Breez is Nice!

Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:PRIME VIDEO BOXING 16


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◾️WBCジュニアバンタム級王者決定12回戦◾️

坪井智也 vs リカルド・マラジカ

坪井が勝てば田中恒成と吉良大弥に並ぶ、プロ「5」戦目での日本最短タイトル獲得(坪井の「5」にはノーコンテストの1試合を含む)。世界的にはセンサク・ムアンスリンとワシル・ロマチェンコが持つ「3」戦目が最短。

WBAジュニアフライ級に挑戦した呂斌(ルー・ビン)や、WBCヘビー級のリコ・バーホーベンらは失敗したとはいえ2戦目でタイトルアタック。デビュー戦でタイトル獲得の〝大偉業〟はいつ達成されてもおかしくありません。

坪井の3/10(1.3倍):マラジカ5/2(3.5倍)から1/5(1.2倍):7/2(4.5倍)へ。

トヨタアリーナ、見やすそうです。プライムビデオで見てるんですが。

松岡修造に語った「ノーマスな展開で勝ちたい」。坪井智也は〝ノマスツボイ〟になれるか?

今夜は4回も国歌を聞かされるのか…JBCは「団体統一戦以外は国歌斉唱なし」で良いと思います。いや「Undisputed」だけで良いか?

オープニングで坪井がバッティングで額の中央から出血。しかし、コーナーにはMMAでも高名なスティッチ・デュラン!!!世界最高のカットマンです。

マラジカのコーナーにはブライアン・ミッチェル!アパルトヘイトの嵐の中で不自由な活動を強いられた伝説の130パウンダー。彼が黒人のマラジカのコーナーを守るのも、また素晴らしい風景です。

坪井は日本では珍しいエリートアマですが、本当に傑出したテクニシャンかというと、そうではありません。「日本では」です。

プロでもバム・ロドリゲスと比べると、その動きはわかりやすい直線的。

この南アフリカ人は、坪井にとってキャリア最強の相手です。ノーマスとはかけ離れたクロスゲーム。坪井がこれだけ被弾するのはプロで初めて。

8ラウンドまでの公開採点は坪井がリードですが…。

最終回、スコアに自信のない両者は打撃戦へ!

中立のリング、ラスベガスなら勝ててないかもしれません。

坪井の勝利と思いきや、オフィシャルはSDでマラジカ。

これは良い採点でした。

「納得できる判定」(村田諒太)。その通りでした。

公式採点は、坪井から見て112-116 / 115-113 / 113-115。




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Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:PRIME VIDEO BOXING 16


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◾️WBAストロー級暫定王者決定12回戦◾️

松本流星 vs ラッセル・アコスタ

WBA /WBO王者オスカー・コラーゾが、10月10日に2階級上のWBA /WBOフライ級王者リカルド・サンドバルとのビッグファイトのリングに上がった瞬間に、WBAは「タイトルを剥奪する」と通達していましたから、この試合の勝者が正規王者に昇格するはずでした。

ところが、コラーゾが練習中に負傷、サンドバル戦は中止。コラーゾの次戦は目処が立たず、ストロー級に戻ることも考えられないことから、松本vsアコスタのタイトルマッチから「暫定」の文字が外れるかもしれません。

最新オッズは松本の勝利が1/5(1.20倍):アコスタ9/2(5.5倍)から1/8(1.13倍):5/1(6倍)へ。

しかし、ジミー・レノンJr.って要りますか?

28歳の日本人サウスポーは8戦全勝4KO。一つ年下のメキシカンは17戦全勝6KO。無敗対決です。

序盤から忙しいパンチ交換。ストロー級らしいきびきびした攻防です。

両者ともコンディションは良さそう。特にアコスタはビデオで見た過去の試合とは全く違います。

前半6ラウンド終了、採点は松本に流れているでしょうが、主導権を握っているとはいえず、アコスタのパンチは生きています。

アコスタのコーナーも微妙なラウンドを拾ってくれているとは考えていないでしょう。攻撃を加速してくるはずです。

残り3ラウンド。後半はメキシカンが押しています。少し、難しい試合になってしまいました。

チャンピオンシップラウンド。偶然のバッティングでアコスタが左目上をカット。

松本のボディが有効ですが、ローブローも多い。敵地なら減点ものですが、コーナーはそれも織り込み済みでの「もっと下でもいい!」という指示。

「完封ではなく圧勝する」「軽量級とは思えないKOを」という理想とはかけ離れた内容で最終回のゴング。

3−0のユナニマス(118−110/116−112/115−113)。どのスコアにもに文句はありません。



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Sunday, 27 September 2026 - Toyota Arena Tokyo
Koto-Ku, Tokyo, Japan

commission:Japan Boxing Commission
promoter:Akihiko Honda (Teiken Promotions)
メディア:PRIME VIDEO BOXING 16


