。さらに、今年はNetflixの独占放送。

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「大谷翔平は歴史的なスーパースターと比較しても優れているのか?」こんな扱いを受けるアスリートが日本から出現するとは…。


それでも、ここまで熱狂している理由は、突き詰めればたった一つだけ。大谷翔平の存在です。

大谷翔平が引退したとき、いや、おそらくもうすぐそこにまで迫っているはずの全盛期の終わりが訪れると、日本のMLB中継とWBCの注目度は大きく変わってしまうのは避けられません。

大谷よりも驚愕の後継者が出現したら、全ては変わりますが…。

さて、今回も大谷フィーバーで燃え上がっているWBCはどんな展開を見せてくれるのか?

まず、オッズでは一番人気が米国で1/1(2倍)。対抗馬が10/3(4.33倍)のドミニカ。日本は3番手で4/1(5倍)。当たり前とはいえ、日本国内の予想とは乖離のある数字で「日本は前回大会の再現は出来ない」というのが大方の予想です。

そして、ESPNでは14名の専門家が投票、予選ラウンドからの展開も占っています。(各国の並びはアルファベット順)

◾️プールA=サンファン(カナダ/コロンビア/キューバ/パナマ/プエルト・リコ)

1位突破は10票を集めたプエルト・リコと見られています。2位はカナダで4票。1位通過でプールB2位、2位通過でプールB1位と準々決勝を戦います。

米国との関係が険悪化、経済的に追い詰められているキューバは可哀想な気もしますが、そんな話はここのテーマではありません。がんばれ、キューバ!とだけ書いておきます。


◾️プールB=ヒューストン(ブラジル/英国/メキシコ/イタリア/米国)

1位は満票で米国。

米国が順当に1位通過、プールAでキューバが番狂せで2位通過なら、ここで大一番が見ることができます。アーロン・ジャッジの勝負弱さがまた露呈するか?



◾️プールC=東京(オーストラリア/台湾/チェコ/日本/韓国)

日本が満票。対抗馬は韓国。

プールDをドミニカが1位通過するのが濃厚。どっちにしても倒さなきゃいけない相手ですが、準々決勝で死闘を演じて準決勝へ…というのは避けたいところ。今夜の韓国戦が大一番です。



◾️プールD=マイアミ(ベネズエラ/オランダ/ドミニカ/イスラエル/ニカラグア)

ここもドミニカが満票。対抗馬はベネズエラ。ドミニカの敗退は考えられませんが、2位はありえます。そうなると日本がプールCを1位通過しても、準々決勝で激突してしまいます。


★優勝するのは?★米国が6票獲得で最有力、続いてドミニカの5票。日本は3票で3番手。


★大会MVPは?★ドミニカは優勝候補筆頭ではないものの、ファン・ソトが一番手。日本では鈴木誠也と山本由伸も候補の一人に。この予想が一昨日にアップされていたもので「大谷翔平はまだ調整不足」という認識から名前を外されていましたが、今日もう一度この企画をやり直せば、大谷がソトに代わってるかもしれません。

★大会最高投手は?★山本とポール・スキーンズが有力と見られています。「その他候補」には菊池雄星の名前も。


ーーー「今大会の大谷は打者専任ということもあり、大活躍できない」という戦前予想が早くも裏切られそうな気配が漂う、非常に面白いスタートを切ったWBC。山本をエースに置いた戦略では、日本の連覇は非常に厳しいと思いますが、それも含めて楽しみです。






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誰も心配してなかったけど、大谷さん…。
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価値の多様化が進む中で、日本列島のくまなく老若男女が応援する国民的英雄、みんなが口ずさむヒット曲は絶滅してしまいました。

本塁打の世界記録を更新していた王貞治、ボクシング世界タイトルの防衛回数を積み重ねていた具志堅用高。

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2人が節目の記録を刻むたびに、総理大臣は官邸に招き、激励しました。

王と具志堅の時代から約40年もの間、国民的英雄と呼べるスポーツマンは誕生していないのですから、絶滅したと決めつけてもおかしくありません。

そんな21世紀も序盤から前半へとテイクオフしたタイミングで出現したのが大谷翔平です。

勤務先に海外から赴任、出張、あるいは取引先、の外国人たちは、シーズン中に毎朝報じられる大谷のニュースや、朝の挨拶がわりに大谷の話題を楽しむ日本人を面白がり、いつのまにか自分たちも〝大谷祭り〟に参加するようになっています。

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比較されるのはベーブ・ルースや、他のメジャースポーツの伝説たち…。


しかし、大谷翔平の存在で「国民的英雄は絶滅していない」と言い切れるでしょうか?

