カネロ・アルバレスがウィリアム・スカルと戯れあって、スーパーミドル級史上初のUndisputed championに返り咲きました。
それにしても、見ている自分が嫌になるような、時間の無駄な試合でした。
あれだけ引いて戦う(戦わない)ランナーを仕留めるのは鈍足のカネロでは不可能です。
しかし、カネロはこれで2021年11月6日にケイレブ・プラントを11ラウンドでストップしたのを最後に3年半、7試合もKOから遠ざかっています。
商品価値という点では、メキシコのボクシング市場で最も大きな存在であり続けているカネロはまだ34歳ですが、2005年のプロデビューから約20年、67戦(63勝39KO2敗2分)の濃厚なキャリアだけでなく、たった1人で米国市場のスターの座を守り続けた勤続疲労は心身ともに稀代の168パウンダーを蝕んでいます。
カネロは2020年3月から2022年5月までの2年2ヶ月間、リング誌PFP1位に君臨。PFPとは違い実態の価値があるFighter Of The Yearには2019年と2021年と2度選出された実績は、現役ファイターの中でも傑出したものです。
今年は2025年。2020年から6年が過ぎ、Fighter Of The Decade 2020’ の10年間が折り返しました。
気の早い話ですが、2020年代のFighter Of The Decade は誰になるのか?
Fighter Of The Decade は1990年代(〜1999年)から始まった新しいアウォードで、これまで受賞しているのは1990年代がロイ・ジョーンズJr.、2000年代がマニー・パッキャオ、2010年代がフロイド・メイウェザー。
2010年代は2015年で引退、実働6年間のメイウェザーではなくて、このディケイドをフル稼働、ジュニアミドル級からライトヘビー級の4階級を駆け抜けたカネロでも良かった気もします。

しかし、カネロは2013年にマネーとの直接対決で完敗(オフィシャルのスコアはなぜか2−0のMD)したのが大きなマイナス、一方でメイウェザーはパッキャオとの大勝負でも勝利、この2試合の結果が大きくモノをいいました。
さて、2020年代です。
現時点での有力候補はPFPキング在位の長さで測るとカネロ、テレンス・クロフォード、オレクサンデル・ウシクが3強。
井上尚弥はあまりにも1位の在位時間が短すぎるので、PFPの尺度では論外。
もちろん、井上が今後のキャリアでローマン・ゴンサレスやカネロのように2年以上もPFP1位に君臨する可能性もゼロではありませんが…おそらく無理でしょう。
井上がFighter Of The Decade に選ばれるには、中谷潤人とのPFP対決に勝利してもう一度Fighter Of The Yearを獲り、PFP1位に1年程度は君臨することが必要でしょうか。
PFPとは違い実態の価値がある、そのFighter Of The Yearの2020年代の winner を見ると、テオフィモ・ロペス(2020年)、カネロ・アルバレス(2021年←2019年に続いて2回目)、ドミトリー・ビボル(2022年)、井上(2023年)、ウシク(2024年←2018年に続いて2回目)の5人が選出されています。
今年のFighter Of The Yearにノミネートされそうなファイターをピックアップすると、アルツール・ベテルビエフにリベンジ成功のドミトリー・ビボル、ウエルター級で団体統一したジャロン・エニス、西田凌佑との統一戦で勝利が条件の中谷潤人、プメレレ・カフとの統一戦に勝利することが前提でバム・ロドリゲス、そしてムロジョン・アフマダリエフを倒して、ニック・ボールも攻め落とすと井上が最右翼か?…混沌としています。
しかし、9月12日にテレンス・クロフォードがカネロに勝利、ジュニアウエルター級、ウェルター級に続きスーパーミドル級でもUndisputed チャンピオンになると、これで決まり。
クロフォードがFighter Of The Yearを獲ると、2014年以来11年ぶり2回目、PFP1位返り咲きも確実ですが…。
逆に、カネロはクロフォードに勝ってもFighter Of The Yearには届かないかもしれません。このあたりが不公平です。
⬆︎すでにオープンしているオッズはカネロの勝利が1/2(1.5倍)、クロフォード13/8(2.625倍)。会場はラスベガスで決定、舞台はアレジアント・スタジアムになりそうです。
Fighter Of The Decade ー2020年〜2025年現在までだと、ウシクとカネロの一騎打ちの様相ですが、この手のアウォードは同じ内容でも前半よりも後半に活躍する方が印象点で圧倒的有利。
その意味では、2010年代後半から2020年代序盤というディケイド跨ぎで輝きを見せ、現在はもうひとつパッとしないカネロは、ライトヘビー級でビボルに鮮やかにリベンジしてのPFP1位返り咲きや、3度目のFighter Of The Year 獲得となると一気に最有力に躍り出ますが…。
さらに2020年代はまだ前半。このあと印象点が高い〝後半戦〟でバム・ロドリゲスや中谷潤人、ジャロン・エニスらが大きな勝利をものにする、あるいはまだ雛の段階のスター候補が大化けするかもしれません。
現在の2020年代PFPは①ウシク、②井上、③カネロ、④クロフォード、⑤ビボルがトップ5か。
商業的価値、人気では圧倒的に1位のカネロですが、この時点ではっきりと黄昏てしまっていることを考えると、Fighter Of The Decadeは非常に厳しい。
まだ、キャリアを総括するのは早すぎるかもしれませんが、9月12日にクロフォードに負けるようなことがあれば、米国ボクシングのラスト・エンペラーがリングを去るかもしれません。
それにしても、見ている自分が嫌になるような、時間の無駄な試合でした。
あれだけ引いて戦う(戦わない)ランナーを仕留めるのは鈍足のカネロでは不可能です。
しかし、カネロはこれで2021年11月6日にケイレブ・プラントを11ラウンドでストップしたのを最後に3年半、7試合もKOから遠ざかっています。
商品価値という点では、メキシコのボクシング市場で最も大きな存在であり続けているカネロはまだ34歳ですが、2005年のプロデビューから約20年、67戦(63勝39KO2敗2分)の濃厚なキャリアだけでなく、たった1人で米国市場のスターの座を守り続けた勤続疲労は心身ともに稀代の168パウンダーを蝕んでいます。
カネロは2020年3月から2022年5月までの2年2ヶ月間、リング誌PFP1位に君臨。PFPとは違い実態の価値があるFighter Of The Yearには2019年と2021年と2度選出された実績は、現役ファイターの中でも傑出したものです。
今年は2025年。2020年から6年が過ぎ、Fighter Of The Decade 2020’ の10年間が折り返しました。
気の早い話ですが、2020年代のFighter Of The Decade は誰になるのか?