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◾️WBAストロー級暫定王者決定12回戦◾️

松本流星 vs ラッセル・アコスタ

WBA /WBO王者オスカー・コラーゾが、10月10日に2階級上のWBA /WBOフライ級王者リカルド・サンドバルとのビッグファイトのリングに上がった瞬間に、WBAは「タイトルを剥奪する」と通達していましたから、この試合の勝者が正規王者に昇格するはずでした。

ところが、コラーゾが練習中に負傷、サンドバル戦は中止。コラーゾの次戦は目処が立たず、ストロー級に戻ることも考えられないことから、松本vsアコスタのタイトルマッチから「暫定」の文字が外れるかもしれません。

最新オッズは松本の勝利が1/5(1.20倍):アコスタ9/2(5.5倍)から1/8(1.13倍):5/1(6倍)へ。




◾️WBCジュニアバンタム級王者決定12回戦◾️

坪井智也 vs リカルド・マラジカ

坪井が勝てば田中恒成と吉良大弥に並ぶ、プロ「5」戦目での日本最短タイトル獲得(坪井の「5」にはノーコンテストの1試合を含む)。世界的にはセンサク・ムアンスリンとワシル・ロマチェンコが持つ「3」戦目が最短。

WBAジュニアフライ級に挑戦した呂斌(ルー・ビン)や、WBCヘビー級のリコ・バーホーベンらは失敗したとはいえ2戦目でタイトルアタック。デビュー戦でタイトル獲得の〝大偉業〟はいつ達成されてもおかしくありません。

坪井の3/10(1.3倍):マラジカ5/2(3.5倍)から1/5(1.2倍):7/2(4.5倍)へ。




◾️IBFジュニアフェザー級暫定王者決定12回戦◾️

西田凌佑 vs サム・グッドマン

来年、この階級のUndisputed champion 井上がバム・ロドリゲスと防衛戦を行えばIBFは認定料の美味しい二重取り。それだけを考えると癪なので、井上にはフェザー級に上げてIBFに肩透かしを食わせてほしい気もします。

西田の4/7(1.57倍):グッドマン21/10(3.1倍)から8/15(1.53倍):6/4(2.5倍)。この1戦の賭け率は拮抗しています。




◾️WBCバンタム級12回戦◾️


返り討ちか雪辱か。

初戦は拓真の番狂せでの勝利。これを受けて再戦では天心が11/5(3.2倍)でアンダードッグ。拓真が4/9(1.44倍)と逆転。最新オッズは拓真の2/5(1.4倍)、天心2/1(3倍)。







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日本では一蓮托生のイメージがまだ濃いボクサーとトレーナーの関係ですが、海外の有名選手で生涯変わらなかったのはマービン・ハグラーらほんの一握り。

トレーナーを変えるのは、多くの場合でカネか敗北、あるいはその両方がきっかけです。

父親との二人三脚でキャリアを積み重ねてきたブランドン〝The Heartbreaker〟フィゲロアのケースは、格下と見られたスティーブン・フルトンに2連敗したことが引き金になりました。

「負けるはずのない相手に2度も負けたショックは深刻だった」。

フィゲロアが父親と袂を分かち、門を叩いたのがマニー・ロブレス。

全米アマチュアチームを指導、プロでもオスカー・バルデスマイケル・コンランを指導、アンディ・ルイスJr.にアンソニー・ジョシュアを破壊させる大番狂せを起こしたことでその名を世界に轟かせた名伯楽です。

アンダードッグが大番狂せを起こすのは、並大抵のことではありません。「圧倒的有利と見られるファイターは採点でも追い風を受ける。ひっくり返すには明白な勝利が必要だ」。

「我々は奇跡やラッキーパンチを期待しない。世界にあんたたちの評価は間違っているよと教えてあげるための準備をするだけだ」。

しかし、アンディ・ルイスJr.がジョシュアとのダウン応酬の激闘を制し、メキシコ大統領府に招かれる国民的英雄になっても「一発で試合が決まるヘビー級ではよくあること」とロブレスの手腕を過小評価するメディアやファンも少なくありませんでした。