大谷翔平は力道山でも長嶋茂雄でも大鵬でも王貞治でも具志堅用高でもありません。

日本中の期待に応えたのが、力道山や長嶋茂雄らでした。

大きなアメリカ人をやっつけてくれ!

このチャンスにホームランを打ってくれ!

ーーーところが、大谷翔平にはほとんど誰も期待していませんでした。

それどころか、彼が日本でやろうとしたことに周囲は「絶対ムリ」と頭ごなしに否定し、日本で成功してからも、太平洋を渡ると「アメリカはレベルが高いから絶対ムリ」と、今度は米国も一緒になって完全否定したのでした。

大谷翔平は誰もがあり得ないと考えるどころか、空想すらしていなかったとんでもないことを現実にしたのです。

今シーズン、大谷が三冠王とサイ・ヤングを同時達成したとしても、それが彼にまつわる最大の驚きとは誰も認めないでしょう。

周囲はもはや「絶対ムリ」と彼を否定せず、彼に期待を膨らませているのです。

これまで、何度も度肝を抜かされ続けてきた私たちにとって三冠王とサイ・ヤングなど想定の範囲内です。

三冠王といっても、そこに60/60(60本塁打/60盗塁)を絡めてくるのか、あるいは70/70なのか?…いや、それすらも、もう彼がやったことの延長でしかありません。

やはり、大谷翔平は特別で彼が最初で最後のユニコーンなのでしょうか?

そして、そう考えると、国民的英雄はやはり絶滅したのでしょうか?

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人類で誰もやったことのないことをやっている大谷翔平とは違いますが、これまで外国人のスーパースターがやってのけていたことを日本人がやったなら国民的英雄になれるでしょうか…どうでしょうか?


例えば…ボクシングのヘビー級で日本人の強い王者が生まれて、英国や米国の巨大スタジアムで大活躍したなら…どうでしょう?

あるいは、大坂なおみには申し訳ありませんが、テニスの4大大会で日本人然とした少女が優勝争いを繰り広げたら…どうでしょう?

あるいは、日本人ストライカーがレアル・マドリーのエースになってバロンドールを獲得、日本をW杯優勝に導いたなら…どうでしょう?







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機動戦士ガンダムは1979年から80年にかけて、名古屋テレビで放映された全43話のロボットアニメです。

当初は52話の予定でしたが、全く人気が上がらず、43話で打ち切られたのでした。

しかし、マニアの評価は高く、彼らの熱烈なリクエストに押される形で再放送されると視聴率は初回放送を大きく上回るという前代未聞の〝リバイバルでの大ヒット〟に。

私が初めて見たガンダムも再放送で、ボクシングに惹きつけられた時期とちょうど重なります。

勧善懲悪とは言い切れない戦争の現実。ロボットではなくモビルスーツという兵器に搭乗して戦う兵士たち。

アムロ・レイに代表される主人公は人間臭さに溢れ、共感を集める物語に仕上げられていました。

SFとアニメという二重の虚構にも関わらず、そこに描かれていたのは生々しい〝現実〟でした。

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同じ頃に、私の感性を揺さぶったボクシングはSFでもアニメでもない、紛れもない現実でした。

〝石の拳〟ロベルト・デュラン、〝モーターシティ・コブラ〟トーマス・ハーンズ、マーベラス・マービン・ハグラー。そして、アムロと同じ名前を持つシュガー・レイ・レナード。

