カテゴリ: 大谷翔平

最近になって問題になったことではありませんが、大谷ルールです。

ここにきて一気に噴出したのはカブスのクレイグ・カウンセル監督が「ドジャースと大谷だけが特殊な利権にありつけるのは奇妙だ」と、不公平なルールの撤廃を訴えたことが発端です。

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アシックスのバットとグローブの大谷翔平。エンゼルスのユニフォーム以上に懐かしいです。


Unpacking the ‘Shohei Ohtani Rule,’ and if it’s too much or unfair



先ほどアップされたThe Athleticでも、この〝奇妙なルール〟について記事を特集しています。

欧州が最高峰のウィンタースポーツやモータースポーツでは、日本人が活躍すると、日本人が不利になるようなさまざまな〝規格〟が新たに設けられましたが、大谷のケースは真逆。

世界で最も複雑な多民族国家という背景があっても、私は「アメリカって度量が広い!」と感動もしました。

ウィンタースポーツなど、従来の日本人の活躍は〝規格内〟で欧州選手の活躍を阻害したから目につけられたという側面もあるかもしれません。大谷のように〝規格外〟だったら両手を挙げて受け入れられていたかもしれません。

デイブ・ロバーツ監督のいうように「特定の誰かが得するという考えは心が狭すぎる。あまりにも特別な才能が活躍できるルールを作るのは当然のこと。他球団が二刀流を育成することは大歓迎だし、大谷を上回る二刀流が出現してくれるなら、私もこの目で見てみたい」というのが〝正論〟か?


ちょっとこの問題を、他の事象とも併せて考えてみましょう。





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スポイラ電子版が気になる記事をアップしました。

MLB Finally Figures Out a Way to Throw Shohei Ohtani Off His Game〜大谷翔平の欠点がついに明らかにされた!


打者として投手・大谷翔平と対決することは、非常な困難を伴う。なにしろ、今季はどのチームも彼に自責点をなすりつけることが出来ていないのだ。

しかし、打者・大谷翔平と対決することは、相手投手にとってさらなる苦痛となる。2週間前、今季の大谷はスイングが鈍い、本塁打を1本も打てていないと騒いでたのは、どこのどいつだ?

どんなチャンスにも、どんなピンチにも、結果がどうあれ、大谷翔平は動じない。成功しようが失敗しようが、彼は「明日から切り替える」と口にする。

しかし、今夜は吉報がある。

NYメッツ戦で大谷は、完全に取り乱した姿を初めて晒け出した。

それはメッツが偶然、発見した。大谷のペースを乱すには、単純に彼を驚かせることこそが鍵になるかもしれない。

6回裏のドジャースの攻撃。打席には大谷。クレイグ・キンブレル投手が投球時間をオーバーしそうになったため、フランシスコ・アルバレス捕手は主審にタイムを要求、マウンドに向かった。

しかし、投球動作に入っていたキンブレルは捕手が立ち上がったことに気づかず、そのまま本塁へ速球を投げ込もうとした。アラバレスはそれに気づき、マウンドと本塁の間で捕球の構えを取るしかなかったのだ。

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マウンドの投手と打席の大谷の間で捕手が構える。そして、投手と捕手の後方で、いつも冷静な大谷が明らかに取り乱している。…これはフェイク画像ではない、実際に起きた厳然たる事実の1枚だ。


その瞬間、大谷は「なんだ?なんなんだ?これは?!」と驚いていた。そして、プレー再会後、あっけなくライトフライに打ち取られた。

あの奇妙な出来事と、強打者の凡退に因果関係があったのかどうかはわからないが、大谷の心を乱すことに成功したことは間違いない。同じことがもう一度、通用するかどうかはわからない。

しかし、勝負事について古い格言がある。


if you can't beat 'em .. startle 'em.
どうせ打ち取れないのなら、せめて相手を驚かせろ。



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今夜、両国国技館で那須川天心が内容の良い形で復帰戦を飾りました。

その賞賛の理由は復帰戦で勝ったというよりも、ファン・フランシスコ・エストラーダを圧倒的に支配してTKOに追い込んだからです。

私を含めて、ボクシングファンでエストラーダのスタイルを嫌いな人は少ないのでは?しかし、今夜のエストラーダは35歳、当たり前といえば当たり前ですが全盛期のエネルギッシュな攻防は見る影もなく。

元々、スピードはないタイプでも、スピードスターは苦手としない拳闘職人。公開練習での精彩のなさは「手の内を見せない」のではなく、すでにどこかを痛めていたのか。

こんなことを書くと、天心に失礼なので断っておきますが、誇り高いガジョが試合を捨てたのはキャリア初。天心が素晴らしかった!