ところが、彼は2年とちょっとの時間で、わずか126ポンド「羽毛」と呼称されるフェザー級で2度、人気階級のスーパーミドル級でも1度、大番狂せをやってのけました。



最初は、現在の階級最強と目されるWBOフェザー級王者ラファエル・エスピノサ。2023年12月、キューバ人コミュニティを抱えるフロリダのリングは完全アウエー、アンダードッグでした。

相手は五輪2大会金メダルのロベイシ・ラミレス。第5ラウンド終了間際に痛烈なダウンを喫しましたが、そこから逆襲。最終回にダウンを奪い返して、2−0のクロスゲームをものにしました。1年後の12月7日の再戦でもオッズは不利でしたが、6ラウンドでエリートアマの俊才をTKOに下してその実力を認めさせます。

「精密機械のようなラミレスがゴリ押しファイターに弱いことはわかっていた。長身で手足が長いラファの重圧を全面に出すのは当たり前の解答だった」。

そして、昨年5月のラスベガス、ミケロブ・ウルトラアリーナで、WBAスーパーミドル級暫定王者のケイレブ・プラントはアルマンド・レセンディスにまさかの大苦戦、SDで大番狂せに沈みました。このとき、レセンディスのコーナーを守っていたのも、マニー・ロブレスでした。

「きれいなスタイルにこだわるプラントを泥試合に引き摺り込むのが作戦だった。プラントが嫌がり、相手コーナーが大声をあげて焦る光景は壮観だったよ」。

そして、今年2月にはやはり完全敵地のリバプールに乗り込み、WBAフェザー級王者ニック・ボールを最終回でストップしたブランドン・フィゲロアもまた完全アンダードッグ。ハートブレイカーを「この回で終わらせろ」と送り出したのが、やはりマニー・ロブレス。

初めての海外遠征、咬ませ犬扱いのフィゲロアでしたが、文句なしのKO劇に敵地は静まり返りました。

The sport’s most trusted Architects of Underdog Victories〜ボクシング界最高の番狂せ請負人。

マニー・パッキャオがリングの中の番狂せファイターなら、もう一人のマニー、ロブレスはコーナーに陣取る番狂せ請負人です。

しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。

2007年に優秀なトレーナーだったシニアが急逝してしまい、後を継ごうと考えていたトレーナー業の道が塞がれてしまいます。

それでも「父親から教えられた貴重な知見を後世に残すのは私の義務」と、日中は大工として働き詰め、夜はボランティア同然のトレーナーに没頭します。

無名のトレーナーの元に集まるのは無名の選手だけでしたが、最も身近な存在である妻サンドラはその才能に気づきます。

「マニーが指導すると負けに慣れた選手たちの目がはっきりと輝くことに気づくのに大した時間はかからなかったわ」。

注目度の低い試合で大きな番狂わせを繰り返す中で、ロブレスの手腕は選手やトレーナーたちの間で徐々に評価を高めゆきます。



そして、ヘビー級のスーパースターで当時無敵のアンソニー・ジョシュアの米国デビュー。対戦相手ジャレル・ミラーのリザーブにアンディ・ルイスJr.が選ばれると、ロブレスは周到な準備を始めました。

テクニック、スピード、パワー、経験…あらゆる要素で劣っていたルイスでしたが、短い両手を利したパンチの回転力だけが上回っていました。「答えは極めて簡単だった。距離をつぶすしてクロスレンジの打撃戦に持ち込めばアンディが圧倒できる」。

マディソン・スクエア・ガーデンを番狂せの館に変えた夜、ロブレスの能力はもはや隠しきれないものになり、エスピノサ、レセンディス、フィゲロアと短期間で大番狂せを引き起こし、その手腕を証明しました。



⬆︎晝田瑞希のミットを持つのはマニー・ロブレス3世、ロブレスの息子です。コーナーで晝田のWBOベルトを手に見守っているのがロブレスです。



フィゲロアは「ロブレスのジムは私を歓迎してくれた。ミズキもそうだが、彼らは番狂せを狙うファイターが大好きで、それを起こすのが楽しくて仕方がないんだ」と、すっかり馴染んでいます。