Fighter Of The Decade は1990年代(〜1999年)から始まった新しいアウォードで、これまで受賞しているのは1990年代がロイ・ジョーンズJr.、2000年代がマニー・パッキャオ、2010年代がフロイド・メイウェザー。
2010年代は2015年で引退、実働6年間のメイウェザーではなくて、このディケイドをフル稼働、ジュニアミドル級からライトヘビー級の4階級を駆け抜けたカネロでも良かった気もします。

しかし、カネロは2013年にマネーとの直接対決で完敗(オフィシャルのスコアはなぜか2−0のMD)したのが大きなマイナス、一方でメイウェザーはパッキャオとの大勝負でも勝利、この2試合の結果が大きくモノをいいました。
さて、2020年代です。
現時点での有力候補はPFPキング在位の長さで測るとカネロ、テレンス・クロフォード、オレクサンデル・ウシクが3強。
井上尚弥はあまりにも1位の在位時間が短すぎるので、PFPの尺度では論外。
もちろん、井上が今後のキャリアでローマン・ゴンサレスやカネロのように2年以上もPFP1位に君臨する可能性もゼロではありませんが…おそらく無理でしょう。
井上がFighter Of The Decade に選ばれるには、中谷潤人とのPFP対決に勝利してもう一度Fighter Of The Yearを獲り、PFP1位に1年程度は君臨することが必要でしょうか。
PFPとは違い実態の価値がある、そのFighter Of The Yearの2020年代の winner を見ると、テオフィモ・ロペス(2020年)、カネロ・アルバレス(2021年←2019年に続いて2回目)、ドミトリー・ビボル(2022年)、井上(2023年)、ウシク(2024年←2018年に続いて2回目)の5人が選出されています。
今年のFighter Of The Yearにノミネートされそうなファイターをピックアップすると、アルツール・ベテルビエフにリベンジ成功のドミトリー・ビボル、ウエルター級で団体統一したジャロン・エニス、西田凌佑との統一戦で勝利が条件の中谷潤人、プメレレ・カフとの統一戦に勝利することが前提でバム・ロドリゲス、そしてムロジョン・アフマダリエフを倒して、ニック・ボールも攻め落とすと井上が最右翼か?…混沌としています。
しかし、9月12日にテレンス・クロフォードがカネロに勝利、ジュニアウエルター級、ウェルター級に続きスーパーミドル級でもUndisputed チャンピオンになると、これで決まり。
クロフォードがFighter Of The Yearを獲ると、2014年以来11年ぶり2回目、PFP1位返り咲きも確実ですが…。
逆に、カネロはクロフォードに勝ってもFighter Of The Yearには届かないかもしれません。このあたりが不公平です。
⬆︎すでにオープンしているオッズはカネロの勝利が1/2(1.5倍)、クロフォード13/8(2.625倍)。会場はラスベガスで決定、舞台はアレジアント・スタジアムになりそうです。
Fighter Of The Decade ー2020年〜2025年現在までだと、ウシクとカネロの一騎打ちの様相ですが、この手のアウォードは同じ内容でも前半よりも後半に活躍する方が印象点で圧倒的有利。
その意味では、2010年代後半から2020年代序盤というディケイド跨ぎで輝きを見せ、現在はもうひとつパッとしないカネロは、ライトヘビー級でビボルに鮮やかにリベンジしてのPFP1位返り咲きや、3度目のFighter Of The Year 獲得となると一気に最有力に躍り出ますが…。
さらに2020年代はまだ前半。このあと印象点が高い〝後半戦〟でバム・ロドリゲスや中谷潤人、ジャロン・エニスらが大きな勝利をものにする、あるいはまだ雛の段階のスター候補が大化けするかもしれません。
現在の2020年代PFPは①ウシク、②井上、③カネロ、④クロフォード、⑤ビボルがトップ5か。
商業的価値、人気では圧倒的に1位のカネロですが、この時点ではっきりと黄昏てしまっていることを考えると、Fighter Of The Decadeは非常に厳しい。
まだ、キャリアを総括するのは早すぎるかもしれませんが、9月12日にクロフォードに負けるようなことがあれば、米国ボクシングのラスト・エンペラーがリングを去るかもしれません。
コメント
コメント一覧 (2)
来年中谷を下せば一気に3度目か?
フシ穴の眼
が
しました