Breez is Nice!


1981年公開 米国MGM 上映時間113分

監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ピーター・フォーク ミミ萩原 ジャンボ堀


ロードショウは米国で1981年、日本では1982年。

この作品は、高校時代に通い詰めていた場末の映画館「神戸座」で見た記憶がはっきりとあるのですが…。しかし、もしそこで見たのなら1982年でしかありえないのに、神戸座が新作映画を公開することはなかったはずです。

見たのは間違いないので、勘違いがあるとしたら神戸座とは全く別の封切館で見たのかもしれません。あるいは、神戸座では極めて異例なことに「カリフォルニア・ドールズ」をロードショウで上映していたのかもしれません。

NHKプレミアムシネマで録画していたので、45年ぶりくらいに見ました。

ああ、こんな作品だったと懐かしく楽しめましたが、初見の人にはどう映るのか、あまりお薦めではありません。

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日系のプロモーター、クライド・ヤマシト(インターネットもAIもない時代の映画、この人の名刺が面白い)がマネージャーのハリー・シアーズ(ピーター・フォーク)を「カリフォルニア・ドールズは華がある。日本に来ないか?」と誘う〝伏線〟が張られているように、日本のマットを舞台にした続編が予定されていましたが…。

アルドリッチ監督は1983年に65歳で死去。続編は作られず、この作品が遺作となってしまいました。

「...All the Marbles2」、見たかったな。


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高校を卒業してからというもの、周囲とのつながりがどんどん強くなる一方の生き方をしてきました。

学校をサボって本を読んだり、映画を見たり。極端に友だちが少ない高校時代でした。

大学に入ってからは、社会不適合なんていっても通用しないほどに周囲からの刺激を受けて「はしゃいで生きる青春は俺にはないと思ってた」(石川さゆり「転がる石」)生活が一変してしまいます。

それは、社会人になってさらに加速。インターネットの発達によって、日本時間の真夜中に開催される海外の会議にも参加できるようにまでなりましたが、そんなことがあるたびに「俺は一体、何をしてるんだ?」という馬鹿馬鹿しさに身悶えしてきました。

それは、高校時代の授業中、教室の窓から気持ち良く晴れた空を見て「俺は一体、何をしてるんだ?」と感じたのとはまた違う「もうこんな年になったのに、相変わらず俺は」という、自分への幻滅も含まれていました。


大きな水害が相次いだ、今年の大型連休。

スマホの電源を落として、緊急連絡先は宿泊施設だけにして家族と親しい友だちだけに伝えました。

よくよく考えると、海外へ一人旅というのは意外にも初めての経験。

帰国の折にはスマホを開いて大量の留守電やらメールやらを処理することになり、やっぱり「俺は一体、何をしてるんだ?」となるのですが、まーいい息抜きにはなりました。

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フェザー級のサルバドル・サンチェス。

ジュニアフェザー級のマイケル・カルバハルとウンベルト・ゴンザレス。

フェザー級からジュニアライト級にかけてのマルコ・アントニオ・バレラ、エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケス。

まだ、リング誌が定期的なPFPを発表する以前の1980年代に活躍したサンチェスを除いて、PFPファイターであるばかりか、人気まで兼ね揃えたスターたちです。

軽量級への注目度が高い日本を例外にすると、世界で実力(PFP)はともかく人気(高額報酬)も得ることはほぼ不可能です。

2010年代にはアブネル・マレスやレオ・サンタクルスが実力と人気で高い数値をマークしましたが、サンチェスらとの存在感は比較になりません。

現在、実力評価が高いバム・ロドリゲスでも、マレスやサンタクルスに人気で大きく劣ります。

軽量級ファイターはPFP評価こそ贔屓目に見られていますが、米国で100万ドル以上の報酬を得るのは並大抵のことではありません。

この無理ゲーに敢然と挑んでいるのが、プエルトリコのWBA /WBOストロー級王者オスカー・コラーゾです。



PFPが軽量級贔屓なのは、今更ここで語ることではありません。しかし、PFPの本質が「弱者の言い訳」であるならば、最も贔屓すべき最軽量のストロー級には非常に冷淡であるのも事実です。