本当ならTime To Say Goodbyeが相応しいのかもしれませんが、気分はA Whiter Shade Of Pale です。


天心を99%応援していましたが、そうです、99%なんです。なんて言い方したら、お前は「1%>>>99%」か!?と笑われそうで、複雑です。

天心の右リードから左ボディを何度も被弾してしまう姿には「こんなん見たくねえよ」という感情まで湧いてきました。そこには、全盛期のフライ級王者ローマン・ゴンサレスに、当時ジュニアフライ級ながらも敢然と挑み大健闘したガジョの姿はありませんでした。

どんなアスリートにも絶対に勝てない強敵が、時計です。アーチー・ムーアもジョージ・フォアマンもバーナード・ホプキンスも、最後の最後まで悪あがきをしてくれましたが、無駄な抵抗でした。

「絶対無理」と断言されたミッション・インポシブルを想像を絶するやり方で成し遂げている大谷翔平も、必ず時計に無惨に敗れ去ります。

全盛期のイチローや落合博満は審判や相手投手のビーンボールに、文句の一つもいいませんでした。落合は明らかなボールをストライクとコールされても笑ってベンチに下がりました。

しかし、晩年。イチローも落合も判定にあからさまに抗議するようになります。

あの不撓不屈のエストラーダが試合を捨てたように、それはファンにとって悲しい光景でした。「リングの上で死ぬんじゃなかったのか!」。

それは、でも、今夜のエストラーダを見て、あの熱闘譜を刻んできた反骨の軽量級を知っているからこそ、最後を見れたのは悪いことじゃないとも思えてきました。

登山でいえば頂上です。マラソンでいうとゴールです。ヘロヘロになってて当たり前です。

大谷翔平も、そんな〝無様〟でかっこ良くて美しい最後のチャプターを迎えるでしょう。ちょっと楽しみかもしれません。

完璧なインパクトで捉えた打球がフェンス前で失速する、盗塁を試みてスライディングが失速する、高めのフォーシームを軽々とスタンドまで運ばれる、5回も持たずにスタミナが切れて肩で息をする…そんな大谷翔平、カッコ良すぎます、美しすぎます。

もちろん、ユニコーンの黄昏時はまだまだ先です!あしからず。



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笹川スポーツ財団が「好きなスポーツ選手2025」を発表しました。

ヘッドラインは「【青少年の好きなスポーツ選手2025 ランキング】大谷翔平が4回連続の1位!2位・石川祐希、3位・髙橋藍、4位・河村勇輝と続く」ですが、その内容がえげつない。

大谷翔平が「12~21歳:性別(男子・女子・総合)」「学校期別(中学・高校・大学)」「勤労者」の7カテゴリー全てで圧倒的な1位。

2位との差が最も小さいのが12~21歳・女子(ユニコーン18.9%/石川祐希7.9%)で2.4倍・11ポイント差、最も大きいのは勤労者(ユニ29.1%/河村勇輝3.5%)で5.5倍・25.6ポイント差。

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残念ながら、プロボクシングからのランクインはありませんでした。ボクシングが入るには、海外で大活躍(そうなると人気階級しかありません)するか、男女から支持される女子のスター誕生を待つしかない?

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米国の各メディアが今週開幕を控えるMLBの予想を特集しています。

ニューヨーク・ポスト紙はナ・リーグMVPについて「大谷翔平が健康な状態でシーズンを過ごしてしまうとMVP争いは存在しない」という意味で「人類枠では…」と「大谷以外」でMVP予想。もう無茶苦茶です。

ちなみに、NYポストが予想する人類枠のMVP最有力はNYメッツのファン・ソト。

人類枠を外してしまうと、もはやMVPはユニコーン以外にありえないというわけです。NYの大手一般紙が「大谷翔平のパフォーマンスは人類とみなすことはできない」と言い切っているのです。

そして、このブログでも伝えて来たように米国における野球はまだまだメジャースポーツの一つですが、完全に落ち目でした。ところが、ここ数年で人気は大きく回復しているそうです。

MLBの観客動員数は2023年シーズンから3年連続で増加しており、この盛り上がりを牽引しているのが西海岸のLAドジャースの大谷翔平と、東海岸のNYヤンキースのアーロン・ジャッジという規格外のスーパースター二人であることに異論を挟む人はどこにもいません。