10月17日、ラスベガス・コスモポリタンで初防衛戦に迎えるのは世界的には全く怖さのない〝女子ボクサーのようにパンチの軽い〟亀田和毅。

しかし、油断と戦略ミスで連敗したフルトンと亀田は「世界基準では決定力ゼロでもペチペチでペースをつかむ」点で近似しています。

さらに、舞台はホームリングで、フルトン戦以上にオッズも予想もフィゲロアに偏っています。

亀田和毅がロブレスに大番狂せを突き付けるーーーそんなシーンを可能性ゼロとは言い切れません。


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1. あ

2026年09月26日 21:27

海外でも軽量級興行でお金は動いていることは分かるのですが
最近はこの国からの認定料で軽量級というものが成り立ち存続してるのではないかとも思えてきます

仮にそうだとすると、世界のボクシングシーンから日本が消えた世界というものはどうなるのでしょうか
例えそうなってもボクシングの本場である欧米のファンや関係者とってはどうでもいいんでしょうけど、世界の軽量級関係者にとっては由々しき事態になりそうです

風が吹けば桶屋が儲かるじゃないですが
日本人王者がいないと日本人ファンはいなくなるし、ファンがいないならこの国からボクシングはなくなるし、それだと大きな献金元がいなくなるのと一緒だし

なら団体が日本人王者を優遇して作りたがる当然というか
何かひとつ欠けても上手く行かなくなる意味では、王者も噛ませもaサイドもbサイドもファンも関係者もみんな一蓮托生なんですかね


スクリーンショット 2023-06-03 9.38.08
 
世界的には…

古くから「ヘビー級が動くが如くボクシングは動く」と語られてきたように、ボクシング=ヘビー級でした。

モハメド・アリという特別すぎる存在を含めると1970年代まで、世界ヘビー級チャンピオンはあらゆるスポーツの中で最も有名なアスリートでした。

しかし、この70年代初めにWBAからWBCの分離独立が決定的になると「世界チャンピオンが二人いる」というあってはいけない倒錯の時代に突入してしまいます。

さらに、70年代から80年代にかけてIBFとWBOもWBAに反旗を翻す形で分離独立、無意味な新設階級も続々と作られてしまいます。

他のスポーツでは存在しない、ただでさえ怪しい認定団体が分裂と階級の細分化がタイトルの価値を暴落させ、ボクシングの社会的ステイタスを貶めたのは当然すぎる結果でした。

「一つの団体、8つの階級」が「4つの団体、17の階級」にまで膨張してしまったという単純な事象だけなら4(団体数)×約2倍(階級の数)=「8」の計算式で、タイトルの価値は8分の1に暴落したと言えそうですが、現実はそんな楽観的なものではありません。

WBCの分裂当初は、WBAもWBCも現在のリング誌などのメディアに近い対立団体の王者もランキングするまだ公正さ、良心のカケラを残していましたが、21世紀になると各団体は自らが管轄する地域タイトルホルダーや人気選手をあからさまに優遇するデタラメランキングをこねくり回すようになります。

地域タイトルホルダーは認定料の支払ってくれる団体への貢献実績があり、人気選手は認定料に正比例するファイトマネーの金額が高いのですから、スポーツライクな実力ランキングよりも団体の経営を安定・成長させるデタラメランキングが優先されるのは仕方がありません。

認定団体という存在そのものが、スポーツから乖離していく性質を宿命的に孕んでいるのです。

地球上に8つのタイトルしか存在しなかった8クラシックの時代は、ほとんど全てのケースでヘビー級以外のタイトルマッチでもメインイベントでした。

ライト(軽量)級未満のフライ級、バンタム級、フェザー級でも相応の尊敬と注目度が保証されていた時代です。那須川天心が現役の世界王者をスパーリングパートナーに呼ぶ現代では信じられないかもしれませんが、1960年代まで世界チャンピオンを日本に呼ぶのは、五輪招致ほどではないもののコストもコネクションも求められる途轍もない難事業だったのです。

さらに、モハメド・アリの引退でボクシングの没落が決定的になった1980年代になるとリング誌が年間表彰にFighter Of The Yearの他に、現在のPFPに通じるBest Fighter 部門を創設(リング誌の経営悪化・販売不振で2017年で廃止)、ヘビー級のスター選手争奪戦でドン・キングに敗れたボブ・アラムらが「スピードとパワーが高次元で結晶するミドル級やウエルター級の方がヘビー級よりも見応えがある」という詭弁を弄して、中量級ウォーズを現出させました。