その世間からもPFPからも〝ミニマム級〟と、文字通り最も軽んじられたクラスでPFPにリストアップされているのが、身長157㎝/リーチ155センチのコラーゾです。

「注目されるには危険な冒険に乗り出すしかない」。これは、1930年代にわずか10ヶ月でフェザー級からウエルター級を制圧したヘンリー・アームストロングから脈々と受け継がれている、軽量級が手にできる唯一の打ち上げ花火です(日本国内で需要が完結する日本人ボクサーは例外)。

ジュニアフライ級をスキップした理由は無意味に細分化された階級を無視しただけでなく、同じプエルトリカンで親友のレネ・サンティアゴを迂回したからです。

かねてから対戦を熱望していたターゲットは、リカルド・サンドバル。昨年7月に寺地拳四朗を大番狂せで競り落としてWBA /WBCフライ級王者となったメキシコの血を継ぐ米国人です。

決戦は10月10日のにセットされています。

105ポンドのストロー級から112ポンドのフライ級まで7ポンドという体重差、身長168㎝/リーチ170㎝のサンドバルとの11㎝/15㎝の差はどんな展開、結果をもたらすでしょうか?

ゴールデンボーイ・プロモーションズとミゲール・コット プロモーションズが主催するイベントのメインイベントは米国の期待の星フロイド・セコフィールドとルーカス・バディによって争われるWBAライト級王者決定戦。

このメインイベントが延期・中止になると、イベント自体が消滅するのは超軽量級の悲哀。なんとか、無事に開催してもらいたいところです。

コラーゾは29歳。選手寿命が短い超軽量級のサウスポーにとって、残された時間はけして十分ではありません。


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Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:amazon prime video

◾️WBCバンタム級12回戦◾️



WHのオッズは拓真の返り討ちが4/11(1.36倍)、天心の雪辱が2/1(3倍)と明白に王者が有利。前回が拓真11/4(3.75倍)、天心1/4(1.25倍)でしたから、オッズは完全に逆転。

天心が明白なアンダードッグと見られたのはキャリア初。

ファン・フランシスコ・エストラーダ戦は天心がEVS(2倍)、エストラーダが4/5(1.8倍)でしたが、EVSが出ている掛け率で「天心がアンダードッグ」と見るのは、あまりにも無意味な精緻。あの試合は50:50と見るのが正解です。

そして、拓真。直近の試合は「天心のエストラーダ」のように「拓真の井岡一翔」。この試合のオッズは拓真が2/5(1.4倍)、井岡19/10(2.9倍)。明白に拓真が支持され、その通りの展開になりました。

ジュニアバンタム級の元PFPファイター二人に完勝した天心と拓真ですが、メキシコのガジョも日本のリングマスターも、全盛期はとっくに過ぎた下り坂。オッズだけでもそれを語り尽くしています。

二人の対戦リストは4団体17階級のデタラメランキングが横行する時代にふさわしく、非常に貧弱です。

PFPクラスから乖離した二人なのでBoxRecのPFPファイターデータはありませんが、世界基準のカテゴリーランキングを見渡してもその名前はどこにも見つけることができません。

二人のファンが信じる「パンチをもらわない防御力」も、世界基準でトップクラスではないのです。エストラーダの心と肋骨を折った天心ですが、一発の破壊力は相変わらず認められず。

拓真に至っては序盤で甚大なダメージを負わせた井岡を、試合終了までサバイバルさせてしまう相変わらずの後ろ重心、亀田和毅もびっくりの決定力の無さを露呈しました。

プロ24戦22勝5KO2敗の拓真はもちろん、9戦8勝3KO1敗の天心のスタイルも互いの射程距離で体重を乗せたパンチを打てない逆スペクタクル型。

現在は治癒に向かってしまっていますが、被弾を恐れず強打を振るうKO中毒症患者の尚弥とは真逆なのです。

本物のディフェンスマスターはパーネル・ウイテカーでもフロイド・メイウェザーでも、あえて強打隠しています。

ところが、この二人ときたら体重を乗せて相手の頭部にパンチを打つ技術も思い切りも持ち合わせていません。拓真と尚弥のスパーを見ればしっかり重心が乗せて打てていますが、気心の知れた兄弟スパーリングは試合と最もかけ離れた作業です。