昨年、ドジャースvsトロント・ブルージェイズのワールドシリーズは米国、カナダ(ブルージェイズの本拠地)、日本で1試合平均3,400万人の視聴者を記録、ゲーム7(第7戦)はなんと5,100万人をマークしました。

歴史上、MLB人気が沸騰する多くのケースでスーパースター二人が活躍しています。

ベーブ・ルースとロジャース・ホーンズビー、テッド・ウィリアムスとジョー・ディマジオ、ウィリー・メイズとミッキー・マントル、マーク・マクガイアとサミー・ソーサ…。

しかし、ユニコーン大谷と人類枠最高選手のジャッジほど衝撃的なコンビは歴史上初めてです。

分業制・専門性が成熟した最高峰の舞台に、100年前ですら非常識だった投打で超一流というファンタジーを現実世界に持ち込んだユニコーン。世界最高のブランドであるNYY史上最強の打者で、チャンスとピンチではナイーブな人間性を見せてしまう人類枠ジャッジ。

ユニコーンと人類枠最高選手がタッグを組んで、このスポーツを盛り上げているのです。

この二人で過去5年間でMVPを7度獲得、そのうち5度が満票。これほどMLBを支配した二人は歴史上存在しません。

今シーズン、二人が史上初の3年連続50本塁打という偉業を同時に成し遂げる可能性を疑う人はどれだけいるでしょうか?

この二人が三冠王を獲って、誰が驚くでしょうか?しかも、ユニコーンに至ってはサイ・ヤング賞の有力候補の一人だというのですから、今更ながら狂気の沙汰です。


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 チャンドラー、ひたすらかっこいい…


二人のスーパースターが同じブランドを身につける…例えばコンバース、例えばナイキであったりすることは珍しいことではありません。

ユニコーンとジャッジも同じブランドのギアを愛用しています。しかし、そこには商業的な意味はありません。

2022年シーズン後に、ジャッジがア・リーグ記録のシーズン62本塁打を放ったのを見た大谷は、代理人(ネズ・バレロ)を通じてジャッジのバットを製造するチャンドラー社にテスト品を依頼しました。

チャンドラー社の担当、チャック・シュープは数種類のテスト品を試した大谷のリクエストを反映させて、特別仕様のバットを完成させます。シュープには「これほど長くて固いバットを本当に使いこなせるのか?」と一抹の不安もありました。

2023年からの3年間で何が起きたのか、一応確認しましょうかーーーまず、人類枠ジャッジはMLB2位の148本のアーチを架けました。ものすごい数字です。

そして、もはや語る必要はないかもしれませんが、1位はユニコーン。153のボールをスタンドに届けました。

ジャッジの技術は卓越しています。大きなフレームを持つ打者はパワーはあっても、正確性に欠け、再現持続能力にも問題を抱えるケースがあります。しかし、身長201㎝、体重128kgのNY最大のヒーローは昨シーズン、3割3分1厘をマーク首位打者に輝きました。この打率を残したジャッジよりも大きな選手は一人もいません。

しかし、ユニコーンはユニコーン。

2023年シーズンが始まる前、情報番組で古田敦也が「大谷は40−40をやるかもしれない」と予想して、周囲から「(キャリアハイが25盗塁なのに)さすがに盗塁40は」と笑われ「いや、信じられないことを今まで何度もやって来た選手ですから」と語っていました。

ユニコーンのサイズは身長193㎝、体重96kg。盗塁は巨体への負担が大きいことからも40−40は現実的ではない数字に思えましたが…それは人類の常識の話でした。

ユニコーンがマークしたのは驚天動地、前代未聞の50−50でした。


Unicorn struck out three Brewers in the top of the first, switched to his hitting gear, Superman-style, without having enough time to go into the dugout, then hit the first leadoff postseason homer as a pitcher. 