「アリの後継者はシュガー・レイ・レナード」という、本来ならありえないはずのスパースターのリレーはロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、マービン・ハグラーという本物のファイターたちとの総当たり戦で魅力的な叙事詩を紡いでいきました。

8クラシック、ヘビー級こそがボクシングというファンはボクシングから離れてしまいますが「PFP的にはヘビー級よりも中量級の方が優れている」「かつてヘビー級だけが得ていた最高報酬もレナードが更新している」というロジックは、ヘビー級に小さな光すら見出せない日本のファンも共鳴させました。

ドン・カリーとヘクター・カマチョに挟まれたジュニアウェルター級の浜田剛史や、エドウィン・ロサリオを初回で破壊した平仲明信に、大きな夢を抱いたのも当然でした。

一方で、米国市場における軽量級の地位は沈降を強いられます。ただでさえ認知されにくい軽量級は団体のと階級の増殖で、その存在感はどこまでも希薄化。タイトルマッチでも人気階級のビッグファイトの前座が指定席になり「フェザー級以下の階級は一つか二つで十分」「女子レフェリーよりもずっと小さなボクサーは見苦しいだけ」(ダナ・ホワイト)という主張は、多くのボクシングファンからも支持されます。

一方で、プロモーターにとって軽量級は「報酬が低い」点で負担が少なく「PFP評価が高い」という点で「興味のない軽量級のタイトルマッチよりも人気階級のホープ対決が見たい」と希求するファンへの詭弁的説得材料にもなる便利な存在として重宝されます。

ローマン・ゴンサレスがPFPキングに駆け上がったとき、カネロ・アルバレスはPFPの末席にも数えられていませんでしたが、チョコラティトの数百倍もの報酬を得るスーパースターでした。

「井上尚弥はPFPに入ったからもう日本では見られない」という、信者たちの幻覚がいかに馬鹿げていたのかがよくわかるでしょう。


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日本的には…

日本では軽量級が人気があるーーーというのも、「ないものねだりはしない」という奥ゆかしいファンの、ある意味で幻覚です。

どこまでもおバカな信者でも「井上尚弥がウエルター級で同じことをやっていたら世界評価は根本から全く違っている」という現実は理解しているでしょう。

軽量級の王者たちが格安航空のエコノミークラスを乗り継いで1週間前に来日するのがデフォルトなのに、ゲンナジー・ゴロフキンが何に乗っていつ日本にやって来たか、離日する前にスポーツ庁の室伏広治長官に招かれたことが何を意味しているのかも明らかです。

日本でライト級以上の階級でタイトルを獲ることが、それがアルファベット団体の1つのタイトルであっても「とんでもない偉業」であるのが、単なるレアだからでないのも、日本のファンはよく理解しています。

もし、日本初のウエルター級王者が誕生したら一般メディアも巻き込むセンセーショナルな〝事件〟になるはずです。

一方で「レア」という点では9月27日現在、米国で3人しかいないストロー級で王者が誕生したとしても、米国で「とんでもない偉業」と騒ぐ人はほとんどいないでしょう。リカルド・ロペスですら全く無名で、小さな会場でもメインを張ることが許されず、女子ボクサーの前座に甘んじていたのが米国です。

もし、ズッファ・ボクシングの正論が罷り通ってしまうと、最軽量級はバンタム級。井岡一翔も田中恒成も4階級制覇どころか1つのタイトルも獲っていないことになり、井上尚弥もUndisputed championという意味は大きいもののバンタム級だけ。

後世、彼らは「*井岡一翔は現在は存在しないストロー、ジュニアフライ、フライ、ジュニアバンタムの4階級でアルファベット団体のタイトルホルダーだった」と、*(注釈:アスタリスク)付きで紹介されているかもしれません。

リカルド・ロペスや井上尚弥らが優れたファイターであることに、議論の余地はありません。しかし、ボクシングが最も華やかに迎えられているラスベガスやロンドンなどを最高峰と認めるなら、そこで評価されている人気階級でそこに乗り込むしかありません。

間違っても「ジュニアフェザー級でMGM(西岡利晃)、T−モバイルアリーナ(井上尚弥)」のような、憧れ料を支払う摩訶不思議な土下座興行、ファンを欺くような行為は許されるべきではありません。







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