二人はまだ「井上尚弥の弟」「キックの神童」の色眼鏡を外して見ることができません。

この試合も、なんのスペクタクルのない展開に終始しそうなのですが…。







 
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1980年に新設されたクルーザー級は非常にユニークな新設階級です。

オリジナル8を外れた水増し階級はその全てが、認定団体が認定料欲しさにデッチ上げた「タイトルの価値を貶める」クラスです。

ヘビー級とライトヘビー級(175ポンド=79.379kg)の間に190ポンド (86.182kg) リミットで新設されたクルーザー級も、そんな不要の階級のはずでした。

しかし、ヘビー級の大型化が進む中でクルーザー級新設の「ヘビー級とライトヘビー級の体重乖離は無視できない」というロジックが説得力を持ち始めました。

これが、バンタム級(118ポンド=53.52kg)とフェザー級(122ポンド=55.33kg)の間に作られたジュニアフェザー級なら、その差は永遠にたったの4ポンド(1.81kg)のままです。

あるいは「ジュニアフライ級でも重いアジアやアフリカ、中南米のボクサーにもタイトル獲得のチャンスを増やすべき」という最初の前提が大間違いで作られたストロー級(105ポンド=47.63kg)がどんどん小型化してジュニアフライ級(108ポンド=48.98kg)との乖離が無視できなくなったーーーなんてことはありえません。

ところが、ヘビー級ではタイソン・フューリーのような250ポンドを超える〝スーパーヘビー級〟の巨人が続々とリングに現れ、175ポンドのライトヘビー級との差は100ポンド近くにまで膨張しているのです。

タイトルの価値を再び取り戻すため8階級回帰を掲げたズッファ・ボクシングが、単純なオリジナル階級(フライ/バンタム/フェザー/ライト/ウエルター/ミドル/ライトヘビー/ヘビー)の絞り込みではなく、フライ級を切り捨てクルーザー級を採用したのは時代に合った説得力のある施策でした。

時代の変遷によって存在理由が強化されていった奇妙な水増し階級、それがクルーザー級です。

とはいえ、ライトヘビー級がそうであったようにヘビー級直下のクルーザー級が日陰に甘んじてしまうのは仕方がありません。



日本時間の今日、WBCはノエル・ミカエリアンのクルーザー級タイトルを剥奪、暫定王者のミハウ・ツィエスラクを昇格すると発表しました。

ツィエスラクは12月12日にWBA /WBO王者のデビッド・ベナビデスとの統一戦が確定しています。WBCはこの勝者に、元IBF王者で現ズッファ・ボクシング王者のジェイ・オペタイアとの対戦を指示しました。

ミカエリアンは9月12日、認定団体の存在を否定するズッファからの高額報酬に惹かれて、階級最強と目されるオペタイアと対戦したことでWBCタイトルを剥奪されました。

WBCとしては以前、ミカエリアンにオペタイア戦を打診していたにもかかわらず、ズッファ王者になったタイミングでオペタイア戦を決めたことに不快感を示しています。

35歳のアルメニア人、ミカエリアンに階級最強のオペタイアとのハイリスクな激突を、よりハイリターンなものにしたいという思惑があったことは当然です。

この階級は、人気者のデビッド・ベナビデスが来年5月のシンコ・デ・マヨ週間にT−モバイル・アリーナでオペタイアとの決戦に乗り出すことが内定。

クルーザー級はイベンダー・ホリフィールド、オレクサンデル・ウシクと強烈なインパクトを残したUndisputed champion を輩出、この二人はヘビー級でもUndisputed champion になり、スポーツとしてのボクシングで大きな爪痕を残しましたが、興行的には世界ヘビー級チャンピオンにふさわしい人気はありませんでした。

贅沢を言えば、べナビデスとの対戦を回避し続けたカネロ・アルバレスがこのクラスに5階級制覇を賭けて進出してくると17階級で最もホットなクラスになるのですが、カネロが冒険マッチに手を出すことはなさそうです。

それにしても、カネロは一度も冒険マッチに挑むことなくグローブを吊るすのでしょうか?

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