昨シーズン、ミルウォーキー・ブリュワーズとのリーグ優勝決定戦でユニコーンは初回を3者三振に仕留め、ダッシュで自軍に戻るとベンチに入らずに打者のギアに素早く着替えて打席に入り、先頭打者ホームランを打ちました。

あんな慌ただしい着替えシーンは、漫画と映画の「スーパーマン」でしか見たことがありません。あんなもん、人間業ではありません…失礼、あれは人類枠ではありませんでした。

ちなみに、この試合でユニコーンは投手として10奪三振、打者として3本塁打(うち1本はドジャースタジアムの場外へ消えました)を放ちました。


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 ユニコーンとジャッジ、手放しでかっこいい…


ブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦では、1912年のニューヨーク・ジャイアンツ(サンフランシスコに移転するずっと前、第一次世界大戦もまだの頃です)のジェフ・テスローが打ち建てた「先発投手として3度出塁」という人類枠の記録を塗り替えます。

この試合でユニコーンは9度出塁、テスローの記録を3倍に伸ばして更新しました。9度のうち4度が敬遠四球です。

人類には関係ないことなので、どうでもいいことですが「投手が4度敬遠される」のは、永遠不滅の記録です…失礼しました、永遠不滅は人類枠なら。

ユニコーンが現役のあいだは何が起きるかわかりません。投手として5度、6度と敬遠されることも当たり前にあるでしょう。


ーーーなんか、とても不安になってきました。近い将来、大谷翔平の記録は人類枠から外されて別枠になってしまうのではないでしょうか?

もしそうであるなら、いくらなんでもおかしい!絶対におかしい!ひどすぎます!大谷翔平をどうか人類枠に入れてあげてください!

「いくらなんでもおかしい、絶対におかしいのはユニコーンの方?」…いやそうだとしても、人類枠という矮小なカゴの中に逃げるのは良くない!逃げるなMLB!逃げるなアメリカ!




…それにしても…一体全体、私たちはいま、何を見せられているんでしょうか???今年は何を見せられるんでしょうか??????

みんな度肝を抜かれすぎて、もう抜かれる度肝が残ってません。

大谷さん…ぼくの度肝を返してください。みんなの度肝も返してあげて下さい。

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ロス五輪2028では、追加競技として2大会ぶりに野球が復活します。

この出場枠が追加競技とはいえ、わずか6。

開催国の米国、WBCで優勝のベネスエラ、米国を除く米州の上位2チームという条件からドミニカの3国がすでに決定、残りは3枠だけ。


東京五輪で金メダルを獲得している日本は、来年秋のプレミア12でアジア最上位に入るか、28年3月までに行われる最終予選を勝ち抜くと出場権を得られます。

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日本と米国がどんなチーム編成で来るのかで、注目度は全く変わってきます。

米国が今回WBCを凌駕するフルメンバー、日本も大谷翔平が出場するなら放映権が高騰しそうですが、日本民間放送連盟(民放連)とNHKで構成するジャパンコンソーシアムが、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォオ冬季オリンピック、28年ロサンゼルスオリンピック、30年冬季オリンピック、32年オリンピックの4大会の放送権獲得について合計975億円でIOCと合意済み。

Netflixの札束攻勢の出番はありません。

ちなみに、東京五輪は日本、米国、ドミニカ、イスラエル、メキシコ、韓国の6カ国が出場。

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米国と日本のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に対する熱狂度の差は、米国では地上波(FOX)が生中継したのに対して、日本では民放各社が連合しても太刀打ちできない金額でNetflixが独占配信の契約を結んだことからも窺うことができます。

米国では無料で見ることができて、WBC史上最多の視聴者数を稼ぎましたが、米国ファンのほとんどは〝箱根駅伝現象〟で他に見るものがないからチャンネルを合わせていただけです。

MLBの大運動会ですから、贔屓チームを応援する熱量との間に格差が生まれるのは仕方がありません。

しかし、米国にもマニアックな野球ファンはたくさんいて、WBCも細かくチェック。「MLBの宣伝大会だから米国代表は負けてもいいと真剣に取り組んでいなかった」「愛国心が足りず、ベンチは盛り上がりに欠けた」と選手を批判する意見がいまだに噴出しています。

この声に対して、ピート・クロウ・アームストロングらが「ラテンの国と比べてベンチが暗いなんて言う人は何もわかっていない」「真剣にやってないなんて、どこを見てたんだ?」と反論。

さらに、今朝、やはり大会に出場したローガン・ウェブ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が、FOX反論しました。

"That's complete bulls---. I think we probably cared the most out of every team, to be honest with you. We do things in different ways than some of the other teams, but we care a lot."

