
英国といえば先日、サブリエル・マティアスを番狂せに沈めたダルトン・スミスの10ストーン(140ポンド=ジュニアウエルター級)や、12ストーン(168ポンド=スーパーミドル級)など、キリの良いストーンクラスに人気が集まる傾向があります。
また、米国がこだわるウエルター級に大きな野望を抱いていることも、大英帝国の屈折した歴史を映し出しています。
そして、そんなこだわりや対抗心が増幅した形で、最も強烈な思いを募らせているのが、当然ながらヘビー級です。
人気階級から目を逸らす日本ですら、ヘビー級に特別な思いを寄せていることは、スーパーミドル級(6人)、ライトヘビー級(2人)、クルーザー級(0人)と重量級で〝生き絶えた〟格好の競技人口にもかかわらず、ヘビー級となると突然11人もエントリーしていることからもはっきりと読み取ることが出来ます。
歴史上、ウエルター級にたった1人のアルファベット王者すら送り出せない忸怩も、ヘビー級に日本人の王者が1人登場すれば全てがチャラになる、そんな感情まで湧いてきます。
ヘビー級は特別です。
英国にとっても、ヘビー級は最も特別なクラスであり、米国にボクシングの覇権が奪われた敗北感は、ヘビー級への支配度から思い知らされてきました。
そのヘビー級。ご存知の通り、現在の支配者は英国です。
ウクライナのオレクサンデル・ウシクに最強こそ譲っていますが、リング誌ランキング10傑にファビオ・ウォードリー、ダニエル・デュボア、モーゼス・イタウマの3人を送り込み、アンソニー・ジョシュア、タイソン・フューリーのForbesファイターに、ジョー・ジョイスらもトップ戦線をクルーズ、ヘビー級に豊穣な鉱脈を形成しています。
ーーーそして、英国はヘビー級に分厚い競技人口を抱えていると思いきや、意外なことに、なんと〝わずか〟55人。
米国の336人はもちろん、メキシコの164人も下回る数字ですが、まさに少数精鋭です。
ハットンやスミスのような頑強な白人や、ジョシュアやデュボアのような身体能力の高い黒人、さらに大巨人フューリー…そして長らくブリティッシュ・コネクションを築いているフェザー級の俊英たち。
総数では日本にも劣る英国ですが、ラインナップの充実度は遥かに上です。

そして、今なお大英帝国時代の香りを漂わせるBBB of Cが管轄する英連邦まで見渡すと、やはりこの国こそがボクシングの起源です。
コメント
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質良すぎ
フシ穴の眼
が
しました