彼らは実在する人物で、リングで暴れる彼らは厳然とした現実でしたが、ラスベガスのシーザースパレスを主戦場にする彼らの戦いの方がガンダムよりも現実離れしていました。


もし、戦争になればアムロのような少年を死地に向かわせることになる。どちらが勝とうが、大きな被害と喪失に打ちひしがれる無辜の民。

ガンダムは想像力を刺激してくれる虚構でした。


一方で、ボクシング。ヘビー級を凌ぐ史上最高のファイトマネーを更新、日本にはない華やかな舞台で繰り広げられるスペクタクルは現実離れしていました。

しかし、最も現実離れだと痛感させられた理由は、そこは具志堅用高も渡辺二郎も立てない人気階級のリングであるということです。

つまりは、日本人には縁がないという、諦観の現実でした。

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ーーーもし、1980年代前半にタイムスリップして、当時の私に「2026年には日本人はウエルター級やミドル級で活躍するだけでなく、ヘビー級でもタイトルを獲ってラスベガスやニューヨークでボクシングファンを熱狂させている」と伝えたなら…私は信じたでしょう。

「メジャーリーグでも投打で日本人が活躍する」と言っても、やはり信じたでしょう。

しかし、日本人メジャーリーガーの成績表を見せると「大谷翔平って同姓同名の2人が投手と打者で大活躍してるんだ」と思い込んだ偶然を面白がるのは間違いありません。

「いやいや、これ同一人物。大谷翔平は1人しかいない、ユニコーン」と、間違いを正しても絶対に信じることはないでしょう。



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勝ちたいという気持ちが強い方が勝つ。

よく言われるスポーツの格言です。

「関係ないっしょ、気持ちっしょ」(那須川天心)もそういう意味を包み込んだ言葉です。

私も野球や陸上競技を教えるときに、口にすることが多い言葉です。

ただ、気持ちがどうこうというのは、まだ低いステージです。

強烈な気持ちで敵に立ち向かうなんて当たり前、そこを語ってどうする、ということです。

大谷翔平はサラッと笑います。「全部、技術の問題です。気持ちは関係ないと考える人間なので」。

負けじ魂、ど根性、そんなもんあって当たり前。それがないなら勝負の舞台に上がるな、ってことです。





今年の箱根駅伝往路優勝チームに贈られる箱根寄木細工のトロフィーは、大谷翔平をイメージしたもの。

トップのカップは上から覗き込むと野球のボールや縫い目が細工され、台座にはデコピンまで。

最近のトロフィーは世相を反映した作品になっているそうです。


いや、でも応援車から「気持ちを出せ!」と叱咤が飛ぶ箱根駅伝、「関係ないっしょ、気持ちっしょ」の方が好きかな。

「気持ちは関係ないと考える人間」よりも…。



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ななし


2025/11/15 14:24


大谷は2018年メジャー挑戦時は苦しんでいてすぐに適応できず大谷が化けたのは2021年シーズンからですね。メジャー挑戦時と2021年シーズンと比べるとあきかに体つきがかわってました。もうすこしはやくメジャーに挑戦したらどうだったんでしょうかね。


元記事: 山本由伸vs大谷翔平@有楽町 (編集)
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この人、もう、とにかく、。なにもかもが、おかしいよ…。


「メジャー挑戦時は苦しんで」「適応できず」(ななし さん)…。

確かにMLBデビューの2018年、オープン戦は苦戦しましたが、開幕すると大活躍しました。

オープン戦で「あのレベルのツーウェイ(二刀流)なら高校生にも何人かいる」と批判していた記者たちは、シーズン途中で「人は見たことがないものを正確に判断することはできない。それでも、自分が間違っていたことは認める」と早くも白旗を挙げます。

デビューの年、MLB史上初となる10登板&20HR&10盗塁の成績を残すなど二刀流で大活躍、新人王も受賞しました。

銀座WAKOや、いわて銀河プラザだけでなく日本中が大騒ぎでした。

それにしても「10登板&20HR&10盗塁」です。私たちは何に大騒ぎしていたのでしょうか?

ななしさんの感覚は、おそらく間違っていません。

間違っているのは、まともな人の感覚を破壊する大谷翔平です。



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このブログでも何度もふれてきましたが、日本と米国での大谷翔平に対する熱狂の温度差は小さくありません。

米国在住の友人知人は「そっちでも大谷はすごい騒ぎでしょ?」と聞かれるたびに戸惑ってしまうと笑います。

日本で大谷翔平を知らない人が、もしいたら、かなりヤバい人です。しかし、米国では、少なくとも過半数が大谷翔平を知りません。

米国のブランチから日本に転勤、出張してくる人はある程度の日本通ですが、大谷翔平を知らない人も普通にいます。

ーーーと、ここまでは私の皮膚感覚としてこれまでも書いてきましたが、昨年のワールドシリーズ制覇、そして今年の連覇で明らかに潮目は変わりました。

米国のテレビニュースのトップで報道される、スポーツニュースや人気バラエティ番組にドジャースの選手が出演して「我々のチームで最もすごいやつはここにいない。翔平はこういう(テレビ)ところで露出するのを極端に嫌う」と触れ回るのです。


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 史上最高の瞬間最大風速?