「デタラメばっかりだ。どの国よりも真剣に取り組んだと思っている。(ダンスを踊って大騒ぎしているチームとは)やり方がちがうだけだ」。

シーズンを戦う以上に真剣に取り組んでいたか?WBCにピークが来るように調整していたか?となると、そうではなかったかもしれませんし、個人的にはそれゆえに「ちょうどいい具合に肩の力が抜けたアーロン・ジャッジは大活躍する」と思っていました。

しかし、重圧に弱いジャッジが随所に顔を出し「…ということはジャッジはかなり真剣にやっている」と思い直しました。

「WBCとワールドシリーズ、どちらが上か?」という超意地悪な質問に対しても「国を代表するWBCの方が上だ」と即答したのは本心ではないでしょうが。

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2大会連続で準優勝。ある意味、最も悔しい結果になってしまった米国代表ですが、その弱さは監督・コーチ陣の人選にも責任があるでしょう。

選手がお祭り騒ぎで進撃するような軍団よりも、米国も采配や戦術が重要な組織です。日本ほどではないにせよ。

出場30カ国の選手たちが真剣に戦ったことは、疑いようもありません。

その筆頭格である大谷翔平ですら「マウンドに上がる可能性は?」と聞かれて「今のところない。それが出場を認めてくれたドジャースへの誠意」と正直に応えているように、選手側に〝遠慮〟がありました。

選手がいくら真剣に戦っても、WBCが〝MLBの運動会〟である限りはこの種の批判から免れないでしょう。

イタリア代表の選手が「いつか全員がイタリア語を話すチームで出場するのが夢」と語っていましたが、それはすなわちイタリア国内リーグ(セリエA)がプロ集団となって、日本のようにトップ選手がMLBに挑戦するようなレベルにまで引き上げられることを意味します。

大きな理想ですが、その未来は近い未来ではありえません。

日本でWBC人気が高いのは、そこに〝日米ワールドシリーズ〟の夢を投影しているからです。この夢は、日本でプロ野球が発足したときから目指し続けている宿願でした。

現実味があるフォーマットはアジア王者がMLBのポストシーズンに参加、リアル・ワールドチャンピオンを争うことですが…これも「全員がイタリア語を話すイタリア代表」と同じように、近い未来では実現不可能に思えてきます。

そもそも、日本や韓国、台湾が団結しても、MLBとの共催で公平に費用負担する形でワールドシリーズを凌ぐ興行規模の大会の実現は無理。

MLBがレベルも報酬も傑出して高いリーグとして君臨している現状では、リアル・ワールドシリーズの実現に横たわる障壁はあまりにも高く、分厚すぎます…。



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火曜日の夜、石破茂が高市早苗への批判を語りながらも、最後に「総理大臣のしんどさなんて、これ、やった人しかわからない」と吐き出しました。

最も責任の重い職務が最も批判に晒されやすいのは当然です。

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おにぎり食べても炎上した石破さん…ユニコーンはおにぎり食べても褒められるのに…。


WBCの監督もそうでしょう。ハッキリ言って、NPBの監督よりも重い、重すぎます。

それなのに、人選が杜撰すぎます。

どうして監督実績のない人、乏しい人を毎回起用するのか?

戦術面では特に今回、チーム戦略に沿った選手選考が行われていないというか、そもそもチーム戦略すらなかったという大局観の欠落。

スモールベースボールを封印した自覚があってのことなら、偉大な実験だったと思いますが…。グランドデザインを描かずに選手集めをしてたら、ビッグベースボールチームになってたのなら、やはり杜撰です。

さらに、根尾昂をサポートメンバーに入れてもメディアやファンが容認する「常軌を逸した緩さ」と「優勝以外は失敗」という過酷な使命。

松坂大輔が指摘した「時差ボケ」と、ベネズエラ戦で目についた「警戒してボールから入る」悪い意味での慎重さ。

〝東京プール・ボケ〟も含まれる「時差ボケ」は、WBCの歪な構造から仕方がない、今後の改善も期待できません。




史上最強と謳われた侍ジャパンが、過去最悪のベスト8で敗退してしまいました。

史上最強が過去最悪の結果に終わった…そんなバカなことなんて、あるのでしょうか?

正確には「史上最強の選手たち」であって「史上最強の監督・コーチ陣」ではありませんでした。そこには逆転の〝上下関係〟が生まれてしまうのは仕方がありません。

サムライが、ベネズエラに力でねじ伏せられてしまいました。

しかし、この結果を「まさか」と受け止めた人は少数派でしょう。

「過去最強」の根拠は、日本代表メンバーのMLB濃度が濃くなったことでした。

しかし、それはライバル国も全く同じ。

MLB濃度は単純にチーム入りしたMLB選手の数ではありません。彼らのモチベーションとリーダーシップの濃度でもあります。

MLBによるMLBのための大会。

国際大会と呼ぶには、同じリーグ所属選手が全てのカギを握るのもWBCならではの特徴です。

イタリアの快進撃の要因も、MLB濃度に尽きます。

このMLB濃度が低いチームは勝ち上がれません。

野球という局所的スポーツの性格上、MLBが統括して運営を進めること、国の代表資格のハードルがゆるゆるになるのは仕方がありません。

そして、その国別対抗の実態が国旗は掲げてはいるものの、MLBの紅白戦であることも。

その国の強さのモノサシは〝各国代表〟のMLB濃度と、それにともなう監督・コーチ・選手選抜における真剣度です。

クレイトン・カーショーのために一時的とはいえ代表枠空けた米国も選手選抜の真剣味が足りません。

日本でも中継ぎのスペシャリスト3投手がメンバーに加わることができなかったことが敗因の一つとも言われていますが、そもそも選ばれるべき選手が選ばれていません。

サポートメンバーに根尾昂らを迎えたのも勝負から離れた、根尾への〝エール〟でした。

監督経験のない井端を起用、球質の軽い大勢をクローザーに添えている時点で、これがサッカーの男子A代表ならサポーターの反乱が起きているでしょう。

その意味ではWBCの日本代表は構造・選考的にはB代表やC代表であるのに対して、選手の使命感とファンの期待はA代表という〝ムチャブリ〟でした。


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無茶苦茶、失礼なことをこれから言います。

なんか暇そうにしている、孤高のWBCヒーローがいるじゃないですか。

なんか暇そうにしている、ヤンキース最後のワールド・シリーズMVPがいるじゃないですか。

なんか次のWBCあたりは暇になりそうな、ピッチングの全てを知り尽くした2020年のMLBナ・リーグ最多勝投手がいるじゃないですか。

MLBのシーズンまずありきのWBCであることは変えられませんから、自由な選手選抜は今後も難しいでしょう。

しかし、これだけ日本列島が盛り上がるのですからユニコーンの全盛期最後の大会になるかもしれない次回大会は、組織にも本気を見せて欲しいと思います。

それで負けたら、本望です。



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あの破壊力を持ちながら、ここぞという場面ではスモール・ベースボールを仕掛けてくるベネズエラ。

破壊力があると勘違いしてしまい、スモール・ベースボールを見失った日本。

必然の負け、でした。


そのベネズエラが機動力を存分に発揮してイタリアを寄り切りました。

7回のあのスピード、機動力!無慈悲な畳みかけ方!

しかし、マチャドやパレンシアって良い投手だったけど、あそこまでだったか?


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ベネズエラvsアメリカ。ある意味、最も面白いマッチアップかもしれません。

もちろん、ベネズエラを熱烈に応援します。



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hisa

2026/03/15 19:51

フシ穴の眼
まずはお疲れ様ですね。
勝てた試合でした。と同時に、NPBで監督経験がないという事が響き、勝負勘のない起用と采配の甘さが出てしまいました。投手と捕手は、ここ2年はMLB球よりも飛ばないNPB球に甘えた投球、配球になってしまったのが痛かった。



いつもご高察いただき、ありがとうございます。


「まずはお疲れ様でした」。

ーーーその通りです。

日本を代表してWBCという歪な大会に、五輪以上の重圧を背負いながら「優勝以外は失敗」というハイリスク・ローリターンに挑み、強い相手に負けたのですから。

WBC戦士たちのシーズンでの大活躍を心から期待しています。



この〝玉砕〟に一部のメディアとファンが的外れなことを言っていますが、今回の敗戦において個人を非難するなんて大馬鹿ものです。


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吉田正尚は試合間に「ここからは雰囲気がガラッと変わるのでのまれないように。皆で力を合わせて一戦必勝でやっていきましょう」と檄を飛ばしました。


ここからは雰囲気がガラッと変わる。飲まれないように。

ガラッと変わった雰囲気、東京ラウンドではあり得なかった対戦相手の破壊的な逆襲能力。

サムライは東京ラウンドでは考えられなかったアウエーの中で、ガラッと変わった雰囲気に飲まれてしまいました。

史上最強軍団が、ベスト8敗退という史上最悪の結果に撃沈された、大きな原因はどこにあったのでしょうか?

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