また、野球への関心がゼロの欧州でも「米国のナショナル・パスタイム(国民的娯楽)である野球で、説明のできないユニコーンが現れた」と英国国営放送(BBC)やフランス通信社(AFP)が特集を組んでいるのです。

欧州の多くのスポーツファンは「野球なんて興味ない」と、いまでも大谷翔平を知らないでしょうが、欧州の大メディアが野球、それもたった1人のプレイヤーにフューチャーすること自体が異例中の異例です。

「欧州発で世界的なスポーツのサッカーのスーパースターと比較して、大谷翔平は本当に圧倒的なのか?」というヘッドラインからは「そんなわけがない、野球なんてちゃんと見たこともないし、世界選手権すらないローカル競技、投手と野手を両立するのが本当に偉業なのか?」と、パニックが読み取れます。




ぐっと目線を足もとに移して、大谷翔平は日本スポーツ史上で最高のアスリートなのでしょうか?

「積み上げた実績」という点では王貞治やイチローにはまだ至っていません。それでも、当の王が「彼は我々が見上げていたものを見下ろしているのではないか」と〝負け〟を認め、イチローも「彼(ほどの才能)は世界最高の野球選手になってくれなければ困る」と語っています。

では、後世の評価で1960年代PFP1位とみなされたエデル・ジョフレに唯一勝った男(2戦2勝無敗)ファイティング原田と比べてどうでしょうか?「ボクシングの軽量級とメジャーリーグを比較するのがアホ」と言われたらそれまでですが。

大谷さん…。

それにしても、大谷さん…。




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スポーツは常に進化を続けている。

具体的にいうと、スピードとパワー、テクニックの向上、役割の専門化・細分化、押し上げられる平均値と傑出したプレイヤーの減少…。

それは、メジャースポーツにおいて特に顕著だ。

ベーブ・ルースがTwo-Way Star(二刀流のスター)たりえた最大の要因は、時代だ。1920年前後の野球は技術の向上、役割の専門化・細分化がいまほど進んでいない、牧歌的な時代だった。

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大谷翔平vs 他スポーツのオールタイム・グレート…。大谷さん…。それにしても、大谷さん…。


現代にルースと同じことをやってのけるアスリートが出現しただけでも信じられない驚きだが、大谷翔平がやってしまったことはルースをはるかに凌駕しているのだから、これはもうどんなに控えめに表現しても狂気の沙汰としかいえない。


That’s madness. 〜大谷翔平がやっていることは、控えめに表現しても狂気の沙汰だ。


一人の選手が3本のホームランを放った試合はポストシーズンを含めて701試合もある。ベースボールの150年を超える歴史の中でも珍しいことだが、奇跡とは呼べない。

一人の投手が10個以上の三振を奪った試合に至っては10,259試合もある。もはや、日常茶飯事だ。

701試合と10,259試合。

この二つは、全く別の集合体と考えられていた。正確にいうと、150年の間、全く関係のない、けして交わることのない集合体だったのだ。

大谷翔平は701試合もある3ホーマーの1人に過ぎない。大谷の他にのべ700人もの選手が3ホーマーをかっ飛ばしているのだ。

また、大谷翔平は10,259試合もあった10奪三振投手の1人に過ぎない。大谷がグレートなら、のべ10,258人の投手もグレートだ。

ただ、私たちはこの二つの集合体に共通項があるとは、全く想定していなかった。

メジャーリーグは環太平洋の一部の国で文字通りメジャーなスポーツだが、地球上の大半を占めるユーラシア大陸やアフリカ大陸、南米大陸ではほとんど馴染みのないスポーツだ。

それでも、米国で進化した野球が相当なレベルに発展しているスポーツであることは疑いようもなく、そこに701と10,259という大きな数字をそれぞれ抱えながらも、150年の間に共通項がたったの一度も出現してこなかった二つ集合体に信じられない異分子が発見されたのだから、英国や欧州のメディアからも注目されるのは当然だろう。

この発見の舞台が芝生を敷き詰めたフィールドの上でなく、物理学の研究室だったなら、間違いなくノーベル賞を獲っている。

大谷翔平が史上最高のアスリートなのかどうかには、まだ議論が必要だ。少なくとも、野球のくくりですら、彼よりも優れた投手、優れた打者は存在しているのだから。

とはいえ、同一人物が同一試合で3ホーマーを放ち、10奪三振を奪うというのは、まさしくユニコーン(同じ種類のプレーヤーは1人もいない)。

ノーベル物理学賞なら「なぜそんなありえないはず事象が起きたのか」を、科学的に説明しなければならない。

それができていない現時点では、大谷翔平の発見はノーベル賞クラスとは言えない。

それにしても…150年以上も交わらなかった集合体が、どうして交わったのか?いや、たった一つだけの異分子として大谷翔平の存在を無視すると、やはり「この二つの集合体はけして交わることがない」という法則は崩れていないのではないか?

おそらく、今後150年もそれ以降も異分子は出現しない。

となると、大谷翔平はユニコーンというよりはbug(バグ)ではないか?

絶対交わらない二つの集合体が、同時にバグってしまい、それが大谷翔平なのではないか。

ただ、この仮説にも懸念点はある。

もし来シーズン、同一人物で1試合4ホーマー、15奪三振なんかを記録されたらどう説明するのか?…なんだか、それでもすまない気がする…。

やはり、1試合3ホーマー、10奪三振程度でノーベル賞はおこがましい。

いずれにしても、このバグは野球界だけの問題にとどまらない。

他のスポーツ界にも〝大谷翔平〟はいるのではないか?



マイケル・ジョーダンは大谷翔平よりも優れたアスリートだろう。

大谷翔平の業績は、タイガー・ウッズのそれにはまだ遠く及ばない。

ディエゴ・マラドーナの方が大谷翔平よりも世界を驚愕させた。

モハメド・アリが示した社会的・歴史的影響力は、大谷翔平には微塵もない。

Greater Than Ohtani?
How Other Top Performances
Match Up Against
the Dodgers’ Two-Way Star


ドジャースの一選手にすぎない大谷翔平が史上最高のアスリートであるなんて、許せないし許さない。いや、許してはいけない。

大谷翔平を上回る〝狂気の沙汰〟を紹介していこうじゃないか。






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ESPNが記録にも記憶にも残る今年のポストシーズンの激闘を記念して「ワイルドカード時代のPS史上最高」をさまざまな項目から選んでいます。


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「Top five pitchers 投手ベスト5」では山本由伸が(5勝1敗, 防御率1.45  37⅓ 回, 23 H, 33奪三振)で史上2位。

「ワールドシリーズのゲーム7で前夜に96球投げたにも関わらず、想像を絶する緊迫した場面で8つのアウトを奪い、第6戦と第7戦の勝利投手となった」。

1位はマディソン・バンガーナー(SFジャイアンツ)。2014年に4勝1敗, 防御率1.03 , 52⅔ 投球回, 28 H, 45奪三振)。




「Best single-game performances 1試合限定のベスト5」は、「あろうことか1位と2位を同一選手が占めた」。


1位は大谷翔平のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦。

「1試合で3本塁打を放ち、10奪三振を達成した選手は、ワイルドカード時代はもちろん、レギュラーシーズンでさえも、歴史上一人も存在しない。3打数3安打、3本塁打、そして6イニングを無失点、10奪三振。史上最高の選手?1試合限定なら文句なし。ありえない」。



2位も大谷翔平。ワールドシリーズ第3戦

「そう、大谷がトップ2を独占した。レギュラーシーズンでも9回出塁した選手はわずか3人だけ、そのうち9打席でそれを達成したのはわずか1人だけ。それを彼はPSの大舞台でやってのけた。

この第3戦は18イニングのマラソンゲームだったが、大谷は4打数4安打、本塁打2本、二塁打2本(ポストシーズンで長打4本を放ったのは歴史上わずか7人)、敬遠4つを含む四球5個。9打席9塁。もう一度、言わねばなるまい。ありえない